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メールマガジン 第3234号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3234号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から10年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

引き続き年金問題について語ります。年金だけで年に50兆円以上の支払いがあって、原資
となる年金積み立ては運用益も含めて150兆円しかないというのが、今の日本の年金制度
の置かれた姿なんです。

これで制度を維持するにはどうしたら良いのかというと、払う金額を少なくして、入って
来る金額を増やすしかないですよね。前者が受給年齢の引き上げであり、そうするための
定年年齢の引き上げや、働き方改革や、副業の解禁、さらには新卒一括雇用の漸次的廃止
なんです。これ全部が年金の支給とリンクしているんですよ。

定年が引き上げられて、みんなが65歳まで働けば、年金支給を5年遅らせることが出来ま
すよね。厚労省は今では確実に70歳を目指していますからね。こうなったら10年遅らせら
れます。

働き方改革や副業の解禁は、会社におんぶに抱っこではなく、生産性を高め効率を上げる、
それによって利潤を増やして年収を上げようという狙いもありますし、副業の解禁はその
まま、「自分のことは会社に頼らず自分でやって」というストレートな意思表明です。

新卒一括採用は、まさにこれこそが終身雇用の土台となるメカニズムで、これが廃止され
たら次は金銭的解雇(相応のおカネを払えば解雇が出来る)の解禁は時間の問題でしょう。

この局面を読んで未来を推測すると、


  ▼ 新卒だろうが能力によって初任給に幅が出て

  ▼ そのうち、新卒という概念がなくなり

  ▼ 年功序列型賃金は、能力給と穏やかに混ざり合い
  
  ▼ 同一労働同一賃金を目指し

  ▼ 解雇が自由になる分、雇用の流動性は高まり

  ▼ 終身雇用は漸減し

  ▼ 年齢ではなく能力、実績、成果で給料が決められ

  ▼ 能力差がそのまま年収の差になり

  ▼ 格差が強烈に開く


ということに、必ずなります。時間軸で言えば、あと10年もしたらこのうちのいくつかは
実現していると思いますよ。


ここまでは年金受給に関する話だったのですが、徴収ということになるともっとエグい話
になっています。ここは多くの人が知らないところなんですが、既に会社負担という名目
で、あなたのもらえるはずの賃金が、年金の原資として徴収されています。毎年ねんきん
定期便というハガキが年金事務局から来るわけですが、あそこにはあなたが今まで納めた
金額が書かれていますよね。

あれって全部ウソですから。本当はあれの2倍以上の金額を納めている(徴収されてい
る)のですよ。それが会社負担という魔物です。あなたが納めた金額と同額が、あなたの
代わりに会社が納めています。何度も言いますが、あれは本来あなたがもらえるおカネで
す。それをあなたに渡さず、あなたに知らせず、払った形跡も抹消して(だからねんきん
定期便に記載されないのです)、それをそのまま年金受給者への支払いに充てているのが
今の制度なんですよ。

だから年金問題で良く聞かれる、「払い損になるのかどうか」という議論は、個人負担分
だけで議論をしているからナンセンスで、あなたに知らせず徴収されている会社負担分を
考慮したら、全員が払い損になることは確定しているんです。おまけにもっとエグいこと
があります。


みなさんもふるさと納税とか、寄附行為をして年末調整をしますよね。そうすると払いす
ぎた税金が返って来るじゃないですか。あれって返って来るのは所得税だけですからね。
年末調整で所得額が変われば、当然のことながらそれに料率を掛けて徴収されている、社
会保険料も調整されなきゃならない「はず」なんですが、こちらは完全に無視ですから。

社会保険料はいかなることがあっても、一度徴収したものは断固として返さないというこ
となんでしょう。これってどこかの左寄りの弁護士たちが、国賠の訴訟を起こさないもの
かと待っているんですけどね。

おまけにこの社会保険料の保険料率って、国会の審議なく、厚労省の独断でいくらでも引
き上げられるんです。

これまでの推移は、ここからどうぞ。

厚生年金保険料率推移
https://nenkin-manabiba.jp/transition-of-insurance-due/


ちなみに現在は18.3%なんですが、この15年で13.934%から30%以上騰がっているんです
よ。これは社会保険料として支払う金額が15年前と比較して30%増えている(正確には健
康保険や介護保険も増えているのでもっと増えています)ということで、ここ15年くらい
の間サラリーマンの手取りが増えないのは、この金額が爆増しているからなんです。

実はみなさんに支払う人件費は増えているんですよ。

左巻きの人は、会社はもっと給料を増やせって叫びますが、人件費枠は増えていますって。
増えた分の金額は厚労省が掠め取っているだけでね。

で、このやり方がサステイナブルなのか?ということを考えると、これは制度崩壊寸前だ
と思います。結論として行きつくところは、受給年齢を高め、受給金額を少なくし、消費
税や社会保険料をさらにアップさせるしかないんです。

年金問題について話をするのなら、これくらいの事実を理解してからでないと、タダの井
戸端会議になりますからね。逆に飲み屋でこういう話を出来る人、「モノを知っている
人」と思われますから。



本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/3234_0621.jpg


☆ 人生で困っている時には

引き続き、人生で困った状況に陥っている人をテーマに書いています。

困っている人に共通しているもう一つのことが、


  ■ 私は正しいのだ!


という強い想いです。

根底に、私は正しいことをしている、私は悪くない、それなのに私はこんなに理不尽な状
況に置かれていると、こころの中でひたすら叫んでいるんですね。これは問題が解決しな
いほぼ全ての相談者に共通している事象です。そしてこの感情に踊らされている間は、残
念ながら貴方の問題は一向に解決しません。

なぜ解決しないのか、ひとつ理由を述べると、自分は悪くない、正しいと考えている状況
では、私のアドバイスを取捨選択するからです。これはどういうことかというと、


  ▼ なるほど、それは有効そうですね


というアドバイスは受け入れるけど、


  ▼ は?それは違うと思いますよ


というアドバイスは受け入れないということになるからです。

厳しいことを言うと、相談者であるあなたに、このような選択の余地は無いのですよ。つ
べこべ言わずに、黙って言われたことを、素直に受け取って全力でそれをやる以外にない
んです。


貴方が正しくて、貴方の考えが解決に至る適切なモノだというのなら、最初から相談なん
てしないわけですよ。コンサルなんてお願いしないはずでしょ。貴方の考えていることや、
やって来たことが悉くダメな手だったから、こういうヒドい状態になっているわけですよ。
それなのにまだ、


  ■ 貴方は間違っていて、私は正しいのです


って言うわけですか?貴方が正しいのなら、正しかったのなら、とっくの昔に問題は解決
しているの。未だに解決していないということは、貴方の考えや行動は間違いだらけだっ
たということなんですよ。もう良い加減にそれを認めなさい。


私は20年くらい前までは、非常にビンボーでして、そろそろ30代も中頃に入ると言うのに、
時給1600円の非正規雇用で、交通費も自腹の日給月給で働いていました。自分で言うのも
なんですが、それほどおバカなつもりはないし、それなりに勉強もしているのに、なんで
私はいつまで経ってもビンボーなんだろうと思っていたわけです。そしてそう考えている
間は、ずっとビンボーでした。

で、ある時、


  ● 本当は自分はバカなんだ、クルクルパーだったんだ!


と考えるようにしまして、その当時細い糸で辛うじて繋がっていた、とあるおカネ持ちの
方の思考と行動を、無条件無批判にマネしてみようとしたんです。金運の流れが変わった
のはこの後ですから。

私の人生を振り返って、殊勲の一打を挙げるとしたら、ひとつは自力で4つのバイトをし
て留学費用を捻出したことで、もう一つはこのおカネ持ちの方のマネをすると決めたこと
なんです。

資本主義制度で生きている人間にとって、ビンボーだということはおカネを稼ぐための思
考や行動が超絶間違っている、クルクルパーだということですよ。まずはそれを自分で認
めるところから始めなきゃ、本当の意味で行動なんて変わりません。一縷であっても、
「私は正しいのだ」という糸が混ざっていたら、人生を引っ繰り返すような変化なんて起
こせるわけがないんですから。


ですから、人生で困ったことが数年以上続いているという人は、とっとと素直に脱帽して、
無駄な抵抗は止めて、貴方よりも豊かに、幸せに生きている人たちのアドバイスを、全面
的且つ無条件、無批判に受け取るということをした方が良いですよ。それをフッサールは
エポケーと言ったのです。


但し、そのアドバイスをする人がどんな人なのかは、良く良く目を凝らして確認した方が
良いですけどね。世の中にはそのような迷える子羊を食い物にする輩が、驚くほどたくさ
ん棲息していますから。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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