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メールマガジン 第2074号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
   ・・・・・・━ 第2074号 ━ ・・・・・・

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/  

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リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

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過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
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◆ 今日の前フリ ◆◇

課題図書の優秀賞を発表します。
こういう本を選んだ時から、選考には苦労するだろうと思っていたんですが、や
っぱりみなさん同一の視点から脱出する事が出来ないようで、誰に差し上げても
チャチャが入りそうな結果になりました。

こういうノンフィクションって、読んでなにがしかの感想を持ったら次にやるべ
き事は、


  ● 自分という枠の中でこれをどう活かせるのか


を考える事だと思うんですよ。

悲惨だ、ムカつく、愕然とした、は単なる感想であって、ここで全員が終わっち
ゃ一人だけ選ぶなんて事は出来ませんよね。
多くの方がこの枠に止まったご意見というかご感想をお書きになったので(ネタ
を披露された方や、本書のスコープを逸脱してご意見を開陳された方もいらっし
ゃいましたが)、今回は本当に苦労しました。


その中で最もバランスが取れていると感じたkd1036さんに今月は差し上げようと
思います。


ちなみに私が期待していた展開は、本書と現代日本との類似性に思考を広げると
か、こういう軍部の存在を許していた当時の日本社会を考察して国民性という問
題に想いを馳せるとか、どうすれば同じようなふざけた事態を起こさなくて済む
のかという点を深掘りするとか、国家という枠でなくてももう少し小さい会社と
いう枠で類似性を見つけ、対応策を考えるとか、こういう事を書く人がいたら黙
って差し上げようと思ったんですよね。


選ぶ立場の人間がどう考えるかを考えてもらえば分かると思うんですけど、他の
人と同じような感想を切り口だけ変えて書かれても、たぶん選ばれませんよ。ど
こかにユニークなポイントがあればそれが選考理由になるんです。もちろんユ
ニークならなんでも良いわけじゃありません。本に書かれた内容を踏襲して、こ
こが良かった、ここは違うと思うなんて書いても、これまたみなさん同じような
事をやるわけですから選考理由になりにくいんです。よほど他の人が拾わなかっ
たポイントに言及していれば別ですが。

本のエッセンスを理解して、それをどのジャンル、どの事象に敷衍出来るかを考
えるとオリジナルの意見というか思考になるんですね。ですからノンフィクショ
ンを読んで、感情を揺さぶられただけで終わらせたらまだまだ読み込みが浅いと
いう事なんです。(これが小説なら分かるんですけどね。小説の目的は心に襞を
作る事ですから)

感情を一旦横に措いておいて、ロジックとかフレームワークがどうなっているの
か?にメスを入れるのです。この本で言えば、海軍が開戦を選択した理由が分か
ったら、ヒデェなあ、ムカつくなあ、ふざけんな、で終わらせるのではなく、


  ▼ 組織のこういう追い込まれ方って他にもあるんじゃないの?

  ▼ 「今さら引き返せない」って誰かに似ていない?

  ▼ 予算と権限って官僚のゴールなんだな、これって今もそうだよね?


とここまでは広げられますよね。あとはこれを現代の社会と結びつければ、新た
な気付きが生まれたり、類似性の確認によってフレームワークが強固に理解出来
たりするわけです。

例えば本書では、軍部って自分たちが過去やった事を否定出来ない存在だったの
だという事が分かるはずです。だから最後まで自分たちの責任についてはクチを
閉ざしていたわけですから。で、軍部というのもまた官僚という組織のひとつの
パーツだという事に気付けば、


  ● 官僚って自分たちの過去を否定出来ない存在なんだな


ってフレームワークが強烈に理解出来るわけです。
そうしたら、それを現代に横展開してみると、何で原発を止められないのか、何
で薬害問題は繰り返されるのかなんて事象の理由が読めてきますよね。


もしくはこんな考え方もあります。
結局今の時代に書かれている戦争本って、最後のところは「あの戦争は繰り返し
たくない」ってメッセージになるように書かれているわけですから、この流れに
便乗するのなら、こうしたロジック、フレームワークから、戦争という手段を政
治家に選ばせないための条件や外部環境を考えるなんてのも面白いと思いますよ。


読書の楽しみって、そうやって思考が広がってあっちに行ったり、こっちに来た
りして脳内で妄想のシナプスが極大化するところにあるんだと思うんですよね。

新速読編セミナーではこういう読み方のノウハウも解説しています。


私が選ぶノンフィクションって、こういう読み方をやると面白い本ばかりのはず
なのです。(そういう事が出来るノンフィクションが良書なのです)


という事で、今月もノンフィクションですよ。


アンベードカルの生涯
http://www.amazon.co.jp/dp/4334032958/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


不可触民というヒンズーの差別からどこまで脳内で妄想を広げられるか?という
ゲームだと思って読んで下さい。

日本にもまたかつて強力な人種差別がありました。ここと繋げても良いですね。
政治家という切り口で書くのなら、日本や欧米の政治家との対比もアリでしょう。
仏教とヒンズー教という視点で考えても面白い事が分かると思いますよ。


とにかく、本書の内容を引用して、「ここがスゴいと思いました」なんて感想で
終わらせるのは止めましょうね。

スゴいという感情が立ち上がるという事は、何かと比較をしているんです。何と
比較をしてスゴいと感じたのか、そことの違いはどこにあるのか、レベルがどう
異なるのか、範囲がどう異なるのか、そこに時代という背景は影響しているのか、
文化という背景が影響をしているのか、こういう考察をすると面白いモノが書け
ると思いますよ。

しかしこの本、アマゾンでは在庫が切れてしまいました。
紀伊国屋のウェブストアには在庫があるようなので、こちらも使って下さい。
もちろんちょっと大きな書店に行けば置いてあると思いますよ。


☆ 豊かになって良かった事

タイトルだけ読むとさも私が悠々自適で、ウハウハ言っているように感じますが、
あくまでも


  ● 以前のドン底状態に比べれば、一息つけるようになって来たなあ


というレベルです。
それでも以前の食うや食わず、お財布に小銭しか無い日が毎月何日もあるという
20代に比べれば、精神的には大きな違いを感じます。


私はどうも思考が天の邪鬼のようで、こういう時にも他の人が感じない事を感じ
ているようなのです(今さらながら指摘されて気付いた次第ですが・・・)

普通の人は、豊かになって感じる事と言えば


  ▼ 家や車が大きくなった

  ▼ 高級品を買えるようになった

  ▼ 頻繁に海外旅行に行けるようになった

  ▼ 子供を私立に行かせられるようになった

  ▼ 習い事が出来るようになった


のような変化を挙げる人が多いのでしょうが、私の場合には、


  ▼ 躊躇なく募金箱におカネを入れられるようになった


事と、


  ▼ リスクを背負って何かを出来るようになった


事を大きな変化に挙げたいと思います。

最初の募金箱については、かつてはあそこに小銭でアレおカネを入れる事なんて
夢にも思わなかったですから。当時のこころを正確に描写すれば、


  ■ 欲しいのはオレだから!なんでオレがあげなきゃならないの?


って言えると思います。
本当にヒンソーな心を持っていたんですね。


それが今ではコンビニで募金箱を見掛ける度になにがしかの小銭を入れられるよ
うになりましたし、ワールドビジョンのような慈善事業にもお金を出せるように
なりました。

これね、やってみると分かるんですが、こちらが出した以上の満足度というか、
こころの平穏というか、しみじみとこころがホカホカして来るものなんです。
(もちろん所詮は自己満ですよ)

なんだか自分の存在が地球に許されているという事を実感出来るんですよ。

これから何かの間違いでまたビンボーに戻っても、この習慣は止めないと思うん
ですよね。
だってこのこころの満足感があれば、今くらいにはすぐに戻れると思えますから。


もうひとつの方はもうちょっとビジネスライクな話になるんですが、


  ● ビジネスとはリスクを嗜むモノ


なんです。独立してこれが本当に理解出来たように思います。

リスクを怖がったり、これから遠ざかろうとしたり、ましてやネガティブなモノ
だと思うようになったらビジネスは上手く行きません。

リスクと対峙し、これを如何にマネージするか、リスクと引き替えに何を得るの
かを設計し、実行するのがビジネスなんです。

ところが食うモノも食えないとなると、このリスクを背負うという踏ん切りがつ
かないんですよ。

たったの1万円でも、


  ● これを失ったら明日は食べるモノが無いな~


という状態なら、逃げ出したくなるに決まっています。


これがここのところようやく出来るようになったのです。


言うまでもありませんが、これは個人でも同じですよ。

将来どう転ぶか分からないものに対して、真剣に対峙して、そこからリスクを洗
い出して、トレードオフとして手に入る果実と見比べ、リスクを最小化するため
に何が出来るのかを考える。そして行けると考えたら
このリスクを躊躇せずに背負う。この一連の行動が人生を変えるのです。


日常的にそんなリスクを背負えるようになった自分を振り返った時に、そこそこ
豊かになって来たんだなあと感じるのです。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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