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メールマガジン 第1858号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日の晩に東京から帰って来たわけですが、実は同時に香港から友人が来日し
ました。彼は上海から岡山に来るというので、時間を合わせて空港で落ち合い
ました。

という事で今週はひたすら彼にアテンドをしてガイド兼通訳をする予定です。

ところがガイドの方は甚だ心許ないので、説明が必要な文化遺産ではなく見る
だけで感じられる風景を中心にしようと思っています。

こうやって日本語を話せない外国人を迎えてみると、日本というのは良い国で
もあり、困った国でもあるんですね。


良い面というのは治安がよい、ぼったくりが少ない、町がキレイ、人々のマ
ナーがチャンとしている、食べ物の平均値が高いというところでしょうか。

これは日本が世界に誇るべきところで、旅のストレスがこれだけで半分以下に
なるんですね。お隣の中国なんて、


  ▼ 列を作らず割り込みばかり

  ▼ 値段があってないようなモノ

  ▼ ちょっと目を離した隙にモノが無くなっている

  ▼ お釣りに偽札が混じっている

  ▼ バスや電車の中でタバコを吸っている人がいる

  ▼ 町中ゴミが散乱している


という感じですからね。こういう国を旅行すると騙されない、盗まれない、変
なモノを掴まされないというところに意識の大半を使ってしまうのです。こう
やって身構えていると本当に疲れるんですよね。日本ではそういう心配がない、
身の危険をほとんど感じる事がないというのは素晴らしいことなのです。


ところが良いところばかりではないんですな。

困ったところというのがひとつだけあって、それは


  ■ 町中ではほとんど英語が通じない


という事です。これ地方都市だったら特に顕著なんじゃ無いですかね。
しかも外国人のお客に来てもらう事を前提にしていませんから、飲食店でもメ
ニューは全部日本語なんですね。

これ、文化的な共通点が無いと判読不能ですよ。

フレンチレストランで全部フランス語のメニューが出て来ると、何を注文して
良いのか全く分からなくなりますが、ここでは給仕の人に質問をすればどんな
材料を、どう料理して、どういう味になっているのかを詳しく説明してくれま
す。でも、日本のソバ屋で、メニューに「親子丼」って書いてあったってそれ
を(しかも英語で)説明してくれるお店は存在しません。


これ、外国人が等しく困るところらしいんですよ。

日本の食事のクオリティの高さは彼らも認識していて、絶賛もしてくれるわけ
です。ですから彼らは自分たちもそういう料理を思うがままに食べてみたい、
堪能したいと思っているのですが、そんな彼らに立ちふさがるのが日本語メニ
ューの壁なんです。

そもそも日本語が読めない、片言の日本語しか話せない人が、中華料理屋やト
ンカツ屋、ソバ屋に一膳飯屋にお寿司屋に天ぷら屋に居酒屋といったところで
注文が出来るワケが無いんです。

しかも寿司屋や天ぷら屋なんて、モノによっては『時価』なんて恐ろしい札が
かかっていたりするんですから。


彼らの多くは機会があれば自分でトライしてみたいと思うんですよね。ところ
がある人はこんな体験を語ってくれました。彼は最初に入ったお店(居酒屋)
で、何を注文して良いのか分からず、メニューの意味も分からず当てずっぽう
で指で示したメニューが、「お漬け物」の欄でそこから三品選んだらしいんで
す。もちろん店員は、のっけからお新香を三品も注文しても楽しくないのを知
っていますから、どうにかして説明しようとするんですが、口から出るセリフ
は、「ノーノー」だけで、意通じる事能わずという事になるわけです。

ノーと言われたから、注文できないのかと思いきや、筆談の結果分かった事は、


  ■ You can order. (それを注文する事は出来ます)


で、ならなぜ最初にノーと言われたのか意味が分からず、相手もそれ以上の説
明がどうしても出来ず、放置しておいたら相手が諦め、そこで出て来たのが漬
け物ばかりで難儀したという話でした。この人は今では日本語がペラペラでこ
ういう事は無くなったと言っていましたが、結構強烈な体験だったんじゃ無い
ですかね。


そういう体験をすると(腹が減っているのに、出て来たモノがタクワンにキュ
ウリの漬け物、キムチに奈良漬けなんてのがズラッと出て来たらめげるでし
ょ。)、やっぱり一人じゃ行きたくなくなるんですよね。同じ事は中国語が話
せない日本人が中国の田舎を旅すると味わいます。あそこは材料と調理方法を
指定して初めて注文が完了となるので、言葉が話せないと毎食タマゴチャーハ
ンを食べる事になります。


これから外国人にたくさん来てもらうというのは日本の政策にもなっているん
ですから、飲食店は須く英語のメニューを用意すべしなのです。もちろん親子
丼を、「mother/child bowl」なんて訳しても意味無いんですよ。どういう材料
で、どういう味の料理なのか、写真と併せてイメージが掴めるようにしなきゃ
ダメです。


ま、現状ではそういうお店が岡山にあるとは思えないので、食事時はアテンド
がどうしても必要になるんですね。


それにしてもメニューくらい3カ国語分くらい作ったらいいのにと思いますよ。
ウチの街だと中国と韓国は直行便がありますから、英語、中国語、韓国語のメ
ニューを作って、それを空港のカウンターに置いてもらえば良いと思うんです
よね。


経済活性化なんて小難しい事を言わなくても、ほとんど費用がかからず効果が
見込める施策はいくらでもあるはずなんですよね。
岡山の主要レストラン、ラーメン屋、定食屋、日本料理屋、お好み焼き屋、喫
茶店、お寿司屋すべてに3カ国語のメニューを配置するだけで、どれだけ外国人
にアピールできることか。

そうやって人が集まって来たら、町中や観光地に外国語表記の案内を設置する、
格安の通訳ガイドを用意する(コストの一部は県から補助させる)、という流
れを作れば地元の人たちの活性化にも繋がるわけです。


人を呼び寄せるのって金をばらまくのではなく、『どうやったら今よりも親切
に出来るか』を考えれば良いと思うのです。



☆ 分からない方が幸せかも

昨日は小林秀雄の話を例にして、『分かった』って実は何も分かっていないじ
ゃないかという事を書きました。


人間は、『分かった』と思った瞬間に思考が停止しちゃうんです。

袋を開けてリンゴが入っていることが『分かった』瞬間、それ以上の事は考え
なくなっちゃうんですね。

それは本来、分かった事にならないのではないかと小林秀雄は言うわけです。


むしろ分からないという状態を維持した方が、探求心という情熱は冷めないモ
ノなのかも知れません。


ところが頭の良い人というのは、『分かった』という感覚をゲットする事が目
的になっていたりするんですね。

そういうレベルの『分かった』が積み重なっても進化しないんですよ。



私の知り合いの優秀な人もそういうクチで、何かにつけて、分からないまま放
っておけないんです。
分かったという感覚を手に入れるまで安心できないんです。
だから、どうにかして過去の知識と接続させようとしてあれこれ考えるんです。


ところが人間は森羅万象の全てを理解出来るわけないんです。

どうしても全く知らない世界、全くとっかかりすらない領域というのが絶対に
あるんです。
というか、そういうのがなきゃ人生なんてつまらないですし、味気ないですよ。

知らない世界があるからこそ学ぶ事が楽しいのですから。


そういう世界と対面した時に、知らないまま、分からないまま、手を加えずそ
のまま受け取れるか、ここが重要なんです。


分からないまま、理解出来ないまま、一切の加工をせずに、自分の脳みそとこ
ころで受け取れる人の事を、『素直な人』というのです。


そういう概念を基本編セミナーでは『エポケー(判断停止)』と言っているん
です。


そもそも全く新しい未知の領域なんですから、理解、判断、納得という事が出
来るわけが無いんです。過去の知識と引っかかりがあるのなら、それは『未知
の領域』じゃなくて既知の領域です。


真に未知なるがモノは未知なるが故に、ただ黙って受け取って保存するしかな
いんです。


ところがこれは盲信とは異なります。


盲信というのは、脳みそを使わずに理解したフリをして、対象物を信じさせよ
うとするこころの動きです。
ここでは積極的に、ポジティブに判断しようという力が働いているんです。


この違い、実に般若心経で言う『空』の境地に近いんですけど、どれだけの人
が納得してもらえるんでしょうか。


私のセミナーに来られた人は、おおかたご理解いただけると思うんですけどね。



この盲信とエポケーの違いを脳みそではなく身体感覚で分かって使い分けられ
る人が成長するんですよ。


同様に、何を聞いても、どんな話をしても、


  ■ そんな非科学的な事が起こるわけがない


とか、『そんなバカな』と全否定する人は、盲信する人と同じようにヤバイん
です。
盲信と全否定はベクトルが逆を向いているだけで、こころの動きとしては全く
同じなんです。


社会人一年生というのは、学生から社会人と泳ぐ海が全く変わるので、この瞬
間は誰しも判断を停止して先輩や上司から言われた事を黙ってやるしかありま
せん。

ところが自分で自分の事を頭が良いと思っている人というのは、そんな社会人
一年生のくせに、


  ▼ そのやり方はおかしいと思います 

  ▼ それって○○の事ですよね

  ▼ ××の方が新しい考え方だと思うんですけど

  ▼ どうしてそれが大事なのか説明して下さい


とか言っちゃうんですよ。


自分が新しい海に移住してきたという事を認識していないんですね。


背伸びして自分をかっこよく見せようと思っているんでしょうかね。

でもこういうのはやらない方がいいですよ。


あれこれいわずに、


  ● はい、やります


と言う方が先輩に可愛がられます。
(だから相も変わらず体育会系の学生が可愛がられるんですね)


才人を気取っている人は常に二流の域から抜け出せないんです。


よく分からないんですけどそうなんですねぇ~、って相槌を打つ方が良いんで
すよ。

でもそれは盲信とは全然別な概念ですからね。


この違いが分かって初めてオトナになれたと言うのですよ。




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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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