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メールマガジン 第3033号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3033号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から10年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

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成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

今日は73回目の敗戦記念日です。8月6日から始まった戦争特番が今日でピークを迎えるわ
けですが、ものすごく一方的な方向からあの戦争を論じる人がたくさんいるんですよね、
日本には。

左寄りの人たちは、


  ▼ あの戦争は侵略戦争であり

  ▼ 日本は全面的な加害者であり
  
  ▼ 日本はもっと世界に謝罪すべきであり

  ▼ 軍部の犯罪はもっと公にしなきゃならないし

  ▼ 当時の国民は軍部に欺されただけの被害者で

  ▼ 悪いのは政治家と軍部と一部の財閥である


そしてその結論として、


  ■ だから憲法の改悪には絶対に反対しなければならない


と主張するわけです。反対に右寄りの人たちは、


  ▼ あの戦争は自衛戦争であり

  ▼ 悪いのは日本を戦争に追い込んだ欧米であり

  ▼ 日本はアジアの解放者であり

  ▼ いわゆる日本の犯罪行為は自虐史観であり

  ▼ 原爆を落とされた被害者である


そしてその結論として、


  ■ だから憲法を改正して、核武装もして真の独立国家になるのだ


と主張するわけです。

なんで君たちはそうやって極端な二元論でしかモノを語れないわけですか?人間の営みな
んてものは、単純な二元論で収まる話の方が少なくて、特に政治の究極の形態である戦争
を二元論で語ろうとするのは完全な間違いですから。

シロかクロかではなく、それが混じり合ってどっちが悪いのかが簡単に判定できないのが
戦争ってヤツですよ。

両者の意見は、局所的には、「この場面ではそういう事実もあるよね」と言えるだけで、
だからといって全体の色づけが必ずしもそちらの方向に傾いていたかというと、そうとも
いえない事実もたくさんあるんですよ。

これは左も右も両陣営にいえることで、単純な意味での正解なんて存在しないんでしょう。


日本は今の中国に軍を進駐したことや、満洲国を傀儡的政治手法で利用していた事実から、
かの国に攻め込んで略奪、侵略しようと考えたことは否定出来ません。相手国の同意、賛
同、協力なしに他国に軍を駐留させる事自体、理由はどうあれこれは侵略ですから。これ
は東南アジア諸国に対してはどうかというと、戦後残った日本軍がミャンマーの独立戦争
のために戦った事実から、アジアの開放という大義がゼロだったとは言い難いわけです。
だからといって良いことをしたとは言い難く、現地の人から戦時中に相当恨まれる行状も
多々証拠が出ているわけでね。

戦争は軍部が暴走した結果始まったのは間違いないんですが、国民はみな被害者かという
と、当時の報道を見る限り、むしろ国民が軍部を煽って、挑発していたことも明らかなん
です。そんな国民の期待を軍部が利用して開戦にこぎ着けた、という表現の方が正しいと
思うんですよね。開戦直後の怒濤の進軍の頃は、日本の至る所で提灯行列が行われて、国
民が熱狂したという事実もあるんですから。

もちろん、アメリカが戦争をやりたがっていたというのも事実で、日本にハルノートを突
きつけて追い込んだというのも、真珠湾攻撃を事前に知っていたということも事実でしょ
う。でもその挑発に乗るべきだったのか、この挑発を避ける方法は無かったのかという議
論はほとんどされていないんですよね。満洲から出て行けといわれて、撤収するという選
択肢もあったはずですし、今の北朝鮮みたいにノラリクラリと時間稼ぎをするという戦術
もやっていたら効いたと思うんですよ。だってアメリカはイギリスを助けるために早く参
戦したかったんですから。当時のイギリスはドイツに攻め込まれていて、ロンドンの制空
権だってヤバい状態だったわけで、あと半年時間伸ばしをされたら、ドイツにやられてい
たかも知れないんですから。

同様に、戦争をすると決断したとしても、何も相手はアメリカである必要はなかったんで
す。当時の日本は日独伊三国同盟を結んでいたわけで、そのドイツはソ連と戦っていたわ
けですよ。だったらアメリカじゃなくて、ソ連に攻め込むというのが同盟関係を考えると
自然ですし、そのために満洲に関東軍がいたわけですから。西からドイツが、東から日本
がソ連を責めていたら、これはスターリンは何も出来ませんよ。おまけにソ連には石油が
あるんですから。何も東南アジアに行かなくても、オイルはゲット出来たんですよ。

つまり日本の軍部もおバカな選択をしちゃった面があって、そこは反省しなきゃダメだと
思うんですよね。

戦時中に日本軍が戦闘行為以外で国際法に違反する虐殺や陵辱、略奪行為をしたというの
は、いわゆる南京大虐殺や従軍慰安婦問題になるわけですが、左側の人たちの主張は言い
過ぎだと思いますよ。数字も経緯もかなり誇張されている上、明らかな誤解も混ざってい
ますから。といって、軍部が完全に無罪かというとそれもまた言い過ぎなんですよ。とい
うか当時の日本人はみんな、中国人、韓国人を一段下の人種だと差別していましたから。
戦争という極限状態に、差別意識が加わったらかなりヒドいことをやった人間がいても不
思議じゃありません。

満洲あたりだと、日本人は白米を食べて、中国人と韓国人にはマズいコーリャン米を食べ
させることを強要していたんですから。これって我が家の甥っ子に、「お前はオレよりも
劣っているんだから、一番安い政府標準米で充分だ」というのと同じで、こんな事をやら
れて心穏やかでいられる人なんていないんですよ。それを当時の日本人ほぼ全員が、当然
の区別だと考えるくらい、アジア人への蔑視が浸透していたわけです。

で、日本がアジアを蹂躙したとして、それが一方的に責められるのかというと、アメリカ
がやった東京大空襲や、原爆投下という完全に民間人をターゲットにした国際法違反の戦
い方を考えると、最後は勝つためにはなんでもやるのが戦争だよね、という結論になって、
日本だけが責められるのはおかしいと思いますよ。

これだけ読んでも、戦争って多くの要素が絡み合って、「やるかやらないか」が決まって、
「どこと戦うか」が決まって、「どうやって戦うか」が決まるわけですから、一部要素だ
けを切り取ってその是非を後から論じ、どっちが悪かったと批評するのは、全部間違って
いると思いますよ。


毎年書いていますが、あの戦争を始めたのは日本の愚。でもあの戦争をやらなかったら、
今でも徴兵制やら旧憲法やら、軍部が残っていたはずで、そういう制度、組織が雲散霧消
したのはあの戦争のおかげ。英霊の方々や、戦災で被害に遭われた方々は、今の平和な日
本を作る礎という役割を結果として担っているので、これを慰霊し、今後も戦争をしない、
戦争に巻き込まれない国を作るという意志を表明するのは正しい行為だと思います。

現在の日本が置かれた状況で、この目標(戦争をしない、戦争に巻き込まれない)を実現
するために、最も現実的なのが対米従属という政策を選んだのが自民党。それを国民がな
んだかんだいって、選挙を通して決めたというのもまた事実。もっとラディカルに、日米
地位協定を変えて、日本が再軍備、核武装をするみたいな選択肢も、無いわけじゃありま
せんけど、それはやるべきではないというのが、国民の総意なのです。

そしてこの選択は実に合理的、現実的だと思うんですよね。
今日はこういったことに、想いを馳せる日にしたいと思うわけです。



本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2018/08/3033_0815.jpg


☆ 面倒くさい事態になることを全力で避ける

21世紀に入って、着実にあらゆる意味での格差が広がってきている実感があります。私が
サラリーマンになれた約18年前って、まだまだ一億総中流的感覚が残っていて、貧富の差
といっても持っている車がカローラなのかクラウンなのかくらいの違いしか感じなかった
んですよね。

それが今じゃ、貧困とか生活保護という単語が日常的に飛び交うようになったわけで、そ
の真裏には強烈なる富裕層という人々も存在しているわけです。

こういう世界が確立すると何が起こるのかというと、


  ● 面倒なことに巻き込まれないように注意深く生きる


人たちが増えるのです。もちろんこれは、衣食住に心配がない層に生きている人たちの話
ですよ。つまり、このメールマガジンのメイン読者であるみなさんのことですからね。

みなさんは決して富裕層では無いかも知れませんが、みなさんの所属している階層(この
単語がまた議論を呼ぶんですが、これは階層とかクラスとしか言いようがないんです)は、
充分にここに注意を払うべきなんですよ。

みなさんの階層を簡単に表現すると、


  ▼ そこそこ安定した仕事に就いている

  ▼ 衣食住にさしたる心配もない

  ▼ 自分の将来にそれなりに希望を持っている

  ▼ もちろん犯罪からは縁が遠いところに住んでいる


ですよね。であれば、みなさんは、


  ▼ 犯罪の被害者になるのはイヤ

  ▼ もちろん冤罪で捕まるのもイヤ

  ▼ というかそういう悪い世界に接触するつもりは無い


と考えているはずですよね。

そんなあなたが、高速道路を走行中に煽られて止められたり、新幹線での殺人事件に巻き
込まれたり、知らない人に絡まれたりするのが好きなワケありませんよね。願わくば、そ
ういう人とは一生縁がない方が良いと思いますよね。


ところが、残念ながら日本が格差社会になってきて、この格差がもっと固定化すると、そ
のリスクは高まるのですよ。格差が固定化して、その最下位層に釘付けになったとしたら、
その人は社会を恨みますし、自暴自棄にもなるでしょうし、どうせ死ぬなら誰かを巻き添
えにしたいとまで思うかも知れません(というか、そういう犯罪がここのところ起こって
いますよね)。

また格差に限らず、認知症の老人がこれだけ増えて、彼らが自動車を運転しているという
だけで、これはリスクですよ。ゴメーン、アクセルとブレーキを踏み間違えちゃったって
ぶつかって来られても大丈夫ですか?という話です。


我々は真っ当に、犯罪とは遠いところで生きていても、これからの社会はこんなリスクが
ドンドン増えるんですよ。家の近所を走っていても、ハンドルにしがみついた状態で、国
道を35キロで前方だけを見て運転しているおジイさんに頻繁に出くわすんですが、あんな
人がぶつかって来たらどうなっちゃうわけ?と思いますもん。


世界がそちらの方向に動いているのなら、我々も対策をしなきゃなりませんよね。
次回は私が実際に考えている対策をご紹介します。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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