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第1回目(~5月)の課題本

 

 原子炉時限爆弾


電気というエネルギーは、現代の生活に無くてはならないモノですが、その電気を作る(発電する)ための装置が、人類の歴史を、そして我々の未来を大きく変える可能性を秘めています。

今回の震災で、あのような事故が起こったわけですが、過去我々の知らないところで、どのような事が起こったのか、を知る事で未来への思考が深まるのです。そしてそこから、今後我々が進むべき道を模索するための叡智が生まれるのです。

今後電力というエネルギーは、どうあるべきなのか、そして我々のライフスタイルはそれにどう影響を受け、未来の日本人はどう生きるべきなのか、といった広い視野で、「今後のエネルギーと我々のライフスタイル」を語りたいと思います。

単純に、東電がダメだ、とか安全保安院がダメだといった誹謗中傷ではなく、エネルギーを消費する側の責任について考えてみたいと思います。

 

【しょ~おんコメント】

 

第一回目の課題図書でしたが、何名かの方にコメントを書いて頂けました。m(__)m

「エネルギーとライフスタイル」というテーマで書いて頂いたのですが、興味深い考え方もあり、楽しく読ませて頂きました。

今月の優秀投稿は、最も長いコメントを書いて下さったnaruさんに差し上げようと思います。おめでとうございます。

ライフスタイルについても書いて頂いたのですが、こういったライフスタイルをやったらどうなるのか、そのインパクトはどうなのか、そしてそんな新たなライフスタイルを実現するために我々は何をしなければならないのか・・・なんてところにまで踏み込んで頂けるともっと視野が広がると思います。

とはいえ、これだけの長文を書くには、自分の中で相当思考の反芻をしないとならないはずで、時間もかかったでしょうね。

今月は7名の方が投稿して下さいましたが、来月はもっと増えてくれるとうれしいです。


頂いたコメント】

投稿者 yukiosan219 日時 2011年5月5日

 

佐藤先生今日は。

今から電力事情についてのコメントを書きますので何らかの問題がありましたら、後からアドバイス宜しく御願い致します。

電力事情については以前から悶々と一人で悩んでいました。
家庭や工場、電車などに供給する電力を原子力1本に絞っていいものだろうかと。
何時か災害が起きて大変な事態になるんじゃないかと思っていましたよ。
悲しい事にその通りになってしまいました。

僕は火力発電は空気を汚染し地球温暖化を加速させるのでまず反対です。
水力発電は地元の村や谷が無くなってしまうので反対している地元も多く、これもまた反対です。

残ったのが風力発電と太陽光発電と波発電と燃料電池発電です。
風力発電はあのでかい巨体が邪魔で見栄えが良いとは思えません。
それさえ我慢できればいいと思います。

太陽光発電これはかなり有望な電力方式です。
でも、曇りや雨の日は役に立ちません。

波発電。
これは、海にブイを浮かべてそれの上下左右移動をエネルギーをに変えると言うもので、実際にはどれ程実用化されているのかは不明です。

燃料電池、これは、現在および将来最も有望視されているエネルギー供給装置でしょう。

ですから、結論として、各家庭に家庭用燃料電池(エネファームなるものが昔からある。不思議な事にあまり使われていない。)を一台用意して頂く。
政府保証も付けてあげたら如何でしょう。
東京電力の慰藉料をこれに当てたら如何でしょう。

そして、太陽光発電も一緒にセットでこれからの国の事業インフラとして整備して行ったらどうでしょうか。

それが進む頃には段々と車も燃料電池車に代わって行く事でしょう。

これで、一部での家庭や工場で炎を使う場合を除き、殆どの化石燃料を燃やして作るエネルギー形態から解除された事になります。

さ、政府は慰謝料として家庭用燃料電池やソーラーパネルを作る義務を帯びた訳です。
国民の皆様も一生懸命働いて、燃料電池の燃料位は買えるようにしておいて欲しいものです。

 

投稿者 TBJ 日時 2011年5月22日

 

みなさん、こんにちは。
初めてコメントさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

「原子炉時限爆弾」を読んで、原子力発電、放射能、地震など、今まで意識しなかったために、それぞれのことについて無知であることに気付かされました。
そして、今日本で起こっていることの重大さを改めて感じています。
今回はそんなレベルなりの意見を述べたいと思います。

放射能は私たちが生きている間にはなくなりませんが、まずは原子力発電所を止められるだけ止めるべきだと思います。
浜岡原発は止まりましたが、他にも危険な原発は早く止める。
もちろん、電気エネルギーの供給が止まると、我々の生活や企業の操業にも大きな影響を及ぼしますので、すぐに止めることはできません。まず使用者は、現在東電管内で実施されているように地域の電力量を意識した操業や生活を日本全国で行う必要があるでしょう。

そして、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギー発電と、物の振動や空気の振動による振動発電を多くの場所に導入すべきかと思います。
特に振動発電は首都高速の一部でも実用化されていますし、人が生活する以上振動は常に発生しますのでかなりのエネルギーを賄えるのではないかと思います。
導入コストがどれほど莫大なものになるかはわかりませんが、耐久性が確保できるのであれば、ランニングコストが掛からない点で長期的には予算面もクリアできるのではないでしょうか。

そして、今後(未来)の日本人の生き方についてですが、日本に住む以上というか、地球に住む以上、人間は自分達が使っているエネルギーや物について知る義務があると感じました。少なくともそのエネルギーや物がどのように作られ、それを作ること使用することによってどのような影響を及ぼすのか、程度は・・・。

日本は年々「無関心病」が悪化していると感じています。
私が小さいころはご近所付き合いは当たり前、子供が間違ったことをすると自分には直接関係無くても周りに居る大人がその場で叱るということが普通に行われていました。
しかし最近では、隣に住んでいる人がどんな人なのかも知らない、何か近所で問題が起きても私には直接関係ないから係わらない、という声を良く聞きます。
日々の生活がそのような感じなので、自分の住んでいる地域や国レベルの大きな話になると、その程度はより酷くなっていると思います。

そして、高度成長期以降に生まれた"与えられることが当たり前の世代"が大人になり、日本全体が自主性を失くしているように感じます。面と向かって自分の意見を述べなくなっているように思います。自ら考えることを止めてしまっているように思います。

お恥ずかしい話ですが、私もそんな日本人の一人です。

しかし、佐藤さんのメルマガを拝読し、セミナーでのお話を聞いて少し行動が変わりました。
自ら知識を得ることで自分の考えや意見が出てくるようになりました。そしてその考えを周りの人に伝えるようになりました。もちろん考えや意見の正誤はあると思います。
しかし、意見を出すことで周りからも意見を聞くことができるようになりました。そして、少し環境が変わり始めています。

日本となると規模は違いますので簡単には変わらないかもしれませんが、一人ひとりが考えて意見を出す。そして皆で話し合う。そうしていくことが、今後の日本人には必要だと思います。終わったことを批判するのではなく、これから行おうとしていることについて考え、意見する。そんな生き方をすべきだと思います。
今回の原発事故も原発を作る前に皆が自ら知識を得て考え、意見を出し合っていれば違った結果になっていたかもしれません。今回の事故は日本国民全員の責任だと感じています。

 

medal1-icon.gif投稿者 naru 日時 2011年5月22日

 

皆様はじめまして。

知識が無くても思うところはあり・・コメントを書きました。
お見苦しい文章になってしまい、誠に申し訳ありません。


■今後のエネルギーと我々のライフスタイルについて■
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●はじめに
●消費者のライフスタイル
●原発
●技術
●おわりに
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●はじめに
電力に限らずひとつ大きな違和感を感じている事があります。

市場原理主義が浸透した結果か不明ですが、
計画を進めることで、先達の築いてきた資産を踏みにじる事になる場合でも、
それを意に介する時間すらも惜しいような空気を感じる点です。
結果、無関係の他者へ痛みをしわ寄せしても素知らぬ顔で、
外部不経済や公害を生み続けている事は腹立たしいです。

とはいえ、利用者がいるから計画が成り立つわけで・・
そう考えると、私たちにも責任があります。
騒がれた時だけ気になるものの、誰かがやってくれるだろうと思い、
静まるのを待つサイクルを繰り返しています。

これについて、教育などに思うところはありますが・・本旨から逸れるので戻します。



●消費者のライフスタイル
エネルギー問題の話が出たときに感じるのは、
環境負荷は増やしたくない、けれど生活様式も変えられないという見えない前提がある事です。
これを成り立たせるには、必然的にどのような技術を探せるかの観点になってしまいます。

そのため無理が生じやすく、『エネルギー優先、人間は二の次』の計画に対しても、
半ば仕方がないという空気になっていたように見えます。

進化するテクノロジーの一般普及と、電力量の需要増加はリンクしています。
省エネ技術で商品一つ当たりの消費電力が下がっても、
所得が上がり、商品単価が下がることで同じ商品を複数台持つことができてしまうからです。

世界を頭に浮かべて思います。増え続ける世界人口を背景に、
今のまま途上国が先進国の暮らしを目指し、先進国も生活水準を維持する現状、
エネルギー総需要に対して、地球が環境面で許容できるキャパはすでに無いのではないだろうか。

明らかに持続不可能な段階に来ているのに、技術革新がなんとかしてくれると、
幻想を抱いているのが現状なのではないだろうかという事です。
つまり、画期的なエネルギー技術が見つかる、成功する事が前提で世の中が動いている事です。

地球外部からエネルギーを獲得できるソーラーパネルでも、
多結晶シリコン生産時に石油も使えば、環境負荷も当然かかるはずです。
運用時だけではなく、製造時と併せると、本当に環境負荷が低いのでしょうか。

戻りますが、今のままの生活を前提にすることで、
技術革新にプレッシャーをかけ続ける事は、倫理的な側面に
目をつぶる口実にしやすく、問題を引き起こしやすいような気がします。

そこでもし、一部の人だけでも立ち止まる事が許されるならば、
ステレオタイプで言う『豊かな暮らし』を国全体で目指す見えない空気から、外れられる選択肢があれば望ましいのかなと思います。
言い換えれば、雇われなくても、死なない程度に生きられる生活が選べる事です。

いまの日本を見ると、二次産業の恩恵を受けて全体が一律で底上げしていく
方向は難しく、また、同規模の雇用を受け入れるだけの産業を作ることも難しい。

であれば、先細りする雇用を転換すべく、
強み探しが各地方に求められているのではないでしょうか。

そして、各地方の取りうる方向性に合わせて、雇用面と環境面を天秤にかけた上で、
「都市部のできること」、「農村部のできること」のように捉えることで、
労働集約で緩やかに弱っていく業態の受け皿も造れる気がします。
(他の切り口もあると思いますが、浮かびませんでした)



<都市部でできること>
ひとつは、ワンルームで暮らす人がまとまることです。
暮らしているのは、若年層が多いと思いますが、
今後の人口ピラミッド構造の推移、労働環境の変化、社会保障費負担を考えると、
財布的に一人で暮らせなくなる人たちが必然的に増えてくると思われます。

そこで、独身で可能な方には、シェアハウスのようにリフォームされた家に住むことを
積極的に勧めて個々に使っていた冷暖房系をまとめれば、
一定の電力量の圧縮効果は望めます。
共同なので、無駄遣いに対して互いに監視の目になる働きもあります。

何かしらの控除や減税といったメリットがあれば、積極的に移る人もいるかと思います。国として歳入が減っても、海外から排出枠購入を行い、国富が流出するよりよほどマシです。
孤独死といった現代の問題も一部改善するのではないでしょうか。


ふたつめは、節電です。
気にする人はすでに様々な対策を講じられていると思いますが、
国全体で行える方法は無いかという部分です。
これは手間がネックになるので、たとえば、ブレーカーをいっそ、
場所別ではなく、用途別に、『常時用(冷蔵庫・レコーダーなど)』と
『その他』に分ける。
外出時に『その他』のブレーカーがOFFになる仕様であれば、
待機電力が強制的に減ると思います。



<農村部でできること>
消費エネルギーの少ない暮らしのキャパを作ることです。
また、緑と水は長期的に見て、相対価値の高まる日本の資産です。
汚染されていない休耕地の再生は、重要になります。

個人でゼロから農家を営める方はいいのですが、
生活に困って地方を選択するような状態では、初期コストを負担できません。

そこで国策として、いま仕事の無い人達を農村部で受け入れられる
仕組みがあればいいなと感じます。
(まとまった土地や、指導者がいないのかもしれませんが・・)

対価に『食住+若干の賃金』が用意できれば。
セイフティーネットとしての機能になるかなと思います。

所有者別に見ると無駄に分散している農地を買い上げて、
整理してまとめる事も併せて行っていった方がいいかもしれません。
中規模農業を効率的に行えるようになりそうです。
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上記はすぐに思いつく話なので、
コスト的に見合わないため、うまくいっていないのだろうと思います・・
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●原発
まず、今後原発を増やさないこと、老朽化原発の廃止の2つを前提として欲しいです。
しかし、仮に増えなくても現在稼働中の原発からは、放射性廃棄物が出てしまいます。

とすると、放射性廃棄物の最終処分場を一手に引き受ける地域を決めて、
万一の有事の際に、封じ込めを行いやすい方法を用意しておく事を
視野に入れる時期なのではないでしょうか。
(それが青森がいいかはわかりません)

当然、事が起こらないようにする事が第一ですが・・
放射性廃棄物を保存している間に地震が起こる事は確実な上に、防げる保証はない。
であれば、起こった時にどうするかは重要です。

痛みの負担を分かち合う精神も重要ですが、
投下できるリソースが分散し、生じるリスクが上昇してしまう気がします。

そこで、処分工程については、電力会社別に分散せず、
全電力会社で、ひとつの対策チームを設け、後生に負担を残さない技術開発に当たる。
技術開発に必要な時間が膨大だとわかっているのであれば、今のうちから現実的な対処方法を用意する。
また、負担も同様に基金を創設して、処分費用を基金から拠出する方向でお願いしたいです。




●技術
短期的には、できうる限りの自然エネルギー発電の併用が現実的かと思います。
原発に変わる技術の目処が立つまでは、火力発電でしのぎ、移行していく形が望ましいのかなと・・

また、電力の自由化は、価格競争の結果、モラルが低下し、
長期的に見てかえって高コストになりそうなので反対です。

突然出てきた菅直人首相のサンライズ計画は・・わかりません。
そもそも、発電コストの削減目標は、一国の首相が掲げられる類のモノなのか疑問です。


●おわりに
まとめると・・
日本(世界)全体で見ると、都市部で一定の収入がある方以外、
今のままのライフスタイルを前提にすることは難しいと思っています。

現状、エネルギーは化石燃料だけでなく、マンパワーの意味でも海外に依存し始めています。
それを担保している負担先国との為替レートのギャップが縮まれば、
あっという間に苦しい台所事情になってしまいかねません。

エネルギーのことを考える必要もないくらい、財布的に厳しい国になれど、
原発問題だけは山積しているといった絶望的な事態が起こらないようにしたいです。


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YouTube - 4/29 元東電社員の証言(高知)
http://www.youtube.com/watch?v=wlaAVvpIG-k

元東電の方が、東電の釈明のウソについて暴いています。
このような方が最後の部分で、『目に見えない力』の存在について
触れるくだりが印象的でした。
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投稿者 samsama45 日時 2011年5月23日

 

みなさん、こんにちは。

初めてコメントさせていただきます。

「原子炉時限爆弾」を読んで、原子力発電所が抱える問題点と同時に、なぜこの場所に建つているのか?

この疑問が解けてきました。


原子力発電所をすべて、止めたとしても、

事故の危険性が0になるわけではないので、経済効率性と安全性の妥協点を

原子力村の利権構造の関係ないところで、決定して行くしかないと思っています。


まずは、耐震性に問題のある、古い施設は、順次止め、新しい基準で作り変える。

原子炉の大きさについても、万が一事故が起こった時を想定して、効率より、安全性を重視。

今回、起こってしまった事故の教訓が生かせるような、今後の取り組みも大事だと思っています。


新しいエネルギーとして期待されている太陽光発電システム。

家庭に搭載されている分では、自分の家で使う分を確保するのがぎりぎり。

蓄電池がもっとコストが安く出来るものが無ければ、買取制度を利用しなければ

自給自足も出来ない状況です。

政府の補助もあって、1住宅メーカーだけでも年間1万棟以上の新築住宅に搭載されています。

現実には、材料の入手の難しさもあり、これ以上のペースで復旧させるのは難しいと思います。



電気を使わない、ライフスタイルに変えて行くには節約したことへのメリットが必要。、

電気料金の値上げではなく、1人あたりの基本使用量までは安く設定し

それを超えた分を段階制で高くしていくことで、節約するメリットが大きくなるのではないかと思います。

新しい、省エネ商品の買い替えも進むのでは。

電気だけではなく、ガスやガソリン等のエネルギーにも、同じ制度を同時にする必要があると思います。

車に乗るのも、電気を使うのと一緒だと考えて良いと思います。

物流や商品の保管・保存にもエネルギーを使う事になるので、

職住接近、地産地消のライフスタイル

日が昇れば、活動を開始する、昔の生活様式が少しずつ復活していくような、気がしています。

現在の生活から時間的な自由が遠ざかりますが、色々な良い面も発見されるのではと思っています。

節電を心がけた事で、あちらこちらにある無駄を意識することが出来たと感じられたからです。

新しい方向性をみんなで、見つけて行く、良いきっかけになればと思っています。



「原子炉時限爆弾」

この本は、原子炉の危険性をアピールしている本だと思っていましたが、

日本列島の出来た生い立ち。プレートの仕組み。地震発生のメカニズム。

地盤の考え方。建築・地盤について、多くのページを割かれたいたのは、びっくりでした。

地震の歴史的背景もわかり、今後、他の原子力発電所の危険性も考えることが出来ました。

 

投稿者 koyajin86 日時 2011年5月25日

 

では、「今後のエネルギーと我々のライフスタイル」について書かせて頂きます。


まず、今後のエネルギーとして自然エネルギーが挙げられますし、ここまで原発の問題が
出てくればコレしかないでしょう。

その前提として、まずは国民投票で原発の維持or廃炉を決定し、政府や電力会社もしくは
その他政治界や経済界の力が及ばない組織を立ち上げ、計画と実行を全てを一任する。

その組織は国民投票によって決定された内容(原発廃炉と仮定)に沿って、中長期計画を
発表する。

具体的には、原発は徐々に廃炉とし、発電総電力のうち自然エネルギーの占める割合を増
やしていくことになるでしょう。
(自然エネルギーの導入に国は増税しないことを前提に積極的に補助金を投入する)

合わせて電力の自由化等抜本的な改革を進める。


消費者としては、産業界や一般消費者ともに合わせて、省エネ設備の設置を今以上に推進
し、電気の総消費量を下げる。(省エネ設備の費用を7割国負担し、設備を設置した個人
や企業には電気代を格安にする)

そもそも今現在の制度では、太陽光発電のシステムやLED照明なんて、コストパフォーマ
ンスは「ほぼゼロ」に近く、生産する企業や国のヤル気が見えないでしょ?

だから、国は赤字を恐れず、積極的にガンガン補助金を投入する。(これまた増税せずに
他国に借金をしてでも思い切ってやる)

消費者のライフスタイルなんて実は簡単に変わってしまうものだと思うので、その立ち上
げた組織で積極的に省エネライフを提案し、実行する。(半ば強制的にだが、今回の震災
で節電等国民の協力する姿勢は実証済)


以上により、スローライフスタイルが習慣化し、もっと人と人とのかかわりあいが深くな
って、皆充実した生活を送れるようになるのではないでしょうか?てか、出来ると思いま
す。


様々なしがらみを超えた抜本的な改革が必要です。じゃなきゃ改革とは言わないですしね。

国はジャンジャンお金を使わないといけないが、増税はしないこと。もっと消費者の懐を
温かくすることが出来れば、お金が回りだし経済も持ち直すので一石二鳥なのです。

 

投稿者 s52282 日時 2011年5月31日

 

しょ~おん先生こんにちは。

初投稿させていただきます。

東日本大震災後、我々国民は利便性を重視し、
原発の危険性から目をそむけて生活してきたということを反省していない人はいないでしょう。

国民・経済界から電気料金が高いと批判され続けてきた電力会社。
その電力会社は電力料金の単価を下げるために、原子力発電所を建設してきました。

それを政策として推進してきたのも国民が望んできた道ではなかったのでしょうか。

インフラ整備も同じですよね。
箱物を作って、目の前にある利権を得てた人々がまた自分達の思い通りになる政治家を選挙で
選んで、また利権が得られる仕組み作りをする。

この本は、震災前に出版されていた本です。
にもかかわらず、あまり見向きもされなかった。
本当に原発が安全なのかを検証せずに、ただ政府やマスコミの発表を鵜呑みにしてきた。
実はその間も原子炉メーカーの技術者たちは、原発の危険性を訴えてきたが国民に関心が無かった。

私は、火力プラントエンジニアですが火力発電の効率は必死の努力もあり世界最高レベルまできていて、これ以上の進展はなかなか望めない状況です。
ですから、今以上にCO2排出量を削減しようとするなら徐々に火力発電のウェイトを小さくしていく必要があります。

自然エネルギーを使った発電については技術革新が進んでいますが、おそらく火力発電を代替できる規模になるのはあと何十年もかかるでしょう。

CO2排出という観点から電力政策をすすめると最後にたどり着くのは原子力発電ですが、これは問答無用で徐々に廃止すべきです。
人体に有害な物質を利用してて何が安全なのか。
原発に携わる人々を犠牲にしてまで、裕福な生活がしたいのか。

放射能のリスクと、電力料金があがるコストや節電する不便を天秤にかけたときに
どちらをとるのか。

進むべき道は1つしかないと思います。
国として、電気使用料を段階的に高くしていくことです。

そして電気使用料を高くして得られた余剰利益は全て
1).新エネルギー開発・探索
2).太陽光発電などの自然エネルギー発電技術
へ投資していくべきです。

いまは真の省エネ大国となるべく、舵を切るまたとないチャンス
に違いありません。

以上

 

投稿者 pika 日時 2011年5月31日

 

かけこみですみません。

一般の市民が参加できるような,基金の設立とかどうでしょう。
例えば『原発代替エネルギー基金』とか。
年間一口一万円の掛け金で,参加者を募る。
基金として運営し,再生型エネルギーの資金援助,勉強会等の運営費,電力会社の株購入による発言権の強化を目指す。
口数に応じて,今後値上がりするであろう電気料金の補填として還元する。

広瀬隆さんの本は今までも読んできましたが,感情面に訴えるだけでは,意識も行動もなかなか持続しにくいものです。
金額的にも敷居を低くし,表立って市民運動等が苦手な主婦層等も参加しやすい形にできればと思います。
(実際NPOバンクですら敷居が高く感じてしまうんですよね。)

最終的には,地方に支所ができ,分散型電力の礎になれば,個人的にはとてもうれしいことです。

超経済オンチの愚案ですが,経済に明るい方に一考して頂けるとうれしいです。