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メールマガジン 第1849号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は10月セミナーの2次会会場を決定しました。

実は東京ではいつも利用しているお店があったんですが、うち1軒について、前
回の接客態度がちょっと問題だったのでもう使わない事にしました。

このお店、アルバイトの不用意なひと言で、今回の2次会35名分のお客さんがど
こかに行ってしまいました。ビジネスってのは本当に厳しいと思います。

逆に、いつも良くして下さるお店には、2日続けてやってもらえないかとお願い
しました。このお店、土曜日はやっているんですが日曜日は定休なんですよね。
そこをなんとか、とお願いしたところメニューを変えてやって下さる事に。

このお店にとっては2日で予想外の売り上げになる事でしょう。

ちゃんと仕事をしているところにとっては、世の中というのは自分に都合が良
くできているモノだ、ラッキーな事ってあるんだよね、という気分になった事
でしょう。

みなさんの会社もしくは、みなさん自身が幸せで無いのであればこういう目線
で自分の言動を振り返った方が良いかも知れませんね。
(ま、私も同じようにお客さんを逃している可能性がありますけどね。)


という事で、ご入金の確認が出来た方からご案内をしております。
振り込んだのに連絡が無いよ~、という方はメールを頂けると助かります。




☆ これだけは理解して欲しい原発の話

政府自民党は何とかして日本中の原発を再稼働させたいようですが、そのたび
に福島で問題が起こっている事が報道されてしまい、なかなか強行突破が出来
ません。
あの原発事故は辛いものでしたが、これで原発が動かせなくなるのなら長い目
で見たら日本にとって良い出来事だったのかも知れません。


ところがニュース、ネット、ツイッターなどを見ていると、このような原発に
関する記事やコメントが瞬間的に溢れるのですが、どうもこれが間違った知識
に基づいた考えばかりで苦笑を禁じ得ません。


ちょっと前には、結構なフォロワー数を持っている人が、


  ■ 放射性廃棄物なんて地下に埋めたらおしまいなんだから、とっとと埋
    めて原発を再稼働させろや


みたいなコメントを書いていて、あまりの無知さに脳みそがスパークしそうに
なりました。(このコメントのどこが問題なのか分からない人は、今日と明日
のネタは良く読んで下さいね。)


大多数の国民のみなさんには、原発なんて単なる発電装置という認識しか無い
でしょう。

確かに『単なる』発電施設なんですよ。

『単なる』という形容詞がつくようなモノに、ああいう原理を使わなきゃなら
ない理由が私には分からないんです。


日本は唯一の被爆国なのに、今度は原発で日本を核汚染させられちゃう可能性
がある原発について、最低限の知識を持つ事は日本人としての義務だと思うの
でちょっとまとめてみようと思います。


原発とは原子力発電の略で、その名の通り原子力つまり、核分裂のエネルギー
を使って発電する仕組みの事です。


そういうとなにやら小難しそうな感じがしますが、核分裂がそのまま電気とい
うエネルギーに変わるわけじゃ無いんです。


核分裂で生まれるのは熱エネルギーなんです。

そして原発というのは、この核分裂で生まれた熱エネルギーを使って、お湯を
沸かしてその蒸気を使って発電をするのです。

つまり湯沸かし器の燃料に使うプロパンガスの代わりに、核分裂の時に生まれ
る熱エネルギーを利用するようなモノです。


こことっても重要だから繰り返します。

なにやら難しそうな原子力発電も、簡単に言えば、巨大な湯沸かし器だったと
いう事です。

お湯を沸かすには、別に原子力じゃなくても、石油でも、天然ガスでも、プロ
パンガス、たとえ石炭でも良いんです。それをあえてウランやプルトニウムの
ような危険で、毒性がある物質を使っているのです。そもそもそんな事までし
てやらなきゃならないのか?という哲学が抜けていると思うんですよね。



今、日本中で原発が停止しているわけで、その結果、電気料金がドンドン上が
っていますよね。東京電力も関西電力も、ジャンジャン値上げしています。

経済界ではこれを理由に、


  ■ もっと安く電気を作れる原発をとっとと再稼働させろ


と言っているわけですが、これが原発に対する最も悪質なプロパガンダなので
す。

こういうニュースを見るとみなさんは、


  ● 原発はコストが安い、火力はコストが高い


って思いますよね。
だからこそ、原発を止めている今は電力会社は値上げをしたわけですね。

つまり、原発を再稼働させたら電気代が安くなるのね~♪なんて思ってるでし
ょ、おネェさん。


これが実は大嘘だったって知っていますか?


原発の発電コストが安く見えるのは、計算のトリックなのですよ。


どうしても原発を推進したい電力会社が、コストを安く見せるために、


  ■ 発電にかかる費用しか計算に入れないようにした


のです。

電力のコストなんだから、発電にかかる費用でOKでしょ、と短絡的に考える人
がたくさんいる事を見越した情報操作です。

ここでの発電コストとは、


  ▼ 発電所を作るおカネ

  ▼ 日々電気を生み出す時にかかるおカネ


だけです。

確かに水力発電や、火力発電、風力発電などの発電方法ならこれで経費の90%は
カバーされるでしょうから、この計算でも良いのです。

ところが、原子力発電はこれ以外に別なおカネがかかるのですよ。
しかもこれがシャレにならないのです。

原発特有の費用というのは、


  ● 原子炉の廃炉に関する費用


と、


  ● 使用済み核燃料の保管に関する費用


のふたつです。

最初の廃炉に関する費用は、福島原発で初めて議論がされました。

つまり津波が来て原子炉が使えなくなるまでは議論すらされていなかったとい
う事です。
これが東海原発で一基あたり約1兆円だそうです。


http://matome.naver.jp/odai/2130062867553693801


しかもこれは福島原発の1/7くらいのスケールの小規模原発での費用です。

福島原発は100万キロワット級ですから、どうみてもこれ以上の費用がかかるは
ずです。

先日安倍総理が福島原発の5号炉、6号炉の廃止を要請しましたが、そのために
東電は1兆円経費削減が必要になると報道されました。どう考えてもこれは計算
が合いません。実験炉的な要素が強かった東海原発で1基あたり1兆円ですよ。
なんで出力がはるかに大きい福島原発の5号炉、6号炉を合わせて1兆円で済むん
でしょうか?


当然この費用は電気料金によってカバーされざるを得ません。でも原発の発電
コストにはこの金額は計上されていないんですよ。


ちなみに、この廃炉分を電気代のコストに上乗せしただけで、軽く他の発電方
式を上回ってしまいます。

つまり、


  ● 原発はコストが安い! というのは真っ赤なウソ


なのです。

これにさらに使用済み核燃料の保管費用が必要になります。


ウランとかプルトニウムを使った核燃料は、ある一定期間使用したら核分裂の
反応が鈍くなって発電効率が落ちるんですね。そうすると再処理というやり方
で、純度の高い部分だけを寄せ集めて再度核燃料を作るんです。そうやって何
度か使い回すんですが、それにも限界があるんです。

もうこれ以上は使い物にならない、でもまだ放射能はジャンジャンと出し続け
ているという燃料のことを、『使用済み核燃料』と呼ぶのです。


日本にはこれが全部で8900トンもあるんですよ。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/kohza-003.htm


これが全国の原発に、仮に保管されているんです。

『仮に』と言ったのは、最終的にはこれを青森県の六ヶ所村に埋めてしまおう
という計画があるからです。それが完成するまでは一時的に原発に保管しよう
と言っているんです。


そしてここにはふたつの問題があるんです。

一つ目が、この仮に保管している間の安全性が全く担保されない事です。
福島原発でも原子炉の中にある核燃料よりも、外に『仮に』保管しておいた使
用済み核燃料がヤバイのですよ。

ヤバイというのは、これもまた冷やし続けなきゃいけないって事です。
これは原子炉のような頑丈な鋼鉄製の容器に入っていませんから、ちょっと何
かあったらアウトなんです。


こんな状態で野ざらしになっている核燃料が8900トンあって、各原発に放置さ
れているんです。


もうひとつの問題が、六ヶ所村の再処理施設です。

これは今から24年前の1989年に事業許可申請をしてから、何度も計画が修正さ
れて、未だに本稼働が出来ていないというバケモノのような施設です。
本来の計画では、使用済み核燃料をここの地下に埋めて冷却保管する事になっ
ています。


今は試運転という事になっていますが、ちょっと動かしたら問題が見つかって
すぐに稼働停止→計画見直しを過去何度も繰り返しています。


当然建設費もうなぎ登りで、当初の建設予算7600億円が、2001年には2兆2000億
円に変更され、2003年には3兆3700億円と公表されました。

この費用は建設費だけで、運転や保守にかかる費用は別立てで、なんと6兆円、
将来的な工場の解体費用に2兆2000億円が見積もられています。


当然、この費用もまた原子力発電コストに計上されていません。

だってこの値段ってまだ確定じゃないから計上したくても計上できないんです
よね。


これだけでどれだけフェアじゃない計算をやっているんだ?って思いませんか。

そんなふざけた計算の結果だけが一人歩きをして、


  ■ 原発を再稼働しないと電気代が上がってしまう


という世論が作られたのです。

こういう大本営発表を鵜呑みにして、再稼働を進めようとしているバカが、経
団連の某会長や、親が都知事をやっていた自民党の2世議員、さらには今年仮釈
放をもらってシャバに出て来た某有料メルマガ発行者なんです。前者は意図的
に、中者は天然の無知状態もしくは経済界からの献金つながりで再稼働を叫ん
でいると思われます。最後の後者は1年ごとの決算という時間軸でしかモノを見
られない経営者の視点から出て来たんだと思っています。


原発は経済的だ、という報道のウソは、次の保管費用をイメージしたら分かる
はずです。

その前に質問をします。

もし、青森の六ヶ所村で施設が安全に、確実に稼働して、使用済み核燃料をチ
ャンと保管できたらいくらくらいかかるんでしょうか?


この質問に答えるためには前提となるある知識が必要です。みなさんは、『半
減期』という単語をご存じですか?

これは学校でも意図的に深く教えない単語で、それは深く理解してしまうと真
実が見えてしまうからなんです。

半減期とは、ある放射性物質が放射能を出し続けて、出し続けた放射線が半分
になるまでの期間を言います。
ウランとか、プルトニウム、セシウムと言った放射性物質というのは、それぞ
れ固有の半減期というのがあるんですよ。この期間が経過すると100出していた
放射線が半分の50になるんですね。


そして原発で使われるウラン235の半減期は、7億380万年です!!
ちなみにセシウムは30年です。

つまり福島の海で泳いでいる魚から検出されたセシウムは、30年経たないと放
射能が半分にならないのです。


って事は60年経ったらゼロになるんでしょうか?

そうならないところが放射性物質の怖いところなんです。

明日に続けます。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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