投稿者 aquatimez2006 日時 2012年6月12日
この本には「前兆」という言葉が頻繁に出てきます。「その前兆」を信じて夢を叶えるために行動(旅)を続けたサンチャゴは、もともと入力系の感度が高かったのだと思います。また、「大いなる魂」に触れることができ、「大いなる言葉」を理解できるということは、宇宙の根源的なものと交信できることを言い表しています。それらは、しょうおんさんの言われる「あっちの世界」のことで、科学でまだ解明されていないことのお話だと思うのです。セミナーを受講されている方たちは、そういった能力開発に日々訓練されているとは思うのですが。 自分の夢を叶えるために、ひたすらに「前兆」を信じ行動し続けたサンチャゴの勇気はとても素晴らしいですが、その対比として夢を叶えようと思いつつ、現状からの変化を嫌ったクリスタル商人の存在は、夢を追いかけるのを諦めた閉塞感の強い現代の日本人に訴えるものが大きいのではないのでしょうか?ビジネス編セミナーで習いましたが、何歳になっても夢は持っていい。それはいくつ持ってもいいということです。夢を持つとホンワカした気持ちになり、人生に希望が持てるようになるからです。まさしくこの本のファンタジックな世界でテーマになっていることではないかと思うのです。では、私達が夢を叶えるにはどうすればいいのか?それは、らくだ使いの言葉が答えてくれます。「私は食べている時は、食べることしか考えません。もし、私が行進していたら、行進することだけに集中します。もし、私が戦わなければならなかったら、その日に死んでもそれはかまいません。なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということが分かるでしょう。人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。」すなわち、「今を一生懸命生きる」、「今現実に自分ができることをきちんとやる」のことだと思うのです。以上のことの印象深くこの本から感じました。。
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