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第31回目(2013年11月)の課題本

11月課題図書

 

企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン‾新しい統治者たち の素顔


これは先月の課題図書とワンセットで読んで下さい。

この本では、現代資本主義の最先端がどういう事を考え、実行しているか

が紹介されています。アップルという会社がなぜここまで大きくなったのか。

そこで働いている人は日々、何をしているのかを知る、そして先月の課題図書

に出て来た人たちと比較してみる。そうするとあなたのこころにボヤッと何か

の映像が出て来るかも知れません。自分はどうしたいのだろうか?という問い

かけの答えのようなモノが出てくるのかも知れません。

【しょ~おんコメント】

11月優秀賞

今回は期限内に49名もエントリーして下さって、読むのに骨が折れました。と

いうかここのところ、こういう状態が続いていて嬉しいやら悲しいやら・・・

さすがに先月の課題図書とセットで読んでね、と言っておいたためか多くの方

がこの二つの書物を対比して考えてくれました。

そうそう、読書ってそうやると得られるモノが何倍にもなるんですよ。

で、他の人と異なる視点で読んでいた人を何人か見つけ、その中で面白い事を

書いていたがの『Silver』さんと、『AKIRASATOU』さんでした。

お二人の投稿を再度じっくりと読んで、今月は『Silver』さんに差し上げる事

にしました。

 

 

【頂いたコメント】


投稿者 jorryjorry55 日時 2013年11月16日


企業が「帝国化」する、を読んで。

この本はあっという間に読み進める事が出来た。一つの理由として、自分が使われる側の身であるからこそ、初めて知る事が多く、興味をもって読ミスすめる事が出来たため。また、本の構成として、注や参考文献が章毎に文末に記載されていたので、非常に読みやすかった点が上げられる。

この本を読み終えた最初の感想として、一部の大企業がますます富を得て、いかに自分の思い通りに国や社会を動かす「帝国」となれるか、そのシステムがよくわかった。
とはいえ、そのシステムを構築する事自体が難しいと思うのだが、のし上がる企業というのは優秀な社員が多く居るため、難なく出来てしまうのであろう。その発想が出てこない事からして、いかに自分が使われる側であるかを痛感してしまう。

さて、恥ずかしながら我が家では、2歳児までもが起きている時間はほとんどといって差し支えないくらい、嬉々としてiPod touchにかじりついいる。
当然私も暇さえあればiPhoneをいじっているし、新製品が出ようものなら、ワクワクしてどうやって手に入れようか考えている。また、休日ともなると外食する機会が増えるが、大抵手軽なファミレスやマクドナルドのお世話になる。我が家も、いかに企業が帝国化する事に貢献しているかを認識した次第である。

本の中に出てくる企業は全て聞いた事がある企業であったが、具体的には何をやっているかまでは認識していなかったので、それだけでもこの本を読んだ甲斐があった。しかしながら、今後は製品を買う時や、食事をする際には流通経路などにも気を配って、単なる一消費者に成り下がらないように色々と考えなくてはならないのかとちょっとうんざりした。

ならば、自分が帝国化する流れを作れば良い訳で、そのために何をすれば良いか。とはいえ、消費者及び使用者を搾取してまで帝国化したいとは思わない。本の最後に、周囲と同じように振る舞うのではなく、創造性を発揮して、自分オリジナルな発想で行動すれば良いが、それが今の私には難しい。それが出来ていればとっくに本の中に書いてある事は気付いているだろうし。
とにかく日々勉強するしかないのかな。苦行ではなく、楽しく勉強ができればいう事ありませんが。
自分が何をしたいか、何が出来るか、どうやれば社会に貢献できるか。
頭をひねって考えていこうと思いました。


投稿者 OTK 日時 2013年11月19日

本書を読んで感じた事。今日では国家に代わって帝国化した企業が経世済民を行うという事か。以前は一部の特権階級すなわち王侯貴族が富と権力を握っていたが現代の王侯貴族は帝国企業の役員達ということか。

封建制度はなくならない。時代が変わっても封建制度が崩壊したように感じても富と権力はどこかに集中する。誰かが手中に収めるのだ。

見えない身分制度は固定されるのか?貧困層と富裕層。
どちらで生きたいのか考えて選ばねばならないのだろうか?
貧困層の人間が幸せになる事は無理か?

本書では英語を学習したり、搾取される側にならない方法を色々挙げていたが、帝国企業の中枢に食い込まなければ幸せになる事は出来ないというわけではなかろう。

ただ、本書に述べられている事実くらいは大人として認識しているべきであろう。


投稿者 kwbtakr 日時 2013年11月19日


『企業が「帝国化」する』を読んで

現在の自分の立ち位置はどこになるのか?
残念ながら「帝国」の末端になってしまう。本書に出てきた企業の傘下ではないが、ある大企業の下請けとして完成品を生産するというポジションではやはり「帝国」の末端と変わらない。

ただ、「帝国」の末端という立場が悪いかというとそうでもない。
勿論、「帝国」の中枢で仕組みを作る側との待遇は雲泥の差。しかし末端でも自分の楽しめるものが見つかっていればいいのではないか?

「帝国」の中枢の人と末端の自分を比較して、自分の置かれた現状に対して、環境に対して愚痴を言う。そんなことをしても何も変わらない。「帝国」の中枢に夢見るのならそういう人材になれるようかなりの努力が必要。でも現状の仕事のなかで楽しみを見つけることはちょっとした気持ちの変化でなんとでもなるものでは。(努力が不要とは言わないが)

現状に満足して進化が止まってしまうことは宜しくないが、「帝国」にしがみつかないで自分の好きなコト、楽しいモノを見つけ、それを極めていくことも1つの道。
これからは支配する側か支配される側という支配の枠から飛び出て自分の好きなコトに生きていくことを早く見つけることが成功への一歩かと思う。



投稿者 sakigake 日時 2013年11月23日

本書の前半部分、いわばアップル、グーグル、モンサント、マクドナルド、エクソンモービルなどのアメリカの多国籍大企業が、利益拡大のために、まずアメリカ国内での寡占化を狙うべくM&Aを繰り返して各業界の自社系列化を図り、ロビー活動を強化して、連邦、各州の政治家達を札束で買収して自社に有利な法律の改悪、制定を行う。

加えてマスコミに多額の広告費を払い、自社に都合の悪いニュース、記事を握りつぶし、実態とはかけ離れたイメージ戦略を行い国民を洗脳する。そして、IMFや世界銀行と共謀し、新興国への援助と称して、自社製品を浸透させ、はたまた新興国の国民、天然資源を搾取していくという構図は、堤未果氏の「㈱貧困大国アメリカ」(岩波新書)を読んでいたため、より理解が早く深まった。
二人の日本人著者が類似の事を書いているということは、この本の言う「企業の帝国化」、国際的大企業の力が国家の力を凌駕して、世界を覆い尽くそうとしている資本主義の行き着く先の未来は、悲しいがな本質を言い当てているのだろう。

大企業内での「一部のシステムを構築する人間(使役する側)」と「いつでも代替可能な労働者(使役される側)」の構図は、19世紀から20世紀の欧米列強の帝国主義による植民地化政策のごとく、トーマス・フリードマンの「フラット化する世界」(日本経済新聞出版社)の内容そのままに世界に伝播していく様は恐ろしいものだ。要するに今後の世界は二極化が著しいスピードで進むことを否が応でも事実として受け入れなければいけない。

しかし、一方で著者はフラット化された世界では、学習の地域的格差解消のメリットを挙げている。ある程度ネット環境が備わっていれば、新興国の子供でも学習意欲さえあればe-ラーニングで先進国の子供以上の学習レベルを超えることが出来る。最近、いろんな媒体でも取り上げられているが、ネットでアメリカの大学の講義さえも学べる。これは社会人でも同様でわざわざ米国に留学しなくても、大学院の講義も学べる環境にある。いわば教育の機会均等化が実現している。向上心、モチベーションさえあれば、「仕組みを作る側(使役する側)」の立場を掴み取れるのだ。

著者はフラット化された、且つ二極化する世界を生き抜くための要素として、「創造性」、「専門性」、「語学力」、「生涯勉強継続」、「根気」、「PCを使う側になる」、「プレゼン、ディスカッション能力の向上」を挙げている。自分の職種の将来性を鑑み、将来性を感じるのならばプロ意識を一層強く持ち、よりスキルを高めるために勉強に研鑽しろということだろう。同時に語学力とプレゼン能力を磨く。また、もう一つの道として、自分の専門性を活かして「起業する」ことだ。

最近、日本の将来を悲観して、富裕層のキャピタルフライトに伴い、海外への移住も目立つ。それに対しては疑問を呈するが、日本の1960年代のように高度成長期にある東南アジアで働くというのは賛成できる。閉塞感溢れる日本にいるよりも、根拠のない未来への希望、自信をもった人々で溢れかえる環境下で働いたほうが自己投資としては限りないメリットがある。

とかくこの本を読んで、より危機感を強くし、専門性を高めていかなくてはいけないと痛感し自己研鑚に励みたい。また、東南アジアへ移住して働いている知人が何人かいるのでそこを訪ね、活気あふれる雰囲気に触れて、彼らの生活ぶりを聞きたい。



投稿者 dukka23 日時 2013年11月25日

・自力で歩けないほどに急激に成長・太らせるためにホルモン注射をされる養鶏場の鶏
・アップルという一企業に囲い込むための、ハードウェアからソフトまでの商品戦略
・タックスヘイブンを何重にもくぐらせ、極限まで節税する多国籍企業

などなど、帝国化する企業の活動の実態を生々しく描いています。

これらに対して、個人的・心情的には、もちろん抵抗はありますが、
資本主義経済の中で、企業が成長し続けるためには、
本書に書かれているような、「収益を最大化する活動」はやむを得ないのかもしれないとも思ってしまいます。
世界中のマクドナルドで均一のものを食べられる、iPhoneによって生活スタイルが変わった
といった、消費者が恩恵を受けていること、多々感じるからです。

このような帝国化した巨大グローバル企業で、、競争の中を勝ち上がっていくことも
ある種の快感はあり、ビジネスマンとしてはやりがいのあることでもあるでしょう。
ただ、それができるのはごく一部のエリートだけであり、そもそも入社すら難しいのが現実、
ヘタをすれば搾取される側になってしまうと本書に書かれています。

そのためにには「自分の商圏をつくり」、「自分のビジネスを持つ」ことが
これから先には必要になると改めて実感した書でした。



投稿者 iristome 日時 2013年11月25日


企業が「帝国化」するを読んで。

本書も面白く、どんどんと読み進めることができました。

しかし、同時に怖くもなりました。
知らない事は怖いことだな、とゾッとしたのです。

・帝国化企業の顧客の餌付けに始まり、知らぬ内にその存在が大きくなって無くてはならぬ存在になっていること。
・そういった帝国化企業の裏側で起こっているさまざまな就業ハンデを抱えた人たちの過酷な労働。
・過酷な労働だけどそこで働きたいと応募者がたくさん来る程、職に飢えている人がいること。
・わずかなキャリアアップを目指して過酷な労働環境でがむしゃらに働く労働者達のこと。
・そしてそういうハングリー精神で働く労働者は日本にはいないこと。

日本はこのままではヤバイんじゃないか?と思いました。
かくいう私も今の労働環境に甘えている立場なのではないか、ともヒヤッとします。

でも本書の最後にはこうも書かれています。
「天は自ら助くる者を助く」P247
自分がどんな人生を歩んでいきたいのか、自分なりの考えをもつことが非常に重要。どの職につき、誰と過ごし、どこの場所で暮らすか自分のシナリオをもつことが大事だと。
それでいてそのシナリオにとらわれることなく、状況の変化に応じて臨機応変に変わっていける柔軟性も必要になると。

自分の頭で考え、自分の足で歩き、自分を信じて前に進む。

ここが先月の課題図書とかぶるところだと思います。

最後の章を読み終えて、「よし!ひとまず心配するよりかは、とりあえずいいところにピントを合わせておこう!」と最後のところだけ印象深く残しておこうと思いました。
やはり知ることはとても大事ですね。
まだまだ知らないことの方が多いのでこれからもどんどん本を知識を養っていきます。



投稿者 shima 日時 2013年11月25日

まず吐きそうになった。

…なぜ吐きそうに…??

本を読んでいてこのような症状が出ることは初めてで、謎に思う。

帝国に支配されていることを心のどこかで認識していたのだろうか。
知らないほうがよかった。と言うのはあまりにも後ろ向きか。

先月の課題図書とワンセットで読む理由。自分の心と向き合うため、また今の仕事は
本当にやりたいことなのか、というか自分のやりたいことは何なのか。
すべて曖昧に過ごしてきた自分が浮き彫りになってしまった。
それに対する拒否反応なのだろうか…。結局理由はわからない。

支配下で生活することも一つの幸せのカタチである。それはそれぞれ個人の考え方であるし。

しかしこの本を読んで、帝国の存在を今までと異なる見方でとらえるようになった今、
自分の幸せって…?
現状で満足してしまっている部分がおそらく自分の中にあって、それはそれで幸せ。
自分の責任の軽さに心地よさを抱いているのだろう。

自分の求める幸せはいつのものなのだろう?
今?5年後?10年後?死ぬとき?それとも常に??

どんどんと自分に対する疑問が湧いてきて収拾がつかない。
これほど考えるのも久しぶりな気がする。

正直、危機感とワクワクする心とが何度も入れ替わっている。
現状を考えて危機感、やりたいことを見つけてワクワク、それと現状を比べて危機感、
一歩進めてワクワク…、そんな感じの11月だった。

10月の自分とはまた少し違う考え方ができるようになった。
この本を課題としたしょーおん先生の意図とは離れるのかもしれないが、
この本と出会えた私にはそれだけの価値はあるのだ。



投稿者 george0530 日時 2013年11月26日

企業が「帝国化」するを読んで

著書のなかで一番思ったのが
企業内で生き残るにも、独立するにも勉強が必要で
勉強しない理由はもはや通用しないとすれば
効果を求めず坦々と勉強続けなければいけないと思いました。
知識、知恵がわが身を守る鎧



投稿者 takeda 日時 2013年11月27日

企業が「帝国化」する を読んで

これからの世界を読んでいく上で、大変参考になりました。
時間が進むにつれ、個人個人は自己能力を高めないと、帝国化した企業に従順にならざるを得ず、また、従順と自覚しているのなら、まだいいのかもしれないが、洗脳される、いや、自己洗脳せざるをえなくなる未来がくるのではないか?とよくよく考えさせられます。

食の事に関して、ちょっとはしっていたつもりでしたが、ほんのかじっていた程度とは反省させられました。牛舎にて、出荷するまで排泄物が溜まりっぱなし、それがo-157などの感染源とは。まだまだ日本基準な自分でしたが、世界に目線をやらないと、知らないということは、命にも関わることなんだな、と実感させられます。

余談ですが、ヨーロッパのほうでは、「ホメオパシーによってこの肉は治療されています。」と表示されていると聞いたことがあります。逆にそういったヨーロッパの人から見ると、アメリカやはたまた日本の肉もあやしいでしょうね。

「考える・知ること」を放棄してしまったひとは、帝国のよいようにされてしまいますが、帝国というより、なにより人に流されないことが大切なのでしょうか?
自分の基準を他人任せにせず、また、自分ひとりでも生きていくことはできないので、どこからどこまでが自分にとってよいのか?どこからが悪いのか?自分の軸を設定するよい機会になりました。

今一度、自分の「当たり前」のことをよく吟味して、自分の運命は自分で決める!と強く思い、またイメージできれば、帝国と敵対せずともwinーwinな関係または、利用しなくても、生きていける、と気づけるのではないでしょうか。

でも、なにより、考えるよりまず行動をしないと何も変わらないので、常に行動しつづけていこうとおもいます。



投稿者 t1100967 日時 2013年11月27日

企業が「帝国化」する を読んで

■まず湧いた感情は怒りです。

自社の利益のためならば、人類全体の不利益になろうとも構わないという姿勢には、
吐き気すら覚えました。

”法人”という実態の無いものに支配され、人々の安全や、健康や、
生活が脅かされていくというのは、一体どういうことなんでしょうか?

発育異常、高騰する医療費、疫病の発生、地球温暖化、石油による国家の衰退。

これらのことが、誰かの意思や思惑では無く、
企業が利益を追求することの副作用として発生することが非常に恐ろしいです。

個々の企業に働いている人は、恐らくその企業の中で認められようと、
懸命に働いているだけなのでしょう。

しかしながら、自分で自分の首を絞めていて、それが分かっているにも関わらず、
それを止めることが出来ない・・・。一体どんな悪い冗談なのでしょうか。

■私の基本的考えとして、世界は少しづつ良くなっていると思っています。

少しづつ貧困が無くなり、差別が減り、理不尽なことが少なくなっていくと思っています。

かつて日本で同じように、企業が利益を追求することで環境が破壊され、
水俣病やぜんそくが発生しましたが、それも現在は改善されています。

この「企業の帝国化」による悪影響も、いずれは弱まっていくとは思いますが、
それまでの間は、こういった企業との付き合い方を考えないといけないのでしょう。

結論として、私が今後継続していこうと思ったことは、

以下の二つです。

一つは、「全てを疑う」ということです。

現代ではほとんどの情報が広告です。
ニュースは歪められていますし、
そもそも企業に都合の悪い情報は表に出ません。

常に物事の裏側と、内包されている誰かの意思を読み取り、
自分の頭で判断して決断するという姿勢が重要かと思います。

二つ目は「自分のビジネスを持つ」

ということです。

しょうおんさんが普段から言われていることですが、
サラリーマン以外で収入を得る手段を持っておくことが、
何より重要だと思います。

そのための行動として、具体的には、
しょうおんさんと、鮒谷さんの真似をするつもりです。

徹底的にインプットとアウトプットを追求し、
自分の持っている要素の掛け合わせでオンリーワンを構築し、
競合のいない市場で悠々とビジネスを行う。

書くは易し、実現は難しですが、
取り急ぎ3年をめどに行動を続けていこうと思っています。

以上



投稿者 mozzy 日時 2013年11月27日

グローバル化によって国という組織が機能しなくなり、一部の大企業が世界の仕組みを作っていて、(もちろん私もその中の一人だが、)殆どの人々がその仕組みの中で生きることを余儀なくされていることがよくわかった。

そのレベルは想像をはるかに超えていて、命に必要な食物を生み出す過程にまで及んでいた。わたし達はその仕組みがもたらす利益を享受する代わりに、自らの命と、疑うことを投げ出して生きているのだった。

そんな帝国が支配する世界を、一体どうやって生きていけばいいのだろうか。ことは自分だけではなく、子供達の未来にまで及んでいる。

本書では、帝国と付き合うためのヒントや、この先どうしていくべきかの提案をしてくれている。
そして同時に、組織に属さないという提案もしてくれた。

インターネットの登場でによって国境がなくなったと同時に、組織という囲いもまたなくなっている。であれば、その仮想の世界で自分の帝国を築いていける可能性もあるのではないだろうか。
個人的にはこの意見は魅力的で、本格的に個人でできるビジネスを考えていきたいと思った。

子供には英語と読書をもっとやらせておきたい。


 

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投稿者 Silver 日時 2013年11月27日

「企業が「帝国化」する」を読んで

 一番印象に残ったのは、アップルの製品を作る工場に勤める人、アップルストアにいる人、本社の人、帝国の製品を考える人の給与格差です。これは、昔のお城に住む王様とその家来達と同じ構造です。それが、「仕組みを作る側」のごく一部とそれ以外に分類されるのだとよく分かりました。さらに、世襲制ではなく、「能力主義」であるため、内部での足の引っ張り合いはあるでしょうが、クーデターや戦争で滅びる事はありません。また、次から次へと能力が高い人が現れ、その帝国化した企業を使って支配を行うため、仕組みが上手く回る限り、強大な力となります。ドメスティックな日本企業に勤めた事しかない私は、この本を読んで、支配の仕組みを作る事がいかにすごい力を持つか、外資系企業の実態を知る事ができました。
先月の「放っておいても明日は来る」と、この本の支配の仕組みを書いた作者は、同じメッセージを発しています。それは、自分の力で判断して、人生を生き抜く事です。どうやって生きていけば良いのかについて、普遍の最適解は存在せず、一人一人が、どうするかを自分で考える必要がある。職業を選ぶ時、仕事をする時は特にそれを意識する必要がある。今の安定した生活が、ずっと続く保証はどこにもなく、いつ荒波がきてもおかしくない状況を認識し、決して、思考停止状態にならないで生きなければならないと、強く意識する事ができました。
私は日本に生まれて仕事をしているだけで、今は、世界からみたら搾取する側かもしれません、しかし、いつ、搾取される側になるかもしれない、という危機感を持って、働いていこうと思いました。
そして何よりも、甘いかもしれませんが、それを、楽しもう、と思いました。普通に仕事をし、生活をしているだけでこれからたくさん、たくさん、試練がやってきます。それでも、明日は自分の力で良くする事が出来る、と信じて、一生懸命に働きたいと思います。
私は、自分が働く事で、与えられる他人の幸せを大切にしたい、自分が作り出す仕事の成果を、使う誰かの幸せにつながるように、いつも考えて生きていきます。そのために、今持っている被害者意識は、全て捨てる決心をしました。誰かが、会社がこうだから、世の中がこうだから、など、そういう事をいっさい辞めます。私は、私の人生の船長です。そうやって生きる事が「帝国」に飲み込まれず、生きていく方法だと考えます。



投稿者 akiko3 日時 2013年11月29日

「企業が「帝国化」する」を読んで

  いやー、時代は変わっていくものだと思いつつも、そのスピードの速さ、それとともに広がった世界規模での競争の厳しさがこれほどとは…。絶句。
でも、その競争の中で、冷静に現状を分析し、利益がでるようなルールを作っていく頭のいい人達にもおみそれしやしたぁ~とひれ伏してしまう。租税回避を図るなんて、まさに自社利益を上げる為に何をすべきか、考えて行ったお利口さんの回答。
だが、感心しきりもしていられない。怖いことに、だんだんと大きくなった組織には、人の血が通わなくなり、もう目の前で我々が生きている社会が、人と人とが袖振る縁で生きている世界ではなくなり、弱肉強食の生きるか死ぬかのサバイバル現場と見なされるからだ。(自然界の弱肉強食の世界には絶妙なバランスを保ちつつ、命が循環されていくという愛があるが、帝国が築く世界には愛のかけらも感じられない。消費者として無料で使えたり、利便性を得られることは愛か?結果の利益が少数に集中することでやっぱご破算か?)
以前、年長者から社訓に“地域社会に貢献する”って言葉が入っていることが多いけど、その意味がやっとわかってきたという話を聞いたことがあるが、帝国企業が企業として存在する意図って…。

  メルマガでルールを作ったものが勝つとあったことに再度納得しつつ、じゃ、ルールが作れないものは、どうこの状況と付き合っていけばいいかを捜しながら読む。やっぱり依存しない自立だな…。生きていく為に必要なものを自給する。あるお方が田舎に移住して田植えを経験されている姿がぼやっと浮かぶ。でも虫嫌いだし、自分には自給は難しいな。あと10年したら、土いじりが好きになるお年頃になるか?教育と介護の心配がなければ、現金に依存しなくてもいいのかも。現金といっても、プラスチックマネーも当たり前に存在するし、もしかすると、物々交換が主流になっていくかも?自分が一緒にいて心地よい人達とつながり、居心地のよいコミュニティーを小さくても築き上げていくといけるかも。でもって、ITを使えば遠くの縁ともつながれる。そこはしなやかに、たおやかに開拓しながらだ。たまに移動して現金を得たり、その土地の物を入手する…。あれ?これってだれかさんの生活?あのお方は、確かに創造性や表現能力を高め、高い専門性ももたれている。もちろん“努力”して、築き上げてこられた能力。その過程をメルマガやセミナーを通して惜しげもなく開示して下さる。これを活かして勉強しない手はない。ありがたいことだ!
その上で、自分ならどんな風に生きていきたいか?自分の専門性をどう育てていくか?やることてんこもりだ。
この課題本に取り組むことだけでも、毎月、正しい情報を得たり、様々な角度から現実を見て、自分で考えて、表現していく訓練だ。すごいじゃんっ。
やるべきことがわかっていると、迷う時間はない。不安に駆られるのは、何もやっていない時だろう。
“日本は資源がないから豊かになれた”この言葉を個人に置き換えて、情報入手、現状分析、常に自己責任で受け入れながら、いかに自分らしく豊かに生きていくか。
現状の自分には、個人主義対応型自立に向けて努力するしかない。努力の1つとして課題本のOutput継続していきます!ありがとうございました。



投稿者 jiji 日時 2013年11月29日

企業が「帝国化」するを読んで

アマゾン・グーグル・マクドナルド・エクソンモービル等、世界の大企業はこの「仕組み創り」に
よって莫大な利益を上げる私設帝国になっていると。
そして、私たちの生活にも大きな影響力を持っていると。

私たちにどんな影響力があるのか・・・

日々生活していくうえで、食事、医療、教育など切り離すことのできないことばかり。
今までそんな「仕組み創り」がなされていたなど考えもしなかった。
本を読み進めていくと、中毒になるアップルのサービスという章の中に、

・麻薬のように顧客を魅了し、餌付けにしてしまう製品やサービスの仕組み

という内容を読んだ。

私も先日、iphoneを手にすることになった。確かに使い始めると手放せなくなるような気がした。
解らないなりにも一つ、また一つと便利なことが増えていく。そして今までの生活とは違った情報の
楽しさを実感する。「楽しい」が一度にあふれ出るような気さえする。
これがアップルの言う、「中毒になるサービス」なのかもしれないと思った。
この私でさえそう思うのだから、若い人たちにとっては無くてはならないものなのかもしれない。
そしてそれも「仕組み」が確立されているということなんだろう。

・ロボットに取って代わられる時代
・少子高齢化による人口の減少、そして国による社会保障が無い世界
・勝者総取りの時代
(特殊技能や才能を身に付けた者は勝者になり、交換可能な人材は敗者となるということ)

などなど、とても厳しい現実を見ることになるとある。
確かにそうなんだろうと想像できる反面、本当にそれだけなんだろうかと疑問に思う感情もあった。

今私が大切に思っていることは、こんな時代だからこそ
・あたたかさ
・やさしさ
・気配り
・思いやり
・おもてなし
といったように、人と人が交わってできる気持ち的なことで、お会いした方々が笑顔で
なんだか居心地がいいなぁ~とまったりすることができる空間を作ることだ。
この厳しい現実になろうであろう近い将来に
「人」と「人」のつながりに重きをおいて生きていけたらと思っている。

そして、小さな小さな会社は今にもまして

・職人の技(何年も積み重ねたまねのできない技)を大切にする
・人の輪を広げ、人間関係を荒立てず丁寧かつまじめに仕事に取り組む

その中で自分がどんな人生を歩んでいきたいのか自分なりの考えを持ち、臨機応変に一歩を
踏み出す力や変わっていける柔軟性を見につけていけたらと思う。
そして、ここでいう「仕組み」への変更はできないが「環境を変える」事に注目しつつ
選択できる小さな、小さなな小箱をたくさん集める事としたい。

その第一歩が読書だと確信した。



投稿者 sakai 日時 2013年11月29日

企業が「帝国化」するを読んで

あくなき効率を追求しつくす資本主義の最先端では、労働者は機械のごとくハードワークを強いられるものの報酬はスズメの涙。
仕事内容は工場全体の仕事を細分化したごく一部分。それでも仕事にありつけただけいいが、その仕事は、単純労働で人員の替えはいくらでもいる。体調を崩したりしたら即失業。この階層の人たちが浮上することは難しい。

その一方で、同じ会社の上層部は巨額な禄を食んでいる。
工場従業員と上層部、この人たちの違いは何なのかを考える必要がある。それにしてもすごい仕組みだ。

ここで、先月の課題図書「放っておいても明日は来る」を振り返ってみることとする。
この本に登場された方は、好きな事を懸命にやって生活を送っている。正直素晴らしいと思った。

しかし、そうなりたいですか?と聞かれたら、私の答えは「NO」。
なぜかといえば、自分で未来をコントロールできないからだ。
冒険が好きな人はいいが、自分の思い通りの人生に近づけたいと考えた場合は不向きである。

先月の課題図書とワンセットで考えると、浮かんでくることがある。
キーワードをあげると、先月は「好きな事」と「一生懸命」、今月は「徹底した仕組み作り」。
この3つが融合すると、自由で価値のある人生を送る事が出来る。

好きな事を一生懸命やって、収入が入ってくる仕組みを徹底的に作る。そして、その仕組みにかかわった人が幸せになり、その人たちから感謝されたりしたら最高な人生だろう。

しょ~おん先生はこの道を歩まれているとお見受けします。



投稿者 fingerxfrog 日時 2013年11月29日


企業が「帝国化」するを読んで
先に前書と本書を紹介していただき、働くという事は何であるかという価値観を提示してくださった、しょ~おん先生に感謝の言葉を述べたいと思います。

ここまで徹底的に、消費者と労働者が仕組みの中に取り込まれている時代になってしまった事、それを知らずに日々淡々と過ごしてしまっていた事に不安と驚きを隠せないでいる状態だ。

現状から、仕組みを作る側の人間になる為の日々徹底的な努力を重ねるのか、そしてそれを耐え抜くことができるのか。それとも収入の枠の範囲内で幸せを見出し創り出してゆくのか。これは各々の価値観の問題であるが、知らないうちに自分が搾取されるだけの状態になってしまい、またそれに気づかないことが一番恐ろしいことなのだ。

それであれば、これから自分たちが意識しなければならない指標とは何であるか考えてみる。

例えば下記の4つの状態があるとする

①.今の仕事内容に満足しており収入にも不満・不安はない
②.今の仕事内容に満足しているが収入に不満・不安がある
③.今の仕事内容に満足していないが収入に不満・不安はない
④.今の仕事内容に満足していないし収入に不満・不安がある

これについての、(あくまで個人的な解釈であり予めご容赦頂きたい)解決方法として、

①.より自分に有利な人・モノの環境を整える努力をする
②.自分の収支(P/L)の棚卸ができているか。昇格・昇給のための努力はしているか、もしくは副業等をする事ができるか。
③.仕事内容の視点を変える努力をしているか。仕事以外のやりがいや目標を見つけられるか(その仕事が目標もなく一生骨を埋める仕事であると割り切ることができるのか)。
④.そもそもの自分のやりたいことへの選択肢が間違っていないか。仕事を選ぶにあたって拘りがあり、見方を変えられないのではないか。

こういった状況を軸にして、自分は現在どの状態にいるか、俯瞰してもう一度考え直すきっかけとなるのが本書なのだと思う。

本書の中でフォックスコンの民工たちは、
”、、、時には痛い目に遭いながらも学び、稼ぎ、自由を得ていくうちに、「頼れるのは自分だけ」「自分の運命は自分が決めていく」というたくましい個人主義を身につけていくようです。”

とあるように、極端な言い方をすれば、これからの時代、自分のいまの会社への帰属は必ずしも絶対でなくて、あなたがなにをやる事で幸せになりたいかを真剣に考える時期になってきているのではないだろうかと思う。

もしかしたら自分の働き方、ひいては生き方をも無意識に「これでいい」「こうあるべき」と勝手に選択肢を狭めてしまっているのかもしれない。それはとても危険なこと。おそらく今の状態が”悪くはない”から何もしない。なにも変わらない、搾取されるだけの生き方になってしまうのだろう。

じゃぁもっとよくなる為に何をすべきなのか、行動に移して行かなかればならないのだ。

だからこそ、その足がかりとなっているのが、佐藤先生のメルマガであり課題図書である。
inputとoutputを繰り返し、最終的には行動を修正・変更できる自分になれるのだ。
それは、いまある目の前の事(仕事)の囲の外にも、新しい自分の敷地を耕し育てる努力を続けることなのだ。



投稿者 whockey51 日時 2013年11月29日

ルールを作ること。もしくは、それに縛られること。
そうでなければ、ゲームボードを一生やり続けなければならない。
そこで、どんなに強かろうが、しょせんゲームをやっている側の話し。
ゲームを作る側にならないといけない。ただ、ゲームを作る側にまわったとしても、
そのゲームが流行るかはわからない。そんなリスクを背負って、生きていく必要があるのかもしれない。



投稿者 andoman 日時 2013年11月30日

「企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン‾新しい統治者たち の素顔」を読んで

普段自分達が何も考えずに利用している身近な食品やエネルギーには、この様な酷い現実があり、それに支えられているという事を痛烈に学びました。

・ファーストフードで出されるパテやチキンとなる家畜へのホルモン剤投与。
・携帯端末製造での過酷な労働環境による自殺問題。
・石油利潤による国家レベルでの搾取。
・自己の利益のためならば、地球環境問題すらも捻じ曲げる。

これらの企業は、有名で便利な物を世の中に提供してくれていますが、「智の道」から大きく外れている以上、お世辞にも優良企業とは言えません。

今回、筆者の素晴らしいと感じた点は、これらの企業に対して不買運動を推奨したり、更なる暴露を行い、企業のイメージダウンを計るのではなく、読者に対して淡々と公表データを元に「こんなことが裏にはあるんだよ~。怖いですね~。」程度の温度感で語りかけている点と、現実はこれらの企業が大きな力を持ち、世の中を動かしている事実を読者に警告し、受け止めさせ、それら企業に対してどう付き合って行くかを考える為の材料を提供してくれている点です。

特に10章に記されていた内容はとても濃く、自分なりの個性を活かした独自スキルを身に付けて、それを昇華させ、他者との差別化を図り、自身の価値を上げて行かねばならないと、再認識させてくれました。
また、自分の知識を深め、個々のスキルを高める事で、今現在よりも別の広い視点で、世の中を見据える事が出来る様になってくれ。と言っている様に感じました。
それを証拠付けるかの様に、何らかのデータに対しての記述には必ず注釈が付けられており、引用元が親切に記載されています。
これは、「英語を学んでこれらの書物を読めば、いつでも同様の情報を得られますよ~。」と、無言で訴えている様に思えました…。

筆者の言葉でこの言葉が強く残っています。

「どんな技能を身に付け、どこで誰と暮らし、どのような職に就きたいのか」

一部については既に答えが出ていますが、他の部分では答えが見えていないものがあります。
これからしばらく「まだ見えていない部分」を見出したいと思っています。

今月も素晴らしい本のご紹介を、ありがとうございました。



投稿者 moriyama 日時 2013年11月30日

『企業が帝国化する』を読んで
業界の食物連鎖の頂点であるアップル、得区損B.P.、マクドナルド、IKEAの更に極一部の人間によりビジネスのあり方、仕組みを作られ、我々顧客は「餌付け」されてしまっている。その中でも、マクドナルドの食肉生産の工業化には、ショックを受けた。安い労働力から食肉が安くなり、工場の様に牛や豚、鶏が飼育され統一化され更に安くなる。家畜は不衛生の環境で、不健康に育てられる。安くなった食品は低所得者が消費しやすく、栄養が偏りカロリーが高いので肥満が増え続けている。
これらを支える単純作業をする低賃金労働者は代替えが可能なため賃金が上がらず、単純作業は機械化されることもあり、職を失う事もある。
世界がグローバル化、均一化されることにより、貧しい人はより貧しく、金持ちはより金持ちになり勝者総取りの時代に入った。民工は時給$1.75に対し、アップルの社員は時給$317となっており、更に上級副社長は時給$4872で民工の約5000倍にもなる。
日本では、あまりその差を実感する事はないが、近い将来間違いなく同等のことが日本でも起こるであろう。
それにしても、先月の課題図書「放っておいても明日は来る」に出てきた人たちとは、生き方、周りの環境が全く別なものに思える。方や地球を力ずくで標準化使用としているもの、方や“郷には入れば郷に従え“で自分のビジネスを勧めて行くもの。どちらも成功者には間違いないが、私は、後者の生き方が好き。
・年収1億円あるが自由が全くない生き方
・年収300万以下だが毎日が自由な生き方 
究極の選択である。



投稿者 mmnn 日時 2013年11月30日

この本を読み始めてすぐに、
以前読んだ「資本論」を思い出した。

支配する側と支配される側
搾取する側と搾取される側

この世の中は、いつの時代も
人々はいずれかに属することになるのだろう。
中間というのは存在しない。

支配する側の人間が転落して
今度は逆の支配される側になってしまうことも
珍しくない。

昔よりも今の方が
支配されている側の
支配「されている」意識が
薄くなっているのがこの本を読んでわかった。

グーグルのネット上サービスや
マクドナルドのハンバーガーなどは、

手軽で便利
しかも安上がり
最後にはないと困る

このような状況で顧客を囲っていき
顧客がサービスを選んで
支配しているようにみえて、
実は支配「されている」。

こんな現実なのだということが
本では述べられていた。

このような現実の中でやっていくのは
支配する側になって、自分の意に沿うように
やっていくのが一番いいのであろう。

しかし、いつ支配される側に戻るかもしれないし、
自分も含めたいていの人は支配される側に
立っている。

先月の課題図書で書かれていたように
自分のやりたいことを見つけて幸せに
やっていれば、支配されている現実でも
問題はないのであろう。

名著の「夜と霧」でも述べられているように
「どんな支配者にも個人の「心の自由」は奪えない」
のであるから、しっかりした「心」さえ持っていれば、
支配する、されているは問題なくなるのかもしれない。

やりたいことを見つけて幸せだと感じる「心」を
持っていれば支配「される」側でも
やっていけるのではないかと思った。

この世の中で生きていくなら、支配「される」ことを
避けて生きていくのは難しいであろう。
どんな支配者でも、別の面では、本人の知らぬ間に
支配「されている」かもしれないからだ。

だから、「心」をしっかりと鍛えないといけないの
だと感じた。

すると一番問題なのはどうすれば
「心」をしっかりと鍛えられるか
ということになる。

正直、これは難しい。

原田先生の「カリスマ教師の心作り塾」に書いていたのだが
「ヒトはできないことをできるようなっても心は鍛えられない
できることをひたすらやり続けることで心は鍛えられる」
とあった。

試験勉強や呼吸法、ずっとできることをコツコツ
続けるしか「心」を鍛える方法はないのであろうか。

さて、試験勉強に戻ろう。



投稿者 kd1036 日時 2013年11月30日

「放っておいても明日は来る」(A)と「企業が「帝国化」する」(B)の2冊がワンセットというのは、こちらの感想文の内容を考え始めてから、なるほどなと思わされました。

内容そのものは違っていますが、それぞれ、≪あなたはこれからどう生きますか?≫と問いかけてくるものだと感じます。
Aでは、周りがどうこうではなく信じた道を突き進む事も選択肢としてあるのだと気づかされました。自分の好きな事・やりたい事にフォーカスし、常識どおりに行動しなくても道は開けます。
Bでは、我々の生活がどのようなフレームに組み込まれているのかを明らかにしてくれます。(知らず知らずのうちにという表現が適切でしょうか)

帝国と表現される企業の構築しているフレームは、我々の生活にとって非常に便利であるという事は明確です。
ただし、知らずにそこにはめられている事と、仕組みをわかったうえで有効に利用する事には大きな隔たりがありそうです。
Aにおいては、こうすればこういう結果になるという事ではなく、どうなるかは分からないけどやりたいようにやっても結構うまくいくもんだよ、と教えてくれます。

我々の思考は、完全にオリジナルなのでしょうか?
接するあらゆる情報が、何らかの意図をもって入ってきます。ただ事象をそのままに表現しているものはほとんどないでしょう。
これからどうするべきか?
結局は個々人が現在の状況をどのように分析し、どのようにしたいかによって、どうするかは自己責任になるのかと思います。
私個人としては、仕組みを有効に利用する、もしくは仕組みを作る側に回るという方向で行くつもりです。
Bで記述されていたことは、皆さん全く知らなかったことではないと思います。なんとなくそういう感じだとはわかっていたと思います。
無意識ではなく、自分の行動に対してよりセンシティブになり、自分の思考はどのようなプロセスを踏んでいるかにより注意を払うべきかと思います。
そして忘れてはならないのは、やはり、自分だけ良ければという発想ではなく、自分も他社も共に◎にする事だと思います。

最後に、自分の意見というものについて考えてみました。人は悪いことをしよう、悪いことを考えようとは、普通はしていないと思います。なので自分の考え・意見は正しいと皆が思っているでしょう。ですから、考えや意見が同じ事はほとんどない、他者は正しい事を考え行おうとしている、といった点を忘れずに行動する事が大切を考えます。
常に柔軟に、頑なな拘りを持たず、逆らわないけど流されないようにいようと思います。



投稿者 senumishima 日時 2013年11月30日

今月の課題図書は、衝撃的な内容が数多くありました。
恥ずかしながら、当たり前のように口にしたり使っているものが、
どういう成り立ちや経路でここまで来たのか、深く考えたことがありませんでした。
モノの向こう側を見るきっかけにもなりました。
そういった意味でも、勉強になったと思います。

企業の中でも使う側・使われる側の二極化がすでに浸透しており、
それはモロに社会に現れてきていることを感じます。
つまり、考える側と考えることをしない側。
自分もかつては後者でした。
その立場から言えることは、
「あえてそうしているつもりはないのに、気が付いたらそうなっていた。」
という感じです。

まさに、帝国の仕組みにはまっていたのだと本書を読んだからこそ分かりました。

ある人との出会いがきっかけで、様々なことについて「考える」ようになったのですが、
それからは現実世界も大きく変わってきました。

・テレビをほとんど見なくなり、時間の大切さが分かったこと。
・活字を多く読むようになったこと。
・周りのことに興味がでてきたこと。
・会ってみたい人が増えたこと。
・知らないことを沢山経験したくなったこと。
・仕事が変わり、人間関係も大きく変化したこと。

変わったといっても、帝国の頭脳側になったわけでは到底ありませんが、
知らずに受けていたその呪縛から逃れたのは大きな変化でした。

そして今は、自分をもっと知りたいと思うようになりました。
どうやったら活かしきれるか。考えてもまだ答えは出てきません。
今月や先月までの課題本のような情報に触れる機会があったおかげで、
日々近づいている気はします。
以前に比べればここまで来たのも大きな変化ですが、この状態に慣れてしまうと
良い変化が当たり前になるもので、前のめりに走りだした自分を感じます。

心のアンテナを研ぎ澄ましていれば、
今まで数多くの余計な情報に埋もれてとりこぼしていたものもキャッチ
できるのではないかと考えています。

自分の心の声に素直に、やってみればなんとかなる。
どうやって過ごしても人生は過ぎていくのだから、帝国の歯車になるのではなく
上手く付き合いながら、自分も楽しく過ごしていこうと思います。

最後に、最近目にした言葉に次のようなものがあります。

「てめえの人生なんだから、てめえで走れ。」

(by 矢沢永吉)

なぜか本書とこの言葉がつながてしまいました。

人生を旅行に例えて考えることがあります。
今この場所にいる事にリミットがあるとわかれば、
「あそこに行ってみたい。これも食べてみたい。」と思う旅行のように、
自分の足で行きたい方向を選んで走らずにはいられなくなります。



投稿者 nainai 日時 2013年11月30日

企業が帝国化するを読んで

今回この本を読んでみての感想ですが、まず世界的に有名な企業が利益のために
ここまで貪欲に活動しているのかという事に驚きました。
そして、グローバル化の流れの中で日本企業も本著で紹介されていた「帝国」になるのではと、筆者は予見しています。

では、そんな中で我々はどうしていけばいいのか?という事ですが、本著と前回の課題図書の内容を織り交ぜて考えてみると「自立」という事がキーワードになってくるのではないか思います。

単純に経済的な自立もそうですが、精神的な自立も合わせて必要だと思います。
本著にもある通り、既存の行動様式(テンプレート)に従って生きていくだけではなく、自分がどう生きていきたいのか自分で考えて答えを出すという事を真剣に考えいかなければいけないなと思いました。

私自身としては、これからもグローバル化の波は止められないと思いますので、もう一度語学の習得に向けて勉強を再開しようと計画を立てているところです。

最後に少し話は変わりますが、本書で紹介された「帝国」の仕組みを我々個人の生活に取り込むことは、できないでしょうか?

例えば、税金についてですが、Appleは税金対策として税率が低い国に会社を設立して対策をとっていましたが、我々個人でもできる節税方法はないのでしょうか?(しょうおんさんのメルマガでもご紹介されていましたね。)

また、生産拠点の移転はコストを下げるために行ったのなら、我々の生活の中でコストを下げれるものはなんでしょうか?

「帝国」が行っていることが、利益を極大化できる手法であるなら、そういった点から我々個人のレベルに活かすことも大切なことではないかと思いました。



投稿者 omieakanat 日時 2013年11月30日

企業が「帝国化」する

先月の放っておいても~は、感情的な面を揺さぶられ、今回は論理
的にこれからの行動の進め方を学ぶことができました。

アップルではたった1人が労働者2700人分の給与を得ることも
可能という例を見た時、帝国化する巨大企業ではそこまで格差がで
きるのかと思わず考え込んでしまいました。

私の会社では新入社員と社長であってもさすがにそこまで差がつく
ことはありません。むしろ、現場労働者が時間外手当を得て、役員
の給与を逆転していることもあるくらいです。

企業に就職する場合、選ぶ会社、選ぶ部署、配置される場所によっ
て、収入に違いが出ることは痛いほど実感してきましたが、企業に
よってはここまでの開きが出て、なお且つ最初に属したグループの
枠を超えて社会的に出世をしていくことは、相当困難だぞと、この
本で数値化されたのを見て初めて実感が湧きました。

となると、ちょっと今まで続けてきた自己啓発努力も、目標設定の
段階から、もう少し大きく考えるように変更しなければ・・・とい
うことが見えてきました。

例えば、以前しょ~おんさんにご紹介頂いた小川先生の「マクロス
キル」は、自分の絶対価値を上げる為に非常に役に立っています。

当然職場では使える人はいないので、異端の目で見られるようにな
りました。しかし、最近思うのは周りに便利さの恩恵を与えるだけ
では収入アップに差がつかないなぁ~ということです。特に上司に
は能力を妬まれかねないので、見せびらかすわけにはいかず、あま
り出世の道具にもならないようです。

そもそも仕事が早く終わると暇な人に見られるから大変です。

よって、今までは職場へ貢献が出来て感謝もされるので満足してい
ましたが、今後は浮いた時間とこの専門性を使って、どう「稼ぐ」
仕組みを作ろうか、というのが追加目標となりました。

この本を読んで変わったのは、今までの努力は、割と自分の絶対価
値に重きを置いていて、異動も多いせいか「どんな環境になっても
対応できるよう能力を蓄えよう」、という方向性でしたが、今後は
よりアウトプットを増やし、自分で稼ぐ仕組みを作ろうと思ったこ
とです。

少し自分の能力を棚卸しすると、その組み合わせで色々と自分自身
にイノベーションを起こせそうなので楽しみになってきました。

最近のメルマガで「梅酒」の話がありましたが、私はメルマガを読
み始めて5年、初めてセミナーに参加してから3年経ちますので、そ
ろそろ熟成してうまみが出てくるだろうと自分に期待しています。
(梅酒つけました。)はやくメルマガタイトルの年収を突破したい!
と来年は収入面で結果を出したいと思います。

今回も良書のご紹介、大変ありがとうございました!



投稿者 yoshitoru 日時 2013年11月30日

この本を読み始めて、最初に思ったことは「知らなければ良かった・・・」ということだ。
ネットの閲覧履歴が収集され、知らぬ間に自分の行動を分析されている不気味さ。工業化され異様な環境で作り出された食糧を口にする気持ち悪さ。
こういった事実を知ったところで、今さらGoogleやamazonの便利さを手放すことはできないし、自然食品だけを食べて生活していくことも難しい。
それであれば、嫌な事実を知らずに便利さだけを享受していた方が良かったという思いである。

しかし、本書の後半(特に最後の2章)に書かれていることは、知らなければ良かったでは済まない話だろう。
仕事の海外流出や自動化の話は、しょーおんさんのメルマガでも繰り返し言われていることだ。しかし、本書に書かれていたデータを解析して「フォーブス誌らしい」文章の記事をソフトが作成しているというのは驚いた。既にそこまできているのかという思いだ。

考えてみると自分の仕事(橋の設計)でも、私が入社した頃はCADで図面を描けるだけで凄いと言われたのが、今ではソフトが計算をして図面まで描いてくれる。また、設計計算や図面の作成を中国の外注業者に依頼することもある。
以前は、(日本人の)ある程度技術を持った人間でないと出来ないと言われていたことが、コンピュータや外国人が担うようになっている。そして、その範囲は確実に広がっているし、スピードも早い。

このような中で、今後より重要になるのが本書にも書かれているように「柔軟性」であると思う。
今現在は、自分にしか出来ない(機械化出来ない)スキルを持っていたとしても、それがこの先もずっとそうであるかはわからない。むしろ、いずれはコンピュータに取って代わられたり、低コストの海外に流出していく可能性が高いと考えられる。
また、本書の中で、専門的な技能を身に付けることの大切さが書かれているが、時代によって必要とされるニーズも変わっていく。自分の身に付けた専門技能が、将来にわたってニーズがあり続ける保証もない。
そのようなときに、今持っているスキルを礎にして、新たなステップに柔軟に移行出来るかが重要となるのではないかと思う。



投稿者 BombaySapphire 日時 2013年11月30日

アップルやマクドナルドなどの私設帝国は、「仕組みを作る側」と「仕組みの中で使われる側」が存在するが、そのどちらに所属したいかと問われれば、大抵の人は「仕組みを作る側」と答えるだろう。こちらの方が影響力の大きな仕事ができるし、やりがいもある。なにより収入も大きく、より豊かなで楽しい生活が送れるはずだと考えるからだ。
だが、この2つの存在は実は反比例の関係にあるのだと本書で知った。
つまり「仕組みを作る側」が豊かになるほど、「仕組みの中で使われる側」は逆に貧しくなり、かつ不健康になっていく。しかもそれが国際化の波に乗り世界規模で拡大していると、そう感じたとき、側にある私のiPhoneを取る手が少し震えてた。
私はIT業界の末端に身をおく立場にあるが、世間でいうような国際化の波を未だ実感したことがない。
東京や大阪などの都市圏に比べ地方はいつも遅れてブームがやってくることを考えると、この後必ずやってくるわけで今から何か手を打っておけばよいことは、わかっているはずなのだが、まだ具体的に動いている実感はない。
そんなことを考えている最中、地元新聞の一面に出た「パナソニック半導体事業をイスラエル企業に売却へ」の記事を読んで冷や汗が出た。地元に対象の半導体工場があり雇用や町への経済影響は大きい。何より知人が何にも勤務している。そんなことを考えたとき、本書に記載してある内容と自分の環境が初めてリンクしたように感じ、もはや他人ごとではないと悟った。
では今後私はどうしたらよいかは誰の目にも明白で、結局自分の能力をアップさせ自分の商品価値を高めるしかない。その方法として本書の提言は参考になった。
「専門的な技術を身に付ける」「外国語を習得する」は以前から言われており、その必要性は理解している。だが「創造性を養う」ことの重要性はピンときておらず、今回本書の内容が参考になった。「創造力=仕組みを作る側に必要な能力」そう考えると俄然やる気がわく。養う方法は、古典に触れる、芸術作品に触れる、自分で創る訓練をすること、だと著者は言っている。なるほど!美術館で絵画を観て芸術に触れなさいとは言われるのは、このためだったのかと納得できると俄然やる気になって、早速週末に美術館へ行ってきた。目的を持って美術館に来ているためか、目に写るもの全てが自分を高めてくれる、そう思えて美術館をとても楽しく過ごすことができた。でも本当の意味で芸術に触れることができているのかと不安な気持ちにもなるが、今は多くに触れることが肝心だと考えて、しばらくはこの気持ちのまま行動してみようと思う。
だが、結局のところ一番重要なのは、「自分がどんな人生を歩んでいきたいか自分なりの考えを持つこと」であり、この基本中の基本を本書で再認識させられたのが一番大きな収穫だ。この点については、今度の正月でじっくり自問自答して来年度以降の方向性を決めたい。



投稿者 BruceLee 日時 2013年11月30日

私は仕組みを作り、世の中を変える人です。
私は仕組の中で働き、夜8時には家族の元に帰る人です。
私は御飯を作り、その材料を予算内で上手に買える人です。

様々な人がいて、その仕事や報酬も様々。でも最も大切なのは
「誰に喜んで貰える仕事なのか」ではなかろうか。その誰かの
笑顔が浮かび、その人にとってあなたが「代える」事の出来無い
存在であるならば、あなたはその報酬以上の仕事をしていると
言えるのではないだろうか。そしてその人の笑顔によって、
あなた自身も笑顔になれるのなら、それは「しあわせな人生」
と言えるのではなかろうか。

と。。。本書読了後、本書とは真逆の企業に書かれた本を読み、
しみじみ感じてしまった次第。勿論、どちらが正解という訳ではない。

さて、その真逆の本とは? つづきはWEBで(↓)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BC%9A%E7%A4%BE-%E5%9D%82%E6%9C%AC-%E5%85%89%E5%8F%B8/dp/4860632486



投稿者 koro 日時 2013年11月30日

「仕組みを作る側」と「仕組みに組み込まれる側」という構造は
さながら、産業革命時のブルジョワジーとプロレタリアを彷彿とさせる。

本書は全体的に、帝国化した企業がネガティブな存在であるかのような印象を、受けてしまいそうな内容だったが、
帝国企業が手順を標準化し、仕事を代替え可能なものにする事によって、雇用は流動的になり、
サービスのコストを抑える事に成功し、消費者はその恩恵に与れるようになった事を思うと、
一概に忌むべき存在ではないと思った。

誰かに作ってもらった仕組みの中で仕事をし、自分自身では思考しようともしない、
当事者意識の無い大衆達の存在が企業の帝国化を促進してきた一因なのではないかとも思える。

企業が利益を求める組織である限り、オフショア開発や、クラウドソーシングの利用によって雇用の流動化は進んでいく。
それによって今後、ますます本社機能が縮小化していく事を考えると、
資本主義の価値観の中で生きて行くには、第10章にあるように如何に自分自身の価値を高められるかが肝要だと感じた。

もしくは、
先月の課題図書の登場人物のように自分自身の価値観に沿った道を突き進むか。



投稿者 waterman 日時 2013年11月30日

本書によれば、これからは「勝者総取り」の時代がやってくるという。
これについては異論の余地はないと思う。

では、勝者となるにはどうしたらいいか?
・創造性を養う
・専門的な技能を身につける
・就職後も勉強を続ける
・外国語を習得する
などなど。

非常にわかりやすい。

しかし、これでは出世レースから外れた時点で敗者となってしまう。
筆者自身も「帝国」に入ることが幸せな道なのかは確信が持てないでいる。

それに対する一つの答えが、
先月の課題図書「放っておいても明日は来る」
にあると思う。

上を目指す代わりに、横に動く!
キャリアアップを目指すと上昇速度が鈍ったり、足踏みしたり、落ちたりして
どうしようもないショックを受ける。
横移動には、それがない(楽なわけではない)。

先月、今月の課題図書を読み、
上移動を目指すにしろ、横移動を目指すにしろ
「好き」がキーとなり、オタクが最強であると思った。



投稿者 bodom 日時 2013年11月30日

企業が「帝国化」する を読んで

企業が帝国化し、政府よりも強い力を持つ。そんなことは本書を読むまで全く意識したこともなかった。
そして、その帝国を支配する者と帝国に餌付けされる者に分かれる。現在の私は残念ながら後者のようだ。

企業利益極大化のために食の安全も脅かされている。富裕層は高い対価を払って真に安心・安全な食を摂れても、餌付けされる側の人間は資金がないため帝国が供給する安価な得体のしれない食を摂るしかなくなっているという現実。

格差とは企業の利益極大化の副作用であるという言葉に感銘を受けた。

恥ずかしながら、まだこれといって「こういう人生を送りたい」という確固たるものはないが、
せめて家族ともども健やかで幸せに暮らしたいということは願っている。

しかし、餌付けされる側の人間にとっては、それすらハードルが上がっているようだ。

こうなるとこのままでは、最低限の願いすら叶えられなくなってしまう。そこでどう振る舞うかを考えねばならない。

書籍「フラット化する世界」にも、これからの時代は仕事の流出やITの利用によりどんどん中流階級の仕事が減ってきていることが記されていたが、どうやらその傾向はますます進んでいるようだ。以前は、日本はまだましな方なんて悠長に捉えていたが、10年後はどうなっているかわからない。

そんな中、書籍「放っておいても明日は来る」の中にはそんな流れに関係なく、自分の好きなことをやり抜き幸せに暮らしている人たちもいた。当然、このような生き方は非常に試練が多いもので、一般サラリーマンとは比べ物にならない苦労もあるだろう。

前述したが、今はまだ「こういう人生を送りたい」「これが死ぬほど好きだ」というものを持っていない。ただ、先月から今月にかけて、自分の好きなことをやり抜いて幸せになる生き方に憧れを感じた。これからの生き方について改めて考えなければならない。

本書では「天は自ら助くる物を助く」として、今後は自分の頭で考え、判断を下し、自分なりに開拓していくことの必要性を説いている。これからは更に、この部分の経験を積みレベルアップしていきたい。

余談ではあるが、本日靖国神社の遊就館を訪れた。そこには戦場で亡くなられた方々の遺書が展示されており、残した家族への心配と、国の為に死せることへの歓びが綴られていた。

彼らは自分の意思で人生を決めることなんてできなかったのだ。国の為に戦うことが崇高であると教育され、強制的に戦場へ駆り出される。
それに比べれて現代に生きる我々は、死を意識する必要もなく自分や周りの人の為に考えられる自由がある。
そんな幸せな時代に生を受けたのだから、自由な発想と勇気を持って更に精進せねばならないと思う。



投稿者 magurock 日時 2013年11月30日

『企業が帝国化する』を読んで

政府すら動かす巨大帝国企業に震撼した。
国家さえ思いのままなのだから、我々消費者をあやつるのなどお手の物だろう。
恐ろしいのは、人としての正義ではなく企業の利益を正義として、思いのままに動かしていけることだ。
モンサント社が約637万ドルもの資金をロビー活動に投じたということは、それを上回るメリットがあるということだろう。
だが、企業を儲けさせているのは消費者なのだ。
正しい知識を持ち、声を出す勇気を持たなければ。
それには情報を得られるネットワークと団結できる仲間作りが不可欠だ。

O-157で子どもを亡くした親が議会に働きかけ、食肉・家禽の安全に関する法案が議会に提出されたものの、食肉業界の妨害が激しく審議停止になってしまったという。
本当にひどい話だ!
でも、ふと思う。
もし自分が巨大な食肉企業のトップだったら?
企業のイメージダウンや、コストアップによる業績悪化で社員を路頭に迷わせる危険など、諸々の問題を考えたら?
いや、それでもお客様の命を脅かしかねないようなものは売るべきではない、という常識を重んじる企業であるべきなのだ。
利潤だけを優先するのでなく、買ってくれた人も自分たちも幸せにする商売を追及していかなくては。
お天道様はちゃんと見ている。
智の道から外れた者には真の幸せは訪れない。
利益のみを追求する企業は、やがて淘汰されていくだろう。
そう、すべての帝国化した企業が利己的な道を歩んでいるわけではないのだ。

それにしても、国家に影響を与えるほどの大企業になると、風当たりも相当強いだろうと思う。
その頂点に立つ人間の責任たるや、想像を絶する。
余談だが、本書に幾度か出てきた外資系IT企業に以前勤めていた(同じ著者の『僕がアップルで学んだこと』では「クールな製品が出せない会社」の例に挙げられていた)。
当時、女性のCEOに変わったと思ったら合併のニュースが入り、大多数の社員が猛反発。
創業者からも撤回の裁判を起こされたが、合併は敢行された。
社風の全く違う会社同士だったので、表面上は取り繕っていたものの、社内がギスギスした雰囲気に。
そして合併による人員ダブつきで大型リストラの嵐が吹き荒れ、ますますストレスフルな環境になった。
だから合併なんてしなきゃよかったのに!と皆口々に文句を言ったものだ。
やがて女性CEOが辞めると、社員が喜んだのはもちろんのこと、本国で株価が急上昇し市場も歓迎モードだった。
だが、その後のIT業界の落ち込みを考えると「あの合併とリストラがなかったらつぶれていたかも知れないな」という声もチラホラと聞こえるようになった。
今でもそのCEOへの評価は賛否両論で定まっていない。
ただ、アメリオ氏やジョブズ氏ほど鮮やかでなかったにせよ(クールな製品が出せないし)痛みを伴った改革を断行したのは、頂点からしか見えない景色がきっとあったのだな、と最近では想像している。
使われる方も辛いが、使う方にもかなりの苦悩や重圧、覚悟があるのだろうと思う。

「個人情報は誰のものか?」の章では自分の情報がどれだけ漏れているのかが気になったので、「グーグルが使っているあなたのプロフィール」で紹介されていたサイトにアクセスしてみた。
会社の自分用PCではすべての項目で「不明」。
自宅のPCでは性別こそ合っているものの年齢にズレがあり、「興味/関心」はあまりに幅広く(28項目!)、これではピンポイントで情報を提供できないのじゃないかと思う。
つまり今のところセーフ!?
でもamazonからはストライクど真ん中のお薦めがくるんだよなあ…

これからの生き方を考える。
仕組みに踊らされる人でいるのはイヤ。さりとて仕組みを創る側になるには簡単にはムリ。
だったら、その仕組みからちょっぴり外れてみよう!
今年に入ってから少しずつだが動き出していることがある。
それは遠回りしてやっと入り口に立てた、自分が本当に一番好きなことだ。
アップルの社員だって、仕事や競争が面白いからブラック企業並みに働けるのだ。
そしてこれはいつの時代にも不変なことなのだと思う。

好きなことだったら、簡単に形にできなくても続けられる。
だって、その努力さえ楽しいのだから!



投稿者 pinguo 日時 2013年11月30日

「仕組み」を作る少数の人々と、「仕組み」の中で使われる大半の低賃金労働者。ここ最近よく言われていることだが、この本では内部事情も踏まえた深い情報で説得力も満載である。
低賃金労働者にはなりたくないと思いつつ、しかし今さらAppleやGoogleの幹部になることはできないし、と絶望を感じてしまう。

しかし、脅すだけではなく「ではどうすればよいか」ときちんと示唆してくれているのが有り難い。
メルマガの内容にもだいぶ通ずる内容であった。
語学、臨機応変、根気強さ。
そして、この本を読んで1番自分に響いたのは「評判をメンテする」という考え方だ。

当たり前のことが最も重要なのです。



投稿者 naru 日時 2013年11月30日

課題図書を通じて、認識の精度が相当ぼやけていた事を思い知らされました。

ちょうどアメリカに関連して、先日、
NHKの『アメリカ冬の時代 転落する中産階級』という番組を見ました。
そこでは、中間層の失業と苦しい現状について触れられていました。

希望を落としても、パート職すら見つからない。資格を持っていても仕事がない。そんな状況でも住宅ローンがのし掛かる。
その地域の電話帳に載っているすべての企業に電話しても仕事が無かったという人もいました。
機械との競争が見えないところで相当に進んでいることを実感します。

 

ひとつ大事なことは、
帝国側で働けても、そうでなくても、
仕組みという枠組みは巨大化していて、国境もなく、スタンダードで、その速度は加速を続けている。
その枠組みに自分も何かしらの形で放り込まれていることを強く自覚して生きていく必要があります。

さらに帝国化した企業は、
特権的な税制を活用でき、納税額の多さから、政治への影響力は高まり、
ブランドにとって都合の悪い情報は流布しないよう手配できる。

「国家」より「帝国」が強くなることで、
居住者にとって、国家という機関は、
帝国の思惑を間接的に発表する窓口でしかなくなっていく可能性があります。
そう考えると、最後の頼り先を国家にすることは自殺行為に等しいのかもしれません。

 

構造で見て、賃金の高い職種、中間の職種、低い職種と分けたときに、
問題として大きく見えているのは、中間層の仕事の自動化ですが、
賃金が低めの自動化しにくい職種でも、たとえばノウハウのDVD化という形で、
技術価値が相対的に低下したり、提供する側とされる側の開きが出始めています。

提供する人は戻りを得てより富み、提供される側はじり貧になる。
目に見える形になっている職種で安穏とやり過ごせるものは無い。
二極化した階層の中でも、さらに二極化が進むのでしょう。

 

仕組みを持つ者と仕組みを使う者の格差は、
仕組みという枠組みの上では広がる一方です。

社会的弱者になると、ブロイラーのように、食べ物やサービスに餌付けされ、選択肢が無くなり、すべて提供されるがままになってしまう。
生き方から、食べるもの、あまつさえ死に方まで。

あらゆる手持ちのリソースが枯渇し、逃れられなくなったら詰みなので、
とにかく選択肢を増やせる状況を持ち続けることが重要です。

ここまで見ると、ただ競争があるだけに見えますが・・

現存する市場に残れる参加者が減る流れは加速しても、
創出される市場の数には際限がないことが希望です。
自動化に見合わない規模のものや、隙間のものなどもあります。

巻末の「天は自ら助くる者を助く」の部で、
人生のシナリオを持ち、専門的な技能、創造性の有無、語学がキーになるとありました。

中でも、『創造性の養い方』のくだりは、まさに読書感想文が条件を満たしていると感じました。

しょうおんさんが課題設定された時期に、包含されたであろう意味を勝手に想像する次第です。

周りから見ると苦労に見えても、本人にとってはそう感じずに続けてしまうもの。
それに当てはまると思われるものを続けていきたいと思います。

自分は、運に関して教えていただいている事について、
何もわかっていないだろうと思ったので、
その点について書かれたメルマガを見返します。

最後に・・
1時間2ドルで働く人が億単位の人数存在するということについてイメージを強く焼き付けます。



投稿者 chaccha64 日時 2013年11月30日

『企業が「帝国化」する』を読んで

本書は、帝国化した企業に世界は支配されいる現実を、多くの実例で示してくれています。第二次産業以降は企業に支配されているという実感がありましたが、第一次産業、農業もその例外ではないと言う事実に驚いています。漁業も遠からずこうなるでしょう。

ということは、すべての産業は少数の企業による、大量生産、大量消費の計画の中に組み込まれているということになります。世界がグローバル化したために、帝国化した起業は世界中に存在し、そこでわれわれを支配しているという構図が出来上がっています。

起業で働く末端の従業員も例外でなく、危険な職場で低賃金で働かされ、消費者として企業の製品を購入者になっているという構図で支配されています。支配しているのは、帝国化した企業の、「仕組みを考える」一部のエリートということになっています。

とはいえ、これらの起業のおかげで、われわれ自身も低価格な食料を手に入れることができるし、インターネットのおかげでさまざまな情報に簡単にアクセスでき、世界中に友人を作ることができるという恩恵も受けています。

現在どう見ても自分自身、搾取される支配者側だと思います。しかし、著者も定刻との付き合い方、今後の対処の仕方についていろいろ示唆してくれています。ある部分、企業に支配されるのは仕方がないとして、企業を利用することを考えていくべきだと思います。そのためには、まず幅広い知識を身につけること、勉強が大事だと思いました。そして、何よりも自分が一番やりたいことを見つけ、それをやっていくことが一番大事だと感じました。その過程で、企業のサービスを利用できるようになれればいいなと。
まずは、やりたいことを見つけるために、潜在意識と仲直りすることから始めます。



投稿者 atasigorira 日時 2013年11月30日

帝国を驚異に思うだろうか?
私はそうは思わない。
帝国は私たちを支配し得るが、私達もまた、帝国を支配し得る。
その為には私達は賢くならないといけない。

帝国は利益を追求する。
何も考えずに帝国化した起業に餌付けされ、依存すれば、企業は独裁国家の暴君
と化す。
ただ便利だから、魅力的だからという理由で企業の商品を利用するのではいけない。
私達みんながそれぞれの頭で自分にとっての幸せを考え、追求する。そして、帝国の利益追求が私達の利益に反するとき、きちんと糾弾しなくてはいけない。
企業が消費者の利益を追求することで、企業自身にも利益が最大限流れ込むのであれば、企業は喜んで消費者を王座の席に座らせ、敬うだろう。
結局、私達次第なのだ。
私達は独自の幸せ観、人生観で生きて行くべき。
刹那的な考えではなく、自分にとっての幸せを、ライフプランを持って生きる人が増えたなら、企業に支配されることはないと思う。
先月の課題図書に出てくる人々のように・・・



投稿者 morgensonne 日時 2013年11月30日

『企業が「帝国化」する』を読んで

この本に出てくるiPhoneに買い替えて、約1か月が過ぎました。
スマートフォンは初めてですが、気付けば家の中で移動するときもスマートフォンを持っていることが多く、
明らかにガラケーの時より使用時間が増えていると思います。

この本を読んで、巨大企業の作った仕組みによって、私たちの生活が知らず知らずのうちに
コントロールされていることを、具体的に知ることができ、私にとって、新鮮でもあり、
衝撃的な内容でもありました。著者のいうように、ただ単に影響を受けないようにするのではなく、
いかに有効に活用しつつ、自分自身が仕組みを作れる側に入れるようにしていく必要があると思いました。

会社では自分の担当する部署においては、自分の裁量である程度は動かす事ができますが、
まだenployeeの一人です。最近、社内での新しい仕組みを作り、広げる(教育する)仕事を
し始めています。それは情報システムのようなものではなく、社員の考え方も新しく変えていくようなものです。
その中で、新しい仕組み・考え方を人に理解してもらう難しさを日々痛感しています。
いかに受け入れてもらうかを考え準備しても、入口で拒絶される事もあります。
話し合いが平行線で長時間に及ぶこともあります。

この本を読んで、今のやり方に足りない事は芸術性かもしれないと思いました。
iPhoneは機能だけでなく、使いやすく、デザイン性(芸術性)もあるからこそ売れ続けいるのでしょう。

そして、芸術性に触れるべく、美術館に行ってきました。200年以上前の絵を見て、
どうしてこのような絵が描けるのかと考えつつ、感動して帰ってきました。
芸術性というのは、ひとつは感動させることができるかどうかではないかと感じました。

最後に、先月と今月の課題図書を読んで、自分が幸せに、家族が幸せに、
そして幸せを周りに分ける事ができるようになるにはどうすればいいのかを考えるに至りました。
まだ答えは模索中です。

ありがとうございました。



投稿者 osamu 日時 2013年11月30日

企業が『帝国化』するを読んで

これはやばいぞ!世界は企業に侵略されているじゃないですか!!
一気に読み進めてしまいました。

読んでいるうちに色々考えさせられました。

日本という世界でもまれに恵まれた国に生まれ育ったことは感謝し
ておりますが、このままでは支配階層に支配されっぱなし。そこに
企業までが台頭してきた。国家を超える勢いで・・・。

生まれたところや家庭に悪態をつくつもりはありませんが、どれだ
け裕福な家庭に生まれたらよかったかを考えた時期もありました。

高校を卒業して親に進学させてもらいましたが、それでも思うよう
な企業へは就職できずに、請負会社に社員として就職しました。
思うような就職ではなかったため当時から危機感しか持っていませ
んでした。

ですが具体的ではなく漫然とした危機感でしたが、本書を読み進む
につれて具体的かつ鮮明になってきました。

仕組みを作る側と仕組みの中で使われる側
もともと私は

・当たり前のようにテレビを見て育ってきた。
・高学歴ではない。
・社会に出ての輝かしい経歴もない。

これでは使われる側でしかない状況。

使われる側がいくら徒党を組んでも所詮は簡単に入れ替え可能な
単純労働。そこに居続けるつもりはない。などと強がっても自力
で何とか起業出来るすべもない。

黙って低階層を這いつくばるしかないのか。

いや違う。

世の中の状況は状況。心の中は自分のもの。貧困であっても幸せ
は感じれる。しかし知らなければ生きにく世の中でることは間違
いはない。

少ない報酬を得るために社畜となって大切な時間を使うか、また
仲間を作ることを意識しながら生きていくか、答えは明確である。

この事実を理解した上で、どのフィールドで幸せに生きていくか
私にはこれが今後の課題となった。

起業は手段であって目的ではない。

仲間を作ること結局は人は一人で生きてはいけない。助け合いが
大切でそれは『知の道』がなければ成立しない。

結局どのフィールドで生きたとしてもその人の人間性が重要であ
り、さらに過去の評価が常に付きまとう。
やはり人としてあるべき道を歩むことが大切だと再認識しました。

う~ん英語を勉強しなくてはいけない気もしてきたぞ!

自分の過去や未来について考えさせられました。
有難うございました。



投稿者 uchdk 日時 2013年11月30日

本書を読んで、各業界のトップ企業がいずれも仕組みを創り、世界中に展開し実行に移すのに優れていることが分かった。そして、各業界の「食物連鎖」の頂点に立たなければ生き残っていけないと感じた。
各個人についても、企業間での生き残りと同様であり、地域内・会社内・グループ内などに落とし込み、その枠組内で独自性を出すことが必要であると思った。
特に会社内で専門性を出すためには、学歴や語学力が高いことは前提条件で、+αで自分にしかできない領域を創ることが必要である。

 会社などの枠にとらわれず、誰も踏み入れていない領域に自分だけの場所をつくりだすことも独自性であり、先月の課題図書で紹介されていた人々はこちらに属するのかと思う。

 自分自身はどこで生き残っていくのか。そのためにはいまさらだが語学力を高め、見聞を広げ、誰もしていないからと躊躇せず、逆に誰もしていないことであるからこそ取り組み、失敗を恐れず実行に移すようにしたい。



投稿者 ktera1123 日時 2013年11月30日

「企業が「帝国」化」する」を読んで。

月初めに読むと、感想を書くころには本の内容が記憶の中であやふやになり読み直す必要が以前あったので先月末に購入して鞄の中に入れて持ち歩いていたのですが、なかなか読むタイミングにならず最終週になって読み始めました。

読んでいるうちに徐々に危機感が募ってきましたが、文末に著者の考える対策もありいろいろな機会(危機)があり、手をつけている対策もありましたが、まだまだ不足しているものもあり考えさせられました。

勤務先でもよくいわれるのですが、いろいろなことに興味をもち知識を習得し独自の道を切り開く(特定の本を1冊勉強すれば全てがすむわけではなく、いろいろなところからちょこっとずつ拾ってくる必要がある)、その上でも「車輪の再開発」にならないレベルでの「ない頭を振りしぼって考える」ことが重要なことを認識しました。

語学力は年1回海外旅行をするレベル(個人手配で出かけた時も現地で頼りになる知人がいた。)ですが、海外派遣(技術指導)の話はないわけではなく(諸事情もありなかなか難しいのですが)また、業務で主に使用しているソフトが海外製品の日本語対応したもののため、込み入った話(応用レベル)になると海外のサイト(ユーザーフォーラムを含む)から情報を得るしか手段がないので日々苦労しています。

この辺を含めてまだまだ勉強することは多いのを日々実感しています。

以上



投稿者 lupinthethird0710 日時 2013年11月30日

この本を読んで思ったことは、これだけ変化のめまぐるしい時代の中で生きていく為には

柔軟性が伴った行動が必要だということでした。

今までの人生を振り返ってみると、自分で考えて決断して生きてきたつもりでいましたが

よくよく思い返すと昔の日本人のマジョリティを占める思考になっていました。

日本人の思考というか、ただ漠然と皆と一緒のほうが安心。というような感じでよく考えてもいなかったです。

しかし、先月の課題本の登場人物たちは違いました。少なくとも彼らは自分のやってみたいことが

第一歩を踏み出せるくらいまで自分の中に考えがあり、イメージもあったんだろうと思われます。

そして決定的に違っているところがありました。それは彼らが今も続いているであろう勉強をし続けていることです。

動いてみることで様ざまな困難にぶつかりその困難を乗り切る為には勉強する、そしてまた行動に移していくところです。

やはり自分の思考の枠を大きくするためには勉強しかないのだと痛感しました。

思考の枠を大きくしていかない限りはやりたいことも、何かに興味を持つことも、そして自分は何が好きなのかさえわからないままだと思います。

そして、私には今月の課題本の著者からも同じメッセージを感じます。

それは勉強を続けていくかぎり生きていける、勉強さえしていればどうにかなるというとてもポジティブなメッセージに。

この一寸先が闇のような先の読めない時代、あなたが勉強して主体的に生きて行けばいいというメッセージに。



投稿者 harusan 日時 2013年11月30日

企業が「帝国化」する

前回の図書「放っておいても明日は来る」は
人生の歩き方を広げてくれる
痛快体験本であったのとは対称的に、
今回の図書はサラリーマンである私を、
ヒールで顔面にドロップキックしてくれました(笑

サラリーマンとしての生き方としてだけでなく、
現状に留まっていること自体がリスクが高く、
いずれは生計すら立てなくなってくることを
気付かせてもらったこの本は、
企業から搾取されている厳しい実態を
書いてあるだけではなく、
前回の本と同様、自分の世界からの飛び出し方を
指南してくれている良書なのだと思う。

確かに周りでも、単純労働に身を寄せて
そこから抜け出せない友人が何人かいますし、
それが居心地が悪いわけでもなさそうです。
また、私自身も会社に長年従属していると、
会社の世界しか見れていない自分が居ますし、
その周りの世界でしか通用しないような技術に
満足していたりもします。

そして、現在の時世では就職することも
なかなか満足に出来ないのに、
人生プランの設計を考えた就職先を選ぶことが、
人生の勝ち負けを大きく左右することを考えると、
既に就職をしてしまって、何年も過ごしてしまっている
自分はいったい。。。と悩んでしまいます。
とすると、
既に人生設計を考えずに就職している私に、
これから何ができるのかと考えると。。。

単純に本当に熱中できる大好きなことを見つけ、
それが社会貢献できる技術として、そのことを昇華させて
ビジネスモデルにすることではないでしょうか。
仮にそれが出来る出来ないのではなく、
それは私自身が仕組み創りをできる立場の視点で
世界を見ていくだけでもなんだかワクワクしてきます。
そんなことが出来る第一歩として、
まずは私の働いている会社のビジネスモデルから、
再度勉強し直してみたいと思います。



投稿者 gizumo 日時 2013年11月30日

『企業が「帝国化」する』を読んで

普段いろいろと利用し、便利だなぁと漠然と思っていた企業の現実に愕然としました。
確かに魅力ある製品やサービスの提供は優れたものであり、トップとなるにふさわしい企業ばかりです。
しかしその考え抜かれた(?)、「仕組み」は恐ろしいまでにその利用者から搾取するものです。

読みはじめは、「こんな会社はけしからん!利用しない!」などと思いつつ読みすすんで居ましたが、はたとそれが現実にはどれ程困難かそら恐ろしくもなりました。

しかし、作者が述べている「必要なことは、帝国の提供するサービスを享受することで、私たち自身が一体何を失い、何を得ているのかをよく理解し、一人ひとりがそれは妥当な取引なのか考えてみること」が自分自身のおろそかになっていたことを改めて痛感しました。

恐らく帝国側も、はじめは「喜んでもらえるものを」とスタートしたものの、あまりにどっぷりと依存する利用者につい、バランスを崩したと考えるのは安易でしょうか?
(それにしても大きく崩れていますが…)

この本の親切(?)な点は、「ではどうすればいいのか?」と章が存在することです。
帝国側にいた著者の良心でしょうか?

使われる側には居たくないともがきつつ、相当に帝国に貢献している自分に軽く目眩を感じながら「その時々に自分の頭で考え、判断を下し、自分なりに開拓していく、勇気が必要」であると諭され、ますます自助努力に励みたいと、考えた次第です。



投稿者 gogowest 日時 2013年11月30日

事業の仕組みを作った人が事業組織のヒエラルキーの頂点に君臨し、末端までの組織をコントロールしているということの実態を認識させてくれる本でした。
利益の点ではほとんどの富は頂点の一握りの人々が握り、末端の人々はとても低賃金で働くことになっているということが衝撃的でした。
フラット化する世界の動きでは国境や言葉の壁がかなり無くなってきていると思いますが、そういった下地のうえで国を超えて、事業体をもとに一種のヒエラルキーが作られていくこの動きは20世紀末から21世紀にかけての大きな流れを表しているのだと思います。
こういった現状をしると、こういった仕組みの世界の中で、自分ができること、自分の立ち位置をどこに置くのかを考えさせられます。
先月の高野氏の本のような、人間としての自由な生き方と、この本で指摘されている世界の流れの現状は、とても対照的です。
自分としては、こういった世界の仕組みの中にいながらも、精神の自由や創造性を失わない生き方をしていきたいと思っています。
社会の在り方はその時々で移り変わっていくものであり、常住するものではないので、本来追求すべきは、個々人の個性の発現であり、それが幸福感を生むのだから、世界の動きを知りながらも、その中で創造性を表せる生き方を目指してみたいと思いました。



投稿者 kenken 日時 2013年11月30日

企業が「帝国化」する を読んで

思えば、私が初めて格差社会について
警鐘がなったのは社会人になる7年前のこと。
当時、読んだ本が格差社会を暗示していました。
その本が「ハイ・コンセプト」。
この本は格差社会を生き抜くための指南書の部分があったため、
正直、ピンと来ず、おぼろげながら
この社会を生き抜いていくのかぁと、
どこか他人事のように捉えていました。

しかしながら、今回、改めて、「帝国化」という
キャッチーなタイトルの課題本に目を覚まされました。
約7年前に書かれたことが、
現在の帝国化企業アップルのビジネスモデルを紐解くと、
どんどん格差が広がっていることがわかります。
過去に言われたことが、現在も広がっているので、
今後も広がり続けると予測されます。

それではこの格差が広がる将来をどのように生きて抜いていくか?
大きなテーマです。

大企業のトップを目指して熾烈な競争社会を
勝ち進んでいくか?
仕組みに踊らされて、働いていくか?
大企業が手を出していない部分に自分の世界を見出すか?

どちらの本でも、創造性を養うことや自分のビジネスを
もつなどいろんなヒントを与えてくださっています。。

どの考え方や人生にもメリットやデメリットがあるので、
みんなにとって、良いも悪いもないです。
しかし、振り返った時に「こんなはずじゃなかった!」と
ならないように情報収集し、収集した情報から自分で選択し、
実行することが重要な世の中になってきているように思います。

しかし、石橋をたたいて渡るような
慎重派の性格である私にとっては
情報収集しすぎて、何を選択すればよいのか?
と今後、選択する局面で悩んでしまいそうです。

この悩みを軽くしてくれるのは、先月の課題本がヒントを得たところです。
先月の課題本、「放っておいても明日はやってくる」の9人の生き方。
どの生き方、どの選択を行っても、つらいことや大変なことはおきるわけです。
それなら、選択できる情報から直感的に好きなことを
選んでやってみようと行動に移せるなぁと教えてもらったことでありました。

まずは今、選択できる内容から積極的に取り組んでいこうと思います。



投稿者 mikan 日時 2013年11月30日

今まで意識しなかった大きな視点でした。企業が作り上げた「仕組み」の中で、消費を強いられているだなんて、考えてみればその通りです。仕組みが根付けば、それを拒否して生きることは難しいです。ただ、本書のおかげで新しい視点を持つことができたので、今後は意識的に「仕組み」を利用する生き方をしていきたいと思いました。

そして先月の課題図書と合わせての感想ですが、自分が生きたいように生きるためには、特殊技能を持った、交換のきかない人材になる必要があると、強く思いました。それは「仕組みを作る側」であろうと、就職せずに生きる場合においても共通のポイントだと思います。いつでも交換可能な人材であれば、自然と搾取される側になり、思い通りの人生を送るためには金銭的にも、時間的にも限りなく低くなります。自分の存在を強くしていくことが、これからの時代を生き抜く方法だと感じました。



投稿者 ken2 日時 2013年11月30日

「企業が『帝国化』する」を読んで

製品やサービスに強みがある企業が巨大化し、帝国化していく成り立ちと、我々の生活がその帝国にどれほどどっぷりと関わっているかが開示された本書。

知ろうとしなければ知らないまま、企業の論理でいいようにされていってしまう、その内容には驚愕すら覚える。

外食産業にしてもネット産業にしても、当初は「花(製品やサービス)とミツバチ(我々)」のようなWinWinの共生関係でスタートしたはずである。

それがいつのまにか、帝国化した企業に餌づけされ、抜けられなくなっている。
そのさまは、まるで「食虫植物のウツボカズラ(帝国)とワナに落ちた虫(我々)」といった関係性をイメージしてしまう。

そんなふうにはまり込んでしまわないようにするためには、「その時々に自分の頭で考え、自分なりに判断を下し、開拓していく必要がある」

仕事の観点で言えば「専門的な技能と創造性の有無」が問われる。
そこで、先月の課題図書とリンクするわけだが、「好きなことを仕事にする」ことにより「独自性」や「専門性」を伸ばしていくことができる。

「天は自らタス来るものを助く」

「雇用される側」にとどまるのではなく「雇用する側」になるチャンスを自ら増やしていくことが「帝国化した企業」が幅をきかすこの時代における個人のあり方であろうと思われる。



投稿者 bokuno 日時 2013年11月30日

2013.11/30
企業が「帝国化」する 松井 博氏著
を読んで。

私は、所属する企業の一員として今までやってきたことは、
所属する企業の「帝国化」の一助だったんだと教えてもらった。

むろん、私が働いている企業は、副題に並んでいるような
ビッグネームの企業とは比べるもなく、偉そうに語れる企業ではないのだが。

組織に良かれと思う施策を立案(強引に押し込み)し、
ムダを見つけて、良さそうな所へ資源を集め、
発生した問題(主に不平不満)を解決(黙らせ)したり、隠したり、
売上増、利益増を株主に示す。
という大義名分を元に、いつも性悪説で人を見て、仕事を進めてきた気がする。

帝国と言えば、古くはローマ、モンゴル、フィクションの世界では、スターウォーズを連想する。
奴隷や下層労働者の上に支配者が君臨する。
そんな非人間的なイメージだが、ここで述べられているのは国ではなく
現代の企業という集合体で、単独の「悪意の皇帝」が作り出しているわけではない。

常に組織の利益を追求した結果、自然と帝国化したという見方は甘いだろうか。

この書籍は、帝国化することを避けさせる事を啓発的に書かれたものではなく、
現代社会は、帝国化する組織を育ててしまう。

だから最終的に著者が言いたい事は、
「あなたは、これからどうやって生きていきますか?」
と、「個人」に問いかけている。

帝国のどこかの階層に行きたいのか、
帝国の外で生きるのか。

真剣に考えたい。

尚、出典を可能な限り明らかにしてくれている
著者の善意を感じます。


投稿者 AKIRASATOU 日時 2013年11月30日

企業が「帝国化」する を読んで。

今までも言われてきた事だがこれからは「富める者はますます富み、貧するものはますます貧する」という二極化がどんどん進んでいくとより強く実感した。
本書で紹介されていたアップル、マクドナルド、エクソンなどの企業や、国内ではユニクロ、楽天、セブン&アイHDなどの企業がその属する業界の中での仕組みを作り上げ帝国を作り上げる事で富を独占している。以前石原明さんのポッドキャストでマンガ本についているビニール袋を作っている業界もTOPシェアの会社がその業界での売り上げの90%を占めていると言う話をされていたが、ミクロにせよマクロにせよ仕組みを作る会社がその属する業界での利益を独占し、より強い力を有するが当然の事となっている。しかもネットの普及もありそのスピードは年々早まっている。
先月の課題図書と併せて読んで感じた事は、自分の人生を収入・精神面でより豊かに生きるためには寝食を忘れるほど熱中でき、かつ他人がやらない事を仕事にする事で自身の属する環境でのブルーオーシャンを見つけるのがベストなのではないか。ということだ。
自分の興味の赴くままにやりたい事だけをやり続けられるのは素晴らしい事だが、それが仕事となった際には競合が沢山いたり、自分より強い、能力が高い相手が沢山いると相対的に地位が下がってしまうのでもらえるものも少なくなってしまう。そうならないためには興味を持ち続けられるもので競合が少ない、自分にしか出来ない強みがあるものを見つけてそこを仕事にすべきでありそれが出来れば人生はより豊かに過ごせると感じた。
距離的な世界はどうやっても変える事は出来ないが、テクノロジーの発達により概念的な世界はどんどん小さく、境目がなくなっている。すでにパソコンひとつで世界中の誰とでも繋がる事が出来るようになっているが、ビジネスや人生においてもボーダーレスとかフラットとか言う概念がそもそもなくなってしまう様な時代がすぐそこまで近づいていると感じた。その中で自分はどういう立ち位置をとるべきなのか、強みや弱みは何なのか等自己認識をもっと高め、目標を持って生きなければすぐに使われる側、仕組みに組み込まれる人間になってしまうと言う危機感を抱きました。



投稿者 tadanobuueno 日時 2013年11月30日

10.11月課題図書を読んで自分がやるべきことも一層はっきりしてきた。

帝国と呼ばれる企業が利益優先、効率優先をするあまり環境破壊、健康への悪影響、プライバシーの侵害等、個人へ甚大な影響を与える可能性があるという問題は資本主義である以上、今後も続いて行く。彼らのエコシステムに全く入らずに生活をおくることは難しく、彼らのいる世界でどう付き合っていくのか。

自分にとって優先順位が一番高いことは、「自分、家族、価値を共有する人たちの心が幸せで、健康が維持されること」。この価値を共有できる人と繋がり、場(real/virtual)を作り、帝国の影響を限定していく。

具体的にはお金という手段にとらわれ過ぎずに価値の実現に重きをおく。
帝国、支配する側の仕組みの目的が自らにどう効率的にお金を集めていくかである以上、お金を手段とみて価値の実現に重きをおく、全く同じ土俵では戦わない。

好きなことを持ちそれを強味にまで育て上げ、自分の専門分野を持つことはやはり不可欠。帝国のエコシステム内で継続的にsome moneyを稼ぎ続ける為にも必要だが、属する場への専門分野の還元を個々がすることは場の満足度を高めるとともに、帝国の理解・監視・牽制にも必要不可欠なポイントとなる。

自分が現在動けているのは価値を共有できる方との繋がりをつくる動き。
Real:地域の繋がりを強め、子育ての負担をどう少なくしていくか。
Virtual:父親間での繋がりを強める場をつくり、情報のシェア、問題を解決する。

自分の専門分野に関しては、商社営業故、売る力、アレンジ、海外を軸にした「問題解決能力」と考えているが、まだまだ客観的に説明できるレベルに至っていない。

仕事とは別に、価値観を共有した場をつくる、新たな世界に入る、触れてみる。
これをやって気付いたのは、自分の視野が変えればビジネスの種は無限にある、自分の強みも炙り出され、専門分野の具体化にもつながること。

新たな世界に触れる、読書・人との出会いを今後とも大切にして行きたいと改めて感じている今日この頃です。
この気付きを与えて戴いたしょうおんさん、心より感謝しております。
以上



投稿者 tractoronly 日時 2013年11月30日

企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 を読んで

格差という名の身分制度ができ、多くの低賃金な人がその境遇に喘いでいるのはなぜなのか、本書を読んではっきりと理解が出来ました。

ビジョンを語るトップ(もしくはそれに近い人)が莫大な利益を手にし、比較的高給取りの世界中から集められた「仕組みを創れる」人材がそれを形にして、世界中に何億人といる交換可能な人々が低賃金で製品を製造したり販売したりする。
当然トップや仕組みを作れる人は交換が容易ではなく、その付加価値に応じて賃金が上がっていく。
しかも階層間の移動は不可能、もしくは極めて困難ときている。
(その付加価値の上げ方、階層の移る方法を教えてくれているのがしょ〜おんさんのメルマガだと思いますが 笑)

本書の趣旨をざっくり言うと「資本主義ってこうゆうものだから、会社組織に属してやっていきたいならこれくらいのことはやらないといけないよ」というように思える。

対して、先月の「放っておいても明日は来る」に登場する人たちは組織に属さず、自分で道を切り開いた方々ばかり。
自分一人か仲間の少数で生きていくならこちらは最高の指南書となるだろう。

ただ、自分がどの階層にいて、どの道を目指すにしても絶対に外してはいけないポイントはあると思う。
フォックスコンで働く民工でもチャイナドリームを夢見ていたり、帝国のトップがビジョンを語ったりするのは本質的には同じことで、夢や希望を持って仕事を楽しむことがそれで、それを持てない人は何をしてもダメであろう。



投稿者 wapooh 日時 2013年11月30日

11月課題図書『企業が「帝国化」する』を読んで
本書で取上げられるアップル、マクドナルド、エクソンなど著者がいう「私設帝国企業」は自らの経済成長をひたすら目指し、市場でも政治でも巨大な権力を握り、市井の消費者からお金を得るシステムと安い労働力を搾取するシステムを世界的レベルで構築している。その結果、便利さや快楽を享受する人々と悲惨な労働条件や環境汚染に苦しむ人々が産まれている。例示が非常に身近な製品であるだけに、イメージがし易かったのだが、
「結局、今この時代の日本に生きているサラリーマンの自分は、世界的な何らかの(アメリカ資本主義的を普遍化する)流れに取り込まれていて、進んでいるのだな」
本書を読み終えて、経済・政治・歴史(特に戦争)に関心も知識も浅い頭で感じたことだった。
では、流されるとして、どうやって生きていくのか?
先月の課題図書にそのヒントがあり、それは『好き』を仕事にして正面から向かいやり抜く姿勢だと聞いた。最初から『好き』もあるが成り行きで『好き』でもありの生き方。
自分の中では「主体的な姿勢を持ち、自分で意識して決めて、生きる」機会が多い生き方、無意識に流されないようにしたい思う。
迷う中で、思い出し7月の課題本の「不平等が健康を損なう」再読した。自分のあり方を考えた時気になったのだ。当時は読むのに苦労したのに、今日は2時間でより鮮明に読むことができた。
『経済的成長』の先には社会関係資本の低下が起こり、人々が信頼関係を築けなくなり破綻する、とあった。
「信頼関係」自分においては仕事では自己使命感と遂行する満足感、他人とは赦し受容れられる安心感。それが保たれるには余裕ある労働報酬が必要。
決定権もしくは自分の考えを反映できるポジションに位置することが、まずは基本なのだと教えられた。
先月の消えた感想文では行動目標を立てたのだが、途中で終わってしまっているがこの点をクリアして将来に備えてようと取り組んでいる。後半月かかりそうである。16年の中で、時に「頑張らず時間を消費するための出勤」をしてしまい身に付いた思考停止の負の姿勢。これを克服するのに時間がかかったが、この一月、朝と休日机に向かい仕事のアウトプットをし、ようやく毎朝机に向かって1時間はものを書き続けられる姿勢が定着してきた。

著書の松井氏、一冊目は『アップルという外資企業でいかにスマートに生きてきたか』を説いていて朗らかな内容だったが、一点二冊目の本書は、一転して気迫を感じる目線広く奥行きもある。本文中に、アップルを退職し、興した事業が軌道に乗るまで貯金を切り崩す生活だったと書いてある。異国の地で家族も背負い、それなりに精神的に苦しかったのではないか、と感じたのだ。『苦しいときこそ人は何を感じ、見て、受け取るか』なのだとすると、松井氏は一段も二段も上から物が見えた。おそらくアップル時代からの視野の広さや関心・理解があってのことだとは思う。両方を読むことで気になった点だ。

課題図書がゴールではなくて、そこを起点に読書と行動を広げられるってこんな感じなのだろうか、とうっすら感じた一ヶ月間でした。まだまだ甘いのは承知です。来月もまだこの世界を引きずりそうですが、苦手だった分野なので少しでも吸収したいと思います。今月も機会を頂き有難うございました。



投稿者 nkatani 日時 2013年12月1日

自分が感じた資本主義の形が今まさに実現されている。
とこの本を読んで感じました。

商品を可能な限り安く生産し、可能な限り高く・多く売り、
そこから得た利益を元に、さらに利益を増やす。
行き着く最終点などくひたすら資本の膨張を繰り返していく。
(限界はありますが)

代替可能な人々の賃金はどんどん削られ、
そこから得られた利益は頭のいい人間の人たちの元に集まっていく。
そうして人間が使い切れる量を超えて集まった資本はどうなるのか?
と思うと、やりきれない気持ちになりました。

本の後半やあとがきで、
「創造性を養わないとこの先生きていけない」
というニュアンスで話が書かれていましたが、先月の課題図書を読んだ内容を思い出し、
「創造性を養えなくてもそこそこ生きていけるのではないか」
と、思いました。
最悪でも先月の課題図書の中に書かれている一部の方のような、
ハチャメチャな人生になってしまうだけで。

と思うと、自分が今後とるべき生き方が見えてきたように思います。
どうせなら、好きな事をやろう。好きな事なら楽しんで創造性を養っていけるし、
その道が間違っていても、豊かにはなれないかもしれないが、幸せにはなれるのではないか。
そう思いました。



投稿者 19750311 日時 2013年12月1日

最初の読み始めは、転職した会社で経営層に入った事により、有能なマーケティングや営業がいなくても黙ってでももうかる「仕組み」を作るのが理想的であるとの考えから、やはり世界的な大きな企業はしっかり仕組み化されている事に関心しました。

しかしながら中盤から後半にさしかかり情報管理等のトピックに入って来ると、読みながら個人的な視点も強くなって来て、今後の世界で生きて行くには、自分の見識でしっかりリスクを把握した上で行動して行くべきだと考えます。



投稿者 Bizuayeu 日時 2013年12月1日

前回の課題図書とセットで読もうという言葉がありましたので、
何故セットで読む必要があったのかということを考えてみました。

前回の課題図書は、自分のやりたいことに邁進し、
小さくとも自分の食い扶持を作った人々を紹介する本だったと思います。
今回の課題図書は、帝国と呼ばれるほど高度に効率化した、
利潤を生み出す仕組みを育てた企業を紹介する本だったと認識します。
スケールは違いますが、どちらもお金を稼ぐことが根底にあります。

彼らは何故お金を稼げるのか。スケールの違いや効率性は一旦無視すると、
両者ともに何らかの価値観を具現化しているような気がします。
前回の課題図書の著者は冒険が好きで、冒険の世界を本にすることで
生計を立てています。今回の課題図書で紹介されたアップルは、
ジョブスというカリスマのアーティスティックな感性を
頭の良い人たちが現実にしていったことで帝国になったように思います。

規模の大小はあれ、まず価値観が最初にある。
それがお金を稼ぐ原動力になっている。
何が良い/悪い、何がすごい、何が美しい、
それを切り分けられる価値観が優れているからこそ、
これが価値であると市場に問うことができる。

であれば、他人任せでは無く、自分の頭と体で物事を解釈し、
自分の価値観を磨くことが重要なのだろうと考えました。
これが、前回と今回の二冊を通して抽出された私の学びです。



投稿者 kawa5emon 日時 2013年12月2日


カレンダーの日付を間違え1日遅れとなりましたが、投稿致します。

 まずは、先月の課題図書と2冊を紹介いただいたことで、自分が迷っている今後の生き方に大きな示唆を得られました。またまた手放せない本を紹介いただき、本当にありがとうございます。

 今月の課題図書は、自分が置かれているポジションを客観的に理解し、更に世界最先端の特に「私設帝国」のオペレーションを感じながら、今後どう生きていけば自分の生きている価値を最大限に感じられるのか?をかなり具体的に解説してくれる本でした。

 特に最後の章、「ではどうすればいいのか?」は海外経験が初めてではない小職には、グサグサと刺さる内容ばかりでした。再度認識させられ歯痒かった、もしくはそうだよなと感じされる内容ばかりであり、読み止めることが困難でした。

 今回の図書で解説の「勝者総取り」の構図と、先月図書の「個」の自立。
これからの生き方は否応なく、「個の自立」が遅かれ早かれ問われ、自立できなかった者には大樹の陰で選択肢の少ない生き方しか残されていないのだなと痛感させられました。社会の主要な構成組織を、国(政府、役所など)、企業、個人の3者とした時、国へ頼る時代は企業の自立、グローバル化と共に終焉し、ではそこで個人はどうするのか?どうすれば「個」としてどの構成要素にも飲み込まれない生き方が出来るのか?その考え方へのアシスト本でした。

読了後の共感点として、「持ち家が自由を奪う」は特に共感せずにはいられませんでした。周囲の反対を押し切り、その考え方で今まで生きてきたので、自分の判断に一定の自身を持てました。

 では今後はどうするのか?ですが、欧州各国のローカルメンバーとより深いやりとりをすることで、こちらの文化や歴史、また各々の思考回路などに直に積極的に触れていきたいと思います。そして欧州には多くの「世界を作った歴史」がありますで、その辺りも時間の許す限り触れていきたいと思います。
そのような日々が、本書で触れられている「簡単には真似出来ない他者との差別化」になると考えています。創造性の鍛錬は異文化との接触による喜怒哀楽によって更に強化されると確信しています。いつ訪れるかわからない「アート」を楽しみたいと思います。

投稿者 atasigorira 日時

帝国を驚異に思うだろうか?
私はそうは思わない。
帝国は私たちを支配し得るが、私達もまた、帝国を支配し得る。
その為には私達は賢くならないといけない。

帝国は利益を追求する。
何も考えずに帝国化した起業に餌付けされ、依存すれば、企業は独裁国家の暴君
と化す。
ただ便利だから、魅力的だからという理由で企業の商品を利用するのではいけない。
私達みんながそれぞれの頭で自分にとっての幸せを考え、追求する。そして、帝国の利益追求が私達の利益に反するとき、きちんと糾弾しなくてはいけない。
企業が消費者の利益を追求することで、企業自身にも利益が最大限流れ込むのであれば、企業は喜んで消費者を王座の席に座らせ、敬うだろう。
結局、私達次第なのだ。
私達は独自の幸せ観、人生観で生きて行くべき。
刹那的な考えではなく、自分にとっての幸せを、ライフプランを持って生きる人が増えたなら、企業に支配されることはないと思う。
先月の課題図書に出てくる人々のように・・・

投稿者 morgensonne 日時

『企業が「帝国化」する』を読んで


この本に出てくるiPhoneに買い替えて、約1か月が過ぎました。
スマートフォンは初めてですが、気付けば家の中で移動するときもスマートフォンを持っていることが多く、
明らかにガラケーの時より使用時間が増えていると思います。

この本を読んで、巨大企業の作った仕組みによって、私たちの生活が知らず知らずのうちに
コントロールされていることを、具体的に知ることができ、私にとって、新鮮でもあり、
衝撃的な内容でもありました。著者のいうように、ただ単に影響を受けないようにするのではなく、
いかに有効に活用しつつ、自分自身が仕組みを作れる側に入れるようにしていく必要があると思いました。

会社では自分の担当する部署においては、自分の裁量である程度は動かす事ができますが、
まだenployeeの一人です。最近、社内での新しい仕組みを作り、広げる(教育する)仕事を
し始めています。それは情報システムのようなものではなく、社員の考え方も新しく変えていくようなものです。
その中で、新しい仕組み・考え方を人に理解してもらう難しさを日々痛感しています。
いかに受け入れてもらうかを考え準備しても、入口で拒絶される事もあります。
話し合いが平行線で長時間に及ぶこともあります。

この本を読んで、今のやり方に足りない事は芸術性かもしれないと思いました。
iPhoneは機能だけでなく、使いやすく、デザイン性(芸術性)もあるからこそ売れ続けいるのでしょう。

そして、芸術性に触れるべく、美術館に行ってきました。200年以上前の絵を見て、
どうしてこのような絵が描けるのかと考えつつ、感動して帰ってきました。
芸術性というのは、ひとつは感動させることができるかどうかではないかと感じました。

最後に、先月と今月の課題図書を読んで、自分が幸せに、家族が幸せに、
そして幸せを周りに分ける事ができるようになるにはどうすればいいのかを考えるに至りました。
まだ答えは模索中です。

ありがとうございました。

投稿者 osamu 日時

企業が『帝国化』するを読んで

これはやばいぞ!世界は企業に侵略されているじゃないですか!!
一気に読み進めてしまいました。

読んでいるうちに色々考えさせられました。

日本という世界でもまれに恵まれた国に生まれ育ったことは感謝し
ておりますが、このままでは支配階層に支配されっぱなし。そこに
企業までが台頭してきた。国家を超える勢いで・・・。

生まれたところや家庭に悪態をつくつもりはありませんが、どれだ
け裕福な家庭に生まれたらよかったかを考えた時期もありました。

高校を卒業して親に進学させてもらいましたが、それでも思うよう
な企業へは就職できずに、請負会社に社員として就職しました。
思うような就職ではなかったため当時から危機感しか持っていませ
んでした。

ですが具体的ではなく漫然とした危機感でしたが、本書を読み進む
につれて具体的かつ鮮明になってきました。

仕組みを作る側と仕組みの中で使われる側
もともと私は

・当たり前のようにテレビを見て育ってきた。
・高学歴ではない。
・社会に出ての輝かしい経歴もない。

これでは使われる側でしかない状況。

使われる側がいくら徒党を組んでも所詮は簡単に入れ替え可能な
単純労働。そこに居続けるつもりはない。などと強がっても自力
で何とか起業出来るすべもない。

黙って低階層を這いつくばるしかないのか。


いや違う。


世の中の状況は状況。心の中は自分のもの。貧困であっても幸せ
は感じれる。しかし知らなければ生きにく世の中でることは間違
いはない。

少ない報酬を得るために社畜となって大切な時間を使うか、また
仲間を作ることを意識しながら生きていくか、答えは明確である。

この事実を理解した上で、どのフィールドで幸せに生きていくか
私にはこれが今後の課題となった。

起業は手段であって目的ではない。

仲間を作ること結局は人は一人で生きてはいけない。助け合いが
大切でそれは『知の道』がなければ成立しない。

結局どのフィールドで生きたとしてもその人の人間性が重要であ
り、さらに過去の評価が常に付きまとう。
やはり人としてあるべき道を歩むことが大切だと再認識しました。

う~ん英語を勉強しなくてはいけない気もしてきたぞ!

自分の過去や未来について考えさせられました。
有難うございました。

投稿者 uchdk 日時

 本書を読んで、各業界のトップ企業がいずれも仕組みを創り、世界中に展開し実行に移すのに優れていることが分かった。そして、各業界の「食物連鎖」の頂点に立たなければ生き残っていけないと感じた。
 各個人についても、企業間での生き残りと同様であり、地域内・会社内・グループ内などに落とし込み、その枠組内で独自性を出すことが必要であると思った。
 特に会社内で専門性を出すためには、学歴や語学力が高いことは前提条件で、+αで自分にしかできない領域を創ることが必要である。

 会社などの枠にとらわれず、誰も踏み入れていない領域に自分だけの場所をつくりだすことも独自性であり、先月の課題図書で紹介されていた人々はこちらに属するのかと思う。

 自分自身はどこで生き残っていくのか。そのためにはいまさらだが語学力を高め、見聞を広げ、誰もしていないからと躊躇せず、逆に誰もしていないことであるからこそ取り組み、失敗を恐れず実行に移すようにしたい。

投稿者 ktera1123 日時

「企業が「帝国」化」する」を読んで。

月初めに読むと、感想を書くころには本の内容が記憶の中であやふやになり読み直す必要が以前あったので先月末に購入して鞄の中に入れて持ち歩いていたのですが、なかなか読むタイミングにならず最終週になって読み始めました。

読んでいるうちに徐々に危機感が募ってきましたが、文末に著者の考える対策もありいろいろな機会(危機)があり、手をつけている対策もありましたが、まだまだ不足しているものもあり考えさせられました。

勤務先でもよくいわれるのですが、いろいろなことに興味をもち知識を習得し独自の道を切り開く(特定の本を1冊勉強すれば全てがすむわけではなく、いろいろなところからちょこっとずつ拾ってくる必要がある)、その上でも「車輪の再開発」にならないレベルでの「ない頭を振りしぼって考える」ことが重要なことを認識しました。

語学力は年1回海外旅行をするレベル(個人手配で出かけた時も現地で頼りになる知人がいた。)ですが、海外派遣(技術指導)の話はないわけではなく(諸事情もありなかなか難しいのですが)また、業務で主に使用しているソフトが海外製品の日本語対応したもののため、込み入った話(応用レベル)になると海外のサイト(ユーザーフォーラムを含む)から情報を得るしか手段がないので日々苦労しています。

この辺を含めてまだまだ勉強することは多いのを日々実感しています。

以上

投稿者 lupinthethird0710 日時

この本を読んで思ったことは、これだけ変化のめまぐるしい時代の中で生きていく為には

柔軟性が伴った行動が必要だということでした。

今までの人生を振り返ってみると、自分で考えて決断して生きてきたつもりでいましたが

よくよく思い返すと昔の日本人のマジョリティを占める思考になっていました。

日本人の思考というか、ただ漠然と皆と一緒のほうが安心。というような感じでよく考えてもいなかったです。

しかし、先月の課題本の登場人物たちは違いました。少なくとも彼らは自分のやってみたいことが

第一歩を踏み出せるくらいまで自分の中に考えがあり、イメージもあったんだろうと思われます。

そして決定的に違っているところがありました。それは彼らが今も続いているであろう勉強をし続けていることです。

動いてみることで様ざまな困難にぶつかりその困難を乗り切る為には勉強する、そしてまた行動に移していくところです。

やはり自分の思考の枠を大きくするためには勉強しかないのだと痛感しました。

思考の枠を大きくしていかない限りはやりたいことも、何かに興味を持つことも、そして自分は何が好きなのかさえわからないままだと思います。

そして、私には今月の課題本の著者からも同じメッセージを感じます。

それは勉強を続けていくかぎり生きていける、勉強さえしていればどうにかなるというとてもポジティブなメッセージに。

この一寸先が闇のような先の読めない時代、あなたが勉強して主体的に生きて行けばいいというメッセージに。

投稿者 harusan 日時

企業が「帝国化」する


前回の図書「放っておいても明日は来る」は
人生の歩き方を広げてくれる
痛快体験本であったのとは対称的に、
今回の図書はサラリーマンである私を、
ヒールで顔面にドロップキックしてくれました(笑


サラリーマンとしての生き方としてだけでなく、
現状に留まっていること自体がリスクが高く、
いずれは生計すら立てなくなってくることを
気付かせてもらったこの本は、
企業から搾取されている厳しい実態を
書いてあるだけではなく、
前回の本と同様、自分の世界からの飛び出し方を
指南してくれている良書なのだと思う。


確かに周りでも、単純労働に身を寄せて
そこから抜け出せない友人が何人かいますし、
それが居心地が悪いわけでもなさそうです。
また、私自身も会社に長年従属していると、
会社の世界しか見れていない自分が居ますし、
その周りの世界でしか通用しないような技術に
満足していたりもします。


そして、現在の時世では就職することも
なかなか満足に出来ないのに、
人生プランの設計を考えた就職先を選ぶことが、
人生の勝ち負けを大きく左右することを考えると、
既に就職をしてしまって、何年も過ごしてしまっている
自分はいったい。。。と悩んでしまいます。
とすると、
既に人生設計を考えずに就職している私に、
これから何ができるのかと考えると。。。


単純に本当に熱中できる大好きなことを見つけ、
それが社会貢献できる技術として、そのことを昇華させて
ビジネスモデルにすることではないでしょうか。
仮にそれが出来る出来ないのではなく、
それは私自身が仕組み創りをできる立場の視点で
世界を見ていくだけでもなんだかワクワクしてきます。
そんなことが出来る第一歩として、
まずは私の働いている会社のビジネスモデルから、
再度勉強し直してみたいと思います。

投稿者 gizumo 日時

『企業が「帝国化」する』を読んで

普段いろいろと利用し、便利だなぁと漠然と思っていた企業の現実に愕然としました。
確かに魅力ある製品やサービスの提供は優れたものであり、トップとなるにふさわしい企業ばかりです。
しかしその考え抜かれた(?)、「仕組み」は恐ろしいまでにその利用者から搾取するものです。

読みはじめは、「こんな会社はけしからん!利用しない!」などと思いつつ読みすすんで居ましたが、はたとそれが現実にはどれ程困難かそら恐ろしくもなりました。

しかし、作者が述べている「必要なことは、帝国の提供するサービスを享受することで、私たち自身が一体何を失い、何を得ているのかをよく理解し、一人ひとりがそれは妥当な取引なのか考えてみること」が自分自身のおろそかになっていたことを改めて痛感しました。

恐らく帝国側も、はじめは「喜んでもらえるものを」とスタートしたものの、あまりにどっぷりと依存する利用者につい、バランスを崩したと考えるのは安易でしょうか?
(それにしても大きく崩れていますが…)

この本の親切(?)な点は、「ではどうすればいいのか?」と章が存在することです。
帝国側にいた著者の良心でしょうか?

使われる側には居たくないともがきつつ、相当に帝国に貢献している自分に軽く目眩を感じながら「その時々に自分の頭で考え、判断を下し、自分なりに開拓していく、勇気が必要」であると諭され、ますます自助努力に励みたいと、考えた次第です。

投稿者 gogowest 日時

事業の仕組みを作った人が事業組織のヒエラルキーの頂点に君臨し、末端までの組織をコントロールしているということの実態を認識させてくれる本でした。
利益の点ではほとんどの富は頂点の一握りの人々が握り、末端の人々はとても低賃金で働くことになっているということが衝撃的でした。
フラット化する世界の動きでは国境や言葉の壁がかなり無くなってきていると思いますが、そういった下地のうえで国を超えて、事業体をもとに一種のヒエラルキーが作られていくこの動きは20世紀末から21世紀にかけての大きな流れを表しているのだと思います。
こういった現状をしると、こういった仕組みの世界の中で、自分ができること、自分の立ち位置をどこに置くのかを考えさせられます。
先月の高野氏の本のような、人間としての自由な生き方と、この本で指摘されている世界の流れの現状は、とても対照的です。
自分としては、こういった世界の仕組みの中にいながらも、精神の自由や創造性を失わない生き方をしていきたいと思っています。
社会の在り方はその時々で移り変わっていくものであり、常住するものではないので、本来追求すべきは、個々人の個性の発現であり、それが幸福感を生むのだから、世界の動きを知りながらも、その中で創造性を表せる生き方を目指してみたいと思いました。

投稿者 kenken 日時

企業が「帝国化」する を読んで

思えば、私が初めて格差社会について
警鐘がなったのは社会人になる7年前のこと。
当時、読んだ本が格差社会を暗示していました。
その本が「ハイ・コンセプト」。
この本は格差社会を生き抜くための指南書の部分があったため、
正直、ピンと来ず、おぼろげながら
この社会を生き抜いていくのかぁと、
どこか他人事のように捉えていました。

しかしながら、今回、改めて、「帝国化」という
キャッチーなタイトルの課題本に目を覚まされました。
約7年前に書かれたことが、
現在の帝国化企業アップルのビジネスモデルを紐解くと、
どんどん格差が広がっていることがわかります。
過去に言われたことが、現在も広がっているので、
今後も広がり続けると予測されます。

それではこの格差が広がる将来をどのように生きて抜いていくか?
大きなテーマです。

大企業のトップを目指して熾烈な競争社会を
勝ち進んでいくか?
仕組みに踊らされて、働いていくか?
大企業が手を出していない部分に自分の世界を見出すか?

どちらの本でも、創造性を養うことや自分のビジネスを
もつなどいろんなヒントを与えてくださっています。。

どの考え方や人生にもメリットやデメリットがあるので、
みんなにとって、良いも悪いもないです。
しかし、振り返った時に「こんなはずじゃなかった!」と
ならないように情報収集し、収集した情報から自分で選択し、
実行することが重要な世の中になってきているように思います。

しかし、石橋をたたいて渡るような
慎重派の性格である私にとっては
情報収集しすぎて、何を選択すればよいのか?
と今後、選択する局面で悩んでしまいそうです。

この悩みを軽くしてくれるのは、先月の課題本がヒントを得たところです。
先月の課題本、「放っておいても明日はやってくる」の9人の生き方。
どの生き方、どの選択を行っても、つらいことや大変なことはおきるわけです。
それなら、選択できる情報から直感的に好きなことを
選んでやってみようと行動に移せるなぁと教えてもらったことでありました。

まずは今、選択できる内容から積極的に取り組んでいこうと思います。

投稿者 mikan 日時

今まで意識しなかった大きな視点でした。企業が作り上げた「仕組み」の中で、消費を強いられているだなんて、考えてみればその通りです。仕組みが根付けば、それを拒否して生きることは難しいです。ただ、本書のおかげで新しい視点を持つことができたので、今後は意識的に「仕組み」を利用する生き方をしていきたいと思いました。

そして先月の課題図書と合わせての感想ですが、自分が生きたいように生きるためには、特殊技能を持った、交換のきかない人材になる必要があると、強く思いました。それは「仕組みを作る側」であろうと、就職せずに生きる場合においても共通のポイントだと思います。いつでも交換可能な人材であれば、自然と搾取される側になり、思い通りの人生を送るためには金銭的にも、時間的にも限りなく低くなります。自分の存在を強くしていくことが、これからの時代を生き抜く方法だと感じました。

投稿者 ken2 日時

「企業が『帝国化』する」を読んで

製品やサービスに強みがある企業が巨大化し、帝国化していく成り立ちと、我々の生活がその帝国にどれほどどっぷりと関わっているかが開示された本書。

知ろうとしなければ知らないまま、企業の論理でいいようにされていってしまう、その内容には驚愕すら覚える。

外食産業にしてもネット産業にしても、当初は「花(製品やサービス)とミツバチ(我々)」のようなWinWinの共生関係でスタートしたはずである。

それがいつのまにか、帝国化した企業に餌づけされ、抜けられなくなっている。
そのさまは、まるで「食虫植物のウツボカズラ(帝国)とワナに落ちた虫(我々)」といった関係性をイメージしてしまう。

そんなふうにはまり込んでしまわないようにするためには、「その時々に自分の頭で考え、自分なりに判断を下し、開拓していく必要がある」

仕事の観点で言えば「専門的な技能と創造性の有無」が問われる。
そこで、先月の課題図書とリンクするわけだが、「好きなことを仕事にする」ことにより「独自性」や「専門性」を伸ばしていくことができる。

「天は自らタス来るものを助く」

「雇用される側」にとどまるのではなく「雇用する側」になるチャンスを自ら増やしていくことが「帝国化した企業」が幅をきかすこの時代における個人のあり方であろうと思われる。

投稿者 bokuno 日時

2013.11/30
企業が「帝国化」する 松井 博氏著
を読んで。

私は、所属する企業の一員として今までやってきたことは、
所属する企業の「帝国化」の一助だったんだと教えてもらった。

むろん、私が働いている企業は、副題に並んでいるような
ビッグネームの企業とは比べるもなく、偉そうに語れる企業ではないのだが。

組織に良かれと思う施策を立案(強引に押し込み)し、
ムダを見つけて、良さそうな所へ資源を集め、
発生した問題(主に不平不満)を解決(黙らせ)したり、隠したり、
売上増、利益増を株主に示す。
という大義名分を元に、いつも性悪説で人を見て、仕事を進めてきた気がする。

帝国と言えば、古くはローマ、モンゴル、フィクションの世界では、スターウォーズを連想する。
奴隷や下層労働者の上に支配者が君臨する。
そんな非人間的なイメージだが、ここで述べられているのは国ではなく
現代の企業という集合体で、単独の「悪意の皇帝」が作り出しているわけではない。

常に組織の利益を追求した結果、自然と帝国化したという見方は甘いだろうか。

この書籍は、帝国化することを避けさせる事を啓発的に書かれたものではなく、
現代社会は、帝国化する組織を育ててしまう。

だから最終的に著者が言いたい事は、
「あなたは、これからどうやって生きていきますか?」
と、「個人」に問いかけている。

帝国のどこかの階層に行きたいのか、
帝国の外で生きるのか。

真剣に考えたい。

尚、出典を可能な限り明らかにしてくれている
著者の善意を感じます。

投稿者 AKIRASATOU 日時

企業が「帝国化」する を読んで。

今までも言われてきた事だがこれからは「富める者はますます富み、貧するものはますます貧する」という二極化がどんどん進んでいくとより強く実感した。
本書で紹介されていたアップル、マクドナルド、エクソンなどの企業や、国内ではユニクロ、楽天、セブン&アイHDなどの企業がその属する業界の中での仕組みを作り上げ帝国を作り上げる事で富を独占している。以前石原明さんのポッドキャストでマンガ本についているビニール袋を作っている業界もTOPシェアの会社がその業界での売り上げの90%を占めていると言う話をされていたが、ミクロにせよマクロにせよ仕組みを作る会社がその属する業界での利益を独占し、より強い力を有するが当然の事となっている。しかもネットの普及もありそのスピードは年々早まっている。
先月の課題図書と併せて読んで感じた事は、自分の人生を収入・精神面でより豊かに生きるためには寝食を忘れるほど熱中でき、かつ他人がやらない事を仕事にする事で自身の属する環境でのブルーオーシャンを見つけるのがベストなのではないか。ということだ。
自分の興味の赴くままにやりたい事だけをやり続けられるのは素晴らしい事だが、それが仕事となった際には競合が沢山いたり、自分より強い、能力が高い相手が沢山いると相対的に地位が下がってしまうのでもらえるものも少なくなってしまう。そうならないためには興味を持ち続けられるもので競合が少ない、自分にしか出来ない強みがあるものを見つけてそこを仕事にすべきでありそれが出来れば人生はより豊かに過ごせると感じた。
距離的な世界はどうやっても変える事は出来ないが、テクノロジーの発達により概念的な世界はどんどん小さく、境目がなくなっている。すでにパソコンひとつで世界中の誰とでも繋がる事が出来るようになっているが、ビジネスや人生においてもボーダーレスとかフラットとか言う概念がそもそもなくなってしまう様な時代がすぐそこまで近づいていると感じた。その中で自分はどういう立ち位置をとるべきなのか、強みや弱みは何なのか等自己認識をもっと高め、目標を持って生きなければすぐに使われる側、仕組みに組み込まれる人間になってしまうと言う危機感を抱きました。

投稿者 tadanobuueno 日時

10.11月課題図書を読んで自分がやるべきことも一層はっきりしてきた。

帝国と呼ばれる企業が利益優先、効率優先をするあまり環境破壊、健康への悪影響、プライバシーの侵害等、個人へ甚大な影響を与える可能性があるという問題は資本主義である以上、今後も続いて行く。彼らのエコシステムに全く入らずに生活をおくることは難しく、彼らのいる世界でどう付き合っていくのか。

自分にとって優先順位が一番高いことは、「自分、家族、価値を共有する人たちの心が幸せで、健康が維持されること」。この価値を共有できる人と繋がり、場(real/virtual)を作り、帝国の影響を限定していく。

具体的にはお金という手段にとらわれ過ぎずに価値の実現に重きをおく。
帝国、支配する側の仕組みの目的が自らにどう効率的にお金を集めていくかである以上、お金を手段とみて価値の実現に重きをおく、全く同じ土俵では戦わない。

好きなことを持ちそれを強味にまで育て上げ、自分の専門分野を持つことはやはり不可欠。帝国のエコシステム内で継続的にsome moneyを稼ぎ続ける為にも必要だが、属する場への専門分野の還元を個々がすることは場の満足度を高めるとともに、帝国の理解・監視・牽制にも必要不可欠なポイントとなる。

自分が現在動けているのは価値を共有できる方との繋がりをつくる動き。
Real:地域の繋がりを強め、子育ての負担をどう少なくしていくか。
Virtual:父親間での繋がりを強める場をつくり、情報のシェア、問題を解決する。

自分の専門分野に関しては、商社営業故、売る力、アレンジ、海外を軸にした「問題解決能力」と考えているが、まだまだ客観的に説明できるレベルに至っていない。

仕事とは別に、価値観を共有した場をつくる、新たな世界に入る、触れてみる。
これをやって気付いたのは、自分の視野が変えればビジネスの種は無限にある、自分の強みも炙り出され、専門分野の具体化にもつながること。

新たな世界に触れる、読書・人との出会いを今後とも大切にして行きたいと改めて感じている今日この頃です。
この気付きを与えて戴いたしょうおんさん、心より感謝しております。
以上

投稿者 tractoronly 日時

企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 を読んで

格差という名の身分制度ができ、多くの低賃金な人がその境遇に喘いでいるのはなぜなのか、本書を読んではっきりと理解が出来ました。

ビジョンを語るトップ(もしくはそれに近い人)が莫大な利益を手にし、比較的高給取りの世界中から集められた「仕組みを創れる」人材がそれを形にして、世界中に何億人といる交換可能な人々が低賃金で製品を製造したり販売したりする。
当然トップや仕組みを作れる人は交換が容易ではなく、その付加価値に応じて賃金が上がっていく。
しかも階層間の移動は不可能、もしくは極めて困難ときている。
(その付加価値の上げ方、階層の移る方法を教えてくれているのがしょ〜おんさんのメルマガだと思いますが 笑)

本書の趣旨をざっくり言うと「資本主義ってこうゆうものだから、会社組織に属してやっていきたいならこれくらいのことはやらないといけないよ」というように思える。

対して、先月の「放っておいても明日は来る」に登場する人たちは組織に属さず、自分で道を切り開いた方々ばかり。
自分一人か仲間の少数で生きていくならこちらは最高の指南書となるだろう。

ただ、自分がどの階層にいて、どの道を目指すにしても絶対に外してはいけないポイントはあると思う。
フォックスコンで働く民工でもチャイナドリームを夢見ていたり、帝国のトップがビジョンを語ったりするのは本質的には同じことで、夢や希望を持って仕事を楽しむことがそれで、それを持てない人は何をしてもダメであろう。

投稿者 wapooh 日時

11月課題図書『企業が「帝国化」する』を読んで
 本書で取上げられるアップル、マクドナルド、エクソンなど著者がいう「私設帝国企業」は自らの経済成長をひたすら目指し、市場でも政治でも巨大な権力を握り、市井の消費者からお金を得るシステムと安い労働力を搾取するシステムを世界的レベルで構築している。その結果、便利さや快楽を享受する人々と悲惨な労働条件や環境汚染に苦しむ人々が産まれている。例示が非常に身近な製品であるだけに、イメージがし易かったのだが、
「結局、今この時代の日本に生きているサラリーマンの自分は、世界的な何らかの(アメリカ資本主義的を普遍化する)流れに取り込まれていて、進んでいるのだな」
本書を読み終えて、経済・政治・歴史(特に戦争)に関心も知識も浅い頭で感じたことだった。
では、流されるとして、どうやって生きていくのか?
先月の課題図書にそのヒントがあり、それは『好き』を仕事にして正面から向かいやり抜く姿勢だと聞いた。最初から『好き』もあるが成り行きで『好き』でもありの生き方。
自分の中では「主体的な姿勢を持ち、自分で意識して決めて、生きる」機会が多い生き方、無意識に流されないようにしたい思う。
迷う中で、思い出し7月の課題本の「不平等が健康を損なう」再読した。自分のあり方を考えた時気になったのだ。当時は読むのに苦労したのに、今日は2時間でより鮮明に読むことができた。
『経済的成長』の先には社会関係資本の低下が起こり、人々が信頼関係を築けなくなり破綻する、とあった。
「信頼関係」自分においては仕事では自己使命感と遂行する満足感、他人とは赦し受容れられる安心感。それが保たれるには余裕ある労働報酬が必要。
決定権もしくは自分の考えを反映できるポジションに位置することが、まずは基本なのだと教えられた。
先月の消えた感想文では行動目標を立てたのだが、途中で終わってしまっているがこの点をクリアして将来に備えてようと取り組んでいる。後半月かかりそうである。16年の中で、時に「頑張らず時間を消費するための出勤」をしてしまい身に付いた思考停止の負の姿勢。これを克服するのに時間がかかったが、この一月、朝と休日机に向かい仕事のアウトプットをし、ようやく毎朝机に向かって1時間はものを書き続けられる姿勢が定着してきた。

著書の松井氏、一冊目は『アップルという外資企業でいかにスマートに生きてきたか』を説いていて朗らかな内容だったが、一点二冊目の本書は、一転して気迫を感じる目線広く奥行きもある。本文中に、アップルを退職し、興した事業が軌道に乗るまで貯金を切り崩す生活だったと書いてある。異国の地で家族も背負い、それなりに精神的に苦しかったのではないか、と感じたのだ。『苦しいときこそ人は何を感じ、見て、受け取るか』なのだとすると、松井氏は一段も二段も上から物が見えた。おそらくアップル時代からの視野の広さや関心・理解があってのことだとは思う。両方を読むことで気になった点だ。


課題図書がゴールではなくて、そこを起点に読書と行動を広げられるってこんな感じなのだろうか、とうっすら感じた一ヶ月間でした。まだまだ甘いのは承知です。来月もまだこの世界を引きずりそうですが、苦手だった分野なので少しでも吸収したいと思います。今月も機会を頂き有難うございました。

投稿者 nkatani 日時

自分が感じた資本主義の形が今まさに実現されている。
とこの本を読んで感じました。

商品を可能な限り安く生産し、可能な限り高く・多く売り、
そこから得た利益を元に、さらに利益を増やす。
行き着く最終点などくひたすら資本の膨張を繰り返していく。
(限界はありますが)

代替可能な人々の賃金はどんどん削られ、
そこから得られた利益は頭のいい人間の人たちの元に集まっていく。
そうして人間が使い切れる量を超えて集まった資本はどうなるのか?
と思うと、やりきれない気持ちになりました。

本の後半やあとがきで、
「創造性を養わないとこの先生きていけない」
というニュアンスで話が書かれていましたが、先月の課題図書を読んだ内容を思い出し、
「創造性を養えなくてもそこそこ生きていけるのではないか」
と、思いました。
最悪でも先月の課題図書の中に書かれている一部の方のような、
ハチャメチャな人生になってしまうだけで。

と思うと、自分が今後とるべき生き方が見えてきたように思います。
どうせなら、好きな事をやろう。好きな事なら楽しんで創造性を養っていけるし、
その道が間違っていても、豊かにはなれないかもしれないが、幸せにはなれるのではないか。
そう思いました。

投稿者 19750311 日時

最初の読み始めは、転職した会社で経営層に入った事により、有能なマーケティングや営業がいなくても黙ってでももうかる「仕組み」を作るのが理想的であるとの考えから、やはり世界的な大きな企業はしっかり仕組み化されている事に関心しました。

しかしながら中盤から後半にさしかかり情報管理等のトピックに入って来ると、読みながら個人的な視点も強くなって来て、今後の世界で生きて行くには、自分の見識でしっかりリスクを把握した上で行動して行くべきだと考えます。

投稿者 Bizuayeu 日時

前回の課題図書とセットで読もうという言葉がありましたので、
何故セットで読む必要があったのかということを考えてみました。

前回の課題図書は、自分のやりたいことに邁進し、
小さくとも自分の食い扶持を作った人々を紹介する本だったと思います。
今回の課題図書は、帝国と呼ばれるほど高度に効率化した、
利潤を生み出す仕組みを育てた企業を紹介する本だったと認識します。
スケールは違いますが、どちらもお金を稼ぐことが根底にあります。

彼らは何故お金を稼げるのか。スケールの違いや効率性は一旦無視すると、
両者ともに何らかの価値観を具現化しているような気がします。
前回の課題図書の著者は冒険が好きで、冒険の世界を本にすることで
生計を立てています。今回の課題図書で紹介されたアップルは、
ジョブスというカリスマのアーティスティックな感性を
頭の良い人たちが現実にしていったことで帝国になったように思います。

規模の大小はあれ、まず価値観が最初にある。
それがお金を稼ぐ原動力になっている。
何が良い/悪い、何がすごい、何が美しい、
それを切り分けられる価値観が優れているからこそ、
これが価値であると市場に問うことができる。

であれば、他人任せでは無く、自分の頭と体で物事を解釈し、
自分の価値観を磨くことが重要なのだろうと考えました。
これが、前回と今回の二冊を通して抽出された私の学びです。

投稿者 kawa5emon 日時

カレンダーの日付を間違え1日遅れとなりましたが、投稿致します。

 まずは、先月の課題図書と2冊を紹介いただいたことで、自分が迷っている今後の生き方に大きな示唆を得られました。またまた手放せない本を紹介いただき、本当にありがとうございます。

 今月の課題図書は、自分が置かれているポジションを客観的に理解し、更に世界最先端の特に「私設帝国」のオペレーションを感じながら、今後どう生きていけば自分の生きている価値を最大限に感じられるのか?をかなり具体的に解説してくれる本でした。

 特に最後の章、「ではどうすればいいのか?」は海外経験が初めてではない小職には、グサグサと刺さる内容ばかりでした。再度認識させられ歯痒かった、もしくはそうだよなと感じされる内容ばかりであり、読み止めることが困難でした。

 今回の図書で解説の「勝者総取り」の構図と、先月図書の「個」の自立。
これからの生き方は否応なく、「個の自立」が遅かれ早かれ問われ、自立できなかった者には大樹の陰で選択肢の少ない生き方しか残されていないのだなと痛感させられました。社会の主要な構成組織を、国(政府、役所など)、企業、個人の3者とした時、国へ頼る時代は企業の自立、グローバル化と共に終焉し、ではそこで個人はどうするのか?どうすれば「個」としてどの構成要素にも飲み込まれない生き方が出来るのか?その考え方へのアシスト本でした。
 
 読了後の共感点として、「持ち家が自由を奪う」は特に共感せずにはいられませんでした。周囲の反対を押し切り、その考え方で今まで生きてきたので、自分の判断に一定の自身を持てました。

 では今後はどうするのか?ですが、欧州各国のローカルメンバーとより深いやりとりをすることで、こちらの文化や歴史、また各々の思考回路などに直に積極的に触れていきたいと思います。そして欧州には多くの「世界を作った歴史」がありますで、その辺りも時間の許す限り触れていきたいと思います。
 そのような日々が、本書で触れられている「簡単には真似出来ない他者との差別化」になると考えています。創造性の鍛錬は異文化との接触による喜怒哀楽によって更に強化されると確信しています。いつ訪れるかわからない「アート」を楽しみたいと思います。