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メールマガジン 第3259号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3259号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から10年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

LINEでもメルマガを配信しています。ここでしか流さない情報も出しています。
登録は以下のリンクからどうぞ。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

今日のランチを食べたら家人は一人で帰宅します。私は明日用事があるので、今日はなん
となくヒマがあります。そんな時間をどう使うか?なんですが、そこで見つけた催事がこ
れ。


特別展「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」
https://www.meiji.ac.jp/museum/news/2019/6t5h7p00001c3z7s.html


ツイッターで回って来たんですが、サイトを見るとこれがなかなか面白そうなんですよ。
おまけに入場無料ですからね。これをちょっと見て、時間があれば映画を1本観るって感
じですかね。

今年はなんだかんだいって、映画を5本くらい観ていまして(海外に行く時の飛行機や自
宅でのDVDなどは除く)、こんなに観ているのは久しぶりです。理由は簡単で、夫婦50割
(夫婦のどちらかが50歳以上なら割り引かれるサービス)ってので観ると、ふたりで2200
円で(今は2400円に値上げされました)観られるんですよ。

歳を取るとこういうサービスを受けられるのはありがたいのですが、映画ファンを増やす
のが目的なら、所得の低い若年層に対して割り引いた方が、(これから映画を観る年数が
長いので)トータルでは意味のある施策だと思いますよ。

要するに今の日本では、ジジババの数が増えて、おまけにそこそこおカネを持っていると
認識されているから、彼らのパイを奪う競争が起こっているんですね。その年齢になって
みて初めて感じましたが、今のジジババに対する優遇は強烈で、これじゃ若者は可哀想だ
なと感じますね。


本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2019/07/3259_0729.jpg



☆ 高度な技を身に付けるために必要なこと

引き続き、


身体の聲 武術から知る古の記憶
https://amzn.to/2DjFfKh


について書いてみます。

次に著者はウェートトレーニングを通して感じた、昔と今の違いについて書いています。
彼は武術家として、ウェートトレーニングを真剣にやっていたそうですが、やればやるほ
どケガをしやすくなり、弱くなることに気付いたわけです。そしてその弱さを補うために、
サプリメントやステロイド、ホルモン剤などを使うということを知った時に、ウェートト
レーニングの限界を知ったと書いています。

そしてこのような流れは、健康、美容、医療にも通底していて、これは要するにメディア
の発信する情報を頼りにしないと自分の身体のことが分からない状態なのだといいます。
これが前回書いた暮らし方の変化と同じだというわけです。


自分自身の身体というのは、そもそもどこからの情報がなくても、内なる自分を見つめる
ことで発見出来る様々の情報から、現在の状態を知覚することが出来るはずなんです。昔
の人はそうやって自分の身体感覚を頼りに生きていたんです。それが、機械化によって身
体を使わなくなったことと、メディアを通して手に入れられる洪水のような外部情報の便
利さによって、今では情報によって作られる概念や観念が自分だと考えるようになったと
著者はいいます。

問題なのはそのような概念や観念は、無限の空想空間なので、現実の世界を凌駕してしま
うところです。そしてこの概念や観念を作ったのは自分ではない他の人です。つまり主観
的な身体感覚ではなく、他者が構築した他人の主観で出来た価値観を追いかけているとい
うことなんです。


自分の内的世界が、自分の主観、自らの身体感覚をベースとした価値観ではなく、他者が
作った情報としての価値観に置き換わると、身体を通して物事を知覚する力、それによっ
て育まれる高度な身体スキルが育たなくなるということを、先人たちの技のレベルを例に
解説します。そしてそんな昔の人が当たり前にやっていた技のレベルを再現出来なくなっ
たのは、ここに理由があると書きます。


著者はこのような身体感覚を入力チャンネルとして、身体を制御するやり方を「集注」と
表現しますが、これは私がこのメールマガジンで何度も解説した、「微差を知覚する」と
いう身体の使い方とほぼ同じです。

ここから話は武術や芸能、工芸へと繋がって行きます。これら伝統芸能では、観察すべき
対象は他者ではなく、内なる自分なのです。それを著者は、「相手を通じて自分を省み
る」と言っています。自分ではコントロールできない他者を通して、自分を見つめていく
こと、それを他者性と言っています。精妙なる技芸は、みなこの感覚を使って自分を制御
しているのです。

P39にサーファーを例にした解説がありますが、ここで書かれている「サーフボードから
落ちまいとして、波を相手にいくら頑張ったところでどうしようもない」という状態がま
さに「他者性」がない状態、つまり現代人のあり方なんです。ここで自分にできることは、
今の状態と状況を観ることだけなんです。それによって他者(この場合は波です)との関
係性が築ける、それにより働きが生まれるのです。ところが現代人は、自らを省みるので
はなく、人工的に作られた情報を、頭でどれだけ整理するか、そしてそこから生まれた理
屈に合わせて身体を制御しようとするんですね。これだと繊細な動きは作れないですし、
そもそも頭でいくら考えても、この動きはマネ出来ないんです。

これが現代人が昔の人の技に到達できなくなった理由なんです。


実はここも超絶技巧を習得する極意なんですが、気付いた人はいますかね?


私は10代後半から、20代に掛けてずっとオートバイに乗っていました。高校を卒業して最
初にやったバイトが、当時最新のビジネスだったバイク便ですから。この当時は月に5000
キロをバイクで移動していたのですが、そうすると日によって自分が、今日は上手く乗れ
ているぞと感じる日と、そうでない日の違いがビビットに分かるんです。そして乗れてい
る日には、信号になかなか引っかからないとか、なぜかこの先で取締りをやってそうだと
いうような勘が働くんです。一度など、信号待ちをしていた交差点で、信号が青に変わっ
たのに、なぜかスタートするのがイヤで1秒ほど発進が遅れたことがあるんですが、その
私の目の前に、信号無視したクルマが突っ込んで来たことがあります。いつものように青
と同時に発信していたら、間違いなく衝突していて、その場合には片足が折れていたかも
しれません。

スポーツの世界で「ゾーンに入る」って言いますが、これと同じような状態、感覚で、バ
イクを操作できていたんです。ところがこの時に、私が注視していたのは道路とか信号の
ような外部情報ではなく、自分の精神の反応や、身体を動かしたときに返って来るフィー
ドバックだったんです。そこに集中すると(この著者の表現では「集注」ですが)、もう
一つの世界(アナザーワールド)にアクセスできるドアに辿り着けるんです。

そのドアの向こうでは、こちら側では想像できない世界が広がっているんです。その世界
に接触出来ると、例えば朝夕のラッシュ時間帯でも、5キロくらい信号待ちをしないで通
過できるとか、真横を走っているタクシーが、客を見つけて急ブレーキを掛ける予感がす
るとか、後ろを走っている車が覆面パトカーだと感じるというような不思議なことが起こ
るんです。


これら全て、自分の内側にいるもう一人の自分を観察し、対話をする(言語は使わずに、
感覚を通してコミュニケーションをするということです)ことで身に付く技術なんです。


さらに続けます。


◎このメールマガジンの友人へのご紹介は大歓迎です◎
◎◎ みなさんからのご質問もお待ちしています ◎◎

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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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