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4月課題図書
ずいぶん昔に、GDPが中国に抜かれて世界第3位になったわけですが、実はあれから日本は
世界の主要国ランキングをズルズルと下り続けておりまして、今や中の上ですらないとい
う状態なんです。そんなヒドい状況を認識せずに、日本の良いところばかりを強調する右
寄りの人と、相も変わらず日本の過去をディスり続ける左寄りの人が混在し、そのため
● 今の日本って、正確なところはどうなってるんだっけ?
という正しいモノサシを持つことが、私のような人間でも困難になっているんですね。そ
こで見つけた本がこれ。とにかく膨大なデータと、そこから読み解ける冷厳たる現状解説
に圧倒されること、間違いありません。そして落ちぶれつつある日本が、これからも世界
の主要国で居続けるために(その地位を再度取り戻すために)、我々が何をするべきかが
語られます。
ここで語られることを、政治家の仕事だとか、エライヤツがやれば良いとか、オレには関
係ないって国民の大多数が考え続けたから、日本はここまで落ちぶれたのだということを、
我々は認識すべきです。そして本書で語られる、これからの日本人が身に付けるべきスキ
ル、能力は、私が日頃セミナーやこのメールマガジンで書いていることとかなり被ってい
ます。それが何かを再確認して欲しいと思います。
後半に書かれる日本のお寒い現状には、目を覆いたくなる切ないファクトがたくさん出て
来ますが、これを読んで自分が政治家ならどうするか?を考えるべきだと思うんですよ。
お子さんがいる人は、子供の将来をイメージしつつ読んで欲しいと思います。
今月は残念なことに、優秀賞、一次審査ともに該当者はありませんでした。
来月のみなさんの奮起に期待します。
「シン・ニホン」を読んで。
①現状理解
GDPでの世界ランキングの下降もさることながらビッグデータの集積などフェーズ1での大敗を認める。15年間一人負けの状態。他国からは「G7を引退した国」とまで言われている状況であること。今後は「すべての産業がデータ×AI化する」(p34)にもかかわらずAIができることとできないことの区別が出来ていない人が大半であること。ほとんどの人がAIを自分の仕事のどの部分に取り入れどのように活用すればよいのかの方策が立てられていないと思われる。まずはこういった状況に正面から向き合い情報産業分野では日本は周回遅れになっているという現状を理解する必要がある。また世界情勢としてはフェーズ1の終わりぐらいにさしかかり、もうすぐフェーズ2へ進行していくという視点も留意する必要があると思われます。
②今からなにをすべきか
今後訪れるフェーズ2・3での急速なキャッチアップが必要不可欠であるということ。データ×AI化のなかで必要となる能力はまずは理数素養だと思われます。もともと数学は嫌いではなかったのですが、高校2年生から文系に進みました。一度は営業職として社会人を経験してから、医療従事者になった訳ですが高校を卒業してから6年間ほど数学から離れていたことで医療系の専門学校を受験するのに苦労した経験があります。
新しいアイデアや創造をしていくなかで気を付けなくてはならない事として「集めすぎ」と「知り過ぎ」です。固定概念や既定路線での考え方や状況判断だけでは知覚の拡大が得られにくく「気づく力」が養われないためです。 若い人がアイデアにあふれ新しい物や事柄に挑戦することを後押しできる社会制度の確立や「ジャマおじ」的な存在にならないようにすることも必要なである。
③未来へ目指すもの
筆者が今後目指すものとして取り上げていることに予防医療です。このことは私が一番共感する部分で、日々の業務で患者さんと接していて何とかならないのかと思っていることであります。医療の現場では、疾患として成立し、診断名がついてはじめて治療できるため、診断名を無理やりつけて治療をすすめるか、診断名がつかないために満足な治療を受けられないといったケースがあります。理学療法士としてリハビリをしていると、ここまで進行する前に何とかならなかったのかと思う場面やもっと早い段階で関われたら身体的につらい思いをしなくても済んだのではないかと感じることが多々あります。予防医療は基本的に患者の10割負担で行われていますが将来的な全体の医療費を削減する意味でも何割かの公的補助があるだけで変わってくると思われます。
現在、新型コロナウイルスの影響で働き方や、業種・業態を再考する機会がまさに今訪れている。現状を把握し、今何をすべきか、そして未来へ目指すものは何なのかを日本人全員が考える時だと感じています。
課題図書の紹介をありがとうございました。
「シン・ニホン」安宅和人著を読んで
はじめから日本のヤバさ(悪い方に)をデータで、しかもこれでもかこれでもかと言うほど見せ付けられて、もやもやと読み進めておりました。「そんなにヤバイのかなぁ…」と思うのが、自分がどれほどぼんやり生きているかの証。次々と現状を見せ付けられ、「日本は日本らしいスピードでやるし…」との思いをなぎ倒される勢い。
今を無難に生きていて感じないこと、気付かないことを認識させる内容に、次には「大丈夫か?」と不安に。「でも自分が生きてるうちは大丈夫っしょ?!」と相変わらず能天気。
しかし自分の知らないところでは、日本の未来に向けて真剣に取り組んでいる方々が存在し着々と進めている事実…。ふと「現在は未来からの借りもの…」と言った台詞を思い出した次第。
大丈夫か?と不安をあおられるもののちゃんと「もう一度立ち上がれる!」と言う希望も見えてきて、「では、自分は今何をすべきか?」深く考えさせられる読了。
この時期にタイムリーな本と出会えたことに感謝します。
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