ログイン | 新規登録

第26回目(2013年6月)の課題本

 

6月分課題図書は・・

出口汪のメキメキ力がつく現代文 (ライブ1)

 

元々大学受験を目指す人向けの本で、リアル書店では参考書のところに置いて

あります。

童心ってのは言い過ぎですが、学生時代に戻ったつもりで勉強してみましょう。


ちゃんと読めば、あなたの日本語力がアップする事間違いなし。


社会人が大学生以下の日本語力でどうする!ってつもりでやってみましょう。

【しょ~おんコメント】

今回は6冊セットの最初の1冊をご紹介したんですが、すでに全部買って勉強し

ているよという人が何名かいるんですね。


そうそう、本というのはシリーズ物は全部読むのが基本なんです。


という事で、そういう人の中から選んでみようと思い立ち(私の独断と偏見で

選んでおります)、じっくり読み返した結果、今月は「omieakanat」さんに差

し上げる事にしました。初受賞おめでとうございます。


『この本を読んだら、頭の良い人の頭の使い方が分かりました』というコメン

トがステキです。

そうなんですよ、頭の良さって実は論理力なんですよねぇ。



【頂いたコメント】

投稿者 ktera1123 日時

出口汪のメキメキ力がつく現代文ライブ1-論理の構造-を読んで

月末(週末)に社員旅行で国内にいないので早めに投稿します。

高校まで12年間、国語の授業をうけてきましたが、「本講義の受講にあたって」にもあったようになんとなくこれかなでどうにかなってきたので、当たり前のことをやって「論理力」を鍛え頭の使い方を変えていくと書かれていたのもあり、まっさらな頭にして(エポケー状態)学生時代に返った気持ちで読み進めました。

問題を解きつつ、回答についての解説を読み進め、あっていたところは解説を読みそのとおりと納得し、間違っていたところはなるほどそういう考えたでとらえればよいのだと反省し1冊分の問題を解き終わりました。

論理的にものごとを考えるには、文章をよんで論理的に考える、言いたい内容は何か的確に把握することが重要で、そのことができれば速読の際にも要旨が容易に把握できるということが分かりました。

国語力を鍛えることができれば、他のことについても把握することが容易になることもあり、この本に出会えたことをきっかけにもう一度国語力を鍛えなおしていきたいと思います。良書を紹介頂きありがとうございました。

追伸
感想文を書く(アウトプットする)前提で読むと何となく読んでいた時より深く理解することができるようになってきているようです。まだタイムラグはあるのですが、課題図書に関することの情報が目に飛び込んでくるようになってきているようです。(例:先月の課題図書の作者の方との対談が6/23の新聞記事にでていました。)

 
投稿者 ntotheg8 日時

学生時代「理系だったので」と言い訳しながら
現代文にあまり触れずに生きてきたのですが、
最近この歳になって、読めと言われるドキュメントや届くメールが増えてきまして
日本語の重要さを感じておりました。
子供にも特に塾などには行かせていませんが、
2歳ぐらいから、とにかく本はたくさん読んで上げるように心がけています。


本文にもありましたが、数学と現代文は近いということで、
結局、ロジックを読み解けないと解答できないか
解答できても頓珍漢な内容になってしまうので、
いくら残業しても成果が出ないと言ったことになってしまいます。
逆に、客先にお伝えするときも、ロジックがはっきりしてないと、
何度もコミュニケーションが発生して、効率が悪くなります。

学生時代も文法の勉強は有りましたけど、
なかなかわかりやすく説明してもらったことはなかったので、
「~についてどう思うか?」という問に対して、
本気で自分が思ったことを書いて"✕"をもらっていたいました。w

そもそも、国語は自分で本を読んでセンスを磨いていくしかないと
思っていたので、こんな形で解法のポイントがまとめられているものが
あったとは正直驚きました。

一回読んだだけですぐ国語力がアップするものではないと思いますが、
意識しながら文章を読むことで理解のスピードを上げて行きたいと考えています。

今回も面白い本を紹介いただきまして
ありがとうございました。

 
投稿者 akiko3 日時

「出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1 論理の構造」を読んで

気分は“35歳の高校生~”で、早速、問題にチャレンジっ

…浪人決定(←コテンパンにやられて、どうする!っっ)

合格が目的の現役生にとっては、凹む結果でも、おばっ…私にとっては、論理が読み取れるようになることが目的。いわば、人生を遊んでいるおばっ…私だから、気を取り直して、出口先生の講義に集中!集中!
そして、再度問題に取り組んで、また間違えてしまったものは、解説を読み、問題を見直し、理解できているかを押さえ直した。この方法は、先般観たNHK教育の“テストの花道”でもちょうど紹介していた。(この番組は、高校時代の無駄に過ごした分を、今からの学び直しで活かせればと時々観ている。)

日本語は無意識に感覚的に使っている。一応、他人との会話において、「意味不明…」とシカトされることなく、不自由なく、争いに発展することもなく使いこなしている。(唖然とだったり、ムッとさせることはあるかもしれない。ごめんちゃい)
英語は、学校教育で文法から入っている世代だが、中2の文法で躓いているので、あまり教育上の弊害は受けていない。英語ワカリマセーン時代の後、会話集を覚えたサバイバルイングリッシュを経て、やっぱり英語で何かを理解する為には、文法が大切と時々勉強するので、出口先生の講義にはわが意を得たり。(会話は、内容に加え、瞬発力や慣れもあるので、全然使わない現在は…涙)
もう1つ、中国語の音が好きで、ただちんたらと音楽代わりに聞いていたが、やはりその言語のルールを知らないと、いつまでもただの音でしかないんだし、ちんたらしているだけで目標がなければ、無意味な時間になってしまうと思ったらあせった。そこで、初歩の初歩の基本がわかる本とCDで、まずはルールと音をInputすることを目的に、ちゃんと勉強することにした。目標は、2ヵ月後に、北京出身の中国料理の先生に中国語で話かける。喋れると楽しいし、自分の世界が広がるから。人生は遊び♪

 出口先生の講義を読み終わり、3度目には、なんとか長文を読むのに、目が泳がなくなって、わかるって楽しいと思えた。まだ論理の入り口に入っただけだが、日本語の上手なちゃんとした大人になることを目標に、残りのシリーズも読破したい。もちろん、夕方の公民館の自習室で、近所の高校生に混じって…

 
投稿者 magurock 日時

「出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1」を読んで

問題の正解率は80%といったところだった。
今までは、文章を流し読みし、質問を読んでピンとくる感じで答えていたが、それだとどうしても頭打ちで、それ以上の伸びしろはなかった。
本書ではしっかりと文脈を読みとって道筋を立てて理解し、正しい答えを導き出す方法を教えてくれるので、自分の限界をブチ壊してくれる感覚が気持ちよく、ワクワクと読み進んで行かれた。
問題になっている文章の著者の身になって考える、というのも大事ということがわかったし、理解力が増していくのが実感できて、すがすがしい思いだった。

「近代」という概念について書かれている箇所がとても興味深く、目を見開かされる思いだった。
西洋化を押しつけられ、急激に合理主義、物質中心主義、生産主義が成功し、そして行き詰まった近代化。
効率を求めるがゆえのアイデンティティの喪失。
こうしたモダニスムという背景を理解できていないと、現代評論の真の文章理解はできないという。

文章を読み解くにはテクニックだけではなく、日ごろからの知識の積み重ねも重要なのだと実感。
そしてそれは、かの本を早く読むワザへの近道だな、と思った。
様々な時代背景を知ること、文章の法則を理解すること、その他もろもろの知識を蓄積させること。
それらを身につけることは、まさに速読をマスターする上で欠かせないことで、それらがあってようやく速読へのスタートラインに立つことができるのではないか。
実際、本書を読み終えてから他の本を読んだところ、以前よりかなり早く読むことができた。
このところ伸び率が滞っていたので、心底嬉しい!

どうしても速読法を自分のものにしたいと強く思う私にとって、まさに名著!
とてもためになる一冊だった。
ありがとうございます。

 
投稿者 t1100967 日時

以下、「出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1―論理の構造―」
を読んだ感想です。

私は大学受験時代に出口さんの書籍を使って勉強をしていました。
当時読んだ記憶が残っており、
今回の書籍の内容はすんなりと理解することが出来ました。

・数学と国語は実は近しい
・国語は論理力
・論理力は社会人になっても重要
・論理力があると相手の話がすぐに理解できる
・論理力を身に着けるには言葉を正しく使う必要がある
・文章の論理を抑えるには接続詞が重要

上記のようなエッセンスは、常々自分もそう思っていた事柄です。


■感動した点

そういった背景を持つ私が、今回この書籍を読んで感動した点を述べます。

それは、「われわれは言葉で世界を整理しながら生きている」
と書かれていた点です。

なぜ感動したのか?その理由は以下です。

「世界は混沌そのものであり、
人間は言葉を使って、自分たちが理解できるように世界を整理している。」

という説明は、しょうおんさんがメルマガで仰っていて、私もその通りだと思っている、

「人間の価値観(=その人にとっての世界)は自らが使う言葉によって規定されている」

という考えと合致していたためです。

聖書の文句の引用も、グッときました。
確かに「初めに言葉ありき」とは考えてみると不思議なのですが、
まさに、人間にとっての世界の本質を、見事に突いていると思いました。

語彙を増やすことが世界を広げることであり、
ポジティブな言葉を多く使うことが、
自分の世界をポジティブなものにすることである。
そういうことなんですよね。


■自分が変化した点

次に、この本を読んだ前と後で、自分が変化した点は以下です。

この本に問題文として掲載されている河上徹太郎氏の「風邪熱談義」を読んでいて、
ふと、「なんでこんなに面白いんだろう」と思いました。

日頃読んでいるビジネス本や小説に比べて、明らかに面白い。

恐らくそれは、対比、例示、引用、抽象化と具体化。これらを効果的に使い、
自らの主張に説得力を持たせるスキルがうまいのでしょう。

「風邪をひいて寝ていることは最高に健康なことだ」

というレトリックを展開し、そこから現代のレジャー観、
そして時間観まで論を膨らませるテクニックに、
非常に感嘆しました。

自分もこのようなスキルを習得したいと思ったことが、
今回の課題図書を読んで自分が変化した点です。


■今後のアクション

上記のスキルを習得するためには、
まずは論理力をもっと鍛えることと、そういった技法のストックを増やすことが
必要だと思っています。

そのため、まずは、この出口氏のシリーズを全巻読んで学習したいと思います。

その後は単純にインプットとアウトプットを増やすよう、
しょうおんさんが紹介していらっしゃる評論文はもちろんのこと、
多くの評論文を読み、そして技法を意識した書き方で
自分のブログの文章を書くようにしたいと思います。

以上

 
投稿者 fingerxfrog 日時

課題図書「出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1-論理の構造-」を読んで

 現代文の試験は高校生以来だ。曲がりなりにも活字を友とすべく日々を過ごし、ある程度の点数は取れると思っていたが、玉砕だ。案の定、文章も設問も一つ一つ意識せずに漠然と、まさになんとなくザックリ感でやったのがよろしくない。さすがにこれではいけないと額を叩いて、なるほどと膝を叩いた事を命の題として試みるわけだが、なんせ大口叩いた大風呂敷になりかねないかいささか不安だ。

 論理立てて話すのが苦手だ。筋道立てて意識し話そうとしているが、順番、そう主語と述語がおかしい。例えば仕事での報連相、結論を先に伝えるのはいいのだが、それまでの経緯を話し始めた途端、ぜい肉過多のA’になってしまい主旨がぼやけてしまうことがある。
 なぜならば、根本的な己という命題である、頭蓋骨と背骨が弱いままなのだ。
あるいは、海老の天ぷらが出てきたはいいが、衣ばかりでなかの海老はまるで紙縒りみたいとでも言おうか。そんな貧相なままの己を庇うかのように、飾りまくったA’を駆使しし、弁解じみたコトノハで糊塗している自分がいる。
 つまり、人目を意識しすぎた自信のなさが、保身となり言葉の節々に表れ、簡潔に主旨と命題をまとめる事ができないのだ。
だからこそ言葉の構造を習得するのと同様、己の思考構造を理解し、骨を強くするよう身につくまで徹底して意識しアウトプットする事が、自分には必要なのだ。

 大学の試験問題ってだけでココロが萎えそうじゃないか。
長い文章はどれどれなんとも小難しい表現ばかりで、なおさら言いたいことがわからない。
 そこで気になる所は線を引けと。漠然と読んでれば内容がわからないのは当然だ。なるほどそこから命題を思われるものを洗い出す。文章中の言葉はひとつの意味しか持っていないのだから、主語と述語をまとめれば曖昧模糊とならずに要点が分かるわけだ
。天ぷらの衣の香ばしさに惑わされてはいけない。
 「しかし・つまり・だから、、、」等といった接続語/指示語は答えを導き出す為の記号である。これはわかりやすい。これはまるで英語のマークテストと同じではないか。設問を読むときのみ、必ず文脈を押さえる、意識して読む。キーワードを見つけたら
目を皿にしてブンショウの前後を吟味する。そこには対立関係や前後の言葉のつながりから文脈が読み取れるのである。
 選択肢の客観問題であれば、同じ言い回し・表現を見つけ出して、筆者の命題と突き合わせをすればいいだけのことなのだ。選択肢では一般的言い方に表現が変わるのである。いかに抽象化できるかの訓練だ。これを基に文脈の関係を紐解いて(見つけて)ゆくのはどれだけおもしろいことか。言葉の規則に従って問題を解決すればすべてが解ける。
 
 しかしながら言うは易し。「分かる」為の勉強を継続してゆくのだ。
他から学び、自分の中に落とし込み、そして繰り返し繰り返し問題を解く。文章の主旨・命題の理解と、どういった事を論じたのかが分析できないのであれば、自分で説明出来る訳が無い。つまりそれは、ロジカルに言葉を表現できないのと同じだ。
 だからこそ、これからも現代文の勉強はやめない。なぜなら、自分にとってそれはまさに、"must to have"だから。

 
投稿者 BruceLee 日時

本書により、論理の重要性、また自分が今まで如何に言葉をいい加減に、感覚的に
使っていたかを思い知らされた。そして「論理エンジン」が入試だけでなく、
ビジネスを含めた社会全般においても、理解を深めるツールとして機能する事も。

だが、それでも敢えて主張したい。
「全てが論理で整理出来たら、人間世界は実にツマラナイ!」
人間はハッキリしない部分、不可解な部分へのトキメキや恐れがあるから面白いのだ。 
泥臭くて、アホで、嫉妬深くて、チョッとしたことで気持ちがコロコロ変わる生き物、
それが人間であり、人間は論理だけで割り切れないのだ。何故か?
人間は感情の生き物だからだ。どんな論理を持ってしても、頭では理解しても、感情は
それとは別の次元で働く。それが人間の魅力でもあると思うのだ。その最たる例は何か?
過去を振り返れば誰もが経験している筈だ、そう、恋愛だ。これは論理では片付かない。
極論を言えば人が人を好きになる、嫌いになるのに論理的な説明など要らない。
だから恋愛は論理では割り切る事の出来無い、実に非論理的な世界なのである。

しかし。。。折角このタイミングで邂逅した論理エンジン。ここは少し態度を柔軟にし
考察してみたい。その非論理的世界の代表である恋愛を、敢えて論理的に、有利に
進める事は出来ないものだろうか?「ココロの教科書」P20に「絶対にフラれない告白法」
というのがある。これも悪くはない。しかし、より誘導的、先導的に論理を活用出来ない
ものか?言ってみれば究極の口説き文句はないだろうか?偶然ではあったがこんなセリフが頭に
浮かんだ。

「潜在意識では、君は僕の事が好きなんだね」

実際、このセリフを発した瞬間、相手はどんな反応を示すだろう?幸運にも相手が元々
貴方を好きだった場合や相手のノリがよく「あれ~何で分かったの~」などと、軽く
返してくれる(それは単に流されたということだが)場合を除き、

「はぁ?別に好きじゃありませんけどっ(怒)!」

と返されるだろう。でも、怯む事はない、さあ、論理展開を始めよう。ご存知のように
人間が知覚してるのは顕在意識レベルであり、「好きじゃありませんけど」という
相手のセリフは当然、その枠、つまり顕在意識領域を出てはいない。一方、貴方は
「潜在意識では」と前置きしており、それは相手も知覚してない意識領域の話をして
いるのだから、議論のステージが異なるのだ。はっきり言ってしまえば「潜在意識で」
と言った時点で、相手には反駁の余地はないのだ。何故って、相手の気付いてない領域
の話をしているのだから、何を言ってとしても論理矛盾となり、結果的に何びとも貴方
のセリフを否定出来ないのだ。そうすると議論は別のステージに移る。そう、相手が
貴方の事を好きか否かという問題ではなく、
「何故、貴方は相手自身も分かっていない、相手の潜在意識の事が分かるのか?」
という論旨に切り替わるのだ。こう問われたら、どうする?答えは簡単、適当に何か
言えば良い。例えば「相手の仕草」とか「声のトーン」とか、褒め言葉なら何でも良い。
何故なら、それらは貴方が感じた、相手が気付いていないかもしれない相手の魅力の
事であり、相手にとっては、自分が今まで気付いていなかった自分の新たな魅力となり
得るからだ。結果、何を言われようと、褒め言葉である限り、相手にとって完全否定する
必要性は全く無いのである。つまり、ここでも貴方のペースで話は進むのだ。大切なのは
「僕には分かるんだよね~」という貴方の自信満々な、でも決して嫌味のない態度なのだ。
ここで与えるのが不信感か、安心感か。。。人生なんてこんなところで決まってしまう
のである。勿論、どちらにせよ大概は相手が直ぐに貴方に好意を持つとは限らない。
しかし、ここに人間が非論理的である最大の前提がある。

「人は自分の事が一番分からない」

のだ。故に暫くするとアーラ不思議、相手は自分の潜在意識下を彷徨い始め(た気になり)、
「あれ~もしかして私、○○さん(貴方の事)を好きなのかな~」 と意識し始めるかも
知れない!そしてある日「もっと話を聞かせて」と、向こうから近寄って来る事のである!
。。。と約束は出来無いまでも、ただ一方的に気持ちを告白するよりはずっと期待が持てる
論理展開なのである。と、ここまで論理的に考察を進めたつもりだが、どうだろうか?
もしかすると、この時点では説得力に欠けるかも知れない。上記はあくまで仮説であり、
実験データが不足しているからだ。そう、万人が納得出来る根拠を示せないなら、論理的とは
言えないだ。では、是非自ら実験を進めデータを集めよう。。。と言いたいのだが、残念ながら
既婚の身でこういう実験を実施するのは李下に冠を正すようなもの。よって、ここは是非、
独身男女諸氏の協力を頂きたいところである。実際に意中の相手にこのセリフをお試し頂き、
その結果どうだったか後日レポートして頂きたいのである。その実験結果により論理的に人を
口説くのは可能か否か、という問題の論文にまとめてみたい。勿論、確度考察の観点で母数も
重要データとなるので、好まざる結果だったとしてもご報告頂きたいのである。

宜しくお願いします!

 
投稿者 kd1036 日時

本書を読んでいて感じたことは、実に面白い、という事でした。
 何が面白いかというと、高校まで勉強していたはずの現代文で知らないことが山ほどあるのだ。あれっ、今までは何だったの??という感覚が実に心地よかった。
 自分は、本文に書かれているとおりの何となくでそこそこの点数の取れる人間で、現代文は勉強しても無駄だと思っていた。ただし一番の得意科目で試験の際の鉄板の得点源としていました。という事でバリバリの文系人間だと自分をみなし、物理・数学は向いてないんだと放り投げてしまった高校生時代。まさか論理を読み解く力が不足していただけで、理系分野に不向きではなかったのかもしれないと知らされた時は・・・、別に後悔することもなかったですね。これから理系方面の知識のインプットにも前向きに取り組めそうです。

 現代文の解答をする際に、問題として取り上げられるものを読み解くための基礎知識の部分がこれまた面白かった。
 産業の発展と人々の生活や思想の変化の変遷などの解釈を改めて聞くと、なるほどと思う部分が多々あった。
 自分が感じている違和感がずっとあります。時間は全ての人に等しく(本当は等しくないのかもしれませんが)存在します。という事は各人の時間はその人のものであって、そこを何故わざわざ仕事とプライベートで分ける必要があるのだろう?という違和感です。  
現代の変遷の結果、その構造が出来上がってきたと自分は解釈しました。おそらく全ての事項を能動的に選択し行動するより、受動的に決められた行動を取るほうが負担が少ないと感じる割合が高いのだろう。確かにそれでよしと感じている層に敢えて何かを言う必要はない。そうではない方向を望むなら、それはそれでそっちに行けばいいだけなのだ。

ライブ1という事で、シリーズ全部をまずは読もうと思います。物心ついた辺り以降の学生には、是非お薦めしたい1冊でした。

 
投稿者 sumio 日時

出口汪のメキメキ力がつく現代文 (ライブ1) 感想

8月2日から7日まで開催される、全国的に有名な青森市の「ねぶた祭り」。
古今東西の伝説や歌舞伎の題材をテーマにした大燈籠、
そして、笛、太鼓のお囃子にあわせて狂喜、乱舞する日本三大祭りのひとつ。

大燈籠は、木で骨組みを作り、針金で肉体の立体感を出します。
その上に紙を貼り、色を塗り、内部に血管のように張り巡らせた
電飾を点して北国の夜空を焦がします。

本書を読んでイメージしたのが、ねぶたの製造工程。
そして、素のままの状態にしたねぶたの骨格=「論理エンジン」
であると思いました。

文章について、一番言いたいことは何か、
レントゲン写真のように見通す力。
「論理エンジン」素敵です。

・言葉の規則に従って考ること。
・論理というのは関係性。
・意識するから分かってくる。
・「言葉のつながり」を考えること。

いままで上記のポイントにまったく無頓着でした。
自己流でよくまあ様々な文章に接してきたものだと思います。

課題図書のおかげで文章の構造、規則性に意識が向きます。

余談ですが、河上徹太郎氏「風邪熱談義」の文章に教えられました。

「あくせくレジャーを求めて、どれだけ心身ののびやかさと解放感が得られるのか?
実は勤労生活をちょうど裏返しにした時間の縄の目を、ノルマを遂行するために
勤勉に辿っているだけなのである。」

丁度、旅行プランニング中で、あれもこれもと欲張りなスケジュール
詰め込んでいたところでした。
本来の趣旨に照らして計画を見直すことができました。

河上徹太郎氏からのアドバイスというプラスアルファーの効用まで
本書からいただきました。

ありがとうございました。

 
投稿者 morgensonne 日時

出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1 - 論理の構造 - を読んで


現代文の読み解き方の本であるが、ビジネスにおける日本語の使い方などにも
応用できる内容でした。

学生の時は、国語よりも英語や数学などの他の教科を勉強することに重点を
置いていました。
受験のためという意味では、英語も数学も必要かもしれません。
しかし、社会に出て仕事をしていくうえでは、まず日本語、つまり国語の能力が
必要であるということを、いまさらではありますが、再認識することができ、
良かったと思います。

仕事のうえでは日々多くの日本語の文章に触れていますが、
言葉の規則、論理を深く考えず、自分の経験でそれらを読み解き、
解釈していると思います。
また、人の書いた文章を指摘したりすることが多々ありますが、
それも論理的に説明しているわけでもなく、カンと経験によることが
多いと感じました。


文章を正確に読み取るには、
 ・文章の命題をとらえる。
 ・その文章の要点をつかむ。
 ・言葉の規則に従って読み解く。

ビジネスの課題解決もそれに近いのではと感じました。
 ・目的を明確にする。
 ・問題点の真の原因を見つける。
 ・手順(手法やルール、納期など)に従って解決する。

上記の課題解決という面では、いろいろと勉強して取り組んでいるつもりですが、
日本語という面では、特に意識していなかったので、これからは自分の日本語力を
もっと意識して、インプット・アウトプットをしていきたいと感じました。

今回の本は、リアル書店で購入したが、受験コーナーという学校を卒業以来、
通り過ごしていたコーナーで、しばらくそれらの本を眺めることができ、
面白かったです。
そして、この本を紹介していただき感謝したいと思います。
ありがとうございました。

 
投稿者 ichi 日時

「出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1」を読んで

私は、日本語がはっきり言って苦手です。

といっても外国人でもハーフでもありません。
100%純粋な日本人です。

苦手だと自分で初めて認識したのは、予備校生時代でした。
現代文があまりに解けなさ過ぎて、といいますか
この本でも書かれている、ただ解いて回答見て
分かった気になって終わる状態でした。
その為、模試の成績は50点辺りをいつも彷徨っていました。

当時は現代文の先生がいるにも関わらず、
チューター(担任の先生のような存在)に個人授業を受けていました。
そこから少しずつですが、作者の言いたいことを理解できるようになり
成績も上がっていきました。
大学時代は好きな作家もでき、読書量が増えてきました。


しかし、読書は自分が好き勝手に解釈してしまって終わるので
国語力はついていませんでした。

それは社会人になって痛快しました。メール文は拙いし、
上司から意味が分からないと注意を受けることもしばしば。
何とか乗り越えたいと色々と本を読んだり、情報商材に手を出したりとしましたが
いまいちパッとしない状態が続いていました。

しょ~おん先生の課題図書も毎月読んだり、購入したけど読まなかったりとした
日々が過ぎた後、この本と出会いました。

まずは作者が言う、分かった気になることを一切止め、一文一文音読しながら
考えました。
そうすると、少しずつですが気づいたことが。
それは、論理エンジンとは情報処理。
この方法が現代文を解くだけに限らず、簿記問題を解く、TOEICの長文英語を解く、
何を解くにも基盤であるんだと、自分自身で納得しました。

私は長文英語を解く時には論理エンジンを無意識で使っていたのにも関わらず、
日本語には全く使っていなかったということが判明しました。

今はシリーズ3まで購入し、毎日音読し、意識して解いていますが、
無意識レベルまで到達するよう、じっくりとチャレンジしていきたいと考えています。

 
投稿者 whockey51 日時

命題を探して読んでいく。

まずはこれだけを身につけれれば、80%は良いのではないかと思う。
コミュニケーションでもそうだが、相手が伝えたいことと、受け手側が受け取ったことの
命題が違うからコミュニケーション不足が起こってしまう。

小さなずれが、やがて大きなひずみになっていってしまう原因だといえる。

相手の言いたいことの命題は何か。会話でも書類でも、メールでもここに注目することを気をつけたら、相手とのずれは少なくなってきたと感じている。

まずは命題。

ここに肝を置いて、今後もコミュニケーションを図っていきたい。

medal1-icon.gif

 
投稿者 omieakanat 日時

出口汪のメキメキ力がつく現代文 (ライブ1)

 私は子供の頃から、人との会話が上手くつながらないという
コンプレックスを持っていました。特に社会人になってから、
対お客様や上司相手となると、相手の要望や確認事項を上手く
聞きだせず、会話中に「即座に頭が回転しない」「真っ白になって
しまう」となる状態を繰り返し、徐々にそれが自分のセルフイメージ
になってしまいました。

 頭の良い人、頭が切れる人をとても羨ましく見ていました。
ただ、そんな能力を身につける訓練方法も知りませんでした。
そうした人たちは先天的に頭が良いのだろうとか、自分よりも
IQが高いからだろうと思って、いつも劣等感がありました。


 そんな時、今回の課題本「出口汪のメキメキ力がつく現代文」
を読みました。読んだ瞬間、これこそ私のコンプレックスを根本から
叩き直してくれるメソッドだと感じました。私が生まれてから
感じてきた劣等感を初めて解決してくれる本だと思いました。


この本を読んだら、頭が良い人の頭の使い方が分かりました。
たぶん、子供の頃は頭の良さなんて小さな差だったんだと思います。
ただ、学校での教育の受取り方の差や、育った環境の差で、情報の
処理方法、発信量に差が出るなどして、徐々にコミュニケーション能力
は人によって差が出ると思います。もしこの論理エンジンを子供の頃に
きちんとやっていたら、自分のコミュニケーション力に劣等感を抱くハズ
が無いかもと思いました。

自分で考えろと言う人もいるけれど、自分で考える事自体、正しい方法が
身についていなければできることではないんだと思いました。

だからこそ、頭の使い方やコミュニケーション能力にコンプレックスを
持っている私は、まさにそれらを向上させる具体的な訓練方法が書いて
あるこの本に出会った瞬間に、こんなものが存在すること自体に感動し、
そして出会えたことに感動し、やっと頭を使えるようになるかもという
ワクワクで、いっぱいになってしまいました。


今私はまさに訓練の日々です。メキメキ力がつくシリーズは全六冊、
さらにトレーニングの基礎/実践読解力編、基礎国語力編、勉強法を
まとめ買いし進めています。

その効果は、日常会話の中でも現れ始めました。
まず、相手の話を冷静に聞けるようになりました。
まず、主語は何か、述語は何かに注意し、今は命題なのか
エピソードや例を言っているだけなのか、などと頭の中で
分けながら冷静に聞くことが出来るようになっている自分に
驚いています。また、そうして聞くようにすると意外と
それまで話し上手だと思っていた人も、実は主語が無かったり、
いい加減な話し方をしているなぁと、それまで感じたこともなかった
ことを感じるようになりました。


とりあえず今は、トレーニング本を全冊制覇し、その時に自分の
論理力がどのように上がっているのが楽しみでしょうがありません。

目標は、意識して論理的な正しい日本語を使えるようになることです。
ただ裏の(真の)目的は、仕事上で、まくしたてるように感情を揺さぶる
話し方をする人が昔から苦手なので、そういう相手にも自分を崩さず、
余裕で応対できる力を身につけることなんですが(笑)


しょ~おんさん、いつも素晴らしい本との出会いを提供頂き感謝です。
ありがとうございました。

 
投稿者 Bizuayeu 日時

コンサルタントに転職して、私に最も求められているのが
論理力であるということに今更ながら気付きました。

地頭の良い先輩や後輩が、まるで一を聞いて十を知るように
全体像や問題の核心を把握していく姿を見て、
私とは何が違うのだろうと不思議に思っていたのですが、
彼らは論理的に読み、聞く力に優れていたのです。

ある事象を論理的に把握することでモレやダブリを発見し、
先手を打って施策を打つことで効率の良い構造に整える。

そして、施策を打つ際の納得感をステークホルダーから
得るために、論理的な文書の作成やプレゼンを行う。
つまり、インプットもアウトプットも、論理力が物を言う。

もともとプログラマだった自分には、人工言語の
アルゴリズムの美しさは理解できていたのですが、
これからは日本語の美しさを磨かなければやっていけません。

真剣に、論理トレーニングを始めます。
私は、野谷先生の「論理学」から取り組みます。

 
投稿者 gizumo 日時

「出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1 -論理の構造-」を読んで

カリスマ予備校講師が注目される中、「知らない人の現代文の参考書?!をなぜ今?!」と、毎月のことではあるが絶対に自分では選ばない本を手にとった。
「日本人になぜ現代文?」などど成績の悪いことを反省もせず学生時代は愚痴ったものです。
「文章は量!」とばかりに書きなぐり、「こんな言葉知ってます!」とアピールしたいばかりに知ったばかりの単語を並べ…。
その結果が、論文・論理は超苦手、書いた文章を理解してもらえないのは「相手の理解力のせい」、自分が理解できないのは「文章が悪い」と責任転嫁。

そんな状況ですから、この課題図書の「はしがき」と「本講義の受講にあたって」「論理エンジン」を読んだだけで目からウロコがボロボロ、ガラガラと剥がれて落ちました。
そして、心からこの本に出会ったことに感謝し、できる事なら学生に戻りたい?!とさえ思い、「生まれ変われる!」と希望さえも持ったのです。

本の中の問題の出来は5割くらい。理解でなく勘で問題を解く限界が出ていましたが、解説が非常に理解しやすかったです。
接続詞や助詞・助動詞に注目して解答を選ぶ場合も、それらの意味や使用法は理解しているのにそれを無視して解答する、という論理的ではないやり方をしていることに気づきました。

なかなか、クリアー出来ない課題を抱える自分にとって、「論理力」をマスターすることが、無限の可能性を秘めていることに明るい希望とワクワク感を持ちつつ、今後のいろんなチャレンジにもぜひ活用したいと夢を膨らませた読了後でした。

 
投稿者 Flair 日時

出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1 - 論理の構造 - を読んで

なるほど。
日本語とはこう読むのか、と今更ながらに教わりました。

日本人を 37 年もやっていれば、日本語の日常会話には困らないわけです。
しかし、論理的に相手の話していることを聞いたり、話したり、
何かを読んだり、書けたり出来ているかと言われると、答えは No といわざるを得ません。

言葉には規則がある。
つながりがある。その順序がある。

今まで言語化していなくともなんとなく分かった気になっていたことを改めて
突きつけられると、なるほど確かにそうだな、と思い返させられました。

あらゆる言語には読む、書く、聞く、話す、という 4 つの動作がありますが、
この 4 つは 2 種類のグループに分類することが出来ます。
Input/Output という種類と時性かそうでないかという組です。

Input は読むと聞く
Output は書くと話す
即時性なものは、聞く、話すという会話。
即時性が必要でないものは、読む書く

この中で自分が苦手なものとしては、書く、があげられます。

物事を書く、この文章もそうですが、ということは (ある程度) 時間をじっくりかけて
行うことが出来ます。
このじっくりと時間をかけて、書くという行為をしていくと、
自分がいったい何を言いたいのかが分からなくなってくるからです。

つまり、自分自身何が言いたいのかがまとまっておらず、そのため何を言いたいのかが
分からなくなってきます。

文章や言葉はつながりであり規則であるということなので、論理的に書く、という練習のためにも、
この場も借りて、言葉の規則性、つながりを意識して自分の言いたいことを、Output し続けて
行きたいと思います。

いやぁ、自分の思いを文章で伝えることって難しいですね。。。

 
投稿者 takizawametal 日時

出口汪メキメキ力がつく現代文
ライブ1




作者の名前を初めて聞いたのは、この本を読む少し前だ
った。

23歳で一億を稼いだという、高名なネット起業家との対
談だったが、「まさかなぁ、、」という気持ちがあった。

出口という名前に個人的に非常に思い入れがあったから
だ。


調べていくうちに、本当にあの出口王仁三郎のひ孫だと
いうことがわかった。

出口王仁三郎のひ孫が、予備校教師になって多くの若者
を教えている、、。

なんとなく、血だなぁ、、と、感慨深くなってしまった。

これは、是非とも【論理エンジン】について調べるしか
ない!と思っていたところで、この本が課題図書になっ
た。


喜び勇んで、ページをめくった。

しかし、序文はあっさりと読めたのだが、肝心の論理の
部分になってスピードがガクリと落ちた。

最初の問題こそ、カンで解けたが2問目からは不正解を
連発。

その度に一節戻って読み直すもんだから、時間がかかっ
てしょうがなかった、、。


でも、読み進めていくうちに論理が段々とわかっていき、
それと同時に自分の間違いの傾向もわかってきた。

なぜかわからないが、焦って問題を解こうとして大事な
一言を読み飛ばしてしまうのだ。


それに気をつけ始めてから、間違いは少なくなっていっ
たが、一講の最後の要約でつまずくだけつまずいてしま
った。

今までは問題文の中から、答えを抜き出す形式の問題だ
ったが、ここで初めて問題分の中にある答えを、自分で
組み替えるという作業が必要になって来る。


これが、感想文が最終日のこんな時間まで押してしまっ
た最大の要因だ。

しかし、変な話、ここからこの本は格段に面白くなって
いく。

たまらない。


しかも面白くなってくると、さらに理解力は進む。

しかし、面白いから例文をもっと味わいたくなり、読む
スピードはますます遅くなる。

というより、自分が勝手に遅くしたくて、遅くしている。

ライブ2はすでに買ってあるが、いつ読み出せるかわか
らない。

巻末の付録が面白すぎて、何度も繰り返し読んでしまう
し、もっと理解を深めてから2巻に行きたいと思うから
読了しているのに、まだ読みたくないのだ。

ライブ6を読み切れるのは、一体いつになるのだろう?

あ~楽しい。


投稿者 wapooh 日時

【出口汪のメキメキ力がつく現代文-ライブ1-を読んで】

 大昔、塾(S台京都校/川戸先生)の授業でやはり論理的に解答するコツを学び、理系の国語だったため点数が急に伸びて感激したことを思い出しました。点数は取れても、実社会では国語力(会話、文章、読解力)の乏しさに躓きつづけて早幾年。
 久々に手にする参考書、期待でペンを握りました。いきなり挫折。設問の意味さえ取り違える程の酷さでした。集中力の低下、胆力のなさに現実を知りました。最初、問題を見ずに解説から読み始めましたが、途中から意味が取れないので問題を解いてみて解説を読むことにしました。
 大事なところには線を引け!ということだったので、日々ペンを手に、この一ヶ月過ぎました。7分の電車の中・昼休み、出張中の新幹線の中、朝の30分・・・完走してみて、集中力と胆力はずいぶんと回復した気がします。それだけでも収穫でした。

 さて、この一月で4回、背筋がヒヤッとする経験をした。
1. ライブ1で自分に対して。問題文・設問の読み違いが多数。日々のメールや文書においても同様の事が無意識に起こっているのではないだろうか。
2. ライブ3まで読み進めて、同じ文章を読んでも、出口先生の様に論理エンジンを働かせて深部まで読み込める社員がいる。ビジネス文書においても同様に、的確に情報を処理し掘り下げて考える事ができる存在がいる、と言う事。その差は大きいのではないか。
3. 現代文の読解には、日本の近代~現代までの歴史的・社会的背景および古典(漢文・古文)の主要な文学史とストーリーなど背景知識が必要(有利)になる。ビジネスにおいても共通の背景知識がある訳で、知ると知らないとではやはり差が付く。
4. ライブ5,6まで解いて(殆ど赤ペン)ことが終わり冷静に見直すと文章になりきらない自分の解答と出口先生の解答とそこに至るまでの明快な論理展開のギャップを比較する度に、見本解答まではいかずとも、先生並みに設問分を正確に把握し、問題文を論理的に読み込んで、さらに自分の言葉で解答を表現しきれる存在がいる。この思考力アウトプット力との差を考えるとゾッとする。

 今回の読書は、解答(記号&文書)による都度のアウトプットと答え併せにより、自分を軽くメタ認知する作業だったのではないかと感じた。取り組むうちに日ごろの自分に関しても以前よりも、感情を伴わずに見つめられた時間が増えた気がする。

 ライブ6の最後「何とか完走しました。大変だったと思うけど、良く頑張ったと思います。・・・解説を聞いて分かった気分になっただけであって、本当に自分で考えて解決したわけではありません。この30題はもう一回、自分の頭の中で説明しなおしてみること。あるいはストックノートにまとめるといいと思います。・・・」と優しく言葉のタオルをくれた。ストックノート、締め切りいのちの課題図書ゆえ、ライブ4と6についてのみ作成してある。もう一度、勢いが残っているうちに朝の電車の中で読み返すつもりだ。

ライブ6までは知り続けたのには理由がある。春に昇進職群転換試験を受けたのだが失敗した。社報の社長年始巻頭言を読み、テーマを決めて、自分の仕事(チーム)における現状把握・課題設定・将来計画を論述(原稿用紙6~8枚,2.5Hrs)する試験だったこと。以前しょうおんさんが「マネジメントの立場の人間なら3行メールはありえない。20行で論理的なメールを書けなくては」と話されていたこと。おそらくメルマガのタイトルどおりの収入を今の会社で実現するには、将来そのランクの実力を認められなくては(さらに会社が存続していれば)ならないことから、論理的思考とアウトプットは必要だと痛感したためだ。とはいえ、あまりに自分の実力との差に、苦しくてゴールを見失いそうになった。
結果が出るかも分からない方向が間違っていることもありうる時間。自己満足とも言える時間。ただ、出口先生の解説には、「言葉とは?また言葉の大切さ」「分かるとはどういうことか」というここ2ヶ月の課題図書を読む中で浮かんだ問題に対する答えが書かれており補給水になった。

そして、6月28日のメルマガを読んで思わず涙が溢れて来てしまった。
 今月頭に浮かび続けた一言。
「こころは大切だ」
ビジネススキルの先にあるもの。あなたを幸せにするエンジン、それは生きて動くこころ。

今月も貴重な機会をありがとうございました。

 
投稿者 sishida 日時

出口汪のメキメキ力がつく現代文 (ライブ1)を読んで

この本は打ちのめされました。

普段、しょ〜おんさんがよく言われている言葉ですが、それが初めて実感として受け取れたような気がします。
曲がりなりにも部下を持ち自分の言葉を持って指導しており、ある程度の自信はあったのですが、見事にそれを打ち砕かれました。

最初、読み進める段階で、主語、述語?こんなの知ってるよ。ふんふん♪楽勝〜♪なんて高をくくって読んでいましたが、応用問題にさしかかったとたん何を言っているのかチンプンカンプン。慌てて問題集を取り外し、線を引き始めました。
悔しかったです。言葉を巧みに操る人はこんな意識でものを見て語っていたのかということと、なによりこんなことを言われるまで理解できなかった自分自身が。

今回、課題図書の内容を今月という時間の中で活かすことができませんでしたが、残りの5冊もどれだけ時間がかかっても読み進め、自分のものにすることを誓います。

今月もご紹介ありがとうございました。

 
投稿者 koro 日時

文章というものは、絵や音楽やダンス等と同じように
自己を表現するための一つの方法であり、
自己を表現する方法である以上、感性の要素が強いものだと思っていましたが、
なるほど、文章というものは、
"論理的である"という事が根底にあってこその表現方法だったのだな、と
今更ながら気付きました。

普段の読書では、読んでいる本に書き込み等をしないのですが、
今回は久しぶりに鉛筆片手に本を読みました。

 
投稿者 nagi1123 日時

普段何気なく使用している言葉、例えばFacebookなどで自分が文字にしている言葉が論理的であるかを振り返ってみました。

最近の若者は、殆ど暗号のような略語を次々と造語し(例:女子高生 → JK)、言葉の言い回しも奇妙です(例:~しましたよ → ~したったンゴ)。

そしてまさに自分も無意識のうちにそんな変な日本語を使っていることに気がついてしまいました。

恐らく、「暗黙の了解」とか「お約束」といった類の、一種の「仲間内の共通言語」のようなつもりで書いてしまっているのだろう。

日本語は、どんどん変ってしまっている。
意味の無い言葉へ。
力の無い言葉へ。

古来からの、本来の日本語は世界でも珍しい「母音言語」(母音を中心とする言語)であり、それが一種の「言霊」の力を持ち、日本伝統の文化を形成してきました。

母音は、例えば人は驚いたときに無意識に「あっ!」と口走るし、痛みを感じた瞬間に「うっ!」と言葉を漏らす。
すなわち、母音とは自然の言葉。右脳に連動した言葉なのです。

私たちは、もっと古来の日本語を大切にしなければならないと思う。
その第一歩であり、基本となるのが本書で説かれている「論理力」なのだと思います。

自分も含め現代の日本人は、言葉の表面しか見ておらず、記号に近い形で言葉を操っているように感じます。
ニュースの文面でさえ、感情を煽るような修飾文ばかりが氾濫し、論理的に読み込まなければ(作者の印象操作に嵌って)意味すらも逆に受け取ることも多い。

特に題字などは、ワザと逆の意味に取らせようという魂胆が見え隠れしているものすらある。
私はジブリ映画が好きなので、宮崎駿監督のニュースに目がとまったのですが。なんと
「声優は、“わたしかわいいでしょ”みたいな声を出す。あれがたまらん」
って尊敬してた監督が、なんでこんなエロオヤジ発言を・・・
と思って記事をよく読んでみたら、「たまらん」が「ムラムラする」の方ではなくて、「我慢ならん」の意味の方でした(笑)。

もう完全に、言葉を上辺だけのパズルゲームの様に扱い、印象操作している。
日本語はどんどん意味のないタダの記号になっていくような気がします。

そんな折りに、寒川神社へ八方除けの祈祷に参ってきたのですが、やはり日本古来の文言は力を持っていると感じました。
(神前で唱えられる祝詞が女子高生言葉になったら世も末ですけどね)。

これを機に、日本語が本来持っている意味を調べ、正しく使いこなせるようになりたいと強く感じました。
先ずは、本書のライブ6までを何度も読み返すことから始めます。

今月も大切な気付きをありがとうございます。