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メールマガジン 第1793号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
   ・・・・・・━ 第1793号 ━ ・・・・・・

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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さい。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

中国地方も完全に梅雨明けし、昼間外に出るのは自殺行為になんじゃないか?
ってくらい暑くなっています。

野良仕事もたくさんやらなきゃいけないんですが、朝の早い時間に1時間鍬を持
っただけで、シャツからは絞れるくらいの汗が出て来ます。
汗が眼鏡にポタポタと落ちてそれが体温によって温められてレンズが曇り、そ
れが気化して目が沁みるんですよ。

夕方の5時になっても一向に涼しくならず、ところが日が落ちるくらいになると
ヤブ蚊や昆虫も動き出し、今度は別の意味で作業が出来ません。

それでも田んぼの雑草取り、畑ではジャガイモの収穫と夕日を浴びながら労働
をしました。


そんな中、我が家には続々とお中元が・・・

先週は桐の箱に入ったマスクメロンが(Kさん、ありがとうございます)
さらには、ルピシアの紅茶セットが(Yさん、ありがとうございます)
そして昨日は山形のサクランボが(Aさん、ありがとうございます)
さらにちょっと前にはローストビーフセットが(Oさん、ありがとうございま
す)


かつて孤高を気取って世間とのお付き合いを断絶していた頃は、私宛にお中元
やお歳暮が来る事など一度もありませんでした。

ま、年賀状すら出さないんですから当たり前ですわ。

それが今では季節に関係なく、様々モノを頂戴するようになりました。
(お酒類は過去どれだけもらったのか記憶出来ないくらいです。お送り頂いた
みなさん、本当にありがとうございます。)


私自身は本当にこれに価するだけのモノを提供しているのか?と考えると甚だ
心許ないのですが、みなさんにとってさらに価値ある情報を提供できるように
精進したいと思います。


☆ みんなで決めた事は無責任

日本は話し合いの国で、聖徳太子の十七条憲法でも最初に言っているのは、
『話し合いをすれば諍いは無くなるのだ』という教えです。


だからというか、その頃から日本では、話し合いをせず、誰かが独断で物事を
決めるのを無意識で嫌がっていたんでしょう。


この傾向は外資系企業でも同じで、海外資本だから文化が変わるかというと全
くそういう事は無くて日本企業と同じです。
関係者にそれとなく情報を回しておいて、賛成できる雰囲気を作っておかない
と集中砲火を浴びる事があります。


ところがこの話し合いには欠点もあるんですよ。


この欠点というのが実は結構強力で、最近の日本企業の衰退の原因はここにあ
るんじゃないかと邪推しています。

その欠点とは、タイトルにも書いたように、


  ● みんなで話し合って決めた事は、失敗しても誰も責任を取らない


のです。

誰かが独断で決めた事とというのは、上手く行かなかったらすかさず、


  ■ あの人が決めたんだから、あの人に責任を取ってもらおう


という話になるんです。
そしてこれには誰も異論を出せません。


ところが、会議を何度もやって、議論を重ねて、満場一致で決まった事が上手
く行かなかった場合、誰も責任を取らないのですよ。

正しく言えば、誰にも責任を取れないのです。

だってみんな賛成したじゃないですか。

あなたも、そこのあなたも、これは良い案だって事で賛成したんでしょ。

そうやって決まった事が失敗した場合、誰か一人が標的になる事は無いんです
ね。
でも賛成した全員が責任を取るワケにもいかないんです。


ではこういう場合どうするか?

スゴく典型的な結論は、


  ● これはまだ失敗じゃないよね、もうちょっとやってみようよ


という話にして、結論を先送りするんです。

失敗が確定したら誰かが責任を取らなきゃならなくなるんです。
ところが全員が賛成したわけですから、『誰に責任があるのか』が不明瞭なん
ですね。

そこで社長なり、専務なりが『私の責任だ』と言える会社なら良いんですが、
衰退する会社というのはこういう時にトップは、


  ■ オレだけの責任じゃねえぞ、だいたいお前らも賛成したんだからな


って言っちゃうモノなんですよ(笑)

そうするとみんなで失敗の隠蔽工作が始まるんです。

要するに失敗が無かった事、もしくはまだ失敗とは決まっていない事にしちゃ
えば良いんです。


プラズマディスプレーはヤバいんじゃないの?と数字では分かっていても、み
んなでやると決めた事だから、みんなが止めようと言わなければ止められない
んです。

そしてみんなが止めようと言うためには、失敗を認めてその責任の所在をハッ
キリさせなきゃならないんですが、ここで議論は頓挫するんですよ。


その結果、いつまでもダラダラと赤字を垂れ流す事になって、これ以上ニッチ
もサッチも行かなくなって、撤退以外に選択肢が無くなって、さらにそれをマ
スゴミが煽るようになってようやく撤退する事になるんです。

小さなキズのウチに、


  ● はい、これは失敗だからとっとと止めて次に行きましょう


とはならないんです。

行くところまで行って、誰の目にももうどうしようも無いというところまで来
て初めて、


  ● さすがにここまで来ると止めざるを得ませんな


みたいな会話が成立するんです。

これって先の大戦の時も同じですよ。

日本はミッドウェーで海軍が負けた時に、すかさずバンザイして負けておくべ
きだったんです。

少なくとも、ガダルカナルの戦いで負けた時には、もう勝てないと分かってい
たはずです。

そこで止めておけば軍部は生き残ったでしょう。
(という事は未だに徴兵制度が残る事になった可能性もあるって事です。その
意味ではあそこまで日本が壊滅的になるまでボコボコにされて良かったという
意見もありますね。)


ところがみんなで相談してやると決めた戦争だから、当事者みんなが同時に
『もう止めようよ』と言わない限り、誰にも止める権限が無くなったんです。

そしてそれを誰も言い出せなかったから、原爆が落とされるまで止められなか
ったんです。


これが日本の組織運営の歴史的なバグなのです。

そのバグは聖徳太子の頃から存在していたとも言えるんですね。


実はあの戦争は、原爆を落とされてもまだ当事者全員が『もう止めようよ』と
言わず(言えず)に、和平、戦争継続どちらにも意見が統一出来ず、ニッチも
サッチも行かなくなって、最後は天皇陛下に、


  ● 意見がまとまらなかったのでご聖断を


なんてやったんですよ。
当時から政治家とか軍の指導者ってのは、だらしが無いヤツらが多かったんで
すな。
(正確に言えば、陛下が決める以外に丸く収まる方策が無かったという事で
す。)


そうして天皇陛下の鶴の一声でようやく決着が付いたわけです。

じゃ、日本に天皇制が無かったら誰も決められずにズルズルともっと行ってた
って事なんでしょうか。たぶんそうならざるを得なかったでしょうし、それが
最近の民間企業などで起こっている事ですよ。


パナ●ニックも、オリ●パスも、ソ●ーも、経営者として責任を自覚し、断固
たる処置をやり切るって事が出来ない人達が経営層の大半を占め、


  ■ ま、オレの責任じゃ無いからね


という雰囲気というか考え方が瀰漫しちゃったわけです。


日本に於いては、『話し合ってみんなで決める』という事にはこういうリスク
が内在しているのです。


つまりメンタリティの土壌として、日本人には


  ■ 話し合いで決めた事は独断では変えられない(止められない)


という思考が強く残るのです。

だから、みんなで決めなきゃならない時や、みんなで決めた物事については、


  ● どういう条件が整ったら止めるのか


を事前にハッキリさせた方が良いのです。


その意味で、参加者全員が賛成するような議案については、あなた一人であっ
ても構わないので、『反対』と言っておくべきなんです。

どうせみんなが賛成しているような議案は、成功してもあなたに論功行賞が来
るわけがないんです、あなたが最初の企画立案者で無い限りはね。


だったら軽く逆張りをしておいた方が良いんですよ。

そしてあなたが反対したという記録を残す事で、それが失敗しそうになった時
にあなたの意見でそれを止めさせる事が出来るのです。


先の大戦では、当初山本五十六は開戦に反対してしたんですが、彼はあのまま
最後まで反対を貫いているべきだったんです。


  ● 予は最後まで反対だが、多数決で賛成が過半数になったので開戦する
    事とする


って言っていれば、彼が死ぬ前に停戦する可能性があったんじゃ無いかと思い
ます。


それくらい全員一致で物事を決めるってヤバイ事なんですよ。

ですから、会議で最後まで反対する人を大事にしなきゃならないんです。

もちろん反対だけど、やると決まったら積極的にやるって人じゃなきゃダメで
すよ。


賽は投げられたというのに、いつまでも反対を言い続け妨害活動をしていたら
ダメです。

自分は反対したという記録を残してもらう事が重要で、それ以上の事に踏み込
むと嫌われたり、排除されたりしちゃうんです。


とかく独裁者的な経営者は、自分に反対する人間を毛嫌いするタイプが多いで
すからね。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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