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メールマガジン 第1857号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
   ・・・・・・━ 第1857号 ━ ・・・・・・

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

バックナンバーは、以下のサイトで検索出来ます。しかし最新号の反映は、毎
月1回を予定しており、直近号が検索されない可能性がありますのでご注意下
さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/  

人生で最も手軽に手に入れられる喜びは読書です。以前配布していた、「良書
リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
スト下さい。
(リストをご依頼頂いた方には、今後しょ~おんからお得なご案内を差し上げ
る事があります。)

ツイッターもやっています。

http://twitter.com/SatoShowon

ゆるめにやるのでフォローしてもらえるとうれしいです。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

ここまで来たら行けるところまで行ってやれ、という事で、突然ですが11月に
北陸は金沢で基本編セミナーを開催する事にしました。

日付けは11月23日土曜日(祝日)です。

基本編は何度も案内メールを出しているので、今回は出しません。

は?このセミナーって何やるの?という方は、


melma@bc.iij4u.or.jp


にメールを下されば詳しいご案内を差し上げます。

なぜ北陸かというと、ここが私のところから車で行けるたぶん最も遠い地域だ
からです。

ちなみにナビタイムによると我が家から450キロほどあるみたいです。
(同じく福岡へも450キロくらいあります。)

そしてなんと言っても、北陸は魚介類が美味い!そして季節は冬!

要するに私の食い意地が開催を決定させたわけですよ。

ですからみんなで美味いモノでも食べようじゃありませんか、なんて主旨で勧
誘してみようかと思っています。

もちろんセミナーはいつものように9時間シャベリまくるんですよ。


果たしてこのあたりにお住まいの人がどれくらい集まってくれるのか。
一応最小興行人数は5名にしました。
つまりものすごくこぢんまりやる事にします。
会場を借りて、高速を利用して車で行って、家人とホテルに2泊したらほとんど
赤字という今回の企画、


  ● 今年は色々な地方でセミナーをやりたい


という想いを形にしたモノです。
これで結局今年は、3月の高松、4月と11月の福岡、5月と12月の名古屋、7月の
札幌と合計5都市7回の開催となります。


とりあえず目標は口に出して言ってしまえばかなりの割合で叶ってしまうとい
うのが最近の発見というか法則で、これまたこの法則を強固にしてくれる結果
になりました。


という事で、これからの開催をまとめると、


  ▼ 11月16日が福岡で基本編

  ▼ 翌11月17日が福岡でマネーマネジメントと金運編

  ▼ 11月23日が金沢で基本編

  ▼ 12月7日が名古屋で基本編

  ▼ 12月8日が名古屋でコミュニケーション編(まだ案内していませんが)


という感じで、すべての回でまだまだお申し込みを受け付けております。

年内のセミナーはこれでおしまいです。

来年は新セミナー、新企画をいくつか考えていますのでお楽しみに。



これから私は東京に向かいますので、メールの返信は最悪14日の夜になる可能
性があります。悪しからずご了承下さいませ。



☆ 分かったつもりになって安心しない

この世には私なんかよりもはるかに頭が良い人たちがたくさんいます。
順位をつけられたら同じ人間とは思えないような素晴らしい脳みそをお持ちの
人もたくさんいるはずです。


そういう頭の良い人たちは有利にこの世を渡っていけるかというと、そうでも
ないところが神様の意地悪なところというか、世の中が複雑なところだと思い
ますよ。

私の周りにも、頭が良い人、並みの人、どっちかというと頭が悪い人と分類が
出来るんですが、人生に於ける幸福度合い、収入の多寡というのは、この順番
とは全く関係が無いようです。


つい先日もこのうち、頭の良い部類の先輩と電話で話をしたんですが、今まで
感じなかったというか、私が理解出来なかったこの人のヤバいところがふと手
に取るように分かっちゃったんです。


良く考えたら、メチャメチャ頭の良い新卒に仕事の話をした時に感じた違和感
と同じモノでした。


本当に最近の頭の良い若者もそうなんですけど、とにかくなんとか自分なりに
分かろうとするんですよ。

なまじっか頭が良いもんですから、自分の脳みそを使って考えたら、分からな
い事、理解出来ない事なんて無いと思うんでしょうね。


私が何かを話しても、


  ■ それって○○のような考え方をしたら良いんだよね


というように、なんとかして自分が過去蓄えてきた知識からの引っかかりを作
ろうとするんです。

まさに脳みその中でグーグル検索をするようなモノです。


私がガン患者を治した話をしたら、


  ▼ そもそもガンという診断が間違っていたんじゃないか

  ▼ 何か別な薬が副作用的に効いてしまったんじゃないか

  ▼ 最近の抗がん剤は良く効くようになってきた

  ▼ もしかしたら検査にエラーがあったんじゃないか


という感じで、何とかして自分が知っている、理解している知識とつなげよう
とするんです。


人間誰しもこういう理解の仕方をするんですけど、頭の良い人というのはこれ
がなかば偏執狂じゃなかろうかってくらいやるんです。

その理由は簡単で、


  ● 自分が全く知らない世界に入ることが怖いから


なんです。

完全に真っ白な世界で、自分の知識がゼロという世界に自分が立っているのを
認めたくないんですね。
だからなんとかして、どこかに自分が知っている領域と関連が無いかを探すの
です。
(もうひとつの理由は、そうやってつながりを見つける事で、自分が頭が良い
という事をアピールするというのもあります。)


そしてこれこそが、物事の本質を理解出来なくするアプローチなのです。


人間的な性格はどうかと思いますが、批評家の大家に小林秀雄という人がいま
す。

この人の批評文は良く現代文の大学入試試験に取り上げられるのでご存じの人
も多いでしょう。

この人が面白い事を言っています。

====
外から中が見えない紙袋に何かが入っている、何が入っているんだ?と興味を
持ってあれこれと調べる。そして最後に袋を開けたらそこには真っ赤なリンゴ
が入っていた。そうしたら諸君は、『ああ、なんだリンゴか』と言うだろう。

じゃあ聞くがね、諸君はリンゴの何が分かっているんだね。
本当に諸君はリンゴの事が分かっているのかね?
それは単なる言葉の置き換えじゃないのかね。
====


これは彼の講演録の音声CDからの要約なんですけど、これを聞いた時に私は本
当にぶちのめされました。ゴールデンウィークに高速道路で渋滞にハマってイ
ライラしていた時に聞いたんですが、大袈裟でなく背中がゾクゾクと来ました。


赤いリンゴが入っていた、これで謎が解けたと思ったらそれは大間違いだよ、
と言っているんですね。ああ、分かった分かったって思っても、あなたはその
リンゴが


  ▼ どこの産地のリンゴで

  ▼ どういう種類のリンゴで

  ▼ いつ収穫されたリンゴで

  ▼ どこで売っているリンゴで

  ▼ いくらで売っているリンゴで

  ▼ 食べたら本当に美味しいのかどうか


なんて言うことに何一つ答えられないワケです。

それであなたは本当に謎が解けたと言えるのかね?と小林秀雄は言っているん
です。


そして最後のセリフはもっとスゴいです。


  ● それは単なる言葉の置き換えじゃないのか


これって強烈じゃありませんか。

言葉の置き換え、つまり、『分からない』という言葉が、『真っ赤なリンゴ』
に置き換わっただけで、本質的に何も分かっていないという状態は何も変わっ
ていないじゃ無いかと言っているんです。

なんでそれで安心して分かったかのような顔が出来るんだと問い詰めているん
です。


我々が、『分かった!』と感じる感覚のほとんどはこれじゃないのか?
こんなレベルで本当に分かった気になって思索を止めてしまって構わないの
か?


と彼は言っているんですね。

これってスゴくありませんか?


来週もうちょっとこのテーマで書きましょうか。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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