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メールマガジン 第3426号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3426号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位と6年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

やっぱりというか、案の定というお問い合わせが来ました。非常事態宣言が出るかどうか、
という状況で開催を強行したため、申込後に受講できない人が出ることを予想して、動画
での受講という選択肢を加えたわけです。

そうしたら動画で受講した人から、


  ● もう数日間動画へのアクセスを付けて欲しい


というリクエストが来たんですね。

言い訳としては、「とても良い話だったので繰り返し聞きたいと思いました」みたいなこ
とを言うわけですが、それをリアルなセミナーでも言えますか?って考えないわけですよ。

現地で実際に開催するセミナーで、約10時間話し続けた私に向かって、


  ■ 良い話でもう一度聞きたいので、最初から話して頂けますか?


って言う人はいないわけですよ。それと同じことを要求しているって分かっているんです
かね?しかも今回は3日もアクセスを付けたわけで、観ようと思えば3回くらいは観られた
はずなんですよ。

正直言うと、それも必要ないんです。一度観て(受講して)どれくらいの歩留まりで理解
したのかは、今後の人生の変化にたいして関係がないんですよ。激変アンケートを書かれ
ているような受講生だって、セミナーの理解度は50%とか60%程度だと思うんですよ。とい
うか、10時間近く話した内容を、ちゃんと完璧に理解できる人なんていないの。

たとえ20%でも30%でも、理解できた、記憶に残った、実践したいと思ったことが大事で、
それはその人の無意識(潜在意識)が、


  ● 今の自分にはここが大事なのだ!


と気付いたところなんですね。逆に言えば、そう思えなかったところは切り捨てて良いん
ですよ。この拾えなかったところ、聞き逃したところを穴埋めするのではなく、拾えたと
ころ、理解したところを定着させることが大事なんです。だから同じコンテンツを何度も
聴く必要はないんです。

初見で記憶に残ったことを、実践してみる、もう少し深く考えてみる、関連する書籍を読
んでみる、それが大事なんです。そういう実践をやった後に、もう一度セミナーの内容を
振り返ってみると、今は気付かない何かに気付くことがあるんですよ。それが1年後なの
か2年後なのか分かりませんが、そんな未来でもう一度受講すると、今回は全く気付かな
かった(つまり聞き逃していた)新しい風景が見えてきたりするんです。

ちなみに基本編セミナーを再受講した人は、140人以上いるんですが、ほとんどの人の感
想は、


  ● 最初の受講時とは全く違う受け止め方ができた


だったりします。その差分がその人の成長なんですね。だから歩留まりや理解のレベルを
気にすることなく、実践したいと感じたテーマをドンドンやったら良いんです。それだけ
で人生は激変させられますから。


昨日前フリで書いた、雇用調整助成金は、申し込んでから支給までにかなりのタイムラグ
があるようです。経営者の方はすぐに申請し、間に合わない場合には、日本政策金融公庫
や、経産省のセーフティネット保証を利用して資金繰りをしてください。

現場では相当の混乱や混雑があるようですが、日本の経済に於いて企業を救わないという
政策はあり得ないんです。今回のコロナウイルス感染症は、全国でかつほぼ全事業に影響
がある一大事ですから、政府が意図的に企業や事業主を見捨てるなどということがあって
はならないのです。

受講生で会社を経営している人も早速申請した人がいるようですが、それくらいのスピー
ド感が大事だと思います。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2020/04/3426_0408.jpg



☆ 狙わずに射当てるのだ

前回は合気道の開祖、植芝先生の話をしたのですが、そこで出て来た鉄砲の弾を避けたり、
百発百中で中てたりする能力がどこから来るのか?を知りたくなったんですね。そこで見
つけた本が、


日本の弓術
https://amzn.to/2USwZdG


です。

この本は岩波文庫で40年近く、増刷され続けている名著なので、今でも定価でサクッと買
えます。おまけに572円と安くて、ページ数も120ページくらいしかない薄い本ですから、
読むハードルは低いと思います。

でも表紙の文言を読むだけで、この本がただの弓の話ではないことに気付くはずです。ア
マゾンにも表紙は出ていますから、ここに引用すると、


===

的にあてることを考えるな、ただ弓を引き矢が離れるのを待って射あてるのだ、という阿
波師範の言葉に当惑しながら著者は5年間研鑽を積み、その体験をふまえてドイツに帰国
後講演を行った。ここには西欧の徹底した合理的・論理的な精神がいかに日本の非合理
的・直観的な思考に接近し遂に弓術を会得するに至ったかが冷静に分析されている。

===

この解説を読んで、前回の鉄砲撃ちの名人の有様と重ねることができた人は、なかなかセ
ンスがあると思います。


この本の著者は、オイゲン・ヘリゲルというドイツ人の哲学者です。日本の大学で哲学を
教えるために来日したのですが、彼は日本で和弓を勉強したいと思うんですね。そこでツ
テを使って入門できたのが、阿波研造師範の道場なのです。

彼は弓というものを、最初は的に中てるスポーツだと考えるんですね。ヨーロッパにも弓
はありますし(ウイリアム・テルの物語は有名ですよね)、競技として確立していました
から。ところが最初に教わることが「狙うな」ですから、これは戸惑うわけです。狙うな
どころか、「的のことも、中てることも、その他どんなことも考えてはならない。弓を引
いて矢が離れるまで待っていなさい。」って言われたら、これがどんなスポーツなのか分
からなくなりますよね。


ところがこの弓というのはスポーツではないのです。最初から最後まで、精神修養のプロ
セスであり、そこに他者は存在せず、内なる自分との対話が目的なんです。そしてこれが
神秘的修練となることで、奇跡を起こすところまで昇華させることを目指しているのです。

しかし西欧的な合理的精神を持ったヘリゲルさんには、師の言わんとしていることが、感
覚的にも、言語的にも理解できず、深く懊悩することになるんです。ここで悩み、思索す
るプロセスこそが、我々現代人にも必要なもので、怪しい系の能力を発動させるために不
可避のプロセスなんです。

その状態で彼は数年間、修行を続けるのですが、この悩みが解決することはありませんで
した。遂に意を決して、師に自分の悩みを打ち明けます。

ここが本書のクライマックスとも言えるところで、私の基本編セミナーで必ず説明すると
ころです。阿波師範は、ヘリゲルさんに、


  ● あなたの行き悩みは単に不信のせいだと明言した


んです。狙わずに中てられるということを、最初から信じようとしていない。だからそこ
から抜け出すことができないのだというわけです。

そこで阿波師範は、ヘリゲルさんにあることを見せるんです。それこそがまさに奇跡であ
り、科学で説明ができないことであり、精神が持つ力を発動させた時に人間が出せる能力
のひとつの例なんです。

そしてここに、前回紹介した鉄砲撃ちの極意が重なるんです。

未読の人は是非両方の本を読んで、その極意を感じ取って欲しいのです。本当は基本編セ
ミナーは、このことに想いを馳せてから、受講してもらうと私の提供するコンテンツの理
解度というか、腑に落ちる度合いが変わってくると思うんですよね。


今回は4回シリーズで、怪しい系の話をしたのですが、またどこかでこのテーマで話をし
たいなと思っています。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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