ログイン | 新規登録

第85回目(2018年5月)の課題本

5月課題図書

 

運のいい人の法則


運って未だに科学が解明していない領域の話なんですが、この本ではかなり科学的なアプ

ローチをして、運が良くなる方法を模索しています。ここに出て来る数々の実験が面白い

わけですよ。で、ここで導かれる答えが、だいたい私がセミナーなどで提唱していること

と一致していて、さらに自信を深めたわけです。

ホントはこの本の内容をワークにするだけで、1日セミナーが出来るくらい良く練られた

本ですね。

 【しょ~おんコメント】


5月優秀賞


先月は非常に分かりやすい本を選んだので、読んだ人は誰でも何か書けるはずなんですよ。

ところがこういう時は、みなさんが似たような感想になりがちで、それだと独自性が見えないので、そういう投稿は選ばれにくいんですよね。

例えば先月でいえば、運が良くなるための4つの行動について、あれこれ書かれた方がたくさんいらっしゃったんですが、ここを書くのなら相当尖ったことを書かないと、選ばれないだろうなと気付かなきゃならないんです。

そして今回一次選考を突破した人が、masa3843さん、ws0103さん、u013さん、BruceLeeさん、satoyujiさんの5名でした。そこからじっくり再読した結果、BruceLeeさんに差し上げることにしました。この方は10回目の受賞となります。

 

【頂いたコメント】

投稿者 aomune2711 日時 2018年5月26日


運がいい人の法則を読んで

私は運が悪いと思っていたが、運のいい人のエピソードがかなり該当する。何よりも不運の人のエピソードが全く該当しなかった。

トラックと運転が好きだったのでトラックに乗る仕事をしていたが、60歳まで体力的にしんどいと思い一部上場企業に派遣社員として入社した。すぐの歓迎会で隣の席に座ったおじさんが常務取締役で「人よりも早く会社にきなさい」というアドバイスをいただきすぐに実践。すると過去に前例がないくらいのスピードで契約社員、1年後正社員へと。家を買おうと土地を探していたら所有者が早く土地を手離したいと相場の半値で購入。住宅ローンを組んだら両親から1千万近い現金をいただいた。その他良いエピソードは沢山思い出せるのに悪いエピソードは全く思い出せない。現在、投資の勉強中に佐藤先生を知りメルマガを読み込み、セミナーに出席し、呼吸法を続けるうちに会社で私ひとりだけ特別に昇給、ボーナスも四季報にランキングで掲載されるほど(前年対比25%up)いただいた。今の仕事は1部上場企業で過去に比べて好待遇、体力的にかなり楽なトラックに乗っています。

「これほどの努力を人は運と言う」  川上哲治

この本を読むまで、朝早くに仕事をしたり、自分の足で土地を探したり、呼吸法を続けたりと自分の努力で人生を選択してきたと思っていたが、どうやらプラス思考と行動が結果的に幸運な方へ進んでいるのだということがわかった。自分は運がいいと初めて自覚した。

運のいい人のエピソードが先生の基本編セミナーに出てくる内容と酷似していたので、また一つ先生の手の内を教えていただいた。

投稿者 audreym0304 日時 2018年5月30日


感想-運のいい人の法則

 本書を読んでいて、
「運って一体なんだろう」
「一体いつから、人間は運を認識するようになったんだろう」
という思いに取り付かれた。
なので、「運」と「Luck」をそれぞれ語源を調べて見た。

運:古代の戦争の様子、旗の動きで兵車を動かす様子
Luck:中期オランダ語のおそらくギャンブル用語から(15世紀ころ)

ということだった。
洋の東西を問わず、運やLuckという言葉は

めぐりまわってくるもの

という意味を持って、人々に認識されているようだ。
西洋でも東洋でも運が似たような概念で認識されているのって、「夢」が洋の東西を問わず同じ概念で認識されているのと似ている。

どうやら一般的には「めぐりまわってくるもの」という認識をされている運だが、本書ではどちらかと言えば

心の持ちよう

と結論付けている。
一般的な認識とは大分離れているが、自分の経験から言っても「心の持ちよう」というのは非常に納得できる。
 本書にも書いてあるように全てが棚から牡丹餅のような出来事だけが「運がいい」と言うものではないのだろう。
 しつこく、粘り強く、あきらめずにしがみついて、自分自身では満身創痍になりながらもようやく手に入れた事柄も、そこにいたるまでの教訓や学びも含めて「幸運」というにふさわしいだろう。経緯や学びを含めて全てを手に入れることができた人もやはり「運がいい人」といえる。
教訓や過程で得た学びも含めて、「運がいい」「運が悪い」というのはひどく主観的な感覚であるべきだと思う。主観的な「運がいい」と客観的な「運がいい」はどうしても差異があるのだから、他人が「運が悪い」と評価した場合、その評価は聞くに値しない。

自分自身で考えると、夫のことを話したり、紹介すると大体2パターンに分かれる。
一つは好意的な評価、もう一つは非常に否定的な評価である。
 他人の評価はどうでも良くて私自身は夫との出会いによって世界がさらに広くなったので、日々の生活が面白くて仕方がない。つまり夫との出会いは運がいいことだと思っている。
たしかに色々と面倒な面も多いので、なにかと落ち着かなかったり決まらなかったりしているので、傍からは

わざわざ苦労を買ってまですることないでしょ

と言われたり、鼻で笑われたこともある。
でも、こういう人たちって、きっと夫がすごい資産家の御曹司だったり、使いきれないくらいの資産を形成したという情報を聞いたら、

運がいいね、いい旦那さんだね

と手のひらを返したかのようにほめてくれるのだろうな、と思う。
まったく人間って奴は自分勝手なもんだし、そんな人たちの評価は聞くに値しないというのは真実だろう。
そんな夫は

わたしはね、ほんとラッキーなの

となにかにつけてよく口にする。
その根拠を問いただしても、要領をえないので、

そうねぇ、わたしと結婚したくらいだしね。運がいいよね。

と返すことにしている。この返しについてはどうやら全面同意らしい。
その一方で、

わたしは、バッドラックなの

と口にするのは残念ながら聞いたことがない。
これは国民性なのか、メンヘラ気質があるものの生まれもったものか、育った環境なのか、また別のなにかなのかは分からない。私が知っている以上に本人は家族の中でも日本でも嫌な経験も苦しい経験もしているだろうし、差別なんかもあるはずで、それでもなにかにつけたように「運がいい」と連呼するということは

運がいい=心の持ちよう

というのは非常に的を得ていると思う。
本人は嫌な経験も苦しい経験にばかりフォーカスしないようにしているのだろうし、時間の経過とともに人生の糧に変えているのだろう。

本書には言及されていないし、個人的な体感だけれども、運がいいと思うときにはもう一つパターンがある。
我欲によってではなく、夫や家族、友人といった誰かのために、そして、私自身、心から彼らのためにと思って行動するときである。
そういうときは、面白いくらい物事がとんとん拍子で進み、ときには、「こんなこと初めてです」といわれるくらいの出来事が起こったりする。
私だけでなく私が行動を起こした誰かも非常に喜んでくれるし、喜んでいる姿を見て、私も非常に嬉しい。
 これは我欲ではなく、誰かの幸せのために動き、感謝と言う形で返ってくるという好循環をうみだせるから、「運がいい」と思えるのだと思う。

 運がいいということは本当にめぐりくるものではなく、本人の心の持ちようで、なおかつ、本人が「運がいい」と常々思っている、もしくは誰かの幸せのためを願って心から動けるとしたら、将来は運がどんどん良くなっていくのだと思う。
 ちなみに私自身、「まあまあ運がいい」と言える点数だった。これはつまり、まだまだ運が良くなるということで、将来がこれまた楽しみである。

投稿者 akiko3 日時 2018年5月30日


「運のいい人の法則」を読んで
    

好ましい思いがけないことが起こると“運がいい”、期待したように物事が進まないと“運が悪い”と感情が落ち込んだり引きずられてしまいがちだ。よかったことは割とすぐ上書きされやすいし…。
幸運を呼び込もうと“ゲン担ぎ”をする人がいる。思いを実現させる為には“行動”しないことには始まらない。いつものルーチンをすることで行動し、心を安心させて気を整え流れをスムーズにするんだ。運の悪い人は感情が引きずられ、行動もせず、気が滞りよい運をシャットアウトしてしまう。

物事は心ひとつの置き所。出来事に対し運がいいと捉えるのは理性的だが、運が悪いと捉えるのは感情の多くが支配され物事を長い目で理論的には捉えない。原因分析ができないから対策も立てない。どうせ運が悪いからで片づけてしまう。So what? また不運なことを体験したい?体験したくないならどうしたらいいと思う?そもそもそれって不運だけなの?思い込みが引き寄せているなら、その不運な思い込みをぶっ壊すしかない。幸運を呼び込むことは可能だよ。表と裏、陰と陽、幸せなこともあるよね。それは不運かも、でも不幸じゃなかったという事実を理性的に捉え直し、行動を変える。そうして変わっていく不運な人達のワーク結果を読み、やる気スイッチONだ。

まだ1週間だが、思いがけない出来事が続けて起こり楽しかった。すごい!と思ったが、思ったようにいかなかったこともあって落ち込んだ。感情を切り替えようと思いつつ、つい落ち込む自分が確かにいた。掃除や呼吸法をし、気を紛らわせた。運のいいこともあったじゃない、意味のないことは起こらない、不運に思えることも意味があるんじゃないか?どう乗り越えようか、この運とか幸福とか考える時期に起きている教材と思えば、“事実は上手くいかなかった”が不運ではないかも。思い描く結果に近づける努力(行動)はどうしようかね?と考えたら“落ち込む感情”の居場所はなくなる。そこに支配されている自分は変えようとしない不運な人達と同じだ。

自分は思いがけないこととか多く、運がいい方だと思っているが、幸運まっしぐらと突き抜けるようには思ってないかも。総じていいようになっているし、守られている感もあるけど、落ち込んだり、自分は普通だしと思っている。
  メルマガの人生激変話を読んでちょうどなんの差かな…と思っていた。基本編セミナーを受けて運のいいことはあったけど、何か人生が激変しているともいえないし、何も問題がない人生でもない。人生には課題があるので問題があるのも仕方がないとも思うけど、「技が効きました!」と報告できた人の中にある“なるようになる”と素直に思える心が足りないのかなと思っていた。その心がすんなりインストールできないのは“行”(しょうおんさんは律=呼吸法と無料音声で言われていたが)をしっかりやりきるしかない。気が整えば、外からの運がすんなり入ってくる。基本編以外のセミナーも受けているがその時紹介された技や訓練、やってない…。心の底からできるって言えないのはそこだ。自分が努力していないのを知っているから応援されないよねって思ってる。以前の課題本で勝負師が戦略を練りあげて、努力して最後の最後に運命の女神に微笑んでもらえるには…と日々研鑽していたが、こんなに頑張っている自分に微笑んでって言えるものがないことを反省した。
そこそこ幸せだからぬるま湯、ありがたいことだが、もっと幸せな、心が喜ぶ世界があるよってことだろう。「運は運」、でも運は人生を変えられる。不運かどうかは自分(脳)が作っている。唸る。
呼吸法は一日の予定に押されて寝る前になったりできなかったりしている。ちゃんとやる方がその日の流れが違ったりするのに、二度寝して時間がなくなったり、心技体が整う基本中の基本、目先の用事に惑わされずに決めた時間に行うようにしよう。運が良くなる方が幸運体質に近づけるから。費用対効果的にはネットチェックより断然呼吸法だ。
あと3週間ワークを続けながら“幸福”な人生の習慣へと進化していくと思う顔がにやける。
メルマガ、FB塾生の場、課題本と落ちそうな自分を留めるきっかけになっていることに改めて感謝しています。

投稿者 H.J 日時 2018年5月30日


運のいい人の法則

”運も実力のうち”

まず、率直な感想として、「運」について、ここまで研究をして法則まで編み出すなんて驚きだ。
マジシャンという、タネを隠したパフォーマンスを仕事にしてきた人が、逆に運の研究結果のタネ明かしをする本書は大変面白いなと感じた。
そして、この運の研究が ”運が悪いと思い込んでいる” 人を救い、
”運が良い人” の運をもっと伸ばす研究になっており、惜しまずに教えてくれてる事に感謝だ。

さて、本題に入ると、本書を読み終えて、思い浮かんだ言葉がある。

「運も実力のうち」

本書に書いてある事を素直に受け取れば、この言葉通りだ。

4つの法則をまとめれば、”根拠のない自信” こそが運を良くする。
では、その根拠のない自信はどこから来るのか?
それが考え方や性格だ。
結局、その人の考え方や性格によって、運は左右される。

・平等にチャンスを与えられた中で掴むか掴まないか。
・確率論に惑わされないで自分を持てるか。
・常にプラスのイメージを持っているか。
・起きたことに対して、まずエポケー出来るか。
・短期的な不幸に挫折するか挫折しないか。

正しく行動するだけで幸運を引き寄せる。
運が良い人は運を正しく引き寄せる “実力” があるだけの話だ。

逆に運が悪い人は、運の悪いことを運のせいにしている。
本書に紹介された運の悪い(悪かった)人は運に依存している様に感じた。
引き寄せるはずの運に依存してしまっては、本末転倒ではないか。
第三者目線で見ると、運を引き寄せる実力がなかっただけに見えた。

そう考えると、正に「運も実力のうち」である。

その実力とは、単に行動力や引き寄せる事だけでなく、人柄や人付き合い、さらには考え方にも現れる。

運の良い人は ”運のネットワーク” を広げ、すべてを受け入れるから、近寄りやすく馴染みやすい。
その結果、人から応援されて助けられるのだろう。
逆に運の悪い人は自ら ”運のネットワーク” を狭めて、近寄らせない様にしているから誰からも手を伸ばされないのだろう。

これは運の器を自分の中で作るか、自分の外で作るかの違いだろう。
ここで言う運の器とは、運を受ける皿のことだ。
その皿を自分の中に作るか外に作るかで受け取り方が変わる。
この運の受け皿は誰もが平等に持っていて、考え方や行動で受け皿の形が変わるよ。
と著者は言っているように感じた。


この対比は、今話題の某大学のタックル事件でも言える。
監督とコーチと選手がそれぞれ会見したわけだが、

監督やコーチは、結局逃げる発言をして、自分の責任を逃れようとしている。
この流れは自業自得だが、教育者としてあまりにも酷すぎる。
結局のところ、自分たちを守る事しか考えてない。
コーチに至っては、恥ずかしい過去(疑惑?)まで掘り下げられる始末。
まだ若いのに、これで日大から切られれば、彼の人生はお先真っ暗だ。
これが監督からの指示や大学側の圧力で断れない状況だったとしたら、
運が悪いとしか言いようがない。
ただ、本当に上記の様になったとしても、コーチがこの現実を受け止めて、
本書に書いてある4つの法則を使えれば、未来は変えられるだろう。

逆に選手は、堂々と自分の非を認めつつ、真実を喋った。
大好きなアメフトを表舞台でプレイ出来なくなる事もバッシングされる事も覚悟して、
顔を出して勇気を出して外へ情報を出した。
相当な勇気だったと思う。
その結果、お馴染みの高須委員長からも一目置かれている。
彼の人生を応援したい人が増えているのだ。
正に ”不運を幸運に変えよう” としている。
それも、正しく行動をしたことによる結果だ。


自分の中に運の器を作るのはとても簡単だ。
4つの法則の逆のことをすれば良い。
運に依存して、不幸が起きたら不運のせいにすれば良い。
嫌なことが起きれば逃げれば良い。
自分の中で解決すれば良いのだ。自分さえ良ければ良いのだから。

逆に自分の外に運の器を作ることも同じぐらい簡単だ。
4つの法則を素直に実践すれば良い。
運を引き寄せて、不幸が起きたらまず受け止める。
嫌なことが起きてもまず受け止めてプラスに考えれば良い。
勇気を持って一歩踏み出せば良い。
誠実に生きれば、きっと運の方からこっちへ寄ってくる。

この運の器を外へ作ることが運を引き寄せる最初の一歩だ。
自分の中に運の器を作ってしまえば、運の総量は自ずと決まってしまう。
しかし、自分の外に作れば、運の総量は無限だ。

そもそも運の良いとか悪いとか考える時は殆どが外部要因によるものだ。
だったら、自分の外で運を受け入れればいいだけの話だ。

運を正しく理解して、運の器を正しく持てるか、正しく考えているか、正しく行動出来るか。
この実力を持っている人こそが運のいい人であり、
誰でもその実力を持てる方法を教えてくれるのが本書であると感じた。

投稿者 tsubaki.yuki1229 日時 2018年5月30日


 5月の課題図書『運の良い人の法則』は、しょうおん先生の基本編セミナーの総復習のような内容である。
 「法則1:チャンスを最大限に広げる」は、先生のよくおっしゃる「新しいことに積極的に挑戦せよ」を意味し、「法則2:直感を活用する」能力は、呼吸法や瞑想によって鍛えられるものだ。

 最近読んだ昆虫生理学の本によれば、「生まれながら完成している昆虫と異なり、哺乳類は経験によって学ぶ動物」だそうである。運もまた、知性と学習により高めることができ、運の良さとは即ち、自分の人生に対する分析・読解力が優れていると同義であることを、再認識させられた。
 この感想文では「法則4:不運を幸運に変える」に注目する。しょうおんメルマガを読む前から、自分はこの法則を実践してきた。「不幸にもかかわらず」でなく、「不幸のお蔭で」人生を豊かにしたことが、自分の人生には何度もあった。

 一人も友人がいなかったため、一人で図書館にこもり、本ばかり読んでいた中学時代。このお蔭で、宝物のような本に数冊出会い、孤独を経験したからこそ、友人のありがたさが分かった。

 意地悪な女子生徒に、徹底的にいじめられた大学時代(笑)。「私は海外育ちで、アンタより英語ができるし、発音だってネイティブよ。少しは私を見習えば~?」と、執拗に私をターゲットにし、敵意むき出しで喧嘩を売ってくる彼女に負けたくなくて、必死に勉強していたら、いつしか彼女ではなく私の方が弁論大会で優勝し、TOEICの点数も超えていた。あの時あれだけ歯を食いしばって頑張れたのは、意地悪な彼女のお蔭だ。今でも感謝している。

 また、30代前半の時、同年代の女性がほぼ全員結婚している中で、自分は「なぜ独身なの?」「あなたに問題があるのでは?」とあらゆる人々に言われ続け、ノイローゼ寸前に陥った。
ところが極限状態まで追いつめられた結果、素晴らしいことが起こった。奇想天外で、ワクワクするような、面白い小説のインスピレーションが降りてきたのだ。

 その日から私は無我夢中で小説の執筆を始めた。その小説とは、近未来(2080年)の日本を舞台にしたSFである。この架空の世界では「30歳以上の未婚女性は、一人残らず強制収容所に連行され、処刑されるべし」という法律が成立・施行されている。主人公の由紀(=私)は未婚のため投獄されるが、死刑直前に脱獄。こんなフザけた世の中を変えるために立ち上がる・・・という内容である。最後、主人公が映画『チャーリーチャップリンの独裁者』のラストシーンにそっくりな演説をし、全世界を感動で奮い立たせる所で終わる。

 ワイズマン博士の言葉を借りるなら、私はこの小説を書く事により、「今の自分よりもっと状況が悲惨だったら、どうか?」を想像したのだ。すると、強制収容所で処刑される運命に比べれば、自分の現状など、大して悪くないことに気づき、気が楽になった。その上、こんな凄いストーリーを思いつく自分の想像力と独創性に自信をつけ、自分を好きになる(ナルシスト化)というオマケまでついてきた。

 この小説の構想を周囲に積極的に話し、SNSに書き続け、英語にも翻訳し、世界の英語圏の友人に読んでもらっていたら、小説は私の友人達の間で大人気になり、ますます自己肯定感は高まった。
「なぜ独身なの?」と私にハラスメント発言を繰り返した人々はイジメをピタリとやめ、「あなたの小説は素晴らしい!」と私にゴマをすり始めた。

 私が「彼らを一時期うらみました。でも今は感謝しています。彼らに追いつめられたお蔭で、この素晴らしい傑作が生まれたのです。小説を出版したら、一番に彼らにお礼を言います!」と、大きな声で言い続けたからかもしれない。

 もし神様がいたとして、過去に戻って人生をやり直せるとして、「イジメられる人生と、人間関係に特に問題のない人生、どちらか選べ」と言われたら、私は迷わず感謝を込めて前者を選ぶ。私の豊かな人生は、マイナスの出来事を糧にしたからこそ成り立っているからだ。

 もう一つ例を紹介する。
 趣味で通っているボイストレーニング教室で聞いた話である。私の教室に、歌もダンスも上手くてルックスも抜群で、プロの歌手を目指している若い女の子がいる。
 ところが歌の先生によると、「自分で歌を書く能力がないなんて、今の時代、プロ歌手として食っていくのは無理」で、「彼女は子供の頃から幸せで、何の苦労もない人生を送ってきた。そんな人間に良い歌など書けるわけがない。従って、彼女がプロデビューできるかどうかは大いに疑わしい」そうである。
「歌が上手いだけの歌手は、上の人間に使いふるされ、いつか捨てられる。しかし、自分で歌が書ける歌手は、少し歌が下手でも、真のアーティストであり続ける」らしい。

 確かに「人生うまく行っていて、ハッピーです!」という内容の曲ばかり歌っている歌手のCDなど、つまらなくて誰も聴かないだろう。人を感動させる歌のほとんどが失恋の歌である事実から見ても、一見不幸に見える出来事が、いかにプラスに変換されやすいかに気づく。

 幸せとは外部から与えられるものでなく、自分で作り出すもの。
そして、不幸せな出来事は、ものすごい幸せを生む種になる可能性を持つ。
 ならば、不幸せな出来事に直面する勇気を持とう。そんな風に思わせてくれる、素敵な一冊であった。
良書のお薦め、ありがとうございました。

投稿者 kayopom 日時 2018年5月31日


『運が良い人の法則』を読んで

自分は運が良いと思っているか、悪いと思っているか。どっちの自己認識を持っているかは、この本の中に出てくる「運が良い人」「運が悪い人」のコメントに対しどちらに頷けるかで決まる。
残念ながら自分は「運が悪い人」の方に傾いているようだった。。自分、まだまだよのう、とまずは反省。。

ここ数年のしょうおん先生の教えにより大分改善されたとは思うのだが、根本的にまだ確信を持っていないようだった。
(不徳の致すところで、本当に申し訳ありません。。)
思い当たる節は、p167「 何かいいことが起こったら 次は悪いことが起こると思ってしまう」。
この一文が自分の考えの頑固な枠になっているようで、ここを意識的に変えないといけないことを自覚した。

この本が素晴らしいのは以下の運の良い人の4つの法則、
1.チャンスを最大限に広げる
2.虫の知らせを聞き逃さない
3.幸運を期待する
4.不運を幸運に変える
明確にブレイクダウンされており実践的なことだ。
さらにその「ワークショップ」が、後半実践的に書かれており、実例を見て不幸な人はどこで悪循環を起こしているのかがわかる。
不運な人のコメントを見ると三大NGワード「でも、だって、どうせ」が続出している。
この負の思考スパイラルの根本は、コミュニケーション編で習った通り、自分はダメだと主観的に思っていること。
「何をどう認識するか」ここを意識的に変えて、ものごとを客観的に見ていく必要がある。
この客観視スキルを身につける、これが幸運な人になるための大前提であろう。

そういった点では、4つの法則については、4の「不運を幸運に変える」がマインドセットが最重要に思う。
不運のプラス面を見て、それに対して自分で対策を立てて考えること。
まさに自分の責任能力を発動させ、自分の権限で事態を変えていくことが述べられている。

また、4つの法則の中で2の「虫の知らせを聞き逃さない」での直感を高める実践方法として、「瞑想」が挙げられている事は見逃せない。2000年代初頭に書かれた本であるから、現在のように「マインドフルネス」などと企業研修に使われるほど瞑想は西洋においてポピュラーではなかったであろう。けれども運が良い人はすでに「瞑想」をしていたのだ。
「瞑想」こそが直感的に良い方法だとどうやって知り得たのか?
やはり感度の良い人はきちんと有効な情報もキャッチできるのだろう。

塾生ならば2と4の実践だけで、相当良い結果が生み出せるのではないだろうか。
その上で、3「幸運を期待する」の目標設定や、幸福の想像、1の「チャンスを最大限に広げる」で対人への気配りができれば最強だろう。

まずは頑固な思考の癖を、客観視して破壊する。瞑想を続ける。
読んだからには覚悟を決めて、幸運な人生のために臨みたいと思う。

投稿者 nishimikado 日時 2018年5月31日


『運のいい人の法則』を読んで

辞書的な解釈では「運」は「めぐり合わせ」であり、ものによっては、併せて「人知・人力が及ばない」「人間の意志を超越した」との記載があります。多くの方が運をそのようにとらえ、手が届かない場所にふわふわと存在している魔法のようなものだと解釈しているのだと思います。わたしもそうでした、しょ~おん先生のお話を聞くまでは。
本書はしょ~おん先生のセミナーと非常にマッチ度の高い内容で、「そうだよね」「確かにね」と相槌を打ちながら読み進めておりました。というよりも、相槌を打たない人がこの世に存在するとは思えないくらい「まっとう」な内容です。いわく、

『1. 運のいい人は、偶然のチャンスをつくりだし、チャンスの存在に気づき、チャンスに基づいて行動する。
2. 運のいい人は、直感と本能を信じて正しい決断をする。
3. 運のいい人は、将来に対する期待が夢や目標の実現をうながす。
4. 運のいい人は、不運を幸運に変えることができる。』
(259ページ)

この4つの法則が、運のいい人が実践する行動様式でありマインドであるとのことで、これ自体は勝間和代さんの「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん」なり、米長邦雄さんの「わずかな確率であっても勝利の目があるなら、それを求めて全力投球しなければならない」という言葉なりで、成功者の言葉の中では「王道」であるといえます。
本書の最終章ではこの4つの法則をベースにした幸運のワークショップにより、不運な人は幸運に、もともと幸運だった人はより幸運にと進化を遂げています。

という本書ですが、想定読者は幸運な人と不運な人のどちらでしょうか。もしくは私のように、そこそこ幸運であり、ときたま不運に見舞われると感じている大多数の普通の人でしょうか。
本書に書かれる幸運な人と不運な人の行動と考え方の違いについては理解も納得もできるし、まったく異論はないのですが、もし自分が本書に登場する「極端に不運な人」だったら、と考えたときにほんの少し違和感がありました。

運の悪い人は、偶然のチャンスをつくり出せないほど行動量が少ないのだろうか。
運の悪い人は、直感と本能を信じないのか。あるいは直感と本能そのものが誤った決断を導きだすのだろうか。
運の悪い人は、将来に対してまったく夢や期待を持てないのだろうか。
運の悪い人の不運な出来事の感じ方はいけないことなのだろうか。
運の悪い人は本書の実験結果と結論に納得を素直に受け入れることができるだろうか。
そもそも本書を手に取ることができるだろうか。

本書の「不運な人」の考え方や行動パターンに至る以前の部分で、まだ何か「幸運な人」と決定的な違いがある気がしてならなかったのです。
という観点で再読すると、255ページに「過去の失敗から教訓を学ぶこと」、「取り得る選択肢の洗い出し」、「現実的な解決方法の実践」という問題解決の手法が際立って視界に入りました。しごくスタンダードな問題解決の方法ですが、この文脈では、「おりゃー自分は幸運だー」と力技で「思い込む」ことと併せて、迷信に頼ったりあきらめたりすることなく、「知性」でもって自分の運命の主導権を握るのだという強い意志が肝要であるととれました。
まず感覚として、自分の「幸せ」な状態を知る、幸運に対する感度を上げる。そのために本書で示される瞑想的行為は有効でしょう。その一方では、あらゆる場面で自分の「幸せ」な状態を目指すためにどのような選択肢が考えられるか、貪欲な情報収集が必要でしょう。そして自分が想定していなかった方法で期待以上の結果を手にできたときに、人は自身を「運がいい」と感じるのだと思います。
まずはどんな小さなことでも「期待どおりの成果を上げる」ことから始めることで、自分の運命は自分が制御するという「運のいい人」マインドへ近づくことができるのではないだろうかと思いました。そして、そんな運のいい人同士で楽しい時間を共有することが本書でいうところの「運のネットワーク」を築き、さらなる幸せを呼び込むことにつながることを確信しました。
私も「運のいい人」に、「自分とネットワークを築きたい」と思ってもらえるような「運のいい人」を目指します。

投稿者 masa3843 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」という本を一言で表すと、
 『「運」という目に見えないが確かに存在するものを、可能な限り科学的に解明した上で、コントロールするための術を記した本』
だと思います。

一般的には、運は偶然の産物に過ぎないとされています。かく言う私も、少し前まではそのような考えを持っていました。
本書では、運というものの存在を極力科学的に解説、証明しようとしています。ユニークなのは、定性的・定量的に実証しようとしている点です。
数多くのインタビューに加えて、巻末にはZ値やp値まで記載し、統計的な有意性まで説明しています。
これは大変面白いアプローチですし、運に対して懐疑的な考え方をする科学原理主義者に、運の存在を強力に説明するには大変有効な方法だったと思います。

もう1点、本書を読んで大きく既成概念を変えさせられたのは、
 ●運が良い → 成功
という因果ではなく、
 ○成功するための考え方や訓練 → 運が良い
という因果関係があるということ。この因果関係の逆転は、目から鱗が落ちまくりでした。

この法則を突き詰めると、広義には自分でコントロールできないことが何一つ存在しないことになり、成功も失敗も全て自分に原因を求めることができます。
私自身、自分の身の回りで起こる事象は全て自分が原因で発生している、という考え方自体は理解しているつもりでいました。
しかしながら、運までもコントロールできるという事実は、衝撃の発見でした。

極論を言えば、通り魔に遭うという不幸なアクシデントさえも、自分のせいと言えることになります。もちろん、直接的に被害者に非があるわけではありません。私が言いたいのは、そのような危険を感じさせる不穏な空気を、感じることができなかったのは、紛れもない自分自身だということです。
本書ではこれを、『虫の知らせを聞き逃さない』と説明し、その感覚を鍛える術までも説明しているのです。脱帽でした。

以下、著者が説明している4つの法則ごとに、私が気付いた点をいくつか記してみたいと思います。

法則1『チャンスを最大限に広げる』
この中で最も心に残ったのは、P89から始まるマーティンとブレンダに対して行った実験です。「チャンスを広げる」ということがどういうことなのか、こんなに端的に証明した実験はないと思います。全く同じ状況に対して正反対の行動をする2人の様子は、痛快ですらありました。
この実験から得た教訓は、肩の力を抜いて、視野を広く持ち、そうして身の回りに起こるイベントを受け入れる、ということでしょうか。私の中では、このスタンスに「虚心坦懐」という言葉が浮かびました。

法則2『虫の知らせを聞き逃さない』
私としては、この法則が本書のポイントであるように思います。
私達が物事を決断する時、無意識や潜在意識が大きく影響しているというのです。そしてそれは、希望的観測や欲求とは違う何かだと。
この声なき声にどれだけ耳を傾けられるかどうか、自分自身の潜在意識とどれだけ親密にいられるかどうかが、運の良い行動ができる鍵になると強く感じました。

法則3『幸運を期待する』
この法則の中のポイントは以下の2つだと思いました。
 ①期待が反射神経に及ぼす影響
 ②勤勉は幸運の母
これも、説明されてみると納得です。何か良いことがあると思わなければ、成功できると思えなければ、人は行動しないでしょう。そして、行動なしに成功することは不可能です。
この法則においては、実際に幸運かどうかは関係ないとさえ言えます。ただ幸運であると信じるだけで良いのですから。
もしかすると、幸運があると「思う」ことさえ必要ではなく、この法則を「知って」さえいれば、行動につなげることができ、成功に近づくのかもしれません。

法則4『不運を幸運に変える』
法則4は、法則3と裏表の関係にあります。悪いことでさえも、良く考えられるかどうか。また、もっと悪い結果になったかもしれないと考え、感謝することができるかどうか。
この法則について読んだ時に、私は3月の課題図書『バッタを倒しにアフリカへ』の中に出てきたババ所長の言葉を思い出しました。
それは、苦難の中にいる主人公に対して言った「下を向いて歩こう」というアドバイスです。もっと辛い状況にある人達のことを考え、それよりもマシな現状に感謝しよう、と言うのです。
この考え方は、あらゆる苦難や問題に立ち向かう上で、必要不可欠な姿勢であることを再認識しました。

本書の特徴は、運を良くする方法まで明記していることです。幸運を掴むためには、実際に行動することが何より重要であることも学びました。

余談ですが、私自身はワークショップで幸運のスコアをつけた結果、法則2が低いという結果になりました。
潜在意識の声に耳を傾け、潜在意識と仲良くすること。
これは、私が今までの人生であまり意識したことのなかったことでした。これを機会に、日々意識し訓練を続けてみたいと思います。

今月も素晴らしい本を紹介していただき、ありがとうございました。

投稿者 ishiaki 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

運がいい人は持って生まれた才能と思い、
自分の運の悪さを妬むこともありましたが
基本編を受講後、運が悪いことに目を向けすぎとのことなので
別に自分だけが不幸じゃないんだという思考を持つようになりました

それがこの本にも書いてあるように訓練をすれば
不幸な出来事を好転的に考える思考になるという
方法を教えてくれ、やはり運のいい人、悪い人は
基本的には考え方の違いなのだと気づきました

ただ、やはり運のいい人はそれなりに
なにか幸運を引き寄せる怪しい力を持っていると
私は信じています。

投稿者 sakurou 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで ~日大フェニックスの学生が読んだら?~

単なる反則タックルを超え、様々な人を巻き込んでいる日大アメフト部の騒動。今月はいつもと趣向を変えて、もし私が日大フェニックスの学生、とりわけ入学したばかりの1年生の気持ちを想像しながら感想文を書いてみる。

---

ついに入った名門日大フェニックス。これから、と思った途端に監督辞任、監督とコーチの記者会見。チーム内部からもいろいろ吹き出す異論。親や友達からの心配。

これからどうなってしまうのかと思ったところで、もし、本書を手にしたら?

1.「自分は日本で一番ツイているチームにいる」と思う。(法則4 ポイント1~3)

今の状況でこう思うのは酷なのかも知れない。だた、こう思い込むことが全てのスタートなんだと思う。なぜツイているか?

・イチからチームを再構築できる。
 組織的に崩壊しているので、今までのしがらみをチャラにできる。
・学生の自主性が重視されるようになる。
 監督の強大な権力に問題があるなら、今までの監督が決める組織から学生の自主性が重んじられる、青学大等、今のトレンドにそった組織行動なり権限移譲が必要となるだろう。
・自分の考えがチーム運営に反映できる。
 組織としてトップダウン組織からの脱却をする以上、下級生からの意見も上級生の賛同が得られれば採用される。それは組織の統制を取りながら、下級生の意見も重視してもらえる組織になるということであり、チームメンバーとしてのモチベーションアップにつながる。

2.話したことの無い人と話してみる(法則1-1)

これはアメフトを知らない私の素人考えだが、アメフトはオフェンスとディフェンスでチームが分かれていて、更にポジションが細部化されている。日大フェニックスのような大きな組織で、特に学年が違ったら話す機会が少ない人も少なくないのではないか。例えば全体ミーティングで、違う人と話し合うような機会を設けてみてはどうだろう。外部の人には分からない、日大フェニックスの危機的状況は当事者として共有しているし、不安をシェアしてお互いを癒やしたり、考えているアイデアを出し合ったり、様々な効果があると思う。そこからすぐに何か生まれるかどうか分からないが、元々優秀で日大フェニックスに来ているのだから、時間を掛けて日大フェニックスを再構築するというのは十分可能と考える。

3.運のいい人に乗っかる(笑)(法則3など)

日大フェニックスのメンバーの中でも、必ず、将来に対する期待を持っている人がいるはずだ。そこで全員で本書のテストを行い、スコアの高い人がどういう意識や行動をしているか、メンバーで勉強し、瞑想等、本書のレッスンを実行してみる。そうすることでスコアの底上げ、更には運の底上げ、さらには不幸感から幸福感への切り替えなどが進むと思う。

---

以上、日大フェニックスの例に感想を纏めた。ほんの1ヶ月前に連日記者会見していた、TOKIOのことなんか、もうテレビのネタではない。日大フェニックスの件も除名という形で収束に向かいつつあるが、また次の炎上ネタが出てくるだろう。炎上の当事者、関係者は大変だと思うが、本書の考え方を生かせば良い方向に向かっていくと考える。

もう一つ、本書を読んで改めて実感したのは166ページにある「運のいい人は、予想がつかず、自分ではコントロールできない出来事が、いつも自分にとっていい結果をもたらすを持っている。」という一文である。日大フェニックスの件も、いち学生から見れば自分でコントロールできない出来事そのものだろう。この考えを持てるかどうかだけでも、人生に大きな違いが出る。この考え方を大切にしたい。

今月も良書をご紹介頂き、ありがとうございました。

投稿者 joyfull 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

 「運」という、一見、科学では説明できなさそうな事に対しても科学的研究対象にしてしまうのは、いつも海外の方が多いように思います。
 「運」というものに着目し、運がいい人・悪い人からのヒアリングや行動観察を通して、4つの法則を見出している。①チャンスを最大限に広げる、②虫の知らせを聞き逃さない、③幸運を期待する、④不幸を幸運に変える であるが、この中で①、③、④は自身の思考法だったり、行動様式だったりして、それを改善すれば運がよくなると言っており、理解しやすいのだが、『③虫の知らせを聞き逃さない』というのが、なぜ幸運に結びつくのかという説明が不十分な感じがした。運のいい人はこうしているから、その真似をしようということなのだろうが、そのロジックについて、少し考えてみたい。
 「虫の知らせ=直感」に従って行動するとなぜ、運が良くなるのだろうか?まず、「直感に従って行動する」ということを定義づける。直感というのは、「なんかいい感じ、嫌な感じ」などの潜在意識からサインであり、この潜在意識というものは過去の行動経験・外部刺激を取り纏めた未来予測であるので、直感というのは潜在意識の未来予測と健在意識の未来予測を重ねた時のギャップ感覚といえる。つまり、ギャップがあるといことは、違和感を抱えたまま行動することになり、逆説的に「直感に従って行動しない」とは、「感覚的に違和感を持ちつつ行動している」ということが出来る。
 さて次に「運が良くなる」を「運が悪い人→いい人への変化」と考えたが、そもそも「運のいい人」と「運の悪い人」の定義はなんであろうか?本書でも、運がいい人悪い人の行動様式から違いを見つけ、ワークショップまで落とし込んでいるが、そもそもが【自称】「運がいい」「運が悪い人」の集計結果に過ぎない。つまり、絶対評価というのはできず、全て自己評価でしか決まらない。ワークショップにしても、まず、①チャンスを最大限に広げ、それに気づくことを最初にして、以降ワークはチャンスの枠を広げることをしている。結局、全て自己の中での判断・帰結であり他者の意見は入る余地がない。
 そのような事を考え巡らしていくと、「③虫の知らせを聞き逃さない」というのは、自分の考えで行動するにあたり、違和感を持っていると、結局、運の良し悪しは自己評価に過ぎないのであるから、「運がいいことに違和感がある」⇒「運が悪い」ということに繋がる、
と解釈できるのではないだろうか。
著者は『運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもない。そうでなく、心の持ちようなのだ。そのように考え、どのように振る舞うかなのだ。(P262)』と結論づけている。つまり、運とはその人の後天的な性質であり、努力によって獲得できる。極端なことを言うと、「私、運が悪い」と言っているというこは、「性格が悪いんです」と言っていると同義なのだと気づいてしまい、迂闊に口に出してはイケナイと心に誓いました。
 本文の感想からは外れるが、このような本を読むと、欧米の科学的と日本の科学的のニュアンスが少し違うように感じる。欧米の科学的というのは、未知なものに対しての科学的アプローチを指すのに対し、日本の科学的というのは、科学的なアプローチが出来る(出来そうな)人がやった結果のみ受け入れる風潮があるように感じる。こういうような定義をキチン見直さないと、この分野で日本が世界に追いつくことは永遠にないのではないだろうか?と思ってしまう。
 今月も良書のとのご縁を頂きありがとうございました。

投稿者 shinwa511 日時 2018年5月31日


幸運と不運は、その人の行動パターンによって大きな差が出ます。特に普段、自分が意識的に苦手だな、とかあまり自分がしたことが無いなというような事が、幸運を得ることに繋がっていることに気づかされました。

まず周囲を見る自分を変える必要があります。突然自分の知らない分野に手を伸ばすというのも無理なので、好きなことから派生したことに手を伸ばして行くのが良い方法かもしれません。自分が本当に好きなことには、やりたくない、嫌だという気持ちが出てくることはありませんから。

好きなことから視野を広げて、すぐに手を伸ばし動き出すことで機会を増やすことができます。

そして、自身の中の直感力を信じる。これが信じられずに、できない理屈や理由を付けて無視していると、必ず後で釈然としないモヤモヤした気持ちになってしまいます。
直感は自分自身と向き合うことで、鍛えられていきます。落ち着いて自分の直感に素直に従うことで、危険や危機を回避する判断がすぐにできます。

どのような状況でも落ち着いて、行動を行えるよう自身を鍛えていきます。

さらに、行動を起こすにはスピードも必要になります。自身の直感に従い、すぐに行動することで自身の中で躊躇する、ためらう時間を与えないことにも繋がります。

より良い結果になると信じて行動するには、スピード感のある行動力も必要です。

最後に不運を幸運に変える力、失敗からどうすれば成功に結ぶことができるかを常に考えていることが大切です。不運が起きた後で、どうして起きてしまったのか、今後同じような不運に出会わないようにするにはどうすればいいか。

幸運を得るために考えることを止めないようにします。

日頃の自身自身に当てはめると、落ち着きが必要だと感じていました。特に悪い結果が出たときは落ち着いて問題に取り掛かる、予定していたことを直前で変更しなければいけないときなどにも変化を敏感に感じて、落ち着いて考えて行動できます。

それができるように、日常で立ち止る時間、あせらずに呼吸を整える時間が必要だと感じています。自身にとってのチャンスは、周囲を見渡せばどこにでもあります。呼吸を整えて、さあ取り掛かろう。という準備の時間を持ち、幸運を逃さないようにしていきます。

投稿者 sunao929 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

「この本は人生で最も捉えどころのない、しかし究極の目標を達成した―自分の「運」を理解して、コントロールし、チャンスを増やす方法を科学的に解明したのである。」
ものすごく興味をそそる一文、どのようにすれば運のいい人になれるのか?
実験、検証に始まり、運のいい人になるための実践方法やその効果までリサーチしていて、至れり尽くせりで感謝の極みであります。

運のいい人と悪い人の人生にある4つの違いから、これまで運が悪いと思っていた(思い込んでいた)人も運がいい人になれる4つの法則を導き出す。それに基づいたレッスンを取りいれることで、短期間で劇的に運がいい方向に変わっていく。

怪しい系が苦手でも、ここまで科学的に証拠を突きつけられれば、実践してみようという気になるのではないでしょうか?

運のいい人と同じように考え、振る舞うだけで人生における幸運は増える。
運の捉え方は非常に主観的であり、ゆえに捉え方次第で人生はどうにでもなるということ。
起こった出来事をどのように考えるか、捉えるのか。同じ出来事でも、人によって全く考え方、捉え方が異なる。その違いが人生に大きな差を生み出してしまう。
日々、起こる出来事は小さなことかもしれないが、その中からよいことを捉えるという日々の小さな積み重ねが時を経るにつれ、途方もない差になってしまう。
継続することの力がこんなところにも現れてしまう!
当たり前を継続して徹底的にやっていくと、とんでもない高みに上ることができる。
その日一日において、できることが精いっぱいできたか?振り返り、次の日に生かす。その繰り返し。如何に泥臭いことをやれるか?

体操の内村航平選手は、他の選手にぬきんでた長い練習時間の中で、踏み切りや着地取った動作をその部分だけを何度も繰り返しやり込み、基礎的な練習をきっちりやっていた。
また、サッカーの本田圭祐選手は徹底した自己分析から弱点を洗い出し、その克服のために、他の選手が休みの日や見えないところで、いかに努力するかが大切と言っていた。
一流と呼ばれる高みに上り詰める人には華々しい活躍の陰に、ものすごい努力の積み重ねがあるのがうなずける。

 さて、自分ではこれから、どうするのか?
良書を読んだ時だけのカンフル剤的な効果で行動するのではなく、幸せな人生を歩むために、継続していく仕組み作りを考える。
如何にやる気のスイッチを入れ行動を起こすか?
起こした行動を成功だ、うまくいったと思えるまで継続できる工夫がとれるか?
継続できるようになって、自分の潜在意識に応援団になってもらい、自分の自分を信用できるようになる。自信のある人が運のいい人。
自分の人生を人のせいにしないで、自分の力で生きていく。意識変革が幸運への第一歩。

自分自身は、運がいいと思っているが、運のいい人もさらに良くすることができるレッスンに取り組む。
やりにくいな、苦手だなと思うところをクリアすれば、ますます運がいい人になる!と幸運な人生を思い描いて、実際に動いてみることで、チャンスが生まれ、それらに果敢に挑んでいくことで、運がいい人になる。
なにもしなければ、当然何も変わらないし、運のいい人にもなれない。

 これから取り組む具体的なこととして、外向性に苦手意識があるので、「家族に朝夕話しかける。1日1回会社の同僚に話しかける。」など挫折しないところから始める。
それから、口角を上げて人と接し、笑顔を意識する。相手は楽しい人だと想像して接する。

次に、不運に囚われすぎない。過去の今更どうしようもないことにくよくよせず、将来のことをいたずらに不安に思い煩わず、今できることに集中し、より高いレベルのことができるように日々意識していく。

運を変えるコツはとてもシンプルで今すぐ実践できる。
とっかかりはOK。あとは如何に継続していけるかトライアンドエラーで工夫を重ねていく。

この本を多くの人が読めば、幸せな人が増えて明るく良い社会が作られる気がするので、家族や友人にも勧めようと思いました。

今回も良書のご紹介ありがとうございました。
「私はよい人間になります。ありがとうございました。」合掌

投稿者 2345678 日時 2018年5月31日


運のいい人の法則を読んで

文中に運を鍛えるLesson法則3-1「目標を決める」・・短期の目標・中期の目標・長期の目標とあり

さらに、「できるだけ具体的な目標設定をする」「少し具体的なイメージを描く」

「とくに大切だと思う目標については、達成する期限を設定してもいい」があり、

そしてLesson法則3-2「コストパフォーマンスを分析する」があります。

果たして具体的な目標が必要か?目標や夢はクリアなものはいらないのではと感じたしだいです。

目標設定を具体的にではなく、その後に続く「たとえ可能性がわずかでも

目標を達成するために努力し、失敗してもあきらめない。」が示している。

目標を達成するためにどんな行動をとったのか、取らなかったのか、

その結果としてどうだったのか。

ではその次にどんな行動をとれば結果が良くなるのか?

その上手くいかない原因行動を自ら探り出し、自ら改めて”次、こうしよう!”と

次なる手立てを自ら考えて次の行動に活かすという、 マネジメントサイクルを回す行動を考え実行する

ことが運を変える引き金となっている。このことが目標設定うんぬんより大切ではないかということで

す。

今年、初めて社会福祉士試験を受験し運よく合格したのはまさに上記のとおりです。

受験資格取得から始まる2年計画。中期目標を設定し、実行する。ここまでは学校側が具体的なプログラ

ムを提供しています。受験資格取得後の半年間をどのように過ごすのか?様々な選択肢があります。

そこでどれが一番コスパが良いかを考えた。過去問を解き、かつ各種学校が提供する模試を受け、直前の

セミナーに出席する。ここまではイメージ通りでした。

が、模試の成績に唖然!!昨年の11月と今年の1月の模試は、いずれも合格点と言われる90点を大きく

下回る77点・70点。過去の合格率は過去5年から6年は25.8%から27.5%。

2月の試験日まで1ヶ月を切って何を行うのか?・・・まさに諦めなし、とことん過去問やりつくす(通

常3回のところ5回やる)。

試験当日は、合格するぞの一念でのぞみ、3月の結果待ち。

今年は合格率30.2%、合格基準点99点(つまり試験が易しかった)。

合格発表まで合格基準点が明らかにならない制度のため、通知が来るまでは落ち着きませんでしたが。

通知を観てにっこりです。試験が易しい。合格率がアップしている。まさに運が良かったとしかいいよう

がありません。


この体験後に、この課題図書と出合い、考え方×熱意×能力 をも納得した次第です。

智の道をさらにめざします。ありがとうございました。

投稿者 ws0103 日時 2018年5月31日


以下のとおり、今回の課題本を読んだ所感を記載したい。

1.幸運であると考える人が幸運になる
 本を手に取った第一印象が、「・・・なんて幸せそうな著者の顔だろう」だった。これほど著者の顔が表紙にドアップとなった本は、私の本棚にはヨガナンダ氏の名著ぐらいしか見つけられなかった。 表紙を眺めるだけで、思わず微笑みたくなるような幸せな気持ちになってしまいそうだったが、「これもワイズマン博士流のしかけなのではないか」と勘繰ってしまった。
 本書には、科学的に運の良い人と悪い人の例を多くの事例で示されている。その要因について、著者も述べているとおり、要は自分の気持ち次第で、運を良くも悪くもできるのだと解釈した。まさに、人は思ったとおりの人間になるのであり、運がいいと思っている人は、行動が変わり、その行動をきっかけに運が良いと思うような出来事が多く起こっているのだと。
 こうした中、本書にあるワークショップのとおり、この1ケ月で自分の身の回りに起こった運のいいことを日記で振り返ってみると、以下のとおりであった。
 
・道路を歩いているときや自転車に乗っている時に、青信号である確率が多かったこと。
・積立している投資信託が好調だったほか(百万円近くの含み益)、一度利益確定してリバランスしようと検討していたところ、ネットで理想的な商品が見つかり、早速積立を開始できたこと。
・ワイヤレスイヤホンを購入したところ、時折、左耳の分が充電時に点灯しない症状があった。動作は問題なかったが念のためコールセンターに連絡したところ、元の商品も返品不要で2~3日後に新品が自宅に郵送され、予備(?)が一組できたこと。
・5年ぶりに第2子が無事誕生したこと。また、仕事がちょうど業務の切れ目であることや職場の理解もあり1ケ月間の育児休暇をとれ、炊事洗濯などの家事で妻をサポートできたほか、第1子の時には十分にできなかった新生児の世話ができたこと。
 
この1か月を思い返してみるだけでも、ざっとしたところ以上のような、幸運(?)と思える状況があった。結構運がいいなと思うことが多いように感じたが、この1か月が特別だったのかといわれると、そうではなかったと思う。冷静に振り返ってみると、この1か月の間には、同じくらい運が悪いと思うような出来事もいくつかあった。それでも、運が良かったと感じるのは、結局のところ、自分の意識が何に向いているかという、意識の問題なのだと理解した。

2.読了後の行動
より意識して幸運になるために、この本で学んだ運を鍛えるための法則を愚直に実行していこうと思う。自分は最初のチェックテストにおいて、法則1「チャンスを最大限に広げる」と法則3「幸運を期待する」の点数が低かったので、その点に注力していきたい。
まず、法則1を鍛えるために、新たな挑戦をしてみることにした。具体的には、まず1点目として楽器を始めてみた。中学のリコーダー以来、ほぼ楽器に触れたことがない自分としては、迷ったあげく以前から音色が気に入っていたオカリナをはじめてみることにした。Youtubeで参考になる動画を見るなど、まったくの0からの開始だが、毎日15分以内の練習だが、3週間ほどで音階が対応する指使いに体も慣れてきた(?)ように思う。
また、2点目として、手作りものに挑戦してみようと思い、マンションのベランダでの野菜作りやその野菜のプランターを置く棚をDIYで作成してみた。このほか、ウイスキーベースの梅酒づくりに精を出してみるよう仕込み中である(現在梅の配送待ち)。
3点目に、現在資格試験に挑戦中であるが、その有志の勉強会にも申し込んでみた。資格取得をもちろんのことながら、この資格を通じて新たな人脈が形成されるよう活動を開始していこうと思う。
このほか、法則3を鍛えるために、毎朝の呼吸法を開始する前に「自分は運がいい」というフレーズを口ずさみ続けている。これは、効果測定が難しいと思うが、まずは今年残りの半年続けていきたい。

3.最後に
本書読了後の話ではないが、課題本が発表される1週間前に、偶然にもこの本をアマゾンで購入しており、タイムラグなく読み始めることができたのも幸運だった。
 来月課題本の「幸福の習慣」も幸運にもアマゾンで中古購入できたので、早速明日から熟読したい。
 拙い所感を読んでいただき有難うございました。

投稿者 toshi121 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

 昔は、「運などに頼らずとも、努力して実力で勝負すれば良い結果が出るはず」だと考えていたが、最近やはり「運も重要な要素である」と感じるようになってきた。ただ、自分は運がいいとは感じておらず、また運がコントロールできるものだとも思っていなかった。
 そうした中、今回本書を読み、運が結果に対して占める割合の大きさと、運を鍛えることができると知ったことは大きな収穫だった。
 また本書は、実例がふんだんに盛り込まれ、構成面でも「Lesson」、「法則」、「ポイント」、「運を鍛えるLesson」とわかりやすく整理されており、ゲーム感覚を味わいつつ、楽しみながら読みすすめることができた。
 さて私の各Lessonへの参加結果だが、最初のLessonで回答した私の「幸運のスコア」は、4区分とも「低い」に分類され、自分が「運のいい人」にはほど遠い位置にいることを思い知らされた。また「運を鍛えるLesson」の大部分は、日ごろ自分自身が極力避けようとしていることであり、こうした結果となるのも当然だということを痛いほど感じさせられた。
 なお、それぞれの項目、内容の多くは、目新しいものではなかった。今までも他の書籍などで読んだことがあるなど、知っていることが多かったのだ。ただ知ってはいて、やった方が良いことを頭では理解しつつも、できていない(やっていない)ことばかりであった。やっていない理由は二つあり、絶対にやらなければいけないという切実感の欠如と、具体的にどのように行えば継続できるのかを理解できていないことであった、
本書の良い点は、「運のいい人」と「運の悪い人」を具体的な人物の例や、様々ま実験気結果で詳しく説明し、対比してその差を浮き彫りにしていることである。これにより、「運を鍛えるLesson」を真剣に取り組む必要性を強く印象付けているのだ。
一例として、笑顔で過ごすことについて触れたい。笑顔の重要性はよく語られており、私自身もこれまでにも何度も「できるだけ笑顔で過ごす」ということにトライし、少し前にも一日に最低10回は「スマイル」と言いながら笑顔になるという決意をしたのであった。ところが結果としては、つい笑顔になることを忘れて、仏頂面で過ごすことが多かったのだ。本書において、悲しい新聞記事と愉快な短編を読ませた後に、半分は鉛筆を歯だけでかみ笑顔にさせ、半分は鉛筆を唇だけでかみしかめ面にさせるという実験が紹介されている。笑顔にさせられた人は愉快な短編のほうを詳しく覚えており、しかめ面の人は悲しい新聞記事のほうをよく記憶していたというのだ。こうした実験結果を突きつけられたことは、非常に強く印象に残り、これを読んで以来、一日に最低10回は「スマイル」が実行できている。
 また「運を鍛えるLesson」のほとんどは、読んだそばからチャレンジを始めている。ただ、いずれも継続することができなければ、成果のでるものではない。実施する内容自体よりも、やり続けることができるかの方がずっと重要である。まずは一ヶ月やり続けて、改めて「幸運のスコア」にチャレンジしてみることを、とても楽しみにしている。

投稿者 u013 日時 2018年5月31日


「失礼、お嬢さん。それ、何という本?」


とあるカフェで本書を読了し、「今度、知らない人に話しかけられたら、楽しく話してみようかな~」と考え始めた矢先の出来事だった。


あまりにも突然、しかも早急に訪れたチャンスに、私は身動きがとれなくなってしまった。


声の主は、隣の席に座るおばさま。


まだ動転していたものの、視線と手を本書に向け、次の言葉を待ち受けている彼女に、


「あの・・・リチャード・ワイズマン博士という、マジシャンから心理学者になった方の著書で・・・」と歯切れ悪く説明した。


おばさまは、私の手から本書を抜きとり、自分の席へ持ち帰ると「へぇ~。運のい人の法則?知らなかったわ」と興味深そうに眺めはじめた。


その様子を見ながら「このご婦人、本当は著書の内容をご存知で、私を試しておられるんじゃなかろうか?」と、思わず疑心暗鬼になる私。


そんなことは構わず、とても陽気に満ちた声で「あら、アメリカの学者先生の本なのね。なるほど。だって、日本人で運と言えば神社ですものね。お嬢さん、神社へは行かれる?」


あ、なんだ。宗教の勧誘かーー。


宗教もネットワークビジネスも、よくターゲットにされる私の頭は、この緊急事態の発生原因を把握。ようやく「いつものこと」と認識し、脱力した。


ところが。おばさまは力強い目つきで私を見つめたまま、話続けた。


あれ?教団のパンフレットとか出さないの?とキョトンとしている私を尻目に、約2時間ノンストップ。


ひとしきり喋り終えると、「ケーキも美味しかったし、そろそろ。そうだお嬢さん、身体には気をつけてね。帰り道にもね。」と去っていってしまった・・・。


その後、すかさず現れた店員さんに「あの!!お時間大丈夫でしたか?!止めに入れず、すいません!」と謝られたとき、


ようやく「あ、あれは現実だったのか」と我に戻ったのだった。


不思議なおばさまの話を要約すると


●神様には得意分野がある
●神様に「顔見知り」と思っていただけるよう、神社へお参りにいく
●神社に呼んで頂けるような人間になりなさい


ということだった。


いわゆる怪しい系ネタが大好物な私にとっては、既知の情報も少なくなかった。


いつもの運の悪い人思考なら、「変わった体験したな~」くらいの認識でスルーしたに違いない。


しかし、この日の私は本書を読了してすぐである。何か行動に繋げたい欲求を抑えることが出来ず、


●ウェブ、書籍で神社に関する情報収集
(おばさまの情報の確認、実践方法の調査)
●引っ越し以来、10年間お参りしていなかった氏神様にお参り


上記に加え、本書にて学んだ運を鍛えるレッスンを複数実践した。


すると、


●ずっと探していた、良書リストの本を200円で入手
●なかなか予定が合わなかった知人と偶然予定が合い、再会
●カフェの希望の席が目の前で空く
●憧れの方にリツイートされる


などなど、思わず「わっ!嬉しい!」と言える出来事が続いたのである。


いつもなら、このような状況になっても「単なる偶然。私なんかが調子に乗ったら痛い目に合う」と受け入れを拒否していた。


しかし、そのような否定的な態度では運の悪い世界しか見えなくなってしまうという恐怖を本書から学んだのだ。同じ失敗は繰り返すまい、と氣を引き締めた。


何より幸運なのは、著者が人生の大半をかけて、多くの人々の協力から得たデータを、たった800円で共有して頂けたこと。


そしてそれを、しょ~おん先生が膨大な書籍の中から課題図書として選書してくださったこと。


これに尽きると言えよう。いつも読者の幸せを願って頂き、ありがとうございます。

投稿者 wasyoi 日時 2018年5月31日


#運のいい人の法則を読んで
この本は、タイトル通り運のいい人の法則が大変わかりやすく説明されている本でした。運についての分析により、運がいい人には、意識を変え行動を変えるだけでなり得るということがよくわかるすばらしい本ですね。
ちなみに運がいいか悪いかのチェックですが、自分は四つの項目全てで運のいい人だということがわかりました。

今回の本で学びになったと感じたところは、

p52 『人生ではしばしば、自信や期待が(確率に)違いを生むのだ』
運と自信や期待との関係について語られている所ですが、いかにしてこの自信や期待を持つかが大切であるし、また自信や期待を持たない人にとっては、そもそも難しいと感じるところなのだろうと感じます。
いつも「自信は自分で持つもの」という話を仕事でしますが、いくら知識だけを得ても、決して自信は勝手にはつかないし、結局自信を持つには自分で自分自身に「大丈夫!」と言えないといけないと思うからです。人から何かを教えられるだけで、自信が持てるものではないなと言うのが、難しいと感じるところです。


p83『運のいい人は積極的にチャンスを探しているというより、たまたま出会うチャンスに気がつく才能がある。普段から肩の力を抜いているおかげで、自分の周りの出来事に気がつきやすい。皮肉なことに、チャンスを見つけようと必死に目をこらさない方が、はるかにたくさんのチャンスが見えるのだ』
p92にマーティンとブレンダによる具体的な実験がありますが、人はその見え方によって、同じ状況でもこんなにも経験することが違うのかということがよくわかりました。人は本当に、「見たいものしか見えないのだ」と改めて認識させられました。その人自身のモノの見方が、運にどれだけか影響を与えるのか。ここがこの本を読んで、いちばん大きな気づきになりました。


p116 『数多くの心理学の実験から、意識外の要因はたしかに存在すると考えられている。私たちは、自分の考えや行動を左右する要因のうち、ほんの一部しか知らない。それどころか、しばしば無意識のうちに動かされているのだ』
過去に、虫の知らせを感じたのにその通りやらなかったお陰で大きなミスになったという経験をして以来、こういう直感には常に気を向けて生きるようにしております。
そして、そのように意識を変えてからは人生自体もうまい具合に好転し出したという印象があります。それがちょうど、たくさん本を読み出した時期であります。
本をたくさん読むと、それだけで人生を良い方向に運んでくれるのではないか?という思いすらあります。


p188 「夢で願う」プロセス
『何かをしたいときは、頭のなかで最初から最後まで展開を想像してみる。この「夢で願う」プロセスをするのは、夜ベットに入ってからだ。誰かに電話をかける前に予行演習をするときもある。気持ちを落ち着かせ、これから話をする相手のことだけを考えて、相手は自分に対して好意的に話をするだろうと思い描く。相手が知っている人でも、初めての人でも、同じように想像してみる。』
これに近いことですが、よく通勤時間中で歩きながら、同じようにお客様との会話を想像してニヤニヤしながら出勤するようにしたところ、営業成績が社内でぶっちぎりの一番になったことがありました。なのでこれも効果が高いのだろうと思います。何かを期待した状態で相手に話をするというのは大変効果的なのだと思います。


この本を読み終えた頃にちょうど、メルマガに努力の続け方について書かれたことがありましたが、その努力の続け方と幸福になるための方法が同じようなものだな、と直感的に思いました。
おっしゃる通り、
『努力って、
  ● 自分に出来ると分かっていることを現実化するプロセス』
なのですから、幸運になるための方法もまさしく、幸運になると期待し、自信を持つことから始めなければ、幸運にはなれない。
そこに気がつくためのきっかけがこういう本を読むことなのでしょう。
周りの人間にも読ませてみて、感想を聞いてみたいと思っています。

今月も、素晴らしい本を教えていただき、ありがとうございます。

投稿者 kokchamp 日時 2018年5月31日


運のいい人の法則を読んで

しょうおん塾生にとっては、わかっているよね?というしょうおん先生の言葉が聞こえてくるような本なのかなと、例えば、この本の話をセミナーでしょうおんさんから聞いたら、私はウンウンと頷くと思う。
でも、でもである。やっぱりわからないというか理想と現実が違うところをこういう本で一つ一つ確認して、「ああ、この部分がダメだから、先生のいうことがわかってないんだわ。ここからやっていこう。」と思う、そんな本かな。
運とか運勢とかとかく不確定なものに運がついている。それは科学的な部類に属するものではないと言われているが、この本では、しっかりと実験している。
この世は幻ということがわかってますか?ということに気がつくかどうか。ゲームを有利に運ぶ思考法はなんですか?ということをマジシャンがしっかりと解明してくれる。
セミナーで伝授された秘法も使わなければ意味がない。先日九星気学のセミナー二次会で、コミュケーション編の極意について再度ご講義頂いたが、わかちゃいるけど、これは秘法だからとっておきの場面まで使えないとおもっていた自分には、えっ?という「?」しか残らない謎のご指摘があり、まだまだだなと思ったしだいである。
脱線しましたが、この本が言いたいことは塾生なら既に知っていること、なんですがすこし立ち止まって、自分に対して、「本当に心の底からわかっているの?」と問いかけている、そしてぶっちゃけ、わからない!と感じている未熟な受講生に、「こういうとこ、大事だよ」と気づかせてくれる、そんな図書である。
一番は心の持ちよう、思考が現実、未来を作っていくのである。物事にはプラスとマイナス必ず2つの側面があり、そのどちらを見るか?によって未来は変わってくるのだ。
私も自分ごとではないものの家族の出来事でマイナス面しか見えない事態に直面した時、「ジタバタせず、ここは笑うしかないやろ。」と思い家族の前でとにかく笑い飛ばし、事態を好転させた(それだけではないのですが)経験が最近あった。
運ってそういうところで変わるんだなと実感している。未来は自らの力で切り拓く、そのためには現実の捉え方を次に繋がるように、いい面を見つけ出す癖をつけて、前に進む、そういう思考になるための本だった。
法則をテイクノートし、日々精進あるのみである。

medal1-icon.gif

 

投稿者 BruceLee 日時 2018年5月31日


「人生に運が良いも悪いも無い。ただ『○○○○(自分のフルネーム)劇場』があるだけだ」

これ(↑)が、本書を読み終えた私の結論だ。理由は以下である。

私が本書で最も引っ掛かったのは自分で「運が悪い」という人々だ。というのも自分にもそういう時期があり、その時の自分を見ている気がしたからだ。その時とは異なる現在の視点で、「運が悪い」人(つまり過去の自分)を客観的に見ると正直呆れる。人の良い所だけ見て自分と比較し、自分に起きた現象の全てを他責にしているからだ。本書に登場するそういう人を見て気付いたのは「運が悪い」と解釈するという事は、同時に全てを運のせいにし、自身は思考停止となり、結果的に「自分は悪くない」と自己を正当化する行為でもある事だ。つまり問題の本質から目を背ける逃げなのだ。結果、そういう人が状況を変えたいと思った時、自分を変える事は絶対にしない。何故なら悪いのは自分ではなく運なのだから。故にその人が状況改善のために取る行動は努力して自分を変える行動、ではなく運を良くする行動だ。神社に行って祈願、善行と称しトイレ掃除、或いは宗教にハマり数百万円のツボ購入。。。

馬鹿なの?

以下は「運が悪い」と愚痴っていた過去の自分へのメッセージだ。

お前は実に頓珍漢な事をやっている。「運の悪い人は、たとえ不運をかえようと努力するときでも、ほとんど意味のない行動をしがちだ」という本書の通りだ。希望が叶わない原因は全て自分にある。そしてその原因を直さない限り人生は好転しない。試験に落ちたのは勉強量が足りなかったからだ。恋人が出来ないのは自分に魅力が無いからだ。給料が増えないのは実績を残せてないからだ。まずそれを認めろ。そこから目を背けるな。そしてその原因を改善しろ。「何かのせいにするのではなく、過去の失敗から学ぶ」のだ。

「何故私ばかりなの?」と愚痴ってるのは本書の「反事実的条件」的視点が欠如している。「私より運が悪かった人の事」を考えろ。つまりお前は視野が狭いのだ。自分に振り回されてるから自己をコントロールする事も出来ず、不幸感に浸っているだけなのだ。つまり「運が悪い」とは、自分と向き合い自分を変えたくない人間の逃げ口上なのだ。

何故そんな事態に陥ったのか?それは人生が思い通りにならない事に気付いたからだろう。学生時代は勉強さえやっていれば正解に行きつけた。が、人生に正解は無い。だから面白いとも言える。その状況を楽しめば良いのだから。良い事しか起らない人生も悪い事しか起らない人生も無い。誰の身にも共に起きる。そもそも「良い事」とか「悪い事」の定義は何だ?それは誰のナニ基準で決まったのだ?全部お前基準だろう。つまり全てお前が決めてるんだろう。目の前の現象に良いも悪いも無い。運の良い悪しという表現で人生を台無しにしてるのはお前自身なのだ。

一方、本書で「運が良い」と言われる人はどうだ?「彼らには不運なことが起らないのではなく、不運に遭遇しても、すぐに起き上がってまっすぐ立てるのだ」とある。不快な事があっても笑いのネタになると解釈すればラッキーな出来事となる。不快な事が考えを変えるキッカケとなり、自分が大きく変わり、後年「あの時あの出来事があったから今の自分の成功がある」と成功者はよく語っていないか?

思い通りにならない事があったらどうするか?行動して自分を変えるのだ。本書でも運が良いとされてる人は皆行動している。その前提にはどんな現象をも前向きに解釈する姿勢がある。それが自分をコントロールするという事であり、結果、人生は「○○○○劇場」となるのだ。イベントがあるから悩み、考え、行動を起こし、結果的に人生が変わるからその劇場は面白くなるのだ。

今、お前は辛いかもしれない。でも大丈夫。数年後のお前は某セミナーに参加して行動した結果、公私共に充実した人生送っている。勿論そのセミナーに参加するだけで人生は改善しない。やはり行動なのだ。最近もこんな事があった。

お前の次男が最近高校生となり中学とは登校時間が変わった。結果、朝のトイレや洗面所でかち合う事が多くなった。自分が使いたい時に次男が占領、あーウザイ!「鏡の前でそんなオシャレしても変わんないから早く空けろ!」と文句を言いたくなる。が、そんな事をしても親子関係が悪化するだけだ。なので自分が変わる事にした。自分の出勤時間を早めたのだ。朝の語学勉強は会社でやれば良い。結果、次男とかち合うこともなく、混雑時の出勤時間帯でありがちだった電車遅延に遭遇する事も激減し、何より家を30分早く出るだけで、山手線がこんなに空いてるなんて!(笑)

ほら、

「何かが起るのを待つより、私が決める」

方が楽しいだろう。これが人生をコントロールするって事だと思うんだよね。

投稿者 vastos2000 日時 2018年5月31日


PART1で明らかにされていますが、この本での「運」は、心の持ちようや考え方、認知の仕方に影響を受ける「運」です。PART2以降を読むうえで、まずはこの点を忘れてはいけないと思いました。当選番号に規則性のない宝くじでは、(自己申告による)運の良し悪しに関わらず、当選確率は変わらないという科学的実験結果が出ています。(異常な高確率で宝くじに中る能力は「超能力」と呼ぶほうがしっくりくるのではないでしょうか)
最終的には当たりくじの波動も感じられるよう超能力も身につけたいとは思いますが、をれはまた別の修行が必要だと思い、まずはコントロール可能な範囲で運を良くしたいと思いながら本書を読み進めました。

今回、この本で扱われている運に関して、今までメルマガや基本編、紹介していただいた書籍などで見聞きしたことと似ている事を書き留めておくと共に、幸運のレッスンについて書いていきます。

まずは今まで見聞きしたことと似ている事です。

プラスとマイナスの期待度のところで、『運のいい人にとっても悪い人にとってもまるで予言が当たるかのように、期待通りの出来事が起こるのだ』(p168)とあります。まさに「思考が先、現実が後」ではないですか。「お金持ちになりたい」と願うと、「<お金持ちになりたい>という状態が発現する」ことで願望が実現しているのと似ていると感じました。やはり感謝を添えて、正しく願望を立ち上げることが大切であると再確認できました。
上記の記述の後に『運の悪い人は物事が悪い方向に進むと期待しているため、挑戦する前からあきらめがちで、困難に直面してもやり抜くことはめったにない。一方、運のいい人は物事がうまくいくと期待しているから、目標を目指して努力する意欲が高く、たとえ成功する見込みが低くても、運の悪い人よりはるかに粘り強い。』(p182)とあり、『ビジネスの世界ではあらゆる場面で、将来に対する期待に、理想を実現させる力がある』(p186)と続きます。今ある現実・現状は自分の思考の結果であるということだと解釈しました。

もう一つは、人間は自分が関心のあるモノしか見ないということです。これは本書では新聞の中の写真の数を数えてもらう実験が相当します。運の悪い人はネガティブな面を見て、運のよい人はポジティブな面をみて、それぞれが運の良さ、悪さを強化していく、と。
上記の「思考が現実を作っている」ということを踏まえると、自分の関心、視野を良い方向(運が良い)方向に向けることができれば、思考が変わり、現実も変わるものと思います。これを理解したつもりで、幸運のレッスンにとりかかりました。


私の場合の幸運のレッスンは以下のような状況です。
ワークブックを試したところ、私の幸運スコアは3でした。そして運の法則の1~4についてのスコアは4つとも「中間」でした。
ただ、すべて「中間」とは言っても、法則2のスコアが低めだったので、まずはここから意識しています。
「この原稿はこのまま修正なしだとマズイかも」とか、「今日は早めに帰宅したほうが良いかも」と感じた時はそのようにしています。また、「面倒だけど、あの人に根回ししておいた方が良いよなぁ」と思った時は、ちゃんと根回しするようにしました。そのおかげか、最近はトラブルが発生していません。


そして、運を鍛えるために以下のような行動を試しています。

●毎週一人は今まで口をきいたことがない人に話しかけている
 ⇒クリーニング店やスーパーの店員、セミナー出席の際に隣の席に座った方などとコミュニケーションとった。子どもの運動会を応援にいった時、小学校時代の同級生らしき人物をみかけ、話しかけた。(やはり同級生だった)

●新しいことにチャレンジ
⇒仕事で外出したとき、はじめて通る道を選び、いつもとは違うドラッグストアに立ち寄った。

●できるだけ腕組みをしない。(閉じた姿勢をとらない)
 ⇒今までは驚くほど腕組みをしている機会が多かったことに気付いた。

しかしながら、第8章のワークショップの実践(幸運を鍛えるレッスン)の「幸運の日記」は苦戦しています。まだまだラッキーに気づく能力が低いということでしょうか。それでも日常生活で「日記に書けるようなラッキーなことはないかな?」と思いながら過ごしていると、今までは記憶に残らなかった、「五差路の交差点でちょうど青信号になった」などに目を向けられるようになりました。

この本を読んでから、このような取り組みを始めましたが、まだ運の向上を実感できるレベルには至っていません。ワイズマン博士も言っているように、幸せで充実した人生を送れるような考え方を身に付けていくのは一歩ずつなので、あせらずに今後も継続していきます。
そして、この課題図書の感想文の投稿も続きていきます。

 投稿者 yrishida41 日時 2018年5月31日

『運』のいい人の法則 を読んで感じたこと・思ったこと・考えたこと

 まず、いきなりこの本の表紙。禿げた頭のおっちゃんがアップで写っている。
これもこの本を売るための戦略か? 確かに目をひくが、はっきり言って本の
デザインとしては、お世辞にも素晴らしいとは言えない。 
しかし、それでもこの本はベストセラーになったんだ! だから『運』が良いのだ、俺は! 
読んだら運がよくなるよ、うんうん と著者は表紙で訴えていると感じてしまった。
 この本のすごいところは、“運” という目に見えないもの・曖昧なものを可視化
いわゆる “見える化” したところでしょう。 
設問を設けて点数化し、他者と比較できるようにしたことが何より素晴らしい。
自分自身が理系で品質管理などをやってきた人間なのでこのような数学的かつ統計的アプローチは
実に納得してしまう
ちなみにLESSON1の点数は、ずばり50点です。 自画自賛ですが、かなり運の良い人ではない
でしょうか? 今後もっと点数あげていきます。
設問の中で目を引いたのが、『知らない人にはなしかけることがある』という箇所。
実は、よく人に話しかけてしまいます。もしくは、人からよく話しかけられます。
道をよく尋ねられます。 これって、運を良くする行動だったのですね。
行きつけのコンビニの店員さんと顔見知りになったり、ファーストフードのバイトの
お兄ちゃんからよく声かけて頂いております。 時々、クーポン券とかこそっと
もらったりしています。 振り返ってみると自分から、『おはようございます』と
言って、お金払って、コーヒーもらうときに『ありがとう』 と心を込めて言うように
しています。 そしたらだんだんと店員さんの方から話しかけてくれるようになったん
ですね。 運の良い人は、このような小さな行動をいくつも積み上げているのでしょう。
 また、目先のことに振り回されず、大局で考える、ということが運を良くする法則だと
いうこと、声を最大限に大きくして、“納得” です。 私の座右の銘として、『人間万事
塞翁が馬』というものがあります。 目先のことであれこれ判断せず、長い目で見て
どうかということです。 いちいち小事にこだわらない。 
このように考えていくと、人生って、すべて上手くいくように出来ているのではない
でしょうか? すべては自分の考え方次第。 
この本を読んでいて、突然亡き親父のことを思い出しました。 親父は、小柄で背も低く、
目にも耳にも障害を持っていたのですが、親父がグチを言ったことは一度もありませんでした。
親父の口癖 “大丈夫、きっとうまくいく”。 それに比べ、昔の私はグチ大王様でした。 
猛省して今に至っています。
ワイズマン博士の設問に一つだけ加えてほしい設問があります。
『あなたは他人の幸せを祈ることができますか?』

今回も素晴らしい課題図書を取り上げて頂き感謝致します。

投稿者 str 日時 2018年5月31日


運のいい人の法則

「自分は運がいい」そう思っている。「能天気だ、楽観的だ」と捉える人もいるかもしれないし「え?その程度で??」と思う人もいるだろうが、これまでの人生で心底「不幸だ」と感じた事もないのだからきっと運がいい方なのだと思うようにしている。宝くじの高額当選したこともなければ“九死に一生を得た“と言われるような体験もないが、幸福度と同様に自分は運がいいかどうかを判断する基準は人それぞれで良いのだと思う。

そもそもこの地球上で数多の生物の中から人間として、そして清潔で平和なこの日本に生まれてきた事だけでも十分にラッキーなのではないか。本当に運が悪かったのなら、極端に言えばとっくにこの世から居なくなっているだろう。私のような学の無い人間がそれなりにまともな生活を送れているとも思えない。勿論、家族・友人を始めとした周囲の人達に恵まれていたからこその現在であるが、その“人に恵まれる“という事そのものが既に”運”の力が働いていたのではないかと感じる。

今になって過去を振り返れば人生そのものに於いて「運が良かったんだな」と思えるが、ツキや流れ、直感といった運に作用してくるであろう要素を意識するようになり、信じる事が出来るようになったのは、良くも悪くも学生の頃から覚え始めた麻雀やパチンコといった類のものだった。最近ではあまり世間に良いイメージを持たれないのと、そっちに回す時間が勿体なく感じるようになりすっかりご無沙汰になってしまったが。

ツイてない時はどんなに足掻いてもダメ
ツイてる時は何したって上手く行く

この二つを“本当に不思議で仕方ないが紛れもない事実”として、身を以て知る事が出来たのは自分にとってとても大きい。「今日はツイてないから大人しく、そして慎重に行動しよう」という危機回避にも繋げられるようにもなり、深みに嵌まる事もなくなった。私生活でも仕事でも必ずそういった時期は存在する。忙しい時に限って凡ミスが続いたり、マシントラブルが発生したり、アポなしの来客があったり。このような時に“自分の運が悪いから”とか“不幸だ”といった方向に考えてしまうと“運が悪い人“になっていってしまうのだろう。「今回は、今日は、今週は。ツイてなかったから仕方ない」その流れの中に居るだけで、自分の運が悪いわけではないのだ。という切り替えが出来たお陰で救われた事も多かったと思う。

本書には『運のいい人は幸運が将来も続くだろうと期待している』とある。
“悪い流れは一時的なものでずっと続くワケではない”とも言えるだろう。

たった数回のハズレで諦めない
本書で紹介されている運のいい人達は、何度もラッキーと言われる出来事に遭遇している。自らの直感や本能、虫の知らせを信じた結果だったりと様々だが、過去その全てが当たっていたかどうかは分からない。たまにはカンが外れる事もあったかもしれない。それでも自分を信じ、自分の感覚に従ってきた結果が運を呼び込んだのだろう。「一度の失敗で諦める事はない」とか「失敗から得られる事の方が多い」と良く言われるように、多くのハズレ(失敗)の経験から、より多くのアタリ(成功)を手にしてきたのかもしれない。

運とは思考と行動によって左右され、捉え方一つで幸にも不にもなるものだと思えてきた。ツイてる時には盛大に感謝と喜びを。ツイてない時には楽しみに次の波を待つ。

運は何もしなければ自分に向いてこない。本書に限らず「この人運がいいな」と思う人たちは、必ず何か特有の感覚や思考を持って行動している。この先も自分の感覚は疑わないという点は変えず、そして現状の運に満足せずに、運を鍛えるべく運のいい人の思考を本書からチョイチョイ盗んでいこうと思う。

勿論、生きていく上で運に全任せという訳にもいかないし、論理的な部分も育てなければいけない。会社で重大な決断を迫られた時、「どうしてそう思う?」という上司の問いに「直感です!」なんてそうそう言えたもんじゃない。運も実力のうちと言うけれど、運と実力の両方が揃ってようやく成功や幸福への道が開けるのだろう。

投稿者 AKIRASATOU 日時 2018年5月31日


運のいい人の法則/リチャード・ワイズマン博士 著 を読んでの感想。

本書を読んで最も驚いたのは【運は筋肉の様に鍛えれば良くなる】という事。
運と言う目に見えないモノの存在は理解していても、良し悪しを自分の行動と考え方でコントロールできるようになるという事に対しては「そうなんだろうなぁ」くらいで、しっかり腹落ちしていなかった。しかし、運を鍛えるために必要な法則が書いてあり、書かれている事を実践すれば誰でも運が良くなるというのが科学的に説明されていて、とても驚きだった。

今までは自分は運がいいと思い込む事で運が良くなっていくと思っていた。
それはそれで部分的には正しいと思うが、運をよくするためにはそれだけでは不十分であり、思い込むのではなく、良い面にフォーカスを当てて物事・出来事を短期的視点では無く、長期的視点で考える(捉える)ことが大事なのだと認識した(これは良書リストにも入っている和田裕美さんの「陽転思考」的な考え方だなぁとも感じた)
何のために運を良くするのか、運が良い自分でありたいのかといえば、【良い(幸せな)人生を送りたいから】であって、本書で提唱されている考え方を実行することで【運が良くなる】だけでなく、【良い(幸せな)人生を送る】近道になるだろう。【運を良くする】=【良い(幸せな)人生を送る】という意味において本書は【良い人生を送るためのヒント】がそこかしこに記載された自己啓発本であり、結局は運を良くする事に限らず 何をするにしても前向きに、あれをすれば(これをすれば)もっとカ ッコよくなれる、可愛くなれる、良い仕事が出来る、目標を達成出来る、という様にあらゆる事に応用が効くという事が大事なポイントであると感じた。
また、自分が良い人生を送るためには、自分の身近な(接する頻度の高い)人も良い人生を送っている方がお互い良くなりやすい(良いことが起こりやすい)はずである。これだけ沢山の証拠をつけて「運を良くするためには何をしたらよいか」と言う事が明示してあるにも関わらず、amazonの書評では「非科学的な内容に失望した」「育ちや環境が良くない人が実行するのは難しい」という理解しがたい評価をくだしている人が何人かいてビックリした。良い人生を送っていくためには、自分が深く付き合う相手はしっかり選ぶ必要がある。深く付き合いたいと思う人には本書を薦め、どのように感じたか感想を聞くことで、深く付き合うべきかを判断するものさしの一つにしても良いのではないかとも感じた。

投稿者 diego 日時 2018年5月31日


なんとなくラッキー、という幻想

今を遡ること20年前、とあるワークショップに顔を出した時。
「このワークショップを受けて、何を得たいですか?」という質問に対し
参加者が一人ずつコメントしながら、ホワイトボードにどんどん書き込んでいきます。
私も含めて、その場の全員が賛同したのは「なんとなくラッキー」

それ以降、なんとなくラッキーではあります。
でも、なんとなく、なんですね。

しんどい時には、うまくいかない。
ドンピシャでないんです。ちょっとずれている。
「ずれてる!」と不和を感じているのに、
なんだかずーっと、ぴたっとうまくいかない時期が生じます。
これは、なかなかしんどい。

だから、なんとなくラッキーの状態は、もちろんうれしかったけど、
それはなんとなくであって、なんとなくを超えることはなかったのです。


で、本書。
自分が根本から間違っていたのかもしれないと、まずは思いました。
「なんとなくラッキー」は、目標としてステキだけど
「なんとなく」という言葉自体が違う。

「運がいい」は、今こんなにも解明されていて、
直感までも、内包されている。もう、ひたすら、驚きました。

で、少しずつ読み進め、最後まで読んだところで、
この本、普通に読むだけではダメなんだということがわかりました。
もちろん、ほぉーとか、すごいね、というだけなら、それでもいいんです。
でも、それだけだったら、やはり、著者の意図ではないと思うのです。
というのも、私は逆に、運が悪くなったんです。

ある一言で、すごく不幸な気持ちになりました。
それは、彼から、低音部がよく聴こえるイヤホンをすすめられて
「よかったら、買ってあげたい」と言われたことです。

めちゃめちゃ幸せでしょ?ふつうは。
私は普段エレキベースを弾いていて、音源から低音部がはっきりと聴こえれば
ベースをもっと理解できるし、耳コピもしやすい。
そんなイヤホンなんて、喉から手が出るぐらい欲しいはず。
プレゼントしてあげたいとまで、言われているのに。
なぜ、不幸になってしまったのでしょうか?

数日の経過でわかったことがあります。
私は本当は、ウッドベースを弾きたくて、
つまり、録音された演奏の低音を聴きたいとしても、それはあくまで参考。

ジャズを聴きに行ってよくわかったことは、
ウッドベースって、ものすごい振動をする楽器だということです。
実際に、ウッドベースをそばで聴いていると、身体に振動が起こって共鳴する。

この低振動こそが、私に最も欠けていたもので、
これがあるだけで、私は生命を得る。完全になる。
それがわかっているのに。

今まで、ウッドベースのある人生の準備をしてこなかったので
憧れているだけで、得られないと思い込んでいたのです。
でもね、本当は、欲しいのはそれなんです。

(補足。ウッドベースのある生活のために。ウッドベースと弓、ケースが必要。
運ぶための車が必要。スゴイ振動なので、防音室が必要。
楽器が大きいから、スペースも必要。
他の楽器と合せた方が楽しいから、ピアノなども必要。
ピアノ弾いてくれる人や、他の楽器を演奏してくれる人も必要。
先生もいてくれたほうがいいな。外会場で気軽に演奏するためには
アップライトタイプのウッドベースもほしいな。軽いし。)

で、低音のイヤホンの話で、
いやでも自分の求めていることに、向かわざるを得なくなったのです。

ん?
これって。もしかして、運がいいのではないでしょうか?
私は、本気で、ウッドベースに向かおうとしている?

で、本書。
読み始めの時は、自分は運がいいなと思っていました。
途中から、すごくしんどくて不幸な、不運な時。
この時のスコアの差が、案外あったのです。

で、大きな差があったところを踏まえて、
本書で提言されているワークショップをやってみるました。

例えば、P84にある太字、なぜ『チャンスを逃したのか』『知り合いになりたかった人と実際に話をする場面を想像する』を行ったところ、
目線がいつもより5センチは上がったような感じなのです。
今まではいつも、転ばないように、人と目線を合わせないようにと、下を見ていることがほとんどでしたが、
目線が上がったことで、人がよく見えるようになって、
今いる場所の把握がしやすくなったのです。視野の拡大です。
で、もちろん、余裕が出て、駅に貼ってあるポスターや、駅員さんが「ありがとうございます」と言ってくれていることや、
重い荷物を持っていてしんどそうな人とか、姿勢がいい人や、楽しそうな人にも気付きます。

視野が拓けている状態で買い物に行くと、閉店しているはずのお店が開いていて必要な買い物ができたり、
店員さんがおもしろいTシャツを着ているので、本書に従って思い切って指摘すると、一緒に喜んでくれる。

体験談を読んで「なんとなくラッキー」を目指すのではなく、
調査結果を確認して、実体験をして、ワークを行えば、すでに運のいい人になっているように仕組まれています。
「運がよくて、自分の直感に従って生きていて、開かれた状態(開放性)で居る」ことに気づかうだけで
今はすごく恵まれた環境に居ることに気が付くようになっています。

たくさんの幸せな事例があって、目指したいところをイメージしやすいのも、いいと思います。
幸せで満ち足りたくて、運がよくなりたい訳ですし、
だからといって、リラックスして生きるほうが、もっと運がよくなるというのも、素直にうなずけます。

で、アップダウンすることで、人生盛り上がる訳ですから、
大変なことがあっても切り替えて、自分はやはり運がいいと思い続けて、笑顔でいるのは、本当に素晴らしいことですし、ワークを続けて目指します。
いつもラッキーがいいな。そのために、科学も証明してくれていることを忘れないようにします。

今日は、初めて横入りしたパチスロで、すぐにかかったそうです(私にはよくわかんないのですが、普段やっている人はそう言ってました)。
長文ですみません。いつもありがとうございます。

投稿者 soji0329 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで


この本は、宝島の地図である。丁寧に宝箱の鍵もついている。あとは取りに行くだけだ。

著者のリチャード・ワイズマン博士はもともとマジシャンだという。その経歴が面白い。運のいい人に法則はあるのか。それを探るために、数百人のインタビューと8年の研究を経て得られた4つの法則。その結果がわずか千円以下の本にまとめられているのだ。読んだ私は本当に運がいい。

この本の特長はまず、緻密な構成の上に論旨が展開されていることだ。最初に、幸運のスコアという12の設問から始まる。これらを真面目に答えない読者は、その時点で運に見放されていると言っていいだろう。そして答えのスコアがそれぞれの法則に紐づいている。高い、中間、低いと3種に分類され、それぞれに対して運を鍛えるレッスンの取組み方が紹介され、非常に分かりやすい。

また運のいい人と悪い人。インタビューに答えた内容が、まさに天国と地獄の如く書き分けられている。絶対運をよくするぞと思わせる工夫が多分にある。逆にそう思わなければ、そこで終りである。

さらに運のいい人、悪い人、中間の3者もまた数値化し、棒グラフで「見える化」。定性的なインタビュー内容を定量的なデータに変換して説明している。まさに心理学博士の真骨頂であろう。

しかしである。このように極めて科学的にアプローチなのにも関わらず、時おり非科学的な表現も見られる。直観と本能を「虫の知らせ」と称したり、瞑想を「洞穴の老人を訪ねよ」と表現していたりだ。これらは翻訳者のファインプレーかもしれないが、運を良くするためには、少々オカルト的なアプローチも必要だと言っているようで面白い。

そして最大の特長は、実際に運がよくなるためのワークショップを実施し、その結果まで紹介していることだ。ここまで書かれているからこそ、私はこの本を宝島の地図、と称したのである。

本の論調に合わせて試しに私の例を書いてみた。多少のフェイクがあることはお許し願いたい。

◆soji の場合
soji は不安に苛まれているという。これまでは運がよかった。希望した会社に就職し、なんとか無事やって来られた。しかしいよいよ巣立つ時が近づいて来たのだ。振り返れば特殊技能と呼べるものは何もない。

幸運のスコアで、soji は法則1、チャンスを最大限に広げる、に低い得点を示した。人見知りで友人を作ろうとしない。不安からストレスを感じ、いつも肩に力を入れていた。新しい経験もあまり受入れなくなっていた。逆に法則2、虫の知らせを聞く、の得点は高かった。瞑想をし、直感を高めようと、日々努力していたからだろうか。法則3、幸運を期待する、法則4、不運を幸運に変える、は中間。とにかくチャンスを広げることが大きな課題のようだ。

「人には会いたくなかったですね。でも運をよくするためです。プラスの期待度を高めて各種セミナーやランチ会。新しい趣味を始めてパーティにも足を運んで。できるだけこちらから話しかけました。名刺交換したら次の日は必ずメールで挨拶をして。気が付いたら新しい友人が出来て、肩の力も抜けて来たんです」

「宝くじなんて、自分じゃ決して当たらないと決めつけていたけれど、あるとき当選番号を見ていたら、自分のくじ番号のような気がしてきて。それから買いました。何度目かで結構大きな金額を当てまして。
気になっていた株の銘柄があったので、そこに全額投資することにしました」

「虫の知らせですか。瞑想を始めてからよくありますね。特に新たな出会いの時には。この人は必ず自分にメリットをもたらしてくれるって感じることがあるんです。そうやって知り合ったファイナンシャルプランナーに相談して、自分の能力の棚卸しもしてもらいました。特殊技能なんてないと思っていたけれど、ちょっとした文才が結構役に立つかもって。情報網を広げて、世の中のニーズをつかむと自分を活かせる職業はきっとあると勇気をもらいましたね。それ以来ますます幸運が期待できるようになりました。多少の不運があってもへこたれなくなり健康にもなりましたよ」

「自分の幸福体験を日誌代わりにツイッターで発信するようにしました。少しずつフォロアーが増えて来まして。そのうちにお会いする人も出てきて。あるとき依頼を受けましてね。ちょっとしたコピー制作でしたが。でもかなり喜んでもらいまして。そんなことがいろいろなところから頼まれるようになって。おかげで仕事に新たな軸が出来ました。くじもあれから結構当たるし投資は含み益ですけど当初の5倍以上に膨らんでいます。生活も経済的にはまったく困らなくなりました。それもこれも『運のいい人の法則』を読んで実践しただけなんです。いい本をご紹介いただいたと心から感謝していますよ」

3年後、もし上記のことを実現させたとしたら、リチャード博士に「宝島で本当にお宝をゲットしましたよ」とメールしたいと考えている。

投稿者 ktera1123 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで。

「あなたは運がいい人ですか。」本を読んでいる間、聞かれ続けている感じがしました。

本に書いてあるワークショップを実行しても、日本人的な謙虚な面が出たのか、欧米人のいけいけどんどん的なところに、若干引いたところがあったのか、可もなく不可もなくなんとなく悪くはないけど、飛び抜けて良いわけでもないなんとも言えない結果となりました。

とは言うものの、新春セミナーで、とある資料を持って行ったのは、事前に公表されたキーワードからですが、その資料を頂いたセミナーに参加したのは、虫の知らせの直感と本能によるところが影響を及ぼしているようです。また、易経の本を持っていたのは、塾生仲間から偶然のチャンスを作り出して頂いた結果知り合うことが出来た人より、毎日3回暗唱するというチャンスのお知らせを頂き、それに基づいて行動していた結果によるところなので、実は知らないうちに法則に従って行動していたのが現実のようです。

最後に、今回の課題図書が発表になってオンライン上の本屋で確保して、受け取りに行こうと思っていたら、塾生有志での某所の見学会の帰りにたまたま受け取り指定した書店のそばまで行って引き取ることが出来たのは幸運でした。
来月の課題本についても出版元の直販サイトから確保できたのですが、住所をよくみて見ると、入居しているビルの前を、定期的な会議に出席するために毎週一回は通過していた上、発送先の倉庫の方へ用事があり出かけていたので、なにか引き寄せられているものがあるかもしれません。

投稿者 LifeCanBeRich 日時 2018年5月31日


 ~全体を捉える~

 いきなり結論から述べる。
 
 “本書は「運のいい人の法則」を語るにおいて全体を捉えていない”

ただ、この意味は私が本書に不満を持ったとかでは全くない。

 10年もの歳月をかけ多くの個別事例をつぶさに検証と実験を繰り返し、結果として見つけ出された「運を鍛える四つの法則」を知り、トレーニングを実践することで人生を好転出来る人は幾多といると思う。私自身も運を鍛えるための、心の持ち方、考え方、行動の仕方を本書から多くを学んだ。その点において、私はワイズマン博士の研究に対して敬意と感謝の念を持っている。
 ただ、どうしても私には本書の内容が、

 “部分を積み上げてはいるものの、全体を捉えていない”

ように思えてしまうのだ。
 これは、科学があくまでも部分であって、全体には成りえないという、本書を読み終えた後に生まれた私なりの帰納的結論である。

 前述したように、本書を読み、内容を実践することで人生を好転させることが出来る人たちがいる反面、出来ない人たちもいる。この双方の人たちの違いは、

 “部分を見るのか、全体を観るのか”

だと思っている。
 出来ない人たちの1つの共通点は、重箱の隅を楊枝でほじくる様に部分を見ることで粗を探してしまう事だ。例えば、本書は大部分が科学的な実験と検証を繰返しての結果なのだからほじくる余地は少ない。しかし、確かに短期間に複数回の宝くじの高額当選などの事例は、ワイズマン博士の理論や考案したトレーニングでは実現出来ない類の話も含まれている。出来ない人たちは、このような部分を意識的、無意識的に見つけ出し、自らの認識に擬えて拒否の判断を下し、行動に移すことに至らず人生を好転させることが出来ないのだ。
 一方、出来る人たちは物事を全体で観て判断しているのではないだろうか。本書の中で理解しづらい部分があったとしても、その部分では自らの認識での判断を一旦保留して、理解できている部分から行動に移し、成果を体験することが次の行動につながりプラスのスパイラルを作り出しているのだと思う。
 
 続いては、本書を経ての私の新たな気づきについて。それは、運はプラシーボ(偽薬)効果と共通性である。その共通性とは、運もプラシーボ効果も

 “強い思い込みが事の成り行きを決める”

という点だ。
 プラシーボ(偽薬)効果は、ただの錠剤を効果的な薬剤として渡された患者の病気が治癒するという“強い思い込み“効果である。
 また同じく運も「運がいい」と“強い思い込み”を持っている人は、運がよくなる傾向にあると本書で科学的に証明されている。

 では、“強い思い込み”を生むものは何か?

 プラシーボ(偽薬)効果の場合は、“強い思い込み”を生むのは、医師という“権威”と薬の“実績”である。“権威”と“実績”が、“強い思い込み”を生むことで心を前向きな状態にし、科学では説明できない自然治癒力を作り出すのだ。
 対して運の場合は、ワイズマン博士が言うように「性格」が“強い思い込み”を生むのである。「性格」が生む心の持ちようが、考え方と行動に大きく影響し結果として、幸運と取れる良い結果を作り出す事はワイズマン博士が科学的に証明した通りである。
ただし、運にもプラシーボ(偽薬)効果のように科学では説明できてない領域があることをワイズマン博士は指摘していない。
 確かに、プラシーボ効果は科学では説明できないとは言え、人間の身体が持つ神秘な力として一般的認知とともに信憑性は高まってきている。
 対して、運は人間の身体の外にも神秘的な力が存在するのかどうかという疑問に行き着く。

 “強い思い込み”は、人間の外部世界でも科学で説明できない現象を起こすことが出来るのか?

答えは言うまでもない。

 科学で説明出来ない事をどうやって知るのか?

 それは、知識と体験をとおして知るのである。そして、一度知識と体験をとおして科学で説明できない事を知ると、それが次の行動につながりプラスのスパイラルを作り出すというワイズマン博士の科学的に見つけ出した運の法則と同じ状況になるのである。
 運には、科学で出来ない領域にも法則が存在しているのだ。これが、冒頭で述べた 

 “本書は「運のいい人の法則」を語るにおいて全体を捉えていない”

の意味するところである。

 真に運を鍛えている人は、ワイズマン博士の考案した科学的トレーニングに加えて非科学的トレーニングもしている人なのであろう。なぜならば、

 “科学と非科学で「運のいい人の法則」の全体を捉えることができる”

からだ。

 今月は、「運のいい人の法則」について考察を深め、多くの知識を得たコトが最大の糧である。私は、運について本書ほど科学的に説明している本を読んだことはない。そして、本書のLessonを通して私自身の課題が明確になったことも非常に大きい収穫だった。ワイズマン博士の10年もの歳月をかけて費やした労力と研究結果に対して心より敬意と感謝をします。本当にありがとうございました。

~終わり~

投稿者 eiyouhokyu 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

 本を読んだ直後、私はこんな疑問を持った。運があれば、能力がなくても成功するのだろうか。この1か月間、運と能力の関係が私の頭の中を占めた。
 なぜこんなことが気になったかと言うと、職場にどうして出世できたのかと思える人がいて、不思議に思っていた。観察をすると、以下の事が見えてきた。

・失敗しても、悲観的にならない。
・自信がある。
・人付き合いを大切にしている。

 落ち込んだり、根に持っているところを見たことがなく、愚痴らず気持ちを切り替えている。そういった姿勢が周りの人の協力を得やすい環境を作り出しているのだろう。そして、自分の行動に自信を持っている。私から見たら、お客様との合意形成が甘かったり、調整や指導力不足を感じるけれど、それでも本人は気にしていない。飲み会の幹事を積極的にやったり、人付き合いを本当に大事にしている。
 
観察の結果は、まさに本に書かれていた運のいい人がしている行動だった。そして、運と能力の関係に対する私の仮説は、こうだ。出世という点で考えると、必ずしも能力がある人が出世をする訳ではない。上層部にとって、自分が使いやすい人を手元に近づけておきたいからだ。そして、仲間が助けてくれる環境にある人が、選ばれやすい。運の要素は、自分の気持ちが構成しているからだ。日々自分が物事をどのように捉えているかが、表情や言葉となって自分の表面に表れてくる。その表面を他人は見ているのではないか。運は人柄(人間性)と関係性があるのではいか。
 
今回の読書と観察から、私は上司を初めて尊敬した。ずっと不満だったが、出世したことの意味が理解できたからだ。そして、そのような上司にめぐり合えた私も運がいい。今気づけたら良かったものの、上司の良さを理解できなかったら、険悪な事態に陥っていたかもしれない。一方だけを見て不満を募らせていたが、視点を変えると学べるポイントが沢山ある。まさか目の前にこんなに成長のヒントがあるとは思わなかった。

 さて、改めて自分自身を考えてみると、今まで私は運がいいと思っていたし、自分に不可能はないという根拠のない自信があった。この本の凄いところは、運という主観的な要素を数値化し、客観的に評価分析できるところだ。Lessonの結果、私は「幸運を期待する」項目は高いが、「チャンスを最大限に広げる」項目が低いことが分かった。あと2つの項目は中間値。
 
「チャンスを広げる」に関して言えば、苦手要素があった。私は、初対面の人と接するのは苦にならない。今までも広く大勢の人と接してきたし、第一印象は快活な印象を与えていると思う。しかし、長く深く付き合うことが苦手で、連絡を取り合うのも面倒に思うことがしばしば。どうしたら気楽に人付き合いができるんだろう。

ヒントは、本の中の「運のいい人は肩の力を抜いて生きている」という言葉。前述した上司の話にも言えることで、幸運のヒントは目の前に在る。ただ、自分が気づいていないだけ。新聞に書かれていた文字やカフェの入り口のお札に気づかなかった例が挙げられていたが、手を伸ばしても届かない場所ではなくて、本当に目先にあるのに気づかない。何が邪魔してしまっているかと言えば、自分の考えに捉われている。上司はこうあるべき、なんて見方をしていたから、本来の上司の良さに気がつかなかった。人付き合いは面倒だから、自分から連絡をしなくても相手からくるだろうと思っていたから、幸運のチャンスを逃していた。世の中は○○だって、私の感覚で決め付けていたら世界は変わらないし、未来も変わらないんだなと思った。

 最後に、運に関する話をひとつ。私は、第一希望の保育園に子どもを預けることができたのだが、最初に申請したときはHランクだった。求職中の場合は、A、B、C…Hランクで、下の方。働く必要があるのに、ランクが低い現実に驚いたが、どこかに入れるだろうと20箇所保育園を見学した。そしてちょうど空きのある保育室(徒歩30分)を見つけ、翌年第一希望の保育園に転園できた。
 運がいいと言えばその通りだし、すごい努力と言われれば別にそこまでしてないしと思う。けど、運がいいというのは何もしないこととは違うのかなと私は思う。やれることはやったと言い切れる状態。ちなみに、保育園に入るにあたりコネを使っている人もいる。その人たちも運がいいと言えると思う。協力者がいるのだから。私には協力者がいなかった。それは自分の人付き合いが薄かったことが原因かもしれない。
 
私は今まで、全部自分の力で願望成就をしてきた。だから、自分の将来には自信がある。けど、大きな夢を追う時には人の協力が必要となる。この本で、運の要素を分析して自分の弱い部分を発見できたので、人との付き合い方を身につけて、未来に対する自信をもっとつけていきたい。


今月も人生の気づきのヒントの一冊に出会えて、感謝しています。

投稿者 hikolton 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」 感想

著者の経歴がまず面白い。マジシャンからドクターに転身なんてまさにマジックのようだ。
そして、彼の言葉もまるでマジックのように、今までの既成概念を変えていく。

少なくない人たちが運は与えられているものと感じてしまいがちだが、著書は日々の行動、考え方などによって、運勢は変えられると言っている。それこそ、身振り手振りから、考え方、直観に従うことなど。

また、ただ統計の結果を羅列するだけでなく、改善方法も提示してくれている。これに従っていけばより運の良い人間に変わっていけるだろうと思わせてくれる。

読み進めていくうちに面白いことわざが。

「No one is luckier than him who believes in his luck」
            GERMAN PROVERB

本書で一番大切なことはこれじゃないかと思う。瞑想をして直観を育てたり、考え方を変えて、ネガティブな出来事のポジティブな面を探すことも大事だし、それらをし続ければ、確かに本書に出てくる運が悪い人たちのように変われるだろう。
だが、自分自身が運が良いと思っていなければ、いずれ限界にぶち当たってしまう。世界には日本とは桁が違うロトを何回も当ててしまう人もいる。きっと彼らは自分が強運だと信じているはずだ。

最後に昔友人の兄から言われたことば。
「一人の人が持っている運の総量は決まっている。あとはそれを各人が使うか使わないか。」
これを言われた時はその考え方に賛同したものだが(実際にその人はギャンブル運がすごかった)、本書を読み終えた今断言できる。

そんなことはない。運がいいことには限度はない。いつだってどこまででも運は良くすることができる。

投稿者 sikakaka2005 日時 2018年5月31日


目次にある、4つの法則を見たときに、やっぱりそうかと思った。

セミナーやメルマガの中でこの4つの法則に沿う話しはいろんな形で吸収させてもらっている。

4つの法則を別の言い方をすれば、

「今が上手くいっていないなら、自分の知らない世界に答えがある」
「無意識を信じる」
「自分を信じる」
「時間が経つと失敗の意味が変わっている」

などというようなことは私の中になんども刷り込まれていることだった。

だから、10年以上かけてどんな観点の調査でこの法則を導き出したのか楽しみながら読み進めた。


「運を鍛えることができるか?」というキャッチーな問いが本の中で立てられてる。

これは塾生であれば、運は鍛えられるというのは常識でしょう。

呼吸法や川・家の瞑想などの訓練によって、日常の何がしか変わっていったことを実感した身としては、瞑想が効くという裏付けはやはりと思った。

訓練におって日常に変化を感じられるようになると運が良くなってきた!と自然に思うようになるからだろう。
私も呼吸法や瞑想をやって、灰色だった現実がどんどん色味を帯びっていって鮮やかな映像に変わっていくのを体験して、心地よさ今でも味わっている。

エネルギーボールもそうだし、神様パワーもそうだし、塾生であれば、すでに運を鍛えたり、コントロールすることができるという確信しているというのは当然でしょう。


この本を読んでいて「運がいい」というのは、他人と自分の運を比較しないことにもあるように思った。

この本で紹介された運のいい人のエピソードに、他人と比べて自分は運がいいとか悪いと判断している人は登場してこなった。

つまり運というのは、誰かと比べるものではなく、自分の中で勝手に湧いてくる感情のようなのだろうと思ったのだ。

実体験からもそう思う。むしろ運というのは説明がつかないので人に話そうと思わないことが多い。

別の言い方をすれば、運というのは自分の中で巻き起こる感謝の気持ちとも言えるように思った。


本書では運は行動や思考によって鍛えることができることを統計的に証明した。

ということは、運というのは後天的に高めることもできることになる。

これは、運が悪いと言って悩んでいる人にとっては救いになるデータであるはず。


統計的に見ても、答えというか法則や真理が似通ったところに着地していることはとても嬉しく思った。

怪しい系の入門書として楽しみながら読めました。

今月の良い本を進めていただき、ありがとうございます。

投稿者 wapooh 日時 2018年5月31日


201805『運のいい人の法則』を読んで
「久しぶりに課題図書の感想文を書きませんか」
丁度P100の『ご無沙汰しています』の項を見て思わず、ニヤリとしてしまった。
まさしく、しょうおん塾生による読書クラブの世話人さんは幸せな法則の実践者だ。
ここしばらく、優先したい課題があってそれが終わるまではと課題図書は買ってはいるものの、その課題の取り組みが終わらないので、積読本の山を高くする一方だった。『今月こそ今月こそ』と。
実のところ、課題を終えられなくて、31日になってしまって、本書を読み始めたのは朝から。先ほど読み終えたばかりだ。よって、ノートを作成し「幸福のスコア」に取り組んでみることも、例えば数日ワークをすることも出来ていない。
時間もあと1時間弱しかないけれど、気付いたことを書いて、投稿したいと思っている。

「今回の感想文は、各人の幸福感のリトマス試験紙だ」と思う。
『この本に書いていることは、ほぼしょうおん塾で学んできたことであり、自分がすでにしてきたことだ』と感想文に書いている人はきっと幸福感度が高く『運の良い』人だ。
『本書を読んで、なるほどしょうおんさんの言う事が身に沁みました。この気付きでますます実践してきます」とい人は、心の根底には『運を渇望している』人なのではなかろうか。
お決まりの、「not Aの世界を信じられるか❓」という、しょうおんさんの初級編での一言がまた頭の中に響く。
『運が悪い』と言うの人の『幸せ』の前提は、『運の良い』人の幸せの前提とは異なっている。つまり、今『運が良くなりたい』と願ってしまう=今はまだ『運が良くない』と言う事になるわけで、「まだ運が良くない」世界の考え方をしているのだ。
本書では『もう迷信の世界は終わりました。データの検証で科学的に仮設された法則を認識し、実践すると決めて、その検証を何度もすることにより、あなたの『幸せの回路は強化され、運が良くなります』といって、第9章からは『運が悪い糸が良くなる』『運が良い人がさらに良くなる』サンプルを紹介している。
『リトマス試験紙』の結果を見て、自分が自分にしている判断による現状を認識し、後者なら足りない言葉1(not A)を見つけて、自分の世界を書き換えてみよう。
 星の王子様で、キツネが言う「大切なものは目に見えない」。そうなのだ、今すぐに見える現象・結果では測れないものなのだ、すぐに見える結果や成果や数字、誰かより多い少ないと比べられる目にできるすぐの幸福ではない、本当に心を満たされる幸せは今もこれからも時間をかけて行動することで得られるもの。
 『運が良い』ことは選び取れる。実践しましょう。
短いけれど、今できる感想文はこれだけです。「777円です!」、リアル書店で手にした本書、支払の時に既に幸せの種を仕掛けてあった。角川書店凄い。
 今月も良書に巡り合い仲間の有難さと幸せの認識を強くする機会をいただき有難うございます。

投稿者 satoyuji 日時 2018年5月31日


『運のいい人の法則』感想

本書のテーマは「運」ある。この世には、運のいい人と悪い人がいる。その違いを調査し、法則としてまとめてある。運の良し悪しを客観的に分析して4つの原則としてまとめてある。

それら4つの法則を一言でまとめるのなら、「自己信頼の度合いが運の良さを決める」ということである。

本書を読み、幸運な人の話から感じたのは、幸運な人は皆自信があることだ。起きたことを認め、長期的視野で出来事を見ていることである。以下私なりに上記の法則を言い換えてみる。

法則1 チャンスを最大限に広げる → 自然体で過去に囚われずに生きる
運が良いとは、予想外の良いことを掴み取れることである。そう定義するならば、運を掴み取れる自分を作ることが幸運であるために必要なことだ。それには幸運を掴める環境を作ること、そして幸運を自然と掴める状態を作ることである。法則1にある運のネットワークとは運が存在する環境であり、肩の力を抜き、未知の経験を受け入れられることが状態を作ることである。自分が最も動きやすい環境と状態を整えておくと言い換えることができる。

法則2 虫の知らせを聞き逃さない → 自分の中に生じた感覚を信頼する
自然界の動物は、地震が起こる前にそれを察知する力があるという。私たちも動物である異常、同じように未来を察知したり、未知のものに対してどうのように対処したら良いのかがわかったりする力が備わっていてもおかしくない。しかしその声はとてもか細く、頭でっかちな身体ではそれに気がつかなかったり、違和感を感じても素通りしてしまったりする。そもそもこうしたか細い声が知らせてくれることは非常事態である。そのため「毎日が繰り返し」という惰性で生きている限り、その存在を認めることすらできないかもしれない。もし自分の感性を信頼していなければその変化を立ち止まって考えることは不可能であろう。故に法則1の自然体である前提で、自分の感覚を信頼することが大切である。

法則3 幸福を期待する → 自分は自然に良い方向に向かっていると確信する
33歳の人は一年経てば34歳になる。それは否定できない事実である。ではその変化をどのよう捉えるか。良いことなのか悪いことなのか。それは個人の考え方次第である。年を取っていけば視力が落ち、骨が弱くなり、体力も落ちる。しかし考え方次第では良いように捉えられるかもしれない。視力が落ちた分だけ聴覚や嗅覚が敏感になり、また違った気づきがあるかもしれない。骨が弱くなることから健康に気をつけるようになり、健康に長生きできるかもしれない。体力が落ちることで人に頼ることを学び、豊かな人間関係を気づけるようになるかもしれない。自分ができなくなった分だけ工夫して生きることを学べるかもしれない。それは自分の望みは達成できるという信頼から生まれる思考と行動の表現だと言える。

法則4 不運を幸福に変える → 状況を変える
物事は常に変化していることは、洋の東西を問わず言われている。変化しているならば、その方向は二種類しかない。良い方向か悪い方向である。そして運の良い人は自分がどちらに向かっていると考えるか。もちろん良い方向に向かっていると考えるだろう。もちろん自分が遭遇する出来事には悪いこともあるが、その中には良いこともある。多くの出来事は最悪の事態を想定してみれば、悪いことにはならない。最悪と比べれば、その他99パーセントはラッキーである。そして長期的な視点で今の出来事を見れば悪いことは転じて良いことが起こると考えられる。その感性はどこから来るのかと言えば、自分への信頼からに他ならない。

以上4つの法則を支えているものは何だろうか。それは「自己信頼」である。自分の状態を整えて自然体でいる(法則1)ことで、自分の中に生じた小さな変化を見逃さず(法則2)、自分が良い方向に向かっていると確信(法則3)できる。仮に悪いことが起きたとしても、自分への信頼があることから良い方向に変えられる(法則4)。運の良さはどれだけ自分を信頼しているかによって決まると言えるだろう。私が本書を通じて学んだのは、自己信頼の重要性である。そして自分を信頼するにはどうしたら良いのか。それは約束を守る自分であることである。

運をあげるにはどうしたら良いのか。自分を信頼することである。自分を信頼するにはどうしたら良いのか。一つ一つの約束を守れる人間になることである。

本書は運の良い人と悪い人を調査することで、運を鍛える法則を導き出している。そのまとめの部分で筆者はとんでもないことを書いている。


「運のいい人と同じように考え、同じように振る舞うだけで、人生における幸運は増えるはずだということがわかった。」(P303〜304)


つまり、信頼できる自分を作り上げ成りたい対象を真似するだけで、願望は実現できるということである。

本書は運をテーマにした本であるが、総括的には自己実現を語っている本である。

投稿者 chaccha64 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

科学的なアプローチで運について研究し、よく検討し、実証している。

運が良い人、普通の人、運が悪い人に聞き取り調査し、実験し、検証して、運に対する考え方の違いを突き止めた。
基本は、物事、事象に対する受け止め方、考え方を運が良くなるようにすることだ。その受け止め方、考え方を4つの法則としてまとめている。4つの法則の評価方法を提示し、法則それぞれに対して運をよくするためのレッスンを教えてくれる。そして、そのレッスンの結果、運の悪い人だけでなく、運が良い人も、運が良くなることを実証している。
4つの法則、レッスンも科学的に説明されているし、そのために考え方を変えるのにも違和感がない。よくできた開運の教科書だ。

運の良し悪しは予知能力の差ではないことを、宝くじの実験で証明している。そのため、だれでも運がよくなることができるということ。これも、レッスンを始める人に勇気を与えてくれる。
しかし、この点については個人的には疑問があります。1回の実験だけで膏断定してよいのか、それに728人のサンプルでよいのか、この週の宝くじを購入するという前提ですが購入しない(この週は当たる数字を予知できないため)という選択もあったのではないか? また、直感は予知能力と関係があるのではないか? 法則2では直感の重要性とその高め方を教えているので。
そして、マーク・レビンという高校生のクロネコの実験から、昔からの迷信も運には関係しないと述べている。(他にもいろいろな実証実験があるのでしょうが) しかし、これだけで迷信全般を切り捨てていいのだろうか? 迷信の事象が影響する現象がどれになるのかはわからないし、それがいつ起きるかもわからないのではないか? プラシーボ効果ということもあるので、これによって考え方、気持ち(リラックスでるし、法則1のチャンスを最大限に広げる効果が期待できる?)も変わるのではないか?
この辺りは、ない、関係しないと断言しなくてもよいのではないかと個人的には思いました。科学的には難しいのかもしれませんが、この辺りももう少し検証、実験してほしいと思います。そして、この辺りの著者の考え方を聞いてみたいと思いました。

個人的な好みはさておき、この本、運の法則を教えてくれ、運をよくするためのカリキュラムを教えてくれる良い本でした。実践すればするだけ運が良くなるのは間違いないです。

投稿者 truthharp1208 日時 2018年5月31日


「運のいい人の法則」を読んで

私が本課題図書を手にした時、体調があまり良くなかった上、何をするにも楽しくない、意欲がわかないなど、メンタルも下がり気味でした。そのため、運気を上げる気すら起きませんでした。

*Lesson1〜14の課題を取り組んでの気づき

数字て答える課題では、中間〜低いの評価が大まかな傾向でした。元々高い数値が出ることは期待していませんでしたが、運を良くするために本課題図書に書かれていることを順次実践するまでには至りませんでした。

そんな中でも、Lesson12と13の不運に関する項目で、なんとか不運を打破しようとしていることに気づきました。
以前はどうせ出来っこないとあきらめモードでしたが、和田裕美さんの「陽転思考」と3月の課題図書「バッタを倒しにアフリカへ」を読んで以来、悪い出来事の中での良いこと探しや、どうしたら出来るか、とアンテナを立てられるようになりました。

*本課題図書を読むだけで幸運が訪れた

5月中旬までは不調の波が続いていましたが、下旬以降、電車に乗っているとき最低1回、ある休日に新宿に出かけたときに乗車した小田急線車内で4回、自分の目の前の席が空くようになりました。併せて、ある商業施設から500円のギフトカードが届きました。

運を上げるための課題はまだまだありますが、今回も素敵な課題図書をご紹介いただき、ありがとうこざいました。

投稿者 jawakuma 日時 2018年5月31日


運のいい人の法則を読んで

読了。LESSONなるワークも盛り込まれ充実した一冊でした。このスレに私のLESSONの結果を書き連ねてもみなさんの興味はそそられないと思うので割愛し、本書の優れた点を整理してみようと思います。

心理学者による 運 へのアプローチ
運の分野で書かれた本はややもするとそのスピリチュアル系の先生の体験談が主体となったものも多く、それって先生だからなんじゃないの?という疑念が差し込まれる余地がある内容もけっこうありますが、本書は大学の心理学の先生が検証の方法を考えて導かれた結果ということでロジカルにまとめられたものとなっていました。また運を鍛えるための法則も読みながら実践してみると、あら不思議。紹介された効果が即効で現れるものも多々ありました!しょうおん先生のセミナーであった近しい解説やワークもあり、洋の東西を問わず的を射ているものなのだと日々の修行や価値観の確信が増しました!
運へのアプローチの仕方もなぜ運が良くなるかの原因や要因を探るのではなく、傾向と結果といった統計の視点から紐解いていく手法は科学的でありながら、その対象は科学で証明されていない 運 という非科学的なものなのでオリジナリティを感じました。実験の各所には気づきそうで気づけないネタが用意されているのはプロのマジシャンと心理学のノウハウが活かされたものでした。10年間にわたる数多くの実験と何百ものアンケートに基づいたものなので、非科学的なものに抵抗感がある人にも比較的飲み 込みやすい展開になっていると思いました。
また本書はよくあるビジネス書のように無責任にLESSONを押し付けるだけでなく、それを行った結果を公表している点も秀逸でした。多くのサンプルからの傾向を論拠に、そこから導かれた法則を解説、さらにその強化方法を紹介し、実践の結果まで公表しているのです。まさに大学の研究論文のように理路整然とした論理展開ですね。
ちょっと視点を変えるとこれは1つのヒントですよね。今までに他所で取り上げられているテーマでも、そこへのアプローチの仕方が異色であれば、オリジンなコンテンツになるということです。山の頂上が制覇されても新しいルートからのアタックをすることで、その山の持つ新しい表情が理解されるわけです。この本のワークを実践し幸運体質を身につけるのももちろん大切ですが、自分のブログテーマの切り口、または仕事の商品開発、チャネル開発などにももこれを参考に、エッジを効かせて尖らせていきたいと思います。

今月も良書をご紹介いただきありがとうございました!

投稿者 gizumo 日時 2018年6月1日


「運がいい人の法則」リチャード・ワイズマン博士著を読んで

 自分は「運は悪い方でない」と自認している。ただし、近年は「悪くない」であって「運が良い」とは言い切れなく気分がしぼみがちであったのは事実。何かを“運”に頼ろうと思う事はしないが、“お金”と同じで「あれば便利だなぁ・・・」というのが“運”だと考えている。
 多くの実在の人物の体験・経験談と、莫大な数の実験データでの「運が良い人」「運が悪い人」の比較はリアルで言われてみればそうかもと、具体的に身近な人も浮かんでくるようで興味深く、納得のいくものであった。
 私事であるが、「絶対に雨に合わない」という自信はある。「傘を持っていくかどうか悩む」時も「自分は大丈夫」と思えれば(心に問いかける)本当に持っていかなくても雨に降られることはなく、目的地に着いてから降り出すといった事も多い。最初は、「なんか雨にあわないよね・・・」程度だったのが、いつしか「大丈夫」に代わっていった。なので雨に降られない運の良さは持って居ます。それ以外のことも、雨降りと同じで強化できるのではと本書の「法則」と「レッスン」は学ぶべきことが多かった。
 「運」に関する本であるが、著者は心理学者であり、「心理学」の深さと有効性を改めて理解でき、今後活用できるよう「運」の強化とともに学んでいくことにしたいと考えています。