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第14回目(2012年6月)の課題本

 

 アルケミスト─夢を旅した少年


これまた夢を叶えたい人、奇跡を起こしたい人、怪しい能力が欲しい人は必読

の名著です。 なんでこれが良書リストに入っていないんだ?ってくらいの本なんですよ。

(リストに入っていないのは、リスト作成後にこの本を読んだからです)

 

一見ファンタジー小説のような気がしますが、これが自己啓発本なんですよ。

私は読みながら赤線を何本引いたか分かりません。

 

そして、こっちの世界(科学の世界、因果関係の世界)と、あっちの世界(ま

だ科学で解明されていない世界、量子論的世界)の両方をつなぐ秘密がたくさ

ん書かれているんです。

 

このパウロ・コエーリョって作家は、両方の世界の秘密を知る数少ない人間だ

と言う事が分かります。

運が良くなったり、勘が良くなったり、直観力が身に付いたりするのは、要す

るにこの二つの世界を自由に往き来できるって事なんだと思います。

そんな能力を身に付けたい人、基本編セミナーに来たけど、もっと先の勉強が

したい人は必読だと思いますよ。


【しょ~おんコメント】

課題図書の選考がこんなに大変なモノだとは思いませんでした。

6月はなんと39名の方がコメントを書いて下さいました。

って事は、全員分を読んで誰か一人を選ばなきゃならないって事です。

どれどれと読んで見るも、みなさんレベルが高くて誰が一番とは言いづらい状

況です。この人を選ぶと、これに近いコメントを書いたこっちの人からクレー

ムが来そうだし・・・

あ、ここのフレーズはこの人と同じ内容だな・・・

なんて事を考えていると選べないんですよね。

まさか該当者無しって訳にはいかないので、こういう時は独断と偏見で、エイ

ッと選ぶしかないんです。

 

で、エイッと当選したのが、「whockey51」さんです。おめでとうございます。

ストーリーを腹に落として、それを自分の言葉で語ったところに好感を持ちま した。

 


頂いたコメント】

 

 

投稿者 OTK 日時
アルケミストの感想
アルケミストは実は20代の時にもう十数年前ですが、出版された当時に一度読んでいて、私の中でお気に入りベスト3に入る本なのです。Facebookにもお気に入りの本として挙げていました。当時妹が買ってきて私も読ませてもらいました。今でも実家にあると思います。普段あまり読書しないので、それだけ心に響いた本でした。課題図書になったのを知った時には大袈裟ですが、元彼に再会が決まったかのような衝撃とトキメキがありました。
 さて、その元彼君との再会ですが、私は彼の事を殆ど忘れていたのに気付きました。物語の結末と所有しない愛以外は殆ど忘れていました。
 
 ところでなぜこの本が私の元彼なのかというとこの本を読んで以来、所有しない愛、この主人公達のように物理的な距離を物ともしない愛の形に感銘を受けこの主人公が理想の男性となったからです。ですが、このような男性とは出会った事もなく付き合う経験ももちろんないですが、(泣)

 当時は若く、今よりもっとおバカで恋愛への関心が脳みその殆どを占めていました。なので、他の大事な事には中々気付かず、この本面白かったで終わってしまいました。

痛い女ですね。痛いといえば、パン屋さんのくだりが胸に突き刺さりました。旅に行こうと思えば行けたのに。今の私と同じ状態です。

 この本を元彼ではなく大事な親友としてずっと手元においておけばよかったです。
 
 この本は普段しょうおん先生が仰る事と同じ事を言ってて、また登場人物の王様が何となくしょうおん先生に似ていると思います。私も先生にウリムとトムトムをもらったからです。

また潜在意識(心)と仲良くする方法が書いてあったので、びっくりしました。これを最初に読んだ21歳の時に身につけていたらなーと悔やまれます。

 ですが、今に至るまでに一時期宗教に傾倒していて、聖書を読んでいた時期があったおかげで、聖書から引用した部分も理解出来るようになっていたりして私も少しは大人なったじゃん!と喜びながら、ページをめくる事が出来ました。(宗教にハマりかけたのは、私にとって黒歴史でもあったが、良い経験にも変わりつつあります)

読み終わってから、
なぜ主人公の名前はほとんど使われなかったのか、イスラム教やイスラム金融(イスラム金融は本作とは関係ないですが)も少し勉強してみたい、しょうおん先生や奥様の意見も聞いてみたくなりました。

 私だけかもしれませんが、この本で泣けました。こんなに楽しい本なのに。

 最後にこの本に再会出来た事はきっとよい前兆に違いありません。自分で書いてて、妖しい、キモって思いますが皆様にとっても同様でありますように。

 

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投稿者 sue 日時
「目覚めよ。動き出すのだ。」

誰かの呼ぶ声で目が覚めた。
いつも起きる時間より30分早い。
見上げた時計の横にはアルケミスト。
そうだ、昨日アルケミストを読みながら寝てしまったんだ。
重い頭を起こして支度を始めた。

最近思い通りにいかない。
イメージとは乖離した自分に悩んでいる時間が多くなった。
何気なく手に取ったアルケミストを開くと
メルキゼデックの言葉が目に入った。
「おまえが何かを欲する時、宇宙全体が協力しておまえを助けてくれる。」
その言葉にはっとする。
私はまだ恵まれている、サンチャゴのように一文無しになったわけではない。
朝早く起きたことも
アルケミストを手に取ったことも
きっと前兆だ。
重かった会社までの足取りが急に軽くなった気がした。


私は潜在意識の声を聞いているだろうか。
心の声を聞かないふりをしているのではないだろうか。
自分自信に問いかける。
心が揺れ動くことは悪いことではない、
心が生きている証拠なのだ。
傷つく恐怖に怯えていることをアルケミストは教えてくれた。
その気持ちを受け入れていいことを知る。
サンチャゴがアルケミストから教わったように、私も心と対話をしてみる。
「傷つくのを恐れることは実際傷つくより辛いもの。
夢を追及しているときは心が傷つかない。
夢を追及する一瞬一瞬が神との出会いなのだ。」
肩の荷が下りた気がした。
まだまだ私は成長できる。

人生は宝そのものだ。
私もたくさんの経験という宝石を持っている。
その中でも、苦しかった宝石の輝きは眩い。
身近にある存在の支えという宝石は暖かくも美しい。
未来の私が今の経験を美しい宝石に変える日が来ることを信じて
私はまた歩き出す。
「マクトゥーブ」と呟きながら。

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投稿者 spicy 日時
クリスタルの商人のことが気になって仕方ない。

人生は何もしないには長すぎて、何かをするには短すぎるという。
クリスタルの商人の人生は長すぎる方に分類されるのだろうか?

メッカに行くという夢を持ち、夢をかなえるだけの資源もあるのに、
夢がかなったら夢が無くなるからメッカには行かないという。

これもある意味、恐怖というのだろうか。

夢の実現を妨げるものが、
失敗を恐れる気持ち(恐怖)だというのは分かりやすいが、

クリスタルの商人が持っている恐怖は分かりづらい。

自分の夢を過小評価して、
出来ない自分を正当化しているのだろうか。

パン屋が夢の実現より、パン屋として人から評価されることを重要としているように。

少年の提案を受け入れる器があって、
自分の限りない可能性に気づくことも出来たのに。

想いを行動に移せなくなることを老いというのだろうか。

 

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投稿者 ntotheg8 日時
「人は自分の運命を選ぶことができない、というのは世界最大の大うそ」

冒頭部分では、主人公と私の体験が重なるとことろが多く、
自分もひょっとしてひょっとするかもと
思いながら読ませていただきました。

私はいま、脱羊飼いといったころでしょうか。

印象深かったのは、クリスタル商人の言葉なのですが、
クリスタル商人ってそこそこ成功している人なんだとおもうんですけど、
主人公が事業拡大を提案すると、
「今の店は、わしがほしいと思っていたちょうどの大きさだ
わしは何も変えたくない。どうやって変化に対応したらいいかわからないからだ。」
と答える場面があり、日本の大多数の人たちの言葉を代弁しているようにも聞こえました。

そうこうしているうちに、ラクダ使いが言うように
「ある日のこと、大地が揺れ始めました。
そしてナイル川が堤防をこえて溢れ出しました。
そんなことは他人には起こっても、
自分には絶対に起こらないと思っていました。」
といった事態になっている現状は、まさに昨今の日本に重なります。。

311地震に際して、被災地では落ち着いて対応したと言われましたけど、
一年たったいまでも特に根本的に何かを変えようとしないのは、
結局はそういうことなんだなぁと感じています。

確かに自分のやりたいことをする人生を選ぶというのは、
以前ご紹介いただいた「ブルーノート」のタクマさんも書かれていたように
やる前に、周りから「苦労するにきまっているよ」とたしなめられて、
何か失敗しようものなら「あの時、言ったじゃないか」と
ドヤ顔されるリスクがあるということで、
このパターンについては、自分も幾度か経験しておりますが、
確かにつらくないかと聞かれたら、つらい部類に入るんですけど、
少なくとも飲み会でみんなが退屈しない自虐ネタをゲットしてますし、
前兆を感じるセンスが磨かれてきているようなきがしているので、
それはそれでよかったなぁと思っています。

ことほど左様に、
日々の生活の中では、いまだ鳴かず飛ばずモードではいるのですが、
10年前から今を考えると想像できなかったことになっていますし、
なんだ、わりと「前兆」をフォローできてるじゃん
という気持ちにさせてくれた一冊でした。

最後に、オチの部分ではありますが。。グッときたところです。
「あなたが涙を流す場所に気をつけなさい、そこに私がいます。
そしてそこにあなたの宝物があります。」

要チェックですね。

面白い本を教えていただきましてありがとうございました。

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投稿者 aquatimez2006 日時
この本には「前兆」という言葉が頻繁に出てきます。
「その前兆」を信じて夢を叶えるために行動(旅)を続けたサンチャゴは、もともと入力系の感度が高かったのだと思います。

また、「大いなる魂」に触れることができ、「大いなる言葉」を理解できるということは、宇宙の根源的なものと交信できることを言い表しています。
それらは、しょうおんさんの言われる「あっちの世界」のことで、科学でまだ解明されていないことのお話だと思うのです。セミナーを受講されている方たちは、そういった能力開発に日々訓練されているとは思うのですが。


自分の夢を叶えるために、ひたすらに「前兆」を信じ行動し続けたサンチャゴの勇気はとても素晴らしいですが、その対比として夢を叶えようと思いつつ、現状からの変化を嫌ったクリスタル商人の存在は、夢を追いかけるのを諦めた閉塞感の強い現代の日本人に訴えるものが大きいのではないのでしょうか?


ビジネス編セミナーで習いましたが、何歳になっても夢は持っていい。それはいくつ持ってもいいということです。夢を持つとホンワカした気持ちになり、人生に希望が持てるようになるからです。まさしくこの本のファンタジックな世界でテーマになっていることではないかと思うのです。


では、私達が夢を叶えるにはどうすればいいのか?

それは、らくだ使いの言葉が答えてくれます。
「私は食べている時は、食べることしか考えません。もし、私が行進していたら、行進することだけに集中します。もし、私が戦わなければならなかったら、その日に死んでもそれはかまいません。なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということが分かるでしょう。人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。」

すなわち、「今を一生懸命生きる」、「今現実に自分ができることをきちんとやる」のことだと思うのです。

以上のことの印象深くこの本から感じました。。

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投稿者 hide052003 日時
本を読み終えて、『自分の夢』について再確認しました。

『まだ若い頃はすべてがはっきりしていて、全てが可能だ。
夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことに
あこがれることも、恐れない。
ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは
不可能だと、彼らに思い込ませるのだ。』

私にもこの『不思議な力』の恩恵を受けていることがあります。。。
そんな負けそうな自分になる時は、【マクトゥーブ】の呪文を唱えて
みたいと思います。

いつかしょうおん先生にGoodニュースとして
報告できる日が来ることを励みにこれからも牛歩ですが
1日1日を大切にしていきたいと思いました。

この本と出合えたことに感謝いたします。

 

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投稿者 kakki 日時
しょうおんさんから、自己啓発本と言われていなかったら
普通の小説を読む感覚で、読み終えてしまいそうだった。
読みやすく、後味の良い、自分好みなストーリーだった。

本書をビジネスに起きかえると
現状維持で安心・安定にしがみつく(羊飼い=サラリーマン)
リスクを冒して冒険する(宝物を見つけに行く=独立)
単純に割り切れないと思うが、自分はそう解釈して
本書を読み進めた。

すべての人に読んでもらいたい良書だと思ったし、
是非、子供が将来への不安が高まってくる思春期に
プレゼントしようと思った。
自分にとっても、読むたびに新しい発見がありそうな良書だった。

個人的に、著名人の名言や勇気をもらえる言葉が好きで
ここ1ヶ月くらい、SNSで気に入った名言をつぶやく事を
日課にしているが、このアルケミストからは、自分に
とって勇気・希望をもらった言葉がたくさん見つかった。

「夢が実現する可能性があるからこそ人生は面白いのだ」
「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して
それを実現するために助けてくれるのだよ」
「人生に起こるすべてが前兆なんだよ」
「学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通じてだ」
等々。

物語の中で、何度も『前兆』という言葉が出てくる。
『前兆』を感じるアンテナを磨く為に、日常生活で
いつもと何か少し違うという感覚があれば
気にしてみて、何が起こるのか記録してみようと思う。
最近、物騒なニュースが多く昼間の人通りの多い繁華街でさえ
事件に巻き込まれてしまうケースもあるので、『前兆』を捉える
アンテナは磨いておけばいけないと危機感を持った。

「幸福の秘密」の話を、老人から少年に伝えるところがあったが、
自分は、やるべき事(仕事、家事、育児等)を真面目に手を抜かずに
行い、夢に向かって一日一日を大切に生きること

これが、「幸福の秘密」なのではないかと解釈した。

これからの人生、自分は今「幸福の秘密」に従って行動しているか
日々、自問自答していこうと決めた。

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投稿者 zen1 日時
初めて投稿します。読みづらい文章ですいません。
私の理解力がなく、感受性が乏しいのもありますが、
訳のつく書籍は読みにくいく、この本もチンプンカンプンだったというのが正直な感想です。
すいません。

ただ、この本を読んだ後に、私の人生に置き換えて過去を振り返りますと
(解釈が違うかもしれませんが、私なりの解釈で)
この本に書かれていることは真実といいますか、その通りだと感じました。
もう10年以上前ですが、父親が借金を残して家を出ていった頃、当時の私はフリーター。
それがきっかけでお金持ちになりたいと強く思い、それ依頼色々な書籍を読んだり資格の勉強をしたりしました。「鉛が金になりたい」と思ったわけです。

昔、人間は魂を成長させるために存在するとか、宇宙の進化を助けるために存在するという話を聞いたことがありますが、みんな進化する(金になる)運命をもっているんだと思います。
その中で鉛のままの人、銅で止まる人、様々いるんだと。
私自身は今は銅ぐらいでしょうか・・・それでもフリターの頃の年収の5倍以上あります。
これまでの過程の中で考えてみても、読む本も出会う人も様々に変わっていますし(これも進化なのでしょうか?)、またそれらが応援してくれた様にも感じます。
昨日も最近仕事がうまく回らず、テンションが落ちていましたが、何気なくめくった本の言葉に
励まされました(アルケミストではありません)。
必要なときに応援してくれるんです。何気なく買う本も何もかも必要なときに必要なものがでてくるんですよね・・・・

話はそれましたが、何にしてもここ10年で私自身の考え方が変わったのを感じます。
アルケミストの少年の物語の様に、様々な逆境もありましたが、そのような出来事も
私を成長させるための糧であり、必要な出来事、偶然ではなく必然であったんだと感じます。
うーん。なんかよくわからない感想でごめんなさい。

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投稿者 sekinesan1 日時
こんにちは。

今まで皆さんのコメントのレベルが高くて投稿を控えておりましたが、
初めて投稿させていただきます。

いくつか印象に残った場面がありますが、まず占い師に自分の夢を
解釈してもらった結果、エジプトに行くことを決めたところです。

苦労して羊を増やして羊飼いとして生計をたてられるように
なったのに、手に入るか分からない宝物を手に入れるために
羊飼いをやめる決断をします。

その後も、エジプトに旅するお金を稼ぐためにクリスタル商人
のところで働いた結果、沢山のお金を手にします。
そのお金があれば、無理に宝物を探す必要もなかったのに、
やはり、エジプトに行く決断をしました。

また、旅の途中でオアシスの危機を予言した功績として相談役に
なって莫大なお金と安定した生活を手にいれることができたのに、
やはりオアシスを去る決断をします。

他にもいろいろとありましたが、何かを手に入れるためには
リスクをとって未知なものに挑戦しなければならないという
ことを教わりました。

また、重要な決断の際には自分の直観を信じることが必要
なんだと感じました。


しょうおん塾において、いろいろと教えていただいている
ことは、こうした科学的には説明ができないけども、
重要なことばかりです。

こうした力を身につけるのは、一朝一夕にはできませんが、
少しづつ努力をして、いづれは私もこの物語の主人公の少年の
ように人生における大きな決断ができるようになりたいです。

 

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投稿者 uej 日時
素晴らしい良書をご紹介いただきありがとうございました。
私は物語そのものよりも登場人物の言葉一つ一つに読むのを止められるほど強烈な印象で、その殆どが心に響くもの、引っ掛かるものばかりでした。
「本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていただけ」など、本当にその通りです。

少年は夢を諦めず、一つ一つの困難を全力で乗り越えていきますが、どうも今までの私自身は、無意識に物事を「どこであきらめるか」と決めてしまっていたと思います。
3回受験して合格しなかったらこの資格は向いてないとか。
そして、有り金全部を騙し取られたら夢を諦めていたかもしれません。
暴力を振るわれた相手の言う事など聞けなかったかもしれません。

しかし「お金があれば」「嫌な奴に出会わなければ」などの言い訳が出てこないほど強く望めば、宇宙の全てが協力して手助けしてくれる、という確信が掴めた気がします。

自分にとって最高の人生を、他人にどう見られるか、他人に尊敬される人生ではなく、自分の「直感」を大事にして決めたいと思います。

夢を信じて、自分を信じて、潜在意識と仲良くなるよう日々を過ごして行きたいと思います。
パン屋の男や年老いたクリスタル屋の男のようにはなりたくないと思いました。

この先も、何度か読み返すと思います。

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投稿者 take0125 日時
この本を読んで、しょうおんさんが言うように自己啓発に通じる箇所が数多く見受けられました。

そしてアルケミストを読み進めていくうちに、ある本のことを思い出させてくれました。
それは、スペンサー・ジョンソンの「チーズはどこへ消えた?」です。
この本は、以前、会社の元上司に勧められて読んだ本なのですが、おそらくアルケミストを読ま
なければもう一度読み返すこともなく、本棚のなかで静かに眠っていたかもしれません。

それが今回、アルケミストを読み終えてから、なんとなく以前読んだ本と似ている感覚に気付き、
手にとって、改めて読んでみたという次第です。
読み返すとやはり、アルケミストにおいて訴求している自己啓発的な要素とかなり共通している
ことに気付きました。

例えば、登場人物で言えば”アフリカへの旅行をあきらめたパン屋の主人”、”メッカへの巡礼の
旅を夢見ているクリスタル商人”などは、まさしく、小人の”ヘム”ではあり、そして、サンチャゴ
は小人の”ホー”といったところではないでしょうか。

また、ストーリー性においても勿論、類似している点はいくつかあるのですが、「チーズはどこへ
消えた?」の作中では、小人のホーの心境の変化とともに挿絵のチーズの上に、メッセージ性の強い
格言が何度か描かれて出てきます。それをアルケミストと比較してみました。


チーズはどこへ消えた? → 「チーズを手に入れれば幸せになれる(p24)」
アルケミスト      → サンチャゴが羊飼いとして現状のまま満足している状態


チーズはどこへ消えた? → 「自分のチーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたがる(p30)」
アルケミスト      → 羊飼いとしてのサンチャゴやパン屋の主人、クリスタル商人などの心境


チーズはどこへ消えた? → 「変わらなければ破滅することになる (p40)」「従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない(p58)」
アルケミスト      → タンジェにおいてクリスタルのグラスでお茶を売る前の状態


チーズはどこへ消えた? → 「つねにチーズの匂いをかいでみること、それすれば古くなったのに気がつく(p46)」
アルケミスト      → タンジェの町の丘に登ってきた人が飲物を欲していることに気付いたこと


チーズはどこへ消えた? → 「新しい方向に進めば、新しいチーズがみつかる(p48)」「恐怖を乗り越えれば、楽な気持ちになる(p50)」「古いチーズに早く見切りをつけ
れば、それだけ早く新しいチーズがみつかる(p54)」
アルケミスト      → サンチャゴがクリスタル商人の店で働いたのち、再びエジプトに向かう決心をした時


チーズはどこへ消えた? → 「まだ新しいチーズがみつかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する(p52)」
アルケミスト      → マクトゥーブ


「チーズはどこへ消えた?」と「アルケミスト」について、いろいろ自分勝手な解釈をしましたが、
この2冊を読んでわたしは夢を持ち、行動することの大切さを学んだような気がします。

以前、私自身、社内でのプロジェクトで会社の経営理念を策定するワーキングに参加した時が
あり、その際に経営理念の中に「夢」と云うキーワードを入れることに対して、ものすごく違和感
を感じた時がありました。今思えば、恥ずかしいくらい自分自身が合理的な人間だったのだと思います。
しかし、今は「夢」を持つことの大切さをしょうおんさんから紹介して頂いた本などを通して、
理解することができました。

そしてこれからも読書を続け、行動していくことで自分自身の人生そして私と関わった人たちの人生を
鉛から金へ変えていけるように精進していこうと思います。ありがとうございました。

 

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投稿者 nakajirou 日時
課題本になって再度読み直してみましたが、改めて凄い本だなと思いました。

結局少年の求めた宝は自分の身近にあったのですが、もし夢がいきなり少年に回答を与えてしまったらどうなっていたかと考えてしまいました。その場ではお金持ちになったかもしれませんが、自分で大金を稼いだことのない少年は宝くじに当たった人がよく当て嵌まるパターンの如く、お金の扱い方が分からず身を持ち崩したかもしれません。お金持ちになることで最初憧れていた少女と結婚出来たかもしれませんが、結婚生活がうまく行かなかったかもしれません。

旅をした結果少年は3回もあり金を全て失うことなりましたが、その度に新たなスキルを得ることが出来、最後の場面での少年の心は仮にこのお金を失ったとしても自分には何とか出来るとの自信を持っているものと思えます。

そう考えますと、何かに取り組みすぐ結果が出ないことも神様が先々のことまで考えて本人に気付かないことも気付かせてくれる修行の機会を与えて下さるのだと考えた方が建設的かもしれません。性急に結果も求めがちな現在において、「マクトウ―プ」と神様を信じる姿勢は今の私に求められている要素の一つと思われました。

 

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投稿者 yokoyayayuki 日時
アルケミストを読んで

まるで子供向けのファンタジー小説のようで一気読みしましたが、
まるで漬けはじめの梅酒の氷砂糖のように、後からじわじわ湧いてくる作品です。

自分も含めて、
「人はなぜ、自分の心の声も聞けないほど勝手に状況を複雑化しているのか。」と思いました。

答えは分かりやすく身近にあるものなのに、見えなくしているのは自分自身だと
改めて気づかされました。

そしてこれほど恐ろしことはないなとも思いました。

一分一秒無駄にしないスケジュールで毎日を送っていますが
仕事と家事を効率化して、自分の心の声と対話する時間を増やしていこうと思います。

 

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投稿者 takizawametal 日時
アルケミストの感想



この本は物語の形をとってはいるが、
魔法そのものであり、愛そのものであり、
奇跡を起こす方法がハッキリと書かれた本であると思う。


奇跡を起こす方法を、物語に乗せてわかりやすく伝えている、とも言える。


読み始めてすぐに、ある違和感に気づく。
主人公の名前が冒頭の一行目にしか書かれず、
以後全ての表現が「少年」と表記されているからだ。


これは読み進めていくうちに、意味が感じられていき、
終盤の錬金術師のセリフ

「何をしていようとも、この地上の全ての人は、
世界の歴史の中で、中心的な役割を演じている。
そして、普通はそれを知らないのだ。」

ここで、もしかしたら?と思っていた事が確信に変わった。

それは、特殊な才能を持った主人公だから、物語が成り立ったのではなく、
「奇跡」は誰にでも再現可能である。
という事をガイダンスするために
作者はあえて、固有名詞ではない「少年」で通したのではなかったか?


奇跡の起こしかたは、物語のそこかしこに物語を破綻させないように
巧妙に練り込まれている。
それは重要な登場人物が語るお話の中であったり、
さほど重要ではない登場人物が、ハッとするような「前兆」を語る時もある。

作中の、らくだ使いの言葉


「私は食べている時は、食べることしか考えません。
もし私が行進していたら、行進することだけに集中します。
もし私が戦わなければならなかったら、その日に死んでもそれはかまいません。
なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです。
私は今だけにしか興味を持っていません。
もし今に心を集中していれば、幸せになれます。
砂漠には人生があり、空には星があり、
部族の男たちは人間だから戦う、ということがわかるでしょう。
人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります。
なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。」

通行人A、のような位置づけの登場人物がこんな事を語るのだ。


自分の心と体を含む、世界のあらゆるところに前兆はあって、
それに気づければ、「宇宙のすべてが協力して」
実現するのを助けてくれる。

しょうおんさんがセミナーや、メルマガで繰り返し語っている
「身体感覚」とそれを研ぎ澄ます方法、と非常にリンクしているものが、
作中の色々なところに様々な形で顔を出している。

あらゆるものが教えてくれる前兆を、体というアンテナが受け取り、
体が発信してくれる信号を心が認識する。

自分のやっている呼吸法や瞑想が、世界とつながっていることを
改めて、わかりやすく感じさせてもらい
読後感が非常に爽やかで、体が軽くなるような感覚がありました。


「マクトゥーブ」

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投稿者 sishida 日時
「アルケミスト」を読んで

ある日、男は年老いた祖母と畑に行った。
2人で鍬をもち、地面を耕し始める。男は全身に力を込めて鍬を振るうが、その勢いとは裏腹に明らかに力も勢いもない祖母の方が耕す範囲が広い。男は目の前で何が起こったのかが理解できずに苦悩した。

また別の日も畑に行った。
今度は注意深く祖母の動作を見た。すると驚いたことに祖母は一振りで鍬の倍の幅を起こしているではないか。男は驚愕した。

また、ある日も畑に行った。
男は土と対話することにした。「お前はどのような土になりたい?その手伝いをしたいんだ」
そして力を入れずに土の目にそって鍬の先を差し入れた。
するとどうだ、祖母が耕すように土が協力して自ら起こされに来てくれるではないか。
男は土との対話がうれしくなり、どんどん耕していった。
耕し終わり、畑が微笑み返してくれた気がした。
「おまえが何かを望むときには、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ」
男はその言葉を思い出した。

ありがとうございました。

 

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投稿者 kurodaosamu 日時
アルケミストを読んで

読み進めるうちに自分の人生の歩みに少年を重ねながら考えた。とくに前兆の部分については、それこそ「歩みを恐れる自分への行動することの前兆」で有るかのように感じた。

少年は羊を売りピラミッドを目指したが、早々に盗難に会いクリスタルを売ることになった、一年後そこでの働きでまたお金を手にすることが出来た。ある日偶然にウリムとトムミムが転げ落ちた、年老いた王様が言っていた「夢見みることはやめてはいけない」「前兆にしたがっていきなさい」これらの言葉を思い出した。さらには、王様が近くにいるような素敵なときめきを感じ「お前が何か欲する時、宇宙全体が協力しておまを助けてくれるよ」という言葉を思い出し前兆は、今こそ行くべきと告げた。

人生を重ねてくると、クリスタル商人のように変化を恐れるようになる。また夢をかなえた後なにもなくなるのではないかという恐怖も存在する。しかし本当に目指すものは何か、変化を恐れずに前兆に従い行動することで人生は好転していくことを理解した。

またラストでは、胸のすくような展開でとても気持ちよく読み終えることが出来ました。

アルケミストを読んで前兆に従うことの重要性、自身が発する目標には宇宙全体が協力してくれること、また年老いた王様や錬金術師のような存在。これらは誰の人生においても登場してくる人物(意識)ではないかと感じました。

そして何よりも、アルケミストを読み理解したことで、私自身もどんな困難が待ち受けていようが、前兆に従い自分の目指す宝物を探す旅に出ることを決意しました。

これから先、どんな困難が待ち受けているかわかりませんが、人生はアルケミストのような壮大な冒険と同じではないかと思います。

有難うございました。

 

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投稿者 yoshitoru 日時
この物語の中で、これまでの、そして現在の自分の考え方、
心の持ちようを考えさせられる象徴的なエピソードが2つ描かれていた。

一つは、少年が宝物を手にするまでの過程で何度か、
それまでに手に入れたお金を失うこと。

もう一つは、旅に出ないパン屋やクリスタル商人の存在だ。

自分の夢を実現するために、まずはお金を貯めよう。
お金が貯まったら、やりたいことをやってみよう。

どこかで、そう考えている自分がいて、
また、そのために貯めた小金を失うことを恐れて、
前に進めなくなっているのではないか。

そんなことを考えさせられた。


この物語、結末だけを読むと、
「夢で見た宝物は、実はすぐ近くにあった。
青い鳥は身近なところにいた。」ということになる。

しかし、この物語が我々に伝えていることは、
もちろん、そういうことではない。

主人公の少年が、もっと早い段階で宝物の存在に気付き、
それを手に入れることが出来たなら、少年は幸せだったのだろうか。
答えは否であろう。

物語のラスト近くで少年が語っていること、
「僕は自分の運命を実現する途中で、
必要なことをすべて学び、夢見たことをすべて体験した」

夢に向かって歩んでいる過程、
それ自体が宝物を手に入れることなんだということを、
教えられたように思う。


そして、セイラムの王様が語っているように、
夢に向けて歩み始めれば、それを実現するために
あらゆるものが協力してくれることがわかる。

少年を痛めつけ、金を奪っていく盗賊(部族間の難民)でさえも、
結果的に少年の夢を叶える手助けをしているのだ。


これらを理解できれば、夢に向かって進んでいくことへの、
恐れがなくなる気がする。


夢に向かって一歩踏み出してみよう、
前兆が自分を見捨てる前に。

そんな風に思わせてもらえた一冊だ。

 

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medal1-icon.gif投稿者 whockey51 日時
人は夢を持つことをいつ止めてしまうのだろ
うか。

昨日だったのか、今日だったのか分からない
けれども、気が付いたら「夢」という言葉さ
え忘れてはいないだろうか。

誰かの人生を歩めるわけではないのに、なぜ
だかわからないけれども、他人の人生につい
て語っている大人が多い。

自分自身も、大人という論理に当てはめて物
事を考えてしまい、常識という見えない鎖に
よって毎日を縛られている気がする。

そして、恐怖に負けそうな自分が目の前に立
ち尽くしている。恐怖が存在していないにも
関わらず、目の前にもうすでに起こっている
ものとして捉えてしまったりもしている。

錬金術師に、「でも、もし死んでしまったら、
それが何の役に立つのだね?」と言われた少
年が、正しく自分のような気がしてならない。

死んだら、あの世には何も持っていけないこ
とは分かっているのに、いま目の前にあるも
のに固持してしまっている。

それがいつ役に立つのかは分からないけれど
も、きっと役に立つと思って持っているもの
ばかりではないだろうか。

失うことを恐れることよりも、失うことで得
られたかもしれないことを放棄してしまった
自分の勇気の無さを恐れべきではないだろう
か。

「夢を追求している時は、心は決して傷つか
ない。」というのも分かってはいるけれども、
傷ついた自分を想像してしまう。

それを想像したところで、どうしようもない
ことは理解しているが、恐怖心からか、それ
が頭の中でいっぱいにもなったりする。

「おまえはずでに必要なことはすべて知って
いる。」と言われようが、まだまだ足りない
と勝手に思って、必要のない情報ばかり集め
てはいないだろうか。

そうしているうちに、人生が終わってしまう
ことになるのに。

「お前が何か望めば、宇宙のすべてが協力し
て、それを実現するように助けてくれるよ」
と言われても、何を望めばいいか分からない
自分がいたりもする。

「結局、人は自分の運命より、他人や羊飼い
やパン屋をどう思うかという方が、もっと大
切になってしまうのだ」

その方が、自分の人生を考えなくてもいいか
ら楽になる。他人と自分を比較してあーだ、
こーだ、言っていた方が楽だからだ。

人は自分の運命をコントロールしたくなく、
なぜだか分からないが、他人の人生をコント
ロールしようとしている。

理由は決まっている。自分が傷つかなくてす
むからだ。それが成功すれば、俺の言った通
りだろ。と言い、失敗すれば、だから言った
だろ。と2通りの解釈が出来る言葉しか投げ
かけない。

つまり、他人に先に毒味をさせてから、自分
が美味しく人生の果実を食べようとしている
にすぎない。

そんな人生は嫌なので、今から勇気を持って
行動していきたい。アンパンマンのように。
恐れないで夢を。

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投稿者 sakai 日時
アルケミストの感想

この本を読んで一番気になった点は、
何度も出てくる「前兆」という言葉です。

主人公は、だまされて財産を失ったり、
良き指導者にめぐりあったりして、
短期間に前兆を読み取る力がどんどん上がっていきました。

社会生活において、
「前兆」を読むことができれば
どんなにすばらしい事かと思う。

主人公は命がけでに生きることで、
「前兆」をキャッチするアンテナを
高くすることができたのではないか。

もちろん、
人との出会いや、運もあると思います。


そう考えると、
自分は必死に生きているのだろうか?と
考えてしまいます。

必死に生きることで、運もついてきて、
「前兆」も読み取ることができるようになるとしたら、
私の今の意識は、まだまだ改善の余地がある。
と言う事になります。

多くの「前兆」を読むことができるように、
生きていきたいと思います。

いろいろな教えをいただいた本でした。
乱文をお読みいただき感謝いたします。

 

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投稿者 kanakikou 日時 2012年6月25日

アルケミストを読んで

夢を抱いて羊飼いになった少年も始めのうちは前兆や心の声を
そんなに意識していなかったんだと思います。

しかし王様との出会いで「すべては一つ」とか
「何か望めば、宇宙の全てが協力してくれる」

といった言葉を聞いて、次第に意識を自分の
心の向けていった結果

好転というか様々な出来事に
遭遇しては、心の声に従うたびに

だんだん王様の言葉を実感するようになり
価値観が変わっていったのだと思います。

そして最終的にそっちで行こうと。

私も読み進めるうちにこういった価値観を再認識したと共に
まだまだ自分の方向を正しく決められるほどではないと思いました。

そして、日常生活に於いて心の声に耳を傾けることがあまりにも少ない
ということに気づかされました。

この機会にもっと心の声に耳を傾けると同時に感度を良くして
身の回りの幸せの前兆を見つけて人生を冒険して行きたいです。

 

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投稿者 Osaki 日時
論理で判断し目に見えないものや数値化できないものを把握しにくい、部分最適に陥りやすい西洋的な考え方ではなく、感覚的な全体感を重んじる非西洋的な思想を感じられたことが驚きだった。これはスペインという、西欧ながらイスラム圏に属した経験がある土地を良く知る著者だから書けた話だと思う。

若者が山頂にある美しい賢者の城で幸福について教えられる場面がある。私はこの話から日常のすごし方のヒントを得ることが出来た。

少年は賢者から油が入ったティースプーンを渡され、油をこぼさないようによく注意しながら宮殿を見聞してくるように言われる。少年は油をこぼさないようティースプーンに細心の注意を払い、宮殿を移動する。結果、宮殿のすばらしい宝物、ペルシャ製のつづれにしきや美しい羊皮紙に気付かずに賢者のもとに戻る。
これに対し、賢者は家の中をもっと良く見るように少年を諭し、再度見聞を促す。少年は宮殿の見聞に再び出かける。少年は今度は家の中の宝物や芸術作品を堪能することが出来たが、スプーンの油はこぼしてしまう。
この結果から、賢者は少年に「幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ。」という。

世界とは私から窺い見ることができる日常のこと。それを味わうとは自分の人生にきちんと対応し経験すること。
スプーンの油とは少年にとっての羊、つまり絶え間ない注意が必用でメンテナンスしないと台無しになる日常の諸々のことと、自分の出自のことだと思う。

著者は単純な論理思考も否定しているように思える。少年はタンジェのバーでどろぼうに騙され、持ち金を全て持ち逃げされるが、論理思考を駆使すればこれは避けられたかもしれない。
この時のどろぼうは最初「サハラ砂漠を横切るためにお金がかかる」とピラミッドに行くのが大変そうなことをいうが、その後いかにも簡単そうに「ラクダを買えば明日には着く」と、矛盾したことを言うからだ。
これは論理思考がどうしても刹那的な判断になってしまうことを示唆する。一旦起こった事象が、どのような変化をするか、人間には長期的な予測はできない。
結局、このおかげで少年はクリスタル商人と出会うことができたわけだし、本当の最終的な損得は、その時の人間にとっては超越した存在で計り知ることができない。あれはあれでよかった、あの不幸のおかげで今の幸福があると思える日がいつか来るかもしれない。

また、著者は効率性も否定しているように思える。わき目もふらずまっすぐ宝物の元へ行ければ一旦の効率はよいが、それは人生を味わうことにならず、従い、宮殿の中で、宝物を一切気付かないことと同じになってしまう。
真に素晴らしいのは、宝物も勿論だが、その人生を味わうこと。宮殿の中では宝物を鑑賞でき、オアシスでは唯一無二の女性と出会い、アルケミストやイギリス人と理解しあい、砂漠を理解すること。
少年がピラミッドを見なかったら、クリスタル商人と会わなかったら、部族の戦争に巻き込まれなかったら、人生はいかに味気ない、意味のないものだろうか。
我々は限りある生を持つ以上、夢を追いかけられること自体も十分素晴らしいし、限りある時間と引き換えに得られるその過程も素晴らしい。

尚、英語版は著者自身が英訳に関わったとのことで興味を持ち、その英語版である「The Archemist」も読んだ。両者とも素晴らしかった。

 

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投稿者 moriyama 日時
アルケミストを読んで
s.morikuma

久しぶりに鉛筆を持ち、読書感想文を書いている。いつもは直接PCで文章を書き、構成を考えながら、文章を作っていた。これも何かの縁(前兆)なのだろう。昔から、読書感想文は苦手で、何をどう書いて良いのか模索しながら書いてみた。
これを読んでいてスペーサージョンソンの「チーズはどこへ消えた?」が思い浮かんだ。「僕たちは変化に備えておかなければならない」、「誰もみな他人がどのような人生を送るべきか明確な考えを持っているのに、自分の人生については何も考えを持っていない。」正遠さんのセミナーに出席していない、ほとんどの日本人が同じような考えを持っているのだろう。
セイラムの王様が言った「前兆の語る言葉を忘れてはいけない」。私は、セミナーに参加するまでは、前兆に耳を傾けられなかった。セミナーに参加し、いろいろと訓練をしていくうちに“なんかいやだな”“この空気おかしい”とかを感じられるようになったと思う。
「おまえが何か望めば、宇宙のすべてが協力してそれを実現するように助けてくれ」更に「幸運が自分の側にあるときは、それを利用しなければならない。そして、それが助けてくれるうちにできるだけのことをしなければならない」毎回、セミナーで正遠さんが話していることです。
錬金術師アルケミストが言う「悪いのは人の口に入るものではない。」「悪いのは人の口から出るものだ」食べ物で人間が悪くはならない。言葉が人を悪くしている。これから生活するに当たり、食事を出来ることに感謝し、幸運が入ってくる言葉を使うように気をつけながら生活していきたい。
最近、入社3年目の部下が配属されてきた。彼は、自分がどうなりたいのか明確にイメージできていない。ただ、人をうらやましく思い、自分には出来ないと思いこんでいる。私は彼を育てるのに、仕事よりも社会人として何が大事かを教え、人はもっと幸せになれることを教えていきたい。
以上
ありがとうございました。

 

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投稿者 t1100967 日時
中学校時代以来の読書感想文である。
まずは本を読んで、”何を感じたか?”を考えてみた。

「ここの言葉は、あの本で読んだ内容と同じだ」とか、
「これは普段しょうおんさんが言っていることと同じだな」とか、
そういった客観的な比較がまず浮かんできた。

だがこれは、”感じたこと”ではない。
”分析”であり、”批評”である。

”何を感じたか?”を”考える”ことが、既に間違っていると気付いた。

”感じるままに感じる”ことや”心の声を聞く”ということが、
決定的にできなくなっていることに、今更ながら気付かされた。


そういえば、最近何かに対して、自分の感想を言うことが少なくなった。
”つらい””苦しい””めんどくさい”これらは頻繁に顔を出すが、
他はどうだろう。

”楽しかった””面白かった”これぐらいなら出てくる。

”沈む夕日を見て、何ともいえないノスタルジーに浸った”
これもどこかで聞いた引用だろう。

脳みその知覚ではなく、”心”が震えること。”身体が喜ぶこと”
こういったことを生活の中に取り入れなくてはいけないと思った。

心の声を無視し続けることに非常になれてしまったが、
少しづつ、自分の心に対して、耳を傾けようと思う。

 

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投稿者 akiko3 日時
「アルケミスト」を読んで

この本は、10数年前に読んだことがあった。ちょうど、見えない世界ってなに?と探求し始めていた頃だったし、現実的に、社会人としても数年が経過し、自己実現ってなに?このままでいいの?と何か生きる目的を見出したかった。
学生時代は、義務教育から始まり、ある程度敷かれたレールに乗せてもらっているので、特に目的を抱かずとも、変化を伴う節目に対応していればよかった。親の庇護のもと、自分についての性格、容姿、友人関係などの悩みはつきなかったが、どう生きるかなんて悩まずとも生きていけた。
社会人になって、なんとなく自分の人生を考え…(といっても、相変らず人との比較の上で、自分が人より優位に感じられる為のあるべき姿を求めていただけだが…)、仕事で主な時間が費やされ、不幸ではないが、幸せ~と浸るほどでもない日々に、生きる意味を知って生きるのは、漠然とした見えない幸せを見える形に示され、満たされるに違いない、そんな都合のよい憧れを抱いたのだろう。
(今なら、当たり前と思う平凡の中にあるさまざまな幸せを幸せと味わうことだと思えるが、それは、年齢を重ねることで、日々は移ろうものと知ったり、非日常を目の当たりにして気づいたことだ。)

自分が見たいように世の中を見て、さまざまな人生や情報から、自分の意思をしっかり持って、努力すれば叶う、そういう成功法則にそって生きればいいと思っていた。
最初に読んだ頃、人生を振り返り、ただ生きてきたのではなく、生かされてきたということをしみじみ感じ、何か大いなるものに包まれている感覚を抱いた。
今回、読み直していて、“大いなる魂は完全だと思っていた。大いなる魂もまた、他の創造物と同じ。-大いなる魂を育てるのは私たち”“私たちが良くなるか悪くなるかによって、住む世界は良くも悪くもなる”と書かれているのを読んで、“大いなる魂も同じ。育てているのは私たち”の言葉に、はっとさせられた。
もとは1つであり、そこから各々分離して、人生という経験を通して、もとに帰ることで、もとが進化すると頭で理解していただけで、自分は心のどこかで大いなるものは完全だからと、そこに依存していただけだった。一人ひとりが生かされていると認識したつもりだから、無意識に他人と比較をし、不幸の種をまきながら、委ねられたら大丈夫のはずだから、委ねよう委ねようと思っているだけだった。大いなる魂も自分と一緒に育っているという感覚はなかった。自分が育てている、自分次第という主体性はなかった。ひとつという感覚が抜け落ちていた。

以前読んだ時は、少年の祈りが何かを知りたかった。その言葉も願い事もない祈りってどんな祈りなのだろう、手に書かれたしるしが何か知りたかった。結局、夢物語りなんだなーという何か物足りない読後感だった。
今回も、まだ私には少年が大いなる魂に到達し、それが神の魂の一部であることを知ったその感覚はわからない。
“人は人生の早い時期に生まれてきた理由を知る”とあったが、自分は知っているといえるのだろうか?
自分の手に書かれたしるしが何かをいつ知るのだろうか?死ぬとき?それって遅くない?
“愛の力がもっと良くなろうとする力であり、大いなる魂を変える”とあったが、愛も理解していると言えるかどうか…
今は、夢を追いかけている訳でもないし、天命、天職を掴んでいる訳でもないが、ただ“より良くなりたい”とは思う。だから、今、与えられた時間に感謝し、味わい、今、目の前にいる人たちを大切にするよう心がけている。いろんな言葉を理解しようと頭で考えて煮詰まるよりは、今の前兆のもとに、実際に行動することが未来になるとあったし…。

おまけ
今回、アルケミストを図書館で借りる際、間違って英語版を入手してしまった。これも、前兆と思い、素直にこちらも読書中。マクトゥーブ。ありがとうございました。

 

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投稿者 6339861 日時
私は、この本を読んでまず思ったことは、佐藤しょうおんさんと出会っていなければ、この本を読むことは絶対になかったこと。佐藤しょうおんさんと出会わなければ、本の価値がまったく分からなかっただろうなということを強く感じました。

Amazonの書評を読んでも、たくさんの方がこの本が単なる物語でないことに気づき、おおいに感動していることが分かります。やっぱり、わかる人には分かるのですね。

私は、物語を読んでいると、佐藤しょおんさんの塾で習ったことが頭の中に蘇ってきました。
心というのは、しょうおんさんのおっしゃる潜在意識のことですね。私も毎日潜在意識と仲良くなるために”継続”しています。
心と仲良くならなければ、毎日がウソの中を生きているような違和感を感じます。継続することで、少しづつ心と仲良くなって、現実を生きているような感覚を感じつつあります。

そして、「前兆にしたがうこと」というのもしょうおんさんが、よくおっしゃいます。
最近、私も前兆といいますか、自分の直感のようなものを信じられるようになってきました。
言い換えると、何気ない出来事に対する感度があがったように感じます。

しょうおんさんの塾に参加しなければ、このような考え方で本を読むことは決してできなかっただろうと思います。しょうおんさんとの出会いも自分にとっては、何かを成し遂げるための必然だったのかな。などとも思います。

そう思うと、2年前にしょうんさんの塾に参加した自分を「よくやったね。」と褒めてあげたくなりますし、今後の自分が頼もしくも感じます。

今回、はじめてコメントを書かせていただきました。他の方のコメントを読むと自分のレベルに恥ずかしい思いを感じました。おそらくみなさん、読書量が並大抵ではないから、すばらしい表現ができるのでしょうね。このようなレベルの高い方の中に入れただけでも幸せと感じます。

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投稿者 gizumo 日時
アルケミスト ~夢を旅した少年~ を読んで

久しぶりに物語・小説を読みました。
おそらく、課題図書にならなければ出会わなかった本だと思います。

読む前は、「羊飼いの少年の話しか・・・、自然の厳しさや共存などが
語られてるのかな」と。

読みながら、「深い・・・」と頭を抱えながらも、砂漠の風に吹かれて
いるかのように心地よく少年とともに旅をして。

読後は、「出会えてよかった・・・」と心地よい疲労感に浸って・・・。


多くの人との出会いを通じて、「宝物」を探し出した少年がうらやまし
くもあり、また「自分も同じように運命を実現するんだ!」思ったり。

途中繰り広げられる「愛」に関しては、今回の初読では理解が深まり
ませんでした。

また、「大いなる言葉」「大いなる魂」「心」の存在・意味がよく
つかめなかったのですが、皆さんの感想文を読んで理解が深まりまし
た。

素直に「前兆に従うこと」ができない自分は、まだまだ両方の世界を
行き来することはもちろん、「食べる時には食べる。動く時が来たら
動く」ことも実践できていません。

そのことを自覚できたことだけでも、この本を読んで充分に有意義で
あったと思っています。

おそらく、しょう~おんセミナーで学んでいなければ、ただの
“ファンタジー”として物語を楽しんでいたと思います。

「何をしていようとも、この地上のすべての人は、世界の歴史の中で
中心的な役割を演じている」ことを学んだ自分は、これからは他者に
対しての接し方も変わっていけると信じます。

そして、強く望んで宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれ
ることを心の支えにますます人生を楽しんでいきたいと思っています。

 

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投稿者 nagi1123 日時
『アルケミスト』
この本には奇跡を起こし、夢を叶えるためのエッセンスが散りばめられている。

人の感覚というものは通常は外へ向けられている。目、耳、鼻といった器官で感じたもの、触れたものがすなわち私達が通常認識している世界である。

夢を想い描くとき、意識はこころの内側へと向く。夢をみるとき、それは五感よって外側の世界を見ているのではなく、内側の世界を認識している。
この、内側の世界へと強制的に意識を向けさせる機会は、「夢」と「苦難」なのかもしれない。

日々の生活の中で「夢」も「苦難」もなく、自発的に意識を内側の世界へ向ける行動を行わなければ、外から与えられる情報のみに関心を向け、形骸化した行動の繰り返しに陥りやすい。羊たちのように。

苦難は、“受動的”に意識を内側の世界へ向ける機会を生み出す。
吉村昭氏の『漂流』や三浦綾子氏の『海嶺』で示されているように、受動的な苦難に対し、こころの内側への意識を「絶望」に染めるか「希望」で満たすかで、運命のベクトルが分かれる。
苦難は、人に学びと経験をもたらし、人を成長させる。

夢は、“能動的”に意識を内側の世界へ向ける機会を生み出す。
『アルケミスト』のサンチャゴは、夢に従って旅人としての大きな一歩を踏み出した。
夢は、人の意識を飛躍させる。

そして、夢と苦難により能動的/受動的に、内側の世界(潜在意識)との対話を繰り返すことによって、内側の世界と外側の世界とを繋げ、「前兆」という形でそれを読み取ることができる。

その時、実はこころの内側の世界と思っていたものは宇宙の全てであり、私達が認識していた小さな世界を包括していることに気付く。

「宇宙のことば」を理解する、とはそういうことではないか。


ここでひとつ疑問点がある。
苦難がなければ奇跡は起こせないのか?

苦難によってサンチャゴ少年が得たものは、人間としての成長である。つまり、宝物を得ても、それを受け入れられる器ができていなければ幸せにはなれないということ。

例えば、サンチャゴが旅での経験を得られないまま、いきなり夢の啓示だけでいちじくの木の下の宝物に辿り着いたとしたら、その宝物はすぐに騙されて奪われてしまうかもしれない。

しかし、人間は過去に積み重ねられてきた経験、人類の叡智を知性として受け継ぐことができる存在である。
苦難によって享受できる成長を、知性で疑似体験として経験できるのではないか。
つまり、過去の人間の叡智を学び、吸収することが重要である。
私達には、しょうおんさんの良書リストがある。


人間的な成長、知性や経験の垂直展開と、顕在意識と潜在意識という2つの世界を繋げる思考の水平展開、を織り成して認識のマトリクスを広げること。
それが、しょうおんさんが常日頃から仰られている「世界観を広げること」なのではないかと感じた。


ひと通り『アルケミスト』についての私の勝手な解釈を述べ終わったところで、次に、私自身に当てはめるとどうなのか、ということについて考えてみたい。

私の夢、もちろん顕在意識の夢は仕事で成功し、幸せな家庭を築き、世界の人達とともに幸せになることであるが、潜在意識の夢については子供の頃に抱いていた夢にヒントが隠されているかもしれない。

私自身がいつしか忘れてしまった、子供の頃に抱いていた「夢」について邂逅してみる。

私は物心ついた時から、海とそこに住む生き物に心奪われていた。
小学生の頃から海へ足繁く通い、自宅で海水魚を飼育していた。
手の届くところに、海を創りたいと思っていた。

子供の頃からずっと海を見続けてきた。
埋め立てられ、閉鎖され、水の色が変わり、生き物が減っていく様子を、年を経るごとにその変化を感じ、こころに刻んでいた。

そう、子供の頃に抱いていた夢は、生き物がたくさんいる綺麗な海と共存し、海を守ることだった。

小学5年生の時に私が立ち上げた海水魚水槽は、まさに東京湾の一部を切り取ってきたものだった。
徹底的に海を観察し、海水も、砂も、岩も、海藻も、貝も、ゴカイやその他の生き物も、小さなプランクトンに至るまで、自然と同じように導入し、配置した。

私の目的は、単に魚を飼育することではなく、海を身近において観察することだった。

小学6年生になると、クラスメイトの釣り仲間達とともに相模湾へ繰り出し、相模湾水槽を構築した。
その時もスノーケリングを繰り返して、徹底的に海を観察した。

今でこそ、モナコ水族館から端を発したナチュラルシステムという飼育概念があり、ライブロックと呼ばれる自然界で熟成して生き物を多く含んだ岩を導入したり、ライブサンドと呼ばれる生物相の豊富な底砂を導入してより自然界に近いスタイルでの飼育法も開発されている。

しかし、真の意味でのナチュラルシステムとは、飼育法ではなく自然と共にあるという認識だと思う。

自然界ではありえない種類・数の過密飼育の推奨、飼育機材のスペック化による高付加価値の創出、飽きたらリセットして水槽を立ち上げ直せば良いという風習の固定化・・・

多くの人は、「癒し」を求めて魚を飼い始めるのに、自分の水槽から癒しを得られずにリセットを繰り返してしまう。
それは、上記のような業界に都合の良い価値観を押し付けられ、そのベクトルが「自然」とは異なった方向に向いているからだと思う。
「飽きる」のは、「自然」から乖離しているから、ということに多くの人が気付かないでいる。

人間は本質的に「自然」と離れては生きられないのだ。

『アルケミスト』を読み、自分の夢を邂逅し、サンチャゴ少年のように一歩足を踏み出すことを宣言したいと思います。

・海の素晴らしさを再認識し、自然と共にあるマリンアクアリウムの提案。
・ダイビングなどの活動を通して感じてきた海の素晴らしさ、海の大切さの紹介。

これらをブログとして情報発信し、海の環境を守る一助とする。

今の私の夢は、「海のことばを知覚し、それを伝える」ということです。

今の仕事が、天然有機物を利用した海の砂漠化防止というテーマなのもただの偶然ではないかもしれない。

顕在意識の世界での成長と潜在意識の世界での成長を織り合わせて、夢の実現へ歩を進めていきたい。

ありがとうございました。

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投稿者 toshihiga 日時
心と体と意識を一致させること」の大事さを学んだ。
私たちはわかりやすい意識と体に気がいってしまうことが多い。体が疲れたのは意識がすぐに認識できる。意識が疲れていると体はよく動かないからすぐにわかる。けれど心が思うこと・感じることを意識・体にまで落としこんで、行動が変化することほとんどない。心が思うままに日常生活で行動することは少ないし、学校では習わない。しかも心の声が発することはすぐにかなうものが少ない。クリスタル商人やイギリス人・部族戦争の難民はしたらよいことが分かっていながら、しなかった。
行動することでしか人生は変わらないけれど、その行動することを信じきることは難しい。私たちは日々の生活の中で信じきることがいかに大変なのか知っている。サンチャゴがタンジェで出会った少年にだまされてしまったように、信じることが裏切られることも多々ある。そうやって人は学び、心の声から遠ざかってしまう。
しかしサンチャゴは目の前にある不信を乗り越えて心の声を信用して行動していく。その結果、自分を風に変えたり、宝物を見つけたりすることができた。ほんのちょっとの差である。しかし、私は羨ましく思うけれど、ほんのちょっとの差を出せない。見栄だったり、今までの経験だったり、面倒くさかったり、怖かったり。それで満足できればよいけれど、満足できない。
人の欲求である、金・人間関係・健康は意識と体だけでは成功しない。心はより良いことを伝えるけれど、信じ切り、初めの行動のしんどさがある。これを乗り越えたものが人の欲求・願望に応えてくれる。
この本を読んで、自分を信じきらない限り自分自身が満足する成功はないとわかった。そして、心の声を拾い上げ、意識と体にも頑張ってもらえるよう心・体・意識を一致させて、自分の意識も行動させていく。

 

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投稿者 TBJ 日時
「アルケミスト」を読んで

わずか200P足らずの本でしたが、非常に多くのことを教えてくれるすばらしい自己啓発本だと
思います。

本書を読みながら、自分の人生のことを考えていました。
この時代の日本に生まれたことは、非常に恵まれています。ほとんどの人が食べるのに困らず、
生きているのが当たり前の国。
学校を卒業するまでは何をすべきかのレールがきちんと引かれていて、そのレールに乗っていれば
成人を迎えられる。そして、その後は体系化された社会に出て仕事にもつける。
若い頃は何も考えず、どんなレールかも見ず、何となくそのレールに乗っていました。
そのレールには良いレールもあれば、あまり良くないレールもありました。
何も考えずに乗っていたレールは、一般的にあまり良いレールとはいえません。
その判断基準は、学歴や職業、勤務先、地位など、世間一般というか他人の価値観の集合体です。
この判断基準では決して良いとは言えない人生でした。

しかし、面白いもので人生には第2ラウンドがありました。
自分は何がしたいのかに気付き、その思いに真剣に向き合ったとき、新しい人生が見えてきました。
レールの良し悪しなど関係なく、自分の思いや使命に向き合う人生。
今の私にとって、本書は、その第2ラウンドを生きるための手引書のように思えます。

「今の環境を捨ててまで本気でその思いを実現したいのか」との問いに、行動で答えを示さなければ
ならないこと。

思いが強ければ、その目的や目標達成に導いてくれる人がいること
(人の話を聴くようになる、受け入れることができる自分がいること)

思いの度合いによって機会や危機に対する感度が高くなり、それが読み取れるようになること

夢や目標に向かっているとき、途中必ず障害が用意されていて自分の思いに対する意思確認が行われること

思いに対して目標を設定することで、行動が具体化され、達成のための知恵が出てくること

思いを理解してくれる協力者がいること

最も重要なことは、自分の心であること
(自分の心が自分以外と繋がっていて、それとどう繋がるかどう動かすかは全て自分の心次第である)

今回の学びによって、私の人生の第2ラウンドがより楽しみになってきました。
必ず夢を形にします。

 

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投稿者 fortuna 日時
『アルケミスト』という単語は知っていた。
『錬金術師』という文字通りの意味も知っていた。
でもその奥にある意味まで考えたことはなかった。

中世における錬金術とは、鉛を金(gold)に変えるものだったが、
現代におけるそれは、安い元手から高額の利益(金=money)を
生み出すものとなった。

そういう意味では羊飼いの少年もまた、夢(前兆)を信じ、
宝物に変えた錬金術師なのだ。
私達はこの物語の錬金術師になることはできないが、
羊飼いの少年のようにならなれるかもしれない。

羊飼いの少年に『前兆に従うこと』を意識させ、
『大いなることば』を理解するように導いた錬金術師。

現代に生きる私達は、情報が溢れすぎ、日々の生活に忙殺されて、
大人も子供も『前兆』に気付かない。
ちょっと意識を向けるだけで、『前兆』はあちこちに転がっているはずなのに。

『前兆に従うこと』の大切さを教え、導く錬金術師が
私達にとってはしょ~おんさんなのかもしれない。

この本にはしょ~おんさんのメルマガやセミナーのエッセンスが詰まっており、
読み進めていくごとにしょ~おんさんの言葉が確信となって
全身に染み渡っていく感覚を味わった。

『人が本当に何かを望む時、
全宇宙が協力して夢を実現するのを助けるのだ。』
こんなに心強い言葉は他にない。

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投稿者 takuro2411 日時
本書は、ファンタジー小説として読んでも大変面白く、夢を諦めずに、
実現に向かって生きていくことがいかに大切なことであるか教えてくれる一冊だと思いました。
しょ~おんさんのコメントにありました、こっちの世界とあっちの世界をつなぐ秘密を探しながら、
読んでみると、たくさんの事が描かれており、深く心に感じることができ、納得させられました。
適切な言葉で表現することは難しいため、本書の言葉を引用しながら特に感じたことをコメントします。

『すべてのものは、ただ一つのものが、さまざまに現れたものにすぎない』
この言葉は、私たち人間、地球、宇宙、そしてあらゆるすべてのものが同じ一つのものであり、
一つのものでつながっていることを示していて、そのものとは、『大いなる魂』であり、
ユングが提唱した集合的無意識のことではないかと思いました。

その『大いなる魂』につながることができれば、この世界のすべてのものとつながることができ、
それがあっちの世界へつながるということだと思いました。

そして、あっちの世界につながることができれば、
本書にある通り『私たちは何かを強く望めば、宇宙全体が協力してそれを実現してくれる』
ということになるのだろうと思いました。
我々が強く望んだときに発する念(エネルギー)が『大いなる魂』に届き、
すべてのものにそのエネルギーが伝わることで、すべてのものが協力してくれるのだろうと思いました。

また、『目に見えるものを通して人間が霊的な教えと神の知恵のすばらしさを理解するために
この世界を作られた』
このことは、我々人間は『大いなる魂』につながることができるようになっていることを
示唆しているのではないかと思いました。

大事なことは、『大いなる魂』につながるために、自分の心に耳を傾ける、
つまり潜在意識につながるために訓練が必要なのだと思い、
基本編セミナーに参加することを決めました。

まとまりがなく、怪しいコメントになりましたが、
本書を読んであっちの世界へつながることが自分の人生を好転していくのだと感じました。

ありがとうございます。

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投稿者 sumio 日時
「アルケミスト」夢を旅した少年 パウロ・コエーリョ著を読んで思ったこと

本書を読んで、稲盛和夫さんの本の中のエピソードを思い出しました。

松下幸之助さんが、「ダム式経営」講演会で、
「...今余裕がないのをどうすればいいのか、それを教えてほしい」の質問に対して
松下さんは「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけれども、
余裕がなけりゃいかんとおもわないけませんな」と答えられました。
つまり「まず思わなかったら、そうはならない」と言われていたのです。

強烈な願望を描き、心から実現を信じることが、困難な状況を打開し、
ものごとを成就させるのです、と。

「かなう夢のみ心に宿る」とも言います。

「今月の課題図書」としてレビューをアップする行為も、この少年と同じような、
一種の旅なのかもしれません。
人によって、定義は違うでしょうが、成長、成功、幸せetc.を追い求めての旅。
その形の現れのひとつが課題図書の感想文、なのだと思いました。

錬金術師の存在も興味深いです。
不老不死の効果と卑金属を金に変える力を持つ、賢者の石。
それにまつわるたくさんの物語。

読んでいて、暖かい感じがしました。
懐かしい物語を読んでいる感じがしました。
夢、旅、成長、成功、夢追い人の魅力が伝わってきました。

若さ、ひたむきさ、情熱。
失敗などない、経験があるだけ、の前向きな感じ方。
そして、茫洋とした気分に浸っています。

 

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投稿者 koro 日時
「モノを減らして、旅に出よう」と思いました。

 

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投稿者 genki0506 日時
挑戦することが、容易いか、そうでないかは、本人が決める。

サンチャゴとクリスタル屋の主人の生き方がとても心に残った。
今までの安定を手放して、新しいことにチャレンジし、望みのものを手にしたサンチャゴ。今までの生き方に安定を覚え、満足していたクリスタル屋の主人。この二人がとても対称的に見えた。
ここで、注目したのは、二人とも、今の生活に満足しているということだ。
宝物を探しにでるサンチャゴは、一見苦難の道を通っているように見えるが、本人は、次々に迫る課題を楽しんで、前向きに対応しているように思えた。
クリスタル屋の主人は、現状を受け入れつつ、はたから見たら、決して豊かでない生活に満足しるように思えた。

二人とも、自分の価値観が人生を規定している。

自分の価値観を脱した、サンチャゴと自分の価値観に従い生きた主人は何が違うのか。
それは、神様がくれた、チャンスの前髪を掴むか掴まないかの違いのように思えた。

サンチャゴは町の女の子にある種違和感を覚えたから、行動を起こすことができた。
クリスタル屋の主人はサンチャゴという、巨大な違和感を感じながら、行動にうつさなかった。この違いは大きい。
全ては自分の価値観が決めている。
では、チャンスの前髪はどのように見つけるのか。それは、本から見つけたり、人を通じて見つけたりするしかないとサンチャゴの生き方をみて思った。
たくさんの本を読んだり、人と会い、身近な違和感に敏感になることで、自分の価値観を広げていくことが成功への近道ではないかと感じた。

 

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投稿者 BruceLee 日時
それは19歳の時。

「砂漠が見たい」

と思い、エジプトに旅立ったのだ。

入りさえすれば薔薇色の生活が待っていると夢想した大学生活
の実態を知り、大いなる虚無感を感じていた。そしてバブリーな
世の、浮かれて希薄な人間関係と自分の存在と可能性疑問を
持ち始めていた・・・何も知らない小僧の癖に。

それでもバックパックに全てを詰め込んで旅立った。

数多くのトラブルがあった。「24」に負けないくらい、意外な事象に
よる急展開もしばしば。だからこそ、日本でさえ一人旅などしたこと
無い世間知らずの若造にとっては、全てが偉大なる冒険であった。
そして一人旅の醍醐味にはまり、翌年、欧州とモロッコの旅に出た。

ポルトガルのリスボンに降り立ち、電車でスペイン南部へ。
そしてジブラルタル海峡をフェリーで渡り、モロッコのタンジェに辿り着く。

港へ降りた途端に群がる子供たちの物乞いと独特の音と臭い、そして喧騒。
日本人は金を持っていると見込んで、「ガイドさせろ」と、断っても断っても
しつこく ホテルまで付いてきて、ホテル前で延々と待ち続ける若者。

そして、人から金を騙し取るためなら、道を尋ねる旅人に対し、平気で嘘をついて
悪徳タクシーと結託し、遠回りさせてタクシー代をぼったくろうとする若者。

そう言えば、街中でそんなやり取りをしてたら、近くのガソリンスタンドの
オヤジさんが何やら叫んで若者がシュンとして去っていった事もあった。
まさに、あのバーの主人である。騙されないで良かった~。

正直、エジプト人は「親日家で親切」であったが、全く異なるアラブ人像があった。
そもそもフランス領だったこともあり英語が殆ど通じない。やっと通じても、そんな
懐狙いのやつら・・・。勿論、そんな人々ばかりではないのだろうが・・・。

さすがにタンジェから砂漠を横断してピラミッドへ行ってはいない。
そして残念ながらアルケミストとの出会いも無かった。。。気がする。

でも・・・この本に出てくる場所に既に立ち寄っていた自分がいた。

マクトゥーブ?

今回、何度めかの再読をしてやっと気付いた。しかし随分時間が経って
しまったなぁ(笑) 


このタイミングで、この再会は一体何だ?理屈では説明出来ない。
何故今になって???
でも気付いただけ良いんじゃない?人生にはタイミングもあるのだ。
思った途端に全ての願いが叶う、という訳でもなく、叶うべきタイミング
というものもあるのだ。それもまた「書かれている」ことなのだと解釈しよう。

前兆?

そう、それは常にある。全てが前兆といっても良い。では質問。

あなたの前兆は一体どれ?

こんな情報過多の時代において?本当に「これが私の前兆で~す」って確信持てるか? 



結局、どれが前兆かなんて、受け取り側の認識能力がキーになるのではないか?
でも、逆に言えば自分がそれを前兆と確信すれば全てが前兆なのではないか。
気付いたら意識しよう。子供のように純粋に「それは書かれている」と信じること。
だから、全て自分次第。「あまり悩むなよ」って事だと解釈する。

何故って、それは書かれてあるんだから。後はそれを感じ取るだけで良いのだ。
いつか必ず気付くときが来る。

最後に。。。私は残念ながらエジプトでもモロッコでもよく発していたアラビア語は

「インシャーアッラー(すべては神のみぞ知る)」

だけで、

maktub(マクトゥーブ)!

という言葉には出会った記憶は無い。この言葉に凄い興味出てきたのだが・・・
と思ってたらあるじゃないの、同じ作者のこの本が。

マクトゥーブ   賢者の教え

これも前兆なのだろうね~。では、じっくりこの本を堪能してみるとしよう。。。

 

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投稿者 wapooh 日時
本書については,冬ころにしょうおんさんのメルマガで奥様が絶賛されていて読んでみたら良かった,とコメントを寄せられていて記憶に残っていました.
それより10年ほど前にも,雑誌でよく取り上げられており,中山美穂さんがピックアップされていた記事を,この本のタイトルを見るたびに思い出されていました.
けれども一度もこれまで読まずに来ました.
何度も書店で見かけたのに,いざ,課題図書になって本屋を巡るとどこにいっても置いていない!
すぐに入手し,すぐに読めると思っていたのです.
最後は,紹介リスト→amazonで購入しました.
なんだか,これだけでも回り道ですが,本書を読んだ後では,その間の自分の感情やタイミングやいろんな事を思い出しても楽しく思えるのですね.

本書を読んだのは大半が出張中のイギリスの電車の中でした.
地下鉄のチューブの中でも読みました.
自分のこれまでの経験の中で,異国の電車の中で,日本語の本を堂々と開いてじっくり読む,ということはありませんでした.
外国人だと思われたら狙われる,と訳もない恐怖に感じていたからです.
しかし,よくよく周りを見渡せば,異国の人もいるし,自国からイギリスに出てきて済んでいる人もいる.日本という国の常識では見たのでは分からない世界です.
その国の空気を吸うことに,少しずつ体が慣れた,というか開いてきたのかもしれませんし,逆に自己がしっかりしてきたのかもしれません.単に慣れたのかもしれませんが,経験により学んだことなのだと思います.


それで,本書の感想はと考えると,ページをめくる間ずーっと心が「これからはますますいつも心を平静に保とう!」という一言で終わりました.

少年と共に旅をして,様々な経験を共にするとき,私の心が浮き足立っていてはいけない,心静かに,この先を意識して決めて通るのだ,心や出会う人々の話にじっくりと耳と心を傾けるのだ,ということだったのだと思います.

ますます呼吸法が大切な時間となりました.
たとえ,調子が出ずにわずかな時間しか取れなくても,その一つ一つが積み重ねなのだから,とある朝のメルマガに書いてあり,それ以来,実践と意思の大切さを感じています.

課題図書にこの本が選ばれたとき,シュタイナーの本についてもコメントがありました.
アルケミストはすぐに読めるから,シュタイナーの本も読もう!これで良書リストの一冊が消化できる!と思って取り組み始めました.
初めはアルケミストの余韻も手伝ってなんとなく体に内容が落ちていたのですが,途中から字を追えども追えども,次のページに移ると前のページの内容がすっかり頭から抜け落ちている,という状況で,締め切りを前にあと10ページほど残っています.
メルマガの通り,難解な本です.
これから何度か読み返そうと思います.

ただ,2冊を読めて心が非常に落ち着きました.
『関東大震災』『命のたべかた』『夜と霧』.
しょうおんさんの教えてくださる本には,時として心や体にいろんな痛みを伴います.
知る痛み,想像を通したからだの痛み.
読書前を暗闇のお堂の中とすると,本を読むことでところどころ雨戸が開き,外界が見えてくるのです.外の空気や世界が入ってくるのです.
知ることは悲しいことだ,痛くて,苦しくて,怖いこともある,
また,『命のたべかた』では,他の方の感想文に取り上げられていた一説,人間だけが食物連鎖,自然の循環の中から外れている...という,寂しさも抱いていました.
しかし,アルケミストに人間は自然の一部,と言ってもらえたのです.
シュタイナーには,霊性の世界を知ってさらに,日常のこの感覚世界の生活を誠実に懸命に丁寧に生きなくてはならない(まだこれは修行の前段階のようですが).と書いてあります.
上記のことを知ってなお,今の世界にしっかりと意識して生きていくことが人生なのかと思いました.

少年は旅を終えて,ファティマの元へ帰り,家族を持ち種族の中で才覚を活かし,統率するでしょう.彼なりの錬金術を見出して.そして次の誰かを導くのかもしれません.
一大冒険をしてもしなくても同じ生活なのです.
キャンディ売りの少年のように,その小さな生活にも宝物が見つかるのかもしれないのです.
錬金術師ほどの大冒険へは導かなかったけれど,少年の心を開き一人旅へと向かうように導き元気を与えているのですから.

どうしても大きな成功を成長を望みがちになりますが,そんな小さなところから始まっているのだとそれは普段の日常からなのだと,上ばかり見て息が上ずりかけ自分に気づかせてくれました.
上手く行くことは嬉しく素敵で幸せなのですが,時々その結果や評価や外側などの表層の気持ちよさに目がいきがちで浮ついた自分がいたのです.
そんな時は浮ついたことしか集まってこない.そんな焦りもありました.

おそらく,この一年,しょうおんさんのメルマガに出会いセミナーに出かけ本を読みしている中で怒涛の経験をし感じ,心が追いついていないのかもしれません.
いったん落ち着いて,また歩みをはじめようと心と体が言っている気がします.

締め切りぎりぎりで,感想を推敲する時間がありませんでした.
申し訳ありません.
今月もいい読書時間を持つことができました.有難うございました.

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投稿者 miwmt 日時
夢を旅した少年

最初にすんなりと通してストーリーを味わってしまったのは
認識不足だったんだなと思い、課題本になり改めてペンを持ち読みすすめました。
確かに自己啓発本ですという通り、素敵な言葉がちりばめられていました。

「ここは見知らぬ場所じゃあない、新しい場所なんだ」
「自分をどろぼうにあったあわれな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と考えるか」

夢を探す旅にでて、最初に少年に起こった出来事への解釈。
ふっと読み進めてしまうところからもしれませんが、何度か読み返し、
こういうところが量子的な、感じ手の解釈で如何様にも感じ取れるところなんだと
改めて感じました。

自分も日々の生活、仕事の中でたくさんの出来事にであい、選択を余儀なくされるわけですが、
ふと読み進めて感じたところ、セミナーやメルマガでも教えていただいている通り、
いかにプラスの解釈ができるか、ささいな気づきかもしれませんが、そういった選択を重ねて
行動を続けて、欲しい結果を得るんだなと感じました。

前兆を信じる、心の声を素直に感じ取る、まだまだたくさんの気づきの言葉がありますが
今の自分にとっては、勇気をもって新しい一歩を踏み出す、いきなり挫折を味わっても、
あきらめずに夢に向かう(メンターを通じて)、行動からしか学べないというところを
自分の仕事、生活にあてはめて、夢を旅する人生、冒険の参考にさせていただきます。

 

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投稿者 omizug 日時
私がこの本を読んで感じたことは、自分が日々のことにかまけ、自分の心ときちんと向き合ったことがなかったと気づきました。


高校・大学でもまわりに流され、あまり考えずに楽な流れに乗って過ごしていました。
そして今に至り、それなりにそこそこ恵まれ幸せに過ごしてきました。

でも、この本によりずっと自分の声をきちんと聞いていなかったことを気づきました。
多少違和感を感じながらも、日々「こんなものだ」と自分をなだめ、心の声を聞くことを避けてきました。

何も起こっていない将来の恐ろしいことを考え、何も動いてなかったことを反省しました。

私も過去や未来にいきるのではなく、今この時を楽しみ、わくわくするときをもっと増やしていきたいと感じました。

死ぬこと以外はかすり傷なのだから、自分の心の声を行動していくことを決心しました。

 

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投稿者 yunyunpanda 日時
「前兆」とは、未来に対する不安や期待なのだなと自分の中では、理解しました。
理解するということは、何かを考えることではなく「ただ、感じること」なのだと思います。

感じること=解らないことでさえも、受け入れる力。
受け入れるとは、どのように自分の中に落とし込むか。
それこそが、自分の器のように思います。

器の容量を大きくするためには、様々な経験や本を読むことによって広げられるのだと感じました。

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投稿者 wapooh 日時
上記の感想で書かねばならない文が抜けていました.(追加させてください)

本書については,冬ころにしょうおんさんのメルマガで奥様が絶賛されていて読んでみたら良かった,とコメントを寄せられていて記憶に残っていました.
それより10年ほど前にも,雑誌でよく取り上げられており,中山美穂さんがピックアップされていた記事を,この本のタイトルを見るたびに思い出されていました.
けれども一度もこれまで読まずに来ました.
何度も書店で見かけたのに,いざ,課題図書になって本屋を巡るとどこにいっても置いていない!
すぐに入手し,すぐに読めると思っていたのです.
最後は,紹介リスト→amazonで購入しました.
なんだか,これだけでも回り道ですが,本書を読んだ後では,その間の自分の感情やタイミングやいろんな事を思い出しても楽しく思えるのですね.

本書を読んだのは大半が出張中のイギリスの電車の中でした.
地下鉄のチューブの中でも読みました.
自分のこれまでの経験の中で,異国の電車の中で,日本語の本を堂々と開いてじっくり読む,ということはありませんでした.
外国人だと思われたら狙われる,と訳もない恐怖に感じていたからです.
しかし,よくよく周りを見渡せば,異国の人もいるし,自国からイギリスに出てきて済んでいる人もいる.日本という国の常識では見たのでは分からない世界です.
その国の空気を吸うことに,少しずつ体が慣れた,というか開いてきたのかもしれませんし,逆に自己がしっかりしてきたのかもしれません.単に慣れたのかもしれませんが,経験により学んだことなのだと思います.


それで,本書の感想はと考えると,ページをめくる間ずーっと心が「これからはますますいつも心を平静に保とう!」という一言で終わりました.

少年と共に旅をして,様々な経験を共にするとき,私の心が浮き足立っていてはいけない,心静かに,この先を意識して決めて通るのだ,心や出会う人々の話にじっくりと耳と心を傾けるのだ,ということだったのだと思います.

ますます呼吸法が大切な時間となりました.
たとえ,調子が出ずにわずかな時間しか取れなくても,その一つ一つが積み重ねなのだから,とある朝のメルマガに書いてあり,それ以来,実践と意思の大切さを感じています.

課題図書にこの本が選ばれたとき,シュタイナーの本についてもコメントがありました.
アルケミストはすぐに読めるから,シュタイナーの本も読もう!これで良書リストの一冊が消化できる!と思って取り組み始めました.
初めはアルケミストの余韻も手伝ってなんとなく体に内容が落ちていたのですが,途中から字を追えども追えども,次のページに移ると前のページの内容がすっかり頭から抜け落ちている,という状況で,締め切りを前にあと10ページほど残っています.
メルマガの通り,難解な本です.
これから何度か読み返そうと思います.

ただ,2冊を読めて心が非常に落ち着きました.
『関東大震災』『命のたべかた』『夜と霧』.
しょうおんさんの教えてくださる本には,時として心や体にいろんな痛みを伴います.
知る痛み,想像を通したからだの痛み.
読書前を暗闇のお堂の中とすると,本を読むことでところどころ雨戸が開き,外界が見えてくるのです.外の空気や世界が入ってくるのです.
知ることは悲しいことだ,痛くて,苦しくて,怖いこともある,
また,『命のたべかた』では,他の方の感想文に取り上げられていた一説,人間だけが食物連鎖,自然の循環の中から外れている...という,寂しさも抱いていました.
しかし,アルケミストに人間は自然の一部,と言ってもらえたのです.
シュタイナーには,霊性の世界を知ってさらに,日常のこの感覚世界の生活を誠実に懸命に丁寧に生きなくてはならない(まだこれは修行の前段階のようですが).と書いてあります.
上記のことを知ってなお,今の世界にしっかりと意識して生きていくことが人生なのかと思いました.

少年は旅を終えて,ファティマの元へ帰り,家族を持ち種族の中で才覚を活かし,統率するでしょう.彼なりの錬金術を見出して.そして次の誰かを導くのかもしれません.
一大冒険をしてもしなくても同じ生活の場ですが,彼にとっては違ったものになるでしょう.
全てが豊かに映るだろうし,妻を,後悔の曇りなく,冒険を終えて一層愛せるのです.
妻も夫にすまないと思わず,応援してよかったと深く愛することができる.家族をも幸せにできるなんて,今の自分にはとても羨ましい.
冒険と日常は違うものではなくつながっていて,共存したとき幸せを味わえる.
行動する大切さを実感し,自分を見直していました.
キャンディ売りの少年のように,その小さな生活にも宝物が見つかるのかもしれないし,錬金術師ほどの大冒険へは導かなかったけれど,少年の心を開き一人旅へと向かうように導き元気を与えているのですから,小さな生活においても知っている心は大切です.

どうしても大きな成功を成長を望みがちになりますが,そんな小さなところから始まっているのだとそれは普段の日常からなのだと,上ばかり見て息が上ずりかけ自分に気づかせてくれました.
上手く行くことは嬉しく素敵で幸せなのですが,時々その結果や評価や外側などの表層の気持ちよさに目がいきがちで浮ついた自分がいたのです.
そんな時は浮ついたことしか集まってこない.そんな焦りもありました.

おそらく,この一年,しょうおんさんのメルマガに出会いセミナーに出かけ本を読みしている中で怒涛の経験をし感じ,心が追いついていないのかもしれません.
いったん落ち着いて,また歩みをはじめようと心と体が言っている気がします.

今月もいい読書時間を持つことができました.有難うございました. 

ご迷惑をおかけし,時間も超過してしまい申し訳ありません.

 

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投稿者 sahiruha 日時
アルケミストを読んで想ったこと。

心の声を聴く。心とは自分の内なるもの、しかし自分だけのものではなく、多くとつながっているもの。正しいものを教えてくれるが、間違った声も聞こえてくる。それをどのように選択せしめるかというのが人生。目に見えるもの、表面的な経験にとらわれると、本当に自分が望むものには行き着かない。

サンチャゴは神学校から誰からも束縛されない羊飼いという道を選び自立した。そして自分の道を歩き始めた。そこから人との出会いを活かしさらなるステップアップをめざし旅に出た。羊飼いというある意味安定した地位を捨てて。まとまった金を手にするが一夜にしてそれを失う。人と出会い、そのチャンスを生かし新たな一歩をまた踏み出す。幾つもの試練が彼を訪れ、その都度彼は正しい選択をする。そしてまた多くの人と出会い、先に進んでいく。都度さまざまな選択を迫られるが、彼の選択基準は心の声。そして彼は多くとつながり 『空』 を知る。

マクトゥーブ=それは書かれている。 心の声に従う。宿命ともいえる言葉なのでしょうか。運命は変えられる。また宿命は変えられないが受け入れる心は変えられる。どのような角度でそれをとらえ、自分にとってどのような意味を持つのかを知る。すべてのことに意味があり、起きているすべてがつながっていく。

今だけを考える。過去もなく、未来もない、あるのは今だけ。
大いなる言葉は単純だが多くの人には単純すぎるように見えて、気に留められないもの。
その言葉を理解し使うことが大いなる目的を達成させるためには必要だ。

想いは実現する。
それを信じ切ることが、宇宙の大いなる力を引き寄せる。
言葉は実現する。
そのためにその言葉をどう使うかが重要だ。

この本は、心の声を言葉にすることを教えてくれる。
何度も読み返し、自分の心の声を聴き、言葉の意味を考えたい。
自分の本当の目的を見出し、それを実現させるために。

初めての投稿です。単なる自分の読書ノートの走り書きになっています。そして締切も過ぎています。
心と言葉を磨きます。人に正しく伝えられるスキルとして。

しょうおんさん、いつもたくさんの愛と希望をありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

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