香港に行って来ました

香港の友人が結婚するという連絡を去年の夏にもらい、貯まっていたマイルを使うちょうど良い機会だという事で夫婦で披露宴に出席するため、20日から24日まで香港に行って来ました。香港は2回目なのですが、今回は色々な事がスムーズに進んで異国でありがちなトラブルとか落とし穴が一つも無かったので、微妙に拍子抜けをした感じです。

ほとんどどこでも困らなかったのはひとえにスマフォとタブレットが機能したからです。私のタブレットと家人のiPhoneはこういう時のためにSIMロックフリーの機種にしているのですが、これがもう威力絶大でした。これを体験しちゃうとSIMロックされている機種を買う気にはなれません。っていうか、スマフォを持っていて海外に行って現地のプリペイドSIMが使えなければ、役に立たない重量物を持ち込んだだけって事ですから。とは言っても帰国後にすぐ必要になるので自宅に置いておくわけにもいかないし。そんなシチュエーションを想像しただけで寒イボが立ってきます。

今回の香港では到着した香港国際空港ですぐにプリペイドのSIMを購入しました。1週間使い放題で288香港ドル(邦貨で4300円程度)というのはビミョーに高い。家人と2枚使うと8600円。これ経費にならなかったら1枚だけにしたかも知れません。使い放題だから片一方でテザリングをしておけば使えないわけじゃ無いですし。ところがこれ、かなりボラれていたようです(笑)。

3社比較!香港LTE対応プリペイドSIMカード

帰国してからこんなリンクを見つけたり、結婚式に招待してくれた香港の友人からもメールが来ていたんですがGmailに転送するのを忘れていてあっちで見られなかったんですよね。このメールに書かれていたリンクでも、私が買ったSIMの半額くらいで買えるみたいです。グッスン。それでも日本の会社で海外パケット利用サービスとかを買うよりははるかに安いはずです。

あ、その前にSIMロックフリーの端末が無いと話になりません。ドコモの場合はiPhone以外なら3000円払えばやってもらえます。ま、これからはSIMロック解除が義務化されるのでこういう問題は無くなると思いますが、直近で海外に行くという人は、

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こういうところでSIMフリー端末をゲットしておきましょう。日本のSIMで下手にローミングなんてやっちゃうと気絶するくらいの請求書が来る事になりますから。しかもやっかいなのは、自分では通信もローミングもしていないつもりなのに、iCloudとかの同期がONになっていると勝手に端末が通信を始めてしまって帰国したら腰を抜かすような請求書が来たなんて事があるらしんですわ。ちょっとググったら出て来る出て来る。これも、そしてこれも。こんな目に遭うんなら最初から海外旅行用にSIMフリー端末を買っておいた方が安いんじゃないかと思うわけです。

海外でデータ通信が使い放題だと本当にストレスが無くなります。私の場合、常に目的地をGoogleマップに入れておいたので、どこに行くにも迷うことなくスムーズに移動出来ました。さらに食事にしろ、買い物にしろ、その場でググって情報をゲット出来るのはありがたい限りです。今回も家人が中華料理用の調味料を買いたいと言い出し、「平松洋子という人が絶賛している調味料があるらしい」という情報から、どこのお店で何を買えば良いのかまで20分ググったら全部出て来ました。おまけにいまは翻訳アプリが賢くなっているので、繁体字で書かれたメニューもカメラで写して翻訳させれば何が書かれているのか全部わかっちゃうんですよね。(これにはデータ通信は不要なので、このためだけにスマフォを持って行く価値があるかも知れません。)

ここまでは端末がらみの話。ここからは香港をブラブラして気付いた事やお勧めスポットについて書いてみます。香港をブラブラしていると不動産屋らしきお店が目に付きます。信号待ちで何気なく物件を見ていて、その値段を日本円に直したら卒倒しそうになりました。100平米くらいのマンションがフツーに2億円とかしますから。2億ですよ、2億円。日本に帰って来てネットで調べたら、やっぱりそれくらいするみたいです。フツーに2億5000万とか3億って出てるでしょ。という事は賃貸もそれなりの値段になっているようで、日本で言うワンルームの家賃が月額30万とか50万するらしいです。

かつて地価の高さといえば日本、就中東京が世界一と言われていたのですが、これは遠い昔ばなしで、今では香港、シンガポール、上海、(そして昔から高い)ニューヨークやロンドン、ニューフェースではシドニーあたりも東京以上の値段なんですよね。

地価だけではなく、こういうところは物価も騰がっています。香港あたりだと全然割安感がありませんから。さすがにローカルフードは日本よりも若干安いですが、まともなレストランやホテル、そして書籍の値段も日本並みか日本以上の値段になっています。現地の人の平均年収ってどれくらいなんだろう?って訊いておけば良かったな。ちなみに、日本よりも圧倒的に安いのは公共の交通機関です。香港ではMTRと呼ばれる地下鉄が速くて、安くて、便利なんですが、空港からのエアポートエキスプレスを除けば(これは片道$100もします。ちなみに2015年1月現在で$1が15.2円くらいです。)、香港版のスイカに$100もデポジットしておけば4日間不自由なくどこにでも行けると思います。日本だと23区内をちょっと移動するだけで片道1000円近くかかるわけですが、こんな国は日本だけじゃないですかね?ニューヨークでも、中国でも、タイでも、シンガポールでも公共の交通機関は諸物価と比較して非常に安い値段に設定されているんですよね。

なぜか香港には高級腕時計のお店がワンサカとあるんですが、不思議な事にそういう時計をしている御仁を見掛けた事がありません。さすがにピアジェとかバシェロンコンスタンティンとか、オーディマピゲやブレゲを街中で付ける必要は無いんですが、ならあれだけのお店が(冗談じゃ無くて駅前にマクドナルドやドトールがあるのと同じくらいの数の路面店があるんですから)商売を続けていけるだけの時計たちはどこに行ったのか?という疑問が残ります。しかも価格的には香港だから安いってわけじゃ無いんですから。売れてなければ店の数は減るはずで、そうなっていないという事はやっぱり売れているはずで、それなのにどこでも見掛けないという事は、買った人は自宅の金庫にでもしまっているんでしょうか?これ本当に不思議なんですよね。

もちろん時計以外にも高級ブランドのお店がたくさんあるんですが、日本では珍しくないルイヴィトンやエルメス、コーチなどのバッグを持っている人もほとんど見掛けません。香港にはそういうモノを買える人だけが集まる社交場があって、そこは一般人がオフリミットになっているとかそういう事情があるんでしょうかね。

最後に香港でお勧めのスポットをご紹介します。

香港歴史博物館

香港の物価の高さに比較して、入場料がたったの$10(つまり150円って事です)でここまでの資料があるのは素晴らしいです。しかも追加で$10払うと日本語で吹き込まれた資料の説明ガイドが借りられます。じっくり見ると3時間は潰せるはずです。私は歴史好きなので、次回もまた行ってみようと思っています。ちなみにここのカフェで食べられるフレンチトーストはとんだハズレです。これならホットドッグの方がはるかにマシですから。

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