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メールマガジン 第3515号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3515号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位と6年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
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◆ 今日の前フリ ◆◇

アメリカン・プリズン (潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス)
https://amzn.to/348EPEK


という、アメリカの病んだ部分が浮き彫りにされた本を読んでいます。彼の国では刑務所
はビジネスになっていまして、一部は民営なんですよ。その会社のCEOの年収は400万ドル。
もちろん刑務所ビジネスの収益からもらっているわけです。

そんなふざけた状況が最近始まったのかと思いきや、19世紀に既に始まっていたと知って
二度ビックリ。囚人は無料で使える労働力、働きが悪かったら鞭で躾ければ良いって話で
して、こんな国が中国の人権問題に口を出せるのか?って言う人も出るでしょうね。

対して日本は完全に社会保障制度みたいになっていまして、出所して行くところがなくて、
腹が減ったからまた刑務所に戻りたいみたいな老人がたくさんいるんですよ。そのあたり
の事情は、


累犯障害者 (新潮文庫)
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に詳しいです。日本の刑務所は居心地が良いですからね。労働は軽いし、刑務官はむやみ
に殴らないし、風呂にも入れて、医療も整っていて、冷暖房完備の部屋となったら、自由
が無いことを除いたら、ずっといたいという人がいてもおかしくありません。

ちなみに受刑者ひとりあたりの収容費用は、年間約300万だそうです。これはつまり、300
万の税金を使って犯罪者を養っているのと同じです。アメリカは犯罪者を働かせて利益を
得てるってのにね。

せめてこの経費がチャラになるくらいの労働はさせたらどうかと思うんですけどね。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2020/08/3515_0820.jpg



☆ 厳しくすると

引き続き、


先生とコーチ
https://note.com/daitamesue/n/n0f46383a71b1


についてあれこれと考えてみましょう。

ビールを飲みたければあなたの選択でどうぞと言ったコーチに対して、為末氏は、


  ● このような距離感は心地よくもあるが、恐ろしさもある。自己管理できないもの
は自然淘汰され誰もそこに手を差し伸べない。


って言うわけですよ。そう、この恐ろしさが競争の本質なんです。それは最後は小さな政
府的に、自分の自助努力でクリアするしかないということでもあります。

さらに彼はこの後に、

==
管理すれば生き残れないはずの選手が生き残ってしまう。その中に本当に人生が変わる人
もいるが、管理プロセスで膨大なコストがかかる。私は冷たいかもしれないが、選手がど
う生きていくかは選手の責任で行い、そこにあまり介入すべきではないと思う。誰かのせ
いにできる状況は選手を成長させない。
==

と続けます。ここは震えました。


管理して、人生に介入して、選手を支配したら、生き残れないはずのレベルの選手が生き
残ってしまう。生き残れないはずの人が生き残ってしまうのは、本人の意志を無視して厳
しく管理してやらせるからです。介入、支配しないと、やるべきことをやれない人は、本
来は生き残れないレベルの人だから、こういう人に関わる必要はないし、関わっても気持
ち良くならないと言っているわけです。


大きな政府にして、弱者を守り、彼らを自立させる政策を作って、究極のところアファー
マティブアクションみたいに、逆差別だと言われてもマイノリティにエコヒイキするよう
な政策をやった結果、人種間の格差や、貧富の差が縮まったかというと、全くそのような
結果になっていない理由がここにあるとまでは言いませんけど、


  ● 生き残れないはずの選手を生かすことはできても、そんな人にメダルを獲らせる
ことはできない


んですよ。

私も1900人ほどの受講生とお付き合いしてますけど、成果の格差は厳然として存在してい
て、成果が出ない人は、どこかに「生き残れないはずの選手」と同じような問題を抱えて
いて、本人がそれに気付いていないか、そこを修正していないんですね。


私も何度かそういう人に、介入してケツを叩いて、正しいレールに乗せようとしましたけ
れども、これが上手く行った試しはないんです。最後には後味の悪い後悔しか残らなかっ
たりするんです。私の場合にはビジネスの要素があって、おカネを頂いているわけですか
ら、もらってしまった以上責任があるんだと考えていたんですよ。だから何かしてあげる
(つまり管理したり介入したりする)のが当然なのかなと思ったこともあるんですが、こ
れが労多くして功少なしになるんですね。

その理由がどこにあるのかを悶々とした想いで模索していたんですが、為末氏のnoteを読
んで、ようやく分かりました。そしてそれは競争原理を土台とする資本主義や、ダーウィ
ニズムと密接な関係があったんだと気付いたわけです。

私はどちらかというと、


  ▼ 人間の能力に大きな違いはない

  ▼ 誰でも一定レベルの成功はできるはずだ

  ▼ 願望は実現するのが当然なのだ


と考えて生きてきたんですが、それは一定の条件をクリアした人(それが生き残れるレベ
ルの選手ということ)にだけ当てはまる、限定された話なんだなということが最近腑に落
ちて来ました。


こちらは頂いた金額分は真摯に対応しますが、それ以上のケアはやってあげても、最終的
にはその人の実にならないことがようやく分かって来ました。(その場では感謝されるん
ですけど、その感謝は口だけなんですよね)

逆にこれからは、生き残れるレベルの選手を下限値にセットして、コーチしたらメダルが
獲れそうな選手とだけ深く、強く繋がって行くという試行も、これからはやってみるべき
なんだろうな、とこの論考を読んで考えた次第です。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
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