今朝は久しぶりに野良仕事をやりました。あと4ヶ月ほどで田植えになるので、その前に土作りをしようと思ったわけです。「田畑は土作りから」とは良く言われる俚諺なのですが、え?それって肥やしを撒くって事ですか?突っ込んだ方はなかなか鋭いです。私のところは農薬も撒かなきゃ、化学肥料も有機肥料もやらない、名称だけでは川口由一氏の提唱している「自然農」に近いと思われているのですが、実態は面倒だからやりたくないというだけのグータラテキトー農法とでも言うべきやり方です。
ところがそのやり方だとやっぱり収量が落ちるのですよ。一年目は田畑がしばらく休眠状態だったためそこそこ肥えていたようで、それなりに収穫出来たのですが去年は天候不順もあってお米は30%から40%も収量が落ちてしまいました。せっかくやるのにこれじゃガッカリだし、知人に配る分くらいは収量が欲しいなあと思ったわけです。で、コツコツと
なんて本を読んで勉強してみたところ、米ぬかや油かすなんかが良い肥料になるみたいなんです。米ぬかなんて近所のコイン精米所に行けばタダでもらえますから、これは良い事を聞いたと思いもらって来ました。ビニール袋に5キロくらいを集めてきたのがこんな感じ。
米ぬかってぬか漬けを作る時に必要になるんですが、これだけあるとぬか床が3つくらいは出来ちゃう分量なんです。これを田んぼに撒きに行きます。
おお、なかなか肥料っぽくなって来たじゃないか。で、ジャンジャン撒く。
と思ったらあっという間に撒き終わりました。これで全体感はどうなんだ?というと、これがガッカリすることに、
全体の3割にも撒けていません。しかもこれ、もっと分量を撒かないと屁の突っ張りにもならない感じで、たぶんあと10回くらいはこういう作業をやらなきゃならない感じです。化学肥料を使うとこの広さ(3畝=300平米)で2万円以上かかるんですよね。これに比べれば無料の米ぬかをもらってくることくらいたいした事じゃありません。でも川口由一氏曰く、他所から持ち込まないのが良いらしい(田畑で採れたものをそのまま田畑に返すくらいの分量がちょうど良い)ので、こういうのも試行錯誤なんでしょう。