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メールマガジン 第1276号

▼△▼△▼ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ▼△▼△▼ 

△▼△ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第1276号 ▼△▼

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。

内容により、一つのテーマを、複数回にまたがってお知らせする事があります。
その場合には、適宜バックナンバーをご参照下さいませ。
http://archive.mag2.com/0000258149/index.html

人生で最も手軽に手に入れられる喜びは読書です。以前配布していた、「良書
リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
スト下さい。
(リストをご依頼頂いた方には、今後しょ~おんからお得なご案内を差し上げ
る事があります。)
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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨晩はWindowsのアップデートが走ったみたいなのですが、未だに完了していま
せん。たまたまウェブで今回のアップデートは数時間かかる可能性があるって記
事を読んでいたので、おとなしく待っているのですが(ですから今日のメールマ
ガジンは別なPCを使って書いています)いくら何でも画面に何も表示されずハー
ドディスクだけがカリカリと動き続けるのは反則じゃないですかね。

これだとアップデートがこけているのか上手くいっているのか全く分かりません。
ただハッキリしているのはここで手動で再起動をしちゃうとOSがクラッシュする
可能性が非常に高いという事です。

なんだか不安がいっぱいなんですが、夜帰るまではこのままにしようと思います。


☆ 構造を読み解く習慣をつける

原発問題の最終回です。

電力会社がお金を使えば使うほど利益が大きくなるという事は昨日ご説明しまし
た。

今日は、彼らの持つ地域独占についてです。

地域独占については、管政権がやろうとして官僚と電力会社に阻止された、「送
発電の分離」も、重要なテーマです。

電気というのは、作る(発電する)だけじゃ消費者に届きません。電気を送る仕
組み(送電)が必要です。現在はこれは両方とも電力会社がやっているのですが、
これを発電と送電に分けてしまうと、電力会社は困るんですよ。

今は個人が家の屋根に太陽光発電の装置を作っても、その電力は電力会社がもの
すごく安い値段で買っています。これって、地域(村や町)でひとまとめにして、
大口の使用者に営業をして、電力会社が決める使用料よりも安く、でも電力会社
が個人から買い取るよりも高く売る事だって出来るはずなんです。

ところがこれが出来ないのは、送電の部分を電力会社が持っているからなんです
ね。これを分離されちゃうと、こういった事が出来ちゃうんですね。


昔、といっても10年ちょっと前まで、日本の電話回線はNTTが全部持っていたの
ですが、これを自由化した途端、電話料金は安くなるは、インターネットの回線
も安くなるはで、これが経済の活性化にスゴく機能したのです。それと同じ事を
電気でもやろうというのが、「送発電の分離」だったんですが、この既得権の壁
は厚かったんですね。菅直人が総理の座を引きずり降ろされる事になったのも、
送発電の分離というアンタッチャブルの領域に手を突っ込んだからだと推測して
います。


なんでNTTでは出来て、電力会社では出来ないかというと、それは彼らが大量の
経済官僚の天下りを受けているからです。NTTの場合にはずいぶん前に完全民営
化されたので、電力会社に比べれば天下りの数は少なかった、つまり抵抗勢力は
それほど多くなかったんですよ。これが大きな違いだと思います。


そう、脱原発の最後のハードルは、この天下りと役人なんです。
原発が無くなったら、不倫問題でいつの間にかいなくなった西山さんが所属して
いた原子力安全保安院だって不要になっちゃうんですね。こういうのは役人は絶
対につぶさないのですよ。


つまり原発については、受益者が、「電力会社」、「自治体」、「官僚」、「マ
スコミ」もっと言えばここに、「政治家」と5つもあるんですね。

政治家は、電源三法でばらまく金が自分の地元に落ちる事で、雇用や地域経済を
活性化させて、それを票に結びつけるという意味で、完全に受益者なのです。先
日の地方選で六ヶ所村がある青森知事の候補全員が、巧妙に原発問題から話題を
逸らし続けたのは、彼らが受益者である大きな証拠です。


で、一番ガミを食っている(損をしている)のは、世界一高い電気料金を払わさ
れている日本人であり、我々は今回の事故で最終的には公的資金(税金)による
被害者救済、電気料金のさらなる値上げ、消費税アップまでも背負わされている
のです。


というのが、全体の構図なのですよ。(本当はもっと広がっているんですが)

これだけ巨大な組織が、それぞれに甘い汁を吸う構図になっていると、原発なん
て無くなるわけが無いんです。


こういう構図が分かると、これら受益者がどこでどういうウソをついているのか
見えてくるでしょ。ウソを突き通さなきゃいけない理由も、狡猾に国民を洗脳し
ようとしている事もクリアに理解出来るわけです。


こういう構図を語ることなく、目についた小さな部分をいくら議論しても意味が
無いというか、それこそ彼らの思うつぼなんですね。津波が来たら危ないぞ、な
んてのは、まさに小さな部分で、そんな切り口で攻めても、津波対策に15メート
ルの壁を作りました、って言われたらそこで話は終わっちゃうんですよ。


心あるマスコミ(主に週刊誌)は、今こそこういう構図を詳らかにし、


  ● ところで原発で誰が儲かるようになっているんだっけ?


というこの構造の一番の弱点に切り込むべきなんです。


という事で、ビジネスの世界でもこういう構造って常に存在しますし、そこに目
を向ける方が問題の解決に効果があったりするんです。


なんだよ、これだけ引っ張って、ビジネスの話は最後の一行だけかよ、なんて突
っ込みは無しね。(笑)




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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。


佐藤正遠(さとうしょ~おん)

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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