オートキャンプ場に行って来ました

さっそくキャンピングカーで出動して来ました。
まず最初は近場の方が良いだろうということで、山口県の十種ヶ峰(とくさがみね)オートキャンプ場を選択しました。オートキャンプ場って行ったことが無かったので、基準も何も無かったんですが、あえていうならAC100Vの電源があったということです。100Vの外部電源を利用出来ると、キャンピングカーって自宅と同じ状態になるんです。夏ならエンジンを切ってもエアコンが使えますから。

ところがこれはちょっと失敗でした。このオートキャンプ場がダメだというのでは無く、1日の移動距離が長いのは運転車並びに同乗者に大変な疲労を与えるということに、やってみて気付きました。これが乗用車なら全然ラクなんですよ。ところがキャンピングカーってトラックですから。

2トントラックを荷物満載で運転するのと同じ疲労がドライバーには加わります。これが結構大変なんです。トラックってこんなに走らないんですね。2000ccのガソリンエンジンはパワーもトルクも全然無くて、ちょっとした登り坂でキックダウンしてしまいます。しかもアクセルべた踏みでキックダウンしてもちょっと急勾配の坂だと全然速度が上がりません。おまけにエンジン音がメチャメチャうるさいし。

まぁ、こういうものなのだと思って乗るしか無いんですけどね。もう一つ言えば、カーブでのロールや、道路の段差、継ぎ目でのショックも乗用車の比ではありません。交差点での右折はしっかり減速して、20キロくらいで進入しないと、同乗者はグラグラ揺られてしまいます。おまけに積載した荷物もガチャガチャ揺れますから。サスペンションもトラックのそれ(たぶん板バネ)なので、路面の荒れた酷道は選ばない方が良いと思います。

さらにネガティブなところを書くと、とにかく燃費が悪いんです。ほとんどが高速道路だったのにも拘わらず、順法走行をしたにも拘わらず、燃費は6.5km/Lがやっとです。タンクが70リットルですから、最大で450キロで給油となります。これ結構田舎の高速道路だと心配になります。中国道などでは平気で100キロくらい給油所が区間がありますからね。

ということで、キャンピングカーでそこそこ快適に走れる距離は、高速道路を使っても1日200キロだと思いました。1日で距離を稼ごうとせず、チマチマと移動するくらいがちょうどだと思いました。

で、1日目に十種ヶ峰(とくさがみね)オートキャンプ場に行く前に、立ち寄ったのがこの温泉。

onsen
これはもう、名前だけで選びました。だって願成就温泉ですよ。そりゃ願望実現したければ行くでしょ。

温泉に入ってスッキリした後は、キャンプ場にチェックイン。初めて利用したんですが、とにかく安いのね。大人4名で2泊して1万円ちょっとなんですから。これに炭とバーベキューコンロを借りればお終いです。

写真を撮り忘れたんですが、一区画は縦横10メートルくらいのスペースで、駐車スペースはアスファルトが敷かれていて、お隣のテントを立てるところは芝生が植えられています。これって100平米の敷地ですから、これって東京あたりじゃ家一軒分の土地なんですよね。

お隣との境界のところにACのコンセントがあるので、これを車に接続したらOK。オートキャンプ場ではキャンピングカーは最強のツールです。電気とガスが使えて、冷蔵庫もあれば、家で作れるほとんどの料理が作れます。このキャンプ場は炭は売ってくれますが、火は着けてくれません。他のキャンパーを見ているとみなさん炭の火付けに苦労されているようで・・・私は炭起こし用のお鍋に炭を載せて、ガスコンロでしばらく焼くだけで、あっという間に火が付きますから呆気ないくらいです。

キャンプの楽しみはやっぱり食事。炭で炙ったらどんな食材も美味しくなります。ところがキャンプのガッカリなところは、食器がプアーになりがちなこと。瀬戸物のお皿やガラスのコップなどは割れるのが心配ですし、持ち運びも神経を使いますし、さらには食べ終わった後に洗わなきゃならないという三重苦になるため、多くの人は紙皿やプラスティックのトレーを使うわけですね。でもこれって味気ないんですよ。

私の場合には、割れても惜しくないように、ダイソーで100円のお皿を買っておいたんですが、これが大正解。やっぱりチャンとしたお皿、ワイングラス、スープ皿、コーヒーカップ、こういうのを使うと味が変わるんですよね。これは収納スペースがたくさんあるキャンピングカーならではです。

そして今回持ってきて大正解だったのは、電気ケトルです。800ccくらいのお水を3分くらいであっという間にお湯にしてくれるケトルがあったおかげで、即席のスープを作る事が出来ました。キャンピングカーについているコンロでお湯を沸かすのは大変なんですが、お湯はケトルで沸かして、具だけガスコンロで炒めて調味しておき、それをザッと合わせて味付けをしたらほんの5分ほどでかなり本格的なスープが出来るんです。キャンプ場って夜はそこそこ冷えますし、さらに野外で食べるわけですから温かい汁物があるとスゴく助かるんですよね。これもAC100Vの電源が通っているおかげです。
ゆっくり時間を掛けて夕食をしても、食べ終わったら車の中で寝れば良いだけなので、やる事はほとんどありません。これ、長時間車を運転した人にはありがたみが分かると思います。お父さん的には、慣れないトラックを運転して、キャンプ場に着いたら今度はテントを立てて、居住スペースを準備するってウンザリするものですが、キャンピングカーはベッドに寝袋を敷けば良いだけですから。おまけに夜の天気や気温を気にする必要も無いのは助かります。

こうやって1日目が終わったわけですが、キャンピングカーでの寝心地については次回書きます。

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