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メールマガジン 第2276号

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           願望実現に補助線を引こう

         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 
           http://showon-sato.com

         ・・・━ 第2276号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から7年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

今日から7日まで北海道に滞在します。この時期の北海道は内地と違って梅雨がなく、カ
ラッと爽やからしいのですが、あまり記憶にありません・・・。でも食べ物は抜群ですね。
素材の味がここまで違うとどうしようもありませんよね。これでここまで寒くなければ移
住してみようかと思うんですがね。

ということで、しばらくの間、ほとんど連絡がつきませんので悪しからずです。今日はこ
れから火曜日までのメルマガを予約配信して行って来ます。


あ、今日のネタを日本で味わいたければ、六本木にある「Abbey Road」というお店がオス
スメです。


Abbey Road
http://www.abbeyroad.ne.jp/


その道20年のマニアが演奏するビートルズナンバーを、前回の東京出張時に堪能してきま
した。やっぱり生演奏って身体が痺れますよね。


本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/2276_20150703.jpg



☆ コピーも究めればホンモノになる

みなさん一般的にはコピーってまがい物で、ニセモノで、質が低いって思ってますよね。
どうやってもホンモノには勝てないって思ってませんか?

私も長らくそう思っていたんですが、ある存在が私のそんな幼稚な認識を粉砕してくれま
した。

私はこのメールマガジンでも何度か書いたと思うんですが、ビートルズという60年代のバ
ンドのファン(というかマニア?)で、私の青春時代、最も時間を費やしたのが彼らの音
楽を聴く事でした。ま、このバンドはギネスブックが認定する世界で最も成功した音楽バ
ンドですから、私のような存在は別に珍しくもありません。私と同年代でも、私よりも年
上でも年下でもビートルズファンってたくさんいますから。

そんな私は、ビートルズのコピーバンドという存在は知っていたんですが(いまはトリビ
ュートバンドっていうらしいですね)、所詮モノマネ、コピー、まがい物でしょって思っ
ていて、酒の肴でならお付き合い出来るキワモノくらいにしか思っていなかったんです。
ですから、興味も持たず完全にスルーしていたんですよ。

ところが、あるときYouTubeで、何気なくあるビートルズのトリビュートバンドの動画を
見た瞬間、背中に電気が走りました。こいつら似ているとか似ていないの次元を超えてる
ぞ、という事が、ビートルズマニアの私だからこそ、最初の1曲を聴いただけで理解出来
たのです。

ビートルズなんて所詮音楽バンドですから、楽譜を忠実に追いかけて、ホンモノのビート
ルズが使っていた楽器を用意すれば、原理的には同じ音が出せるはずなんです。ところが
音楽って生き物ですから、演奏している人の気というかエネルギーというか、意識という
か、ノリというか、未だ現代科学で解明出来ていない更なるエッセンスが存在して、この
作用によってホンモノとはかけ離れたものになるというのが通り相場だったんですね。だ
から私も全然興味を持たなかったわけです。

ところが、その映像で私が見たモノは、どこからもニセモノのオーラが出ていないんです。


それがThe Fab Fourというトリビュートバンドで、ここに彼らの映像があります。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=RqZRNmKX658


見た目、タダのコピーバンドですよ。でも、分かる人には分かるんです。これがどれだけ
高い次元のコピーかを。ジョンレノン役の演奏スタイルは、ジョンよりもジョンらしいで
す。腰を割って膝のクッションを使いながらリズムを取る弾き方は、ちょっとしたマニア
ならマネできます。ポール役の歌い方も、クビを軽やかに振りながら、サビのファルセッ
トで右斜め上に目線が飛んでいくのも、これまた有名なポーズです。でもね、これはマネ
できても楽器の持ち方は普通はマネできないんですよ。楽器って誰しも自分なりの持ち方、
弾き方って自然発生的に、練習を始めた初期に身に付けてしまうんです。そしてこれは後
からなかなか矯正出来ないんです。

ところがジョン役のギターの持ち方は、ジョンが若い頃やっていたように、ギターの胴を
ヘソのあたりに持ってきて、ストロークする右手がギターのお尻の方から出て来るような
持ち方をしています。ポール役のベースの指運び、右手の親指の使い方、自分が押さえて
いる指使いをほとんど見ないで演奏するスタイルもポールそのものです。ジョージはジ
ョージで、ソロの時に肩をすぼめながら弾く姿や、スゴくナチュラルでクセの無い演奏ス
タイルがそのものです。笑っちゃうのがドラムのリンゴ役で、首を振りながらスネアを叩
く姿勢がリンゴソックリです。

ここまでやられちゃうと、もうどちらがホンモノでどちらがニセモノなのか分かりません。
っていうか、ホンモノのビートルズはもう存在しないんですから、The Fab Fourの方がホ
ンモノだといってもおかしく無いんです。この映像では初めに嘲笑気味だった観客が、曲
が進むにつれ、ホンモノのビートルズの演奏を聴いているかのような錯覚を起こして、最
後はノリノリでダンスを始めちゃうところがしっかりと捉えられています。

彼らの演奏を見ていると、ホンモノのビートルズのエネルギーが乗り移ったような感じが
します。そのエネルギーが見ている人を、催眠にかけるのかも知れません。私も完全に催
眠術にかかってしまい、その日は都合9時間も彼らのYouTubeの映像を見ていました。

そこで出てきたのが、彼らはこのレベルに到達するためにどれだけの時間と、情熱と、エ
ネルギーを投入したんだろうか?という問いでした。これが他のトリビュートバンドと圧
倒的に違うからこそ、ホンモノだけが持つはずのオーラを身に纏う事が出来て、そのエネ
ルギーが観客に伝わるんでしょう。

彼らはコピーバンドをもしかしたらやっているつもりは無いんじゃないですかね。ホンモ
ノそのものになったと錯覚している部分がどこかにあるんじゃないかと思うんですよ。つ
まりこれは自分のオリジナルだと。そう思い込めるくらい研究、練習をしているのだとい
う想いが感じられるのです。

私のようなマニアを唸らせ、最後はモニターの前でスタンディングオベーションをさせて
しまうほどの凄味をコピーから感じるとは想像も出来ませんでした。


ってここまで前フリなんですけどね(笑)。

あのね、我々が毎日の日常でやっている事って、どんな事であっても所詮は200番煎じく
らいのコピーなんです。あなたの会社のビジネスだって、あなたの会社のオリジナルじゃ
無いでしょ。製品やサービスがオリジナルでも、そのビジネスモデルは何年も前に誰かが
考えた事のパクリですよね。世界標準とかスタンダードって言葉はキレイですが、これっ
て要するに「マネをしました」って事ですから。

でもそれを、


  ■ お前のはパクリだろう!


って糾弾する人はいないんです。実態は誰かが考え出したもののパクリなのに、文句を誰
にも言われず、上手く行けば称賛されるのがビジネスの世界です。

音楽のトリビュートバンドが置かれている立場って、先ほども私が書いたように、所詮は
ニセモノ、モノマネだと想われているんです(ええ、そう思ってましたから)。そこに芸
術性を認めさせてしまう努力ってスゴくないですか?

そのつもりで我々の世界で生きたら、なんだかスゴい事が出来そうな気がしませんか?

私はこの映像をみて、感動もしたんですが、同時に自分は生ぬるい世界に生きているんだ
なあという事を実感したんですよね。


モノマネの世界で、ホンモノを抜いてしまおうと考えて、それを実現させちゃったのって
彼らだけじゃ無いですかね。そこに打ちのめされました。




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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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