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メールマガジン 第1921号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

眼鏡を変えてみました。というか、老眼が進行した結果文庫本の文字が読みづ
らくなって来たんですわ。本を読む時には眼鏡を外して読んでいるんですが、
そうするとパソコンに向かった時に何も見えなくなるわけですな。

そろそろ遠近両用が必要だろうとは思っていたんですが、レーシックをしちゃ
うか迷っていてなかなか結論が出なかったんです。
しばらくこのまま放置するかと思ったんですが、昨年の運転免許書き換え時に、
矯正視力でもギリギリだという事が判明して、仕方なく眼鏡を変えることにし
たわけです。

で、初めての遠近両用レンズはどうかというと、微妙な眼の使い方が必要です。
本や手元の小さなものを見る時には、顔を動かすのではなく眼だけ(メンタマ
だけ)を下にずらしてレンズの下の方を使って見なきゃならないんです。だっ
てそこに近接用レンズが入っているんですから。

ところが車の運転のように遠くを見る時にはレンズの上の方を使って見なきゃ
いけないんですね。言葉で言うのは理解出来ますが、身体はそう簡単に反応し
てくれません。これを間違えるとどうなるかというと、以前の眼鏡よりも見え
なくなっちゃうのです。

こんなのは慣れですから時間と共にどうにかなるんでしょうが、年を取ったな
ぁ~と嘆息するわけですな。

レーシックで近眼と老眼が治るんなら思いきってやっちゃおうかと思ったんで
すが、基本的に治るのは近眼だけらしいですな。

で、今回は眼鏡にしたんですがやはり度の調整をすると、車の運転が楽になり
ます。長距離を走ると疲れ方が違うんでしょうな。次回の大阪が楽しみになり
ました。



☆ 外資系はなぜ給料が高いのか?

前回は外資系企業の経営が如何にドライかを書いたんですが、実はこれって外
資系企業の給与水準が高いことと密接に関係があるのです。


首切りと給料にどういう関係があるのだ?と思われるかも知れませんが、これ
が明確にあるのですよ。

前回ご説明したように、外資系企業というのは予算の数字は厳密で、その結果
は『達成したのか未達だったのか?』のどちらかしかありません。『頑張りま
した』とか、『努力しました』とか、『長時間働きました』なんてのは全くど
うでも良い事実で、達成したのであれば賞賛され、未達であればマネジメント
が責任を取るというとてもシンプルな結論しか存在しないのです。

そしてこの場合の予算とは最終的には税引き前利益です。
売り上げ予算とか、経費予算なんてのは株主にとったらどうでも良い数字で、


  ● 要は最後にいくらの利益になるわけ?


というのが最大の関心事なのです。

会社のマネジメント(経営層)はこの利益を確保するために売り上げが届かな
ければ経費を削るためにクビを切るわけです。

この図式は分かりますよね?

売り上げ予算が100億で、経費予算が90億なら、利益は10億円です。この予算が
セットされたら株主は、『今期は10億の利益を出してくれるんだな』と考え、
会社の株価はこの利益から逆算されるのです。

ところがフタを開けたら売り上げが90億しか行きそうもないとなったら、この
ままでは利益はゼロになってしまいます。それじゃマネジメントは株主にウソ
をついたことになってしまい、株価は急落してしまいます。ですから、売り上
げが10億足りないのであれば、その分経費を削って80億にして最後の帳尻を合
わせようとするわけですね。


ここまでは前回の復習です。

外資系というのはこういうシビアな経営を信条としていますから、予算に対す
る社員の感度は日系の比ではありません。予算に届いたのか、未達になりそう
なのか、あといくらで達成できるのか、誰が未達なのかなんて情報は末端の社
員でも(場合によっては派遣社員だって)知っていたりします。それくらい社
員全員が一丸となって予算達成に向かって仕事をしているわけですね。

ところが日系だと、この予算の数字自身ある一定の役職の人しか知らされなか
ったりします。間違っても新入社員や派遣社員に教える事は無いでしょう。そ
の結果、社員の多くが予算という数字に鈍感になってしまうんですね。これが
日系企業の悪いところです。


そういうスタンスで経営を行った結果、外資というのは利益に貪欲になるので
す。とにかくなんとかして利益を出さなきゃと社員みんなが考えるんです。そ
して儲かっている時でもその思考は変わりません。むしろ儲かっている時の方
が、


  ● どうやったらもっと儲かるようになるんだろうか?


と考えるわけです。日々多くの人がそう考えた結果、外資というのは総じて利
益率が高くなる傾向にあるんです。同じ商売を同じようにやっているのに、な
ぜか外資だけは利益率が高かったりします。特にIT系はそういうところがある
んです。もともと外国資本が入ってくる時に、あんまり儲からない領域に投資
をする人はいないんですから。儲かると考えたから資本が入ってきたわけで、
やってみて思ったよりも儲からなかったというのなら、とっとと資本を引き上
げて儲かる国に投資をした方が良いというのが彼らの考え方なのです。


ですから日系のように赤字スレスレとか、利益率が売り上げに対して5%未満が
当たり前なんてビジネスには最初から興味はないんです。その結果、そこで働
く社員も真剣に儲ける事を考えないとビジネスが無くなってしまう(つまり会
社が無くなってしまう)というプレッシャーがあるんです。

ですから外資の社員は、


  ▼ どうやったらもっと高い値段で売れるんだろうか?(高く売れればよ
    り儲かるわけです)

  ▼ どうやったらもっとコストを抑えられるんだろうか?(コストが減れ
    ば利益は増えます)


という事を常に考えているのです。

だから同じ製品やサービスを売るにしても、日系よりも値段が高いか、もしく
はコストが安いかがハッキリしているんですね。それはすべて利益を増やすた
めなのです。


で?利益が増えたらどうなるのかって?そりゃ話は簡単ですよ。社員の給料が
ドカンと増えるんです。

私はサラリーマン時代の9年間、年平均で15%年収が増えていました。エクセル
で計算してみると分かるんですが、毎年15%増え続けると9年で3倍以上になるん
です。

1年で3倍になる事はありませんが、毎年継続して昇給していくとこういう事が
起こるんです。外資系企業で10年とか20年以上日本で営業をしているという事
は、たぶんそのうちのどこかの期間はウハウハ言うほど儲かる時があったとい
う事です。(利益率3%くらいの儲からない事業のために10年以上も投資を続け
る外人はいませんから)という事は、そういう期間は社員の給料全体がグイグ
イッと底上げされたという事です。

そうなると人件費が上がるわけですから、翌年以降はさらに値段を上げるか、
コストを下げるかしないと利益は減ってしまうわけですね。そこでさらに付加
価値を付けて値段を上げ、効率化を行ってコストを下げる、そうすると今年も
予算を達成するのでまたまた社員の給料が増えると。以下同文、以下同文。

これが10年も繰り返されたら(もちろん10年連続とは行かないでしょうが、10
年中5年でも起これば)社員の平均給料は日系とは比べものにならなくなるでし
ょ。だってこれって全部複利なんですから。


なぜ外資が儲かるかの秘密もここにありますし、同時になぜ外資は給料が高い
かの秘密もここにあるのです。

その代わり、景気が悪くなったり、能力のない人がマネジメントをやったりし
て予算を達成できないと社員がジャンジャンクビになるんです。


IT系では今、日本IBMで悪辣な首切りが行われているという報道を良く目にしま
すが、こんなのは売り上げを見たら当たり前なんですよ。あの会社は2001年に
は1兆7000億円もあった売り上げが、2012年は8500億を下回ったんですよ。つま
り11年で売り上げが半分になったという事です。これで同じ社員数を維持出来
るわけ無いんです。フツーに考えたら社員を半分にしなきゃいけないはずなん
です。もしくは同じ社員数を維持するのなら全員の年収を半額にしなきゃなら
ないんです。

給料は今までどおりもらいたい、クビにはして欲しくないって、バカな子供が
駄々をこねているんじゃないんですからあり得ないんです。

反対にシャープやパナソニックのように社員のクビも切らず、大幅な給料カッ
トもしなかった日系企業はどうなったかというと会社の存続自体が危機に瀕し
ているわけですよ。


シャープなんて液晶パネルが絶好調だった2007年には2400円もあった株価が今
では350円を切っています。売り損なった株主は怒り心頭な事でしょう。外資だ
ったらこういう状態になる前に経営陣がそっくり入れ替わっていますよ。

パナソニックなんて松下幸之助氏の時代から営々と積み上げてきた内部留保の
ほとんどをここ数年の赤字で使い切っちゃったわけです。そうやって社員に手
厚くおカネをばらまいた結果、株価は2006年の2500円から2012年には500円を切
っちゃったわけですね。そりゃ株主から見たらこんなふざけた経営をしている
会社に投資しようと思うわけがないですよ。利益は出さない、社員はクビにし
ない(経費を減らさない)、内部留保はジャンジャン減っていく(会社の資産
が減っているということです)じゃ、投資をするメリットなんてありませんか
ら。


ところが日本ではこういう会社が、雇用を維持したって事で賞賛されるわけで
す。
そりゃ単に株主にしわ寄せを押しつけているだけだろうって、なぜ誰も指摘し
ないんでしょうかね。

ドライにジャンジャンクビを切るからこそ、そこで生き残った優秀な人材は高
給を取れるわけですし、そういう人たちが集まっているからこそ革新的な製品
やサービスを開発できて世のため人のためになるわけです。そしてそういう製
品やサービスが売れて会社が大きくなり、新たに雇用も増えて、株主に配当も
出せて、さらには法人税も払えるのです。

つまり会社というのは儲かってナンボなのですよ。

これが外資の論理で、ここには一部において理と利があるのです。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
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佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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