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メールマガジン 第2098号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
   ・・・・・・━ 第2098号 ━ ・・・・・・

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

バックナンバーは、以下のサイトで検索出来ます。しかし最新号の反映は、毎
月1回を予定しており、直近号が検索されない可能性がありますのでご注意下
さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/  

人生で最も手軽に手に入れられる喜びは読書です。以前配布していた、「良書
リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
スト下さい。
(リストをご依頼頂いた方には、今後しょ~おんからお得なご案内を差し上げ
る事があります。)

ツイッターは2つのアカウントでやっています。
ひとつは、@SatoShowon でこちらは私の日常をツイートしています。
もうひとつは、 @salary_1000man でこのメールマガジンの過去ログを要約した
モノを定期的に自動配信しています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日この前フリを書こうと思ったら、飛び込んで来たのがノーベル物理学賞の受
賞ニュース。とにかくめでたい事に違いは無いのだが、ふとあれって発見だった
のか?という疑問が。ノーベル賞って、発明ではなくて発見に対して与えられる
賞なんだよね。今日あたりから喧しくニュースになるだろうから、受賞理由をち
ょっとほじくってみようかね。

特に今回の業績は、基礎科学というよりはすでに製品化もされていて、世界の産
業の主流になっているという点で、過去の受賞とはひと味違う気がするんですよ
ね。このような製品化に直結する、つまりおカネのニオイがする(現に中村教授
はかつて在籍していた会社に対して訴訟まで起こしているわけです)研究が評価
されるとなれば、これはもう日本人の得意分野と言ってもおかしくないわけです
よ。前回受賞された山中教授のIPS細胞についても、産業界が躍起になって製品
にしようとしているわけで、このあたりからノーベル委員会の方向性が変わって
きたのかも知れない、という論も成り立つ気がするんですよね。


こういうタイミングで書店に行くと、関連図書が平積みでドカッと置いてあるモ
ノなので、こういう本をまとめて買うと一気に、効率よくこの範囲の勉強が出来
るはずです。こういうテーマを飲み屋で披露出来ると、あなたの評判が上がる可
能性大ですよ。



☆ どうやればふるさと納税で成功出来るのか

私に権限をもらえて自由にデザインして良いよと言うのなら、トップ3に入る自
治体になれる自信があるんですけど、コンサルして欲しいって自治体は無いんで
すかね(もちろん冗談ですよ)


ま、そういう依頼が来る事はないはずなので、このメルマガで解説をしてみまし
ょうか。
みなさんも、自分がふるさと納税の担当者で、上司から「来年は寄付金額を3倍
にしてくれよ!」って言われたと思って考えてみて下さいね。


  ● まずは魅力あるお礼の品を考える


ふるさと納税のセンターピンはどう考えてもこれです。
ここでつまらないものをリストに入れちゃいけないんです。
その自治体のウリになるもの、これからウリにしたいもの、知られていないけど
スゴいものを徹底的に集めるんです。
田舎ならたいてい農産物、海産物、地酒、工芸品ってあるはずですから。これは
最初は全部サイトに載せても良いと思います。で、人気のないものを順次外して
いくと。これまた市場原理ですから。品物の供給側の人たちにも、


  ● 選ばれるかどうかはあなた方次第だから頑張って良いものを作ってね♪


って話をしておくべきなんです。
やっちゃいけないのが、役所が自動的に買い上げてくれる仕組みだと思わせる事。
違うって。役所は単なる仲介機関に過ぎないんですから。選ぶのは寄付者であっ
て、彼らに喜ばれて感動されるものでなければ競争には勝てないんです。

次に大事なのは、


  ● リターン率は50%以上にする


という事。つまり1万円の寄付があったら最低でも5000円分は返してあげちゃう
という事です。実はこれ、ほとんどの自治体がやっていません。

ここでおカネが欲しいからって、1000円分のものしかあげないなんてせこい事を
やるから相手にされなくなっちゃうんです。初めは担当者1名、ウェブ管理1名く
らいの規模からやれば、追加コストはほとんどかからないはずなので、80%くら
いにしても良いんじゃないかと思います。

今すぐ儲けよう、黒字にしようなんて考えるからダメなのよ。
今から巻き返すにはインパクトがある品を出さなきゃならないんだから、当然そ
の分リターン率も上がるに決まっているんです。

そう考えたら、1万円でお米20キロなんて大した話じゃ無いんですよね。

農家がJA(農協)に卸す標準米の価格は10キロで2000円ですから。つまり、50%
リターンだとしたら25キロのお米を農家から直接買い取ってあげれば良いわけで
す。10キロ2500円で買い取るから来年は農薬を減らしてみてよ、なんて交渉をし
て「○○町特別栽培の減農薬米です」って書ければ競争力も高まるでしょ。

これは役所と供給側(農家だったり、漁協だったり)とのジョイントビジネスな
んです。
彼らにも自立して思考してもらい、どうすれば人気が出るのか、そのために何が
出来るのかを考え、やってもらわないと成功しないと思うんですよね。


でも、私の町では特産物はありません・・・
というところはどうしたら良いのか?
これはいくつかアイデアがあるんですが、ひとつはその町に呼んじゃうというの
があります。
例えば、特産物は無いけれど、温泉とか、スキー場とか、観光名所のひとつやふ
たつはありますよね。
そこで使える地域振興券のような金券を、「寄付金額と同額」あげちゃうんです。
つまり、1万円寄付したら、1万円分の金券がゲット出来て、そして税金が安くな
る。

この金券はそのエリア限定で使えるとなれば、金券をゲットした人はそりゃその
町に遊びに行くでしょ。
経済はとにかく人が移動して集まらなきゃ始まらないんです。1万円の金券はお
トクかも知れませんが、遊びに来たらそれ以上おカネを使うに決まってるんです
から。1万円を呼び水に5万円を使ってもらおうという事です。

地場の温泉街、シティーホテル、民宿すべてで使えるようにしたらその町への観
光客は増えると思いますよ。もちろんこの金券を使う際には利用者のアンケート
を集め、役所はどこの施設にどういう声があるのかを分析出来るようにしなきゃ
ダメです。

これにその町で無ければ体験出来ない何かがプラスされていると、それならちょ
っと遊びに行ってみるかって思ってもらえると思うんですよね。例えば、10万円
以上の寄付で、田植えが出来る田んぼと米作り体験、宿泊セット田植えの指導も
付いています。なんてやったらやりたい人っているんじゃないですかね。
田植えと、草取りと、稲刈りと脱穀のために4回その町に来てもらって、近所に
宿泊しながら指導してもらえて、出来たお米は毎月一定量送ってもらうなんてや
ったら嬉しいと思いますし、寄付した人は絶対に人に自慢すると思うんですよね。

これなら、耕作放棄地がたくさんある自治体ならどこでも出来ますよ。

同じように、春の時期を狙って山菜採りとか、タケノコ掘りとか、シイタケ作り
なんてのはもっと安い寄付で出来るはずですね。

岡山県には、倉敷という街があってそこには美観地区という名の、昔の景観を維
持した観光スポットがあるんですが、ここでは結婚式が出来るんですよ。なら、
50万円以上の寄付をした人は、ここで結婚式を挙げられますってやったら、お金
持ちのおじいさんが孫のために寄付してくれるかも知れません。しかも結婚式っ
て大人数が集まるんですから、彼らは間違いなく街におカネを落としてくれます
よね。まさに損して得取れ作戦です。


とにかく人を集めるネタにこの制度を使うのです。町を知ってもらう、来てもら
う、気に入ってもらう、そういう機会を作るために使うという発想が必要だと思
います。そして来てもらった人に、その体験を友人たちに話してもらう、自慢し
てもらう、広めてもらうそんなレベルのクオリティを企画すれば良いのです。


次に考えなきゃならない事。

これは、


  ● 100万円以上の超高額対応をする


だと思います。つまり、100万円寄付したらこんなにスゴいものがお礼で届きま
すよ、というのを考えるんです。
すでに色々な自治体がやっているんですが、この程度のレベルならちょっとステ
キな特産品がある町なら一気にまくれます。テレビのワイドショーでバカレポー
ターが「キャ~、こんなにスゴいものが来ちゃうんですか!!!???」って叫
ぶようなもの、このネタだけでメディア、ツイッター、FBでバズるような奇抜且
つ、ハイクオリティ且つ、ボリュームがあるものを考えて頂きたいのです。これ、
使われなくても良いんです。話題作りのためのネタですから。

でも日本にも富裕層って確実に存在していて、彼らは住民税だけで何百万も払っ
ていたりするんです。そういう人は、「なんでも良いから面白そうなものに使っ
てみよう」って考えたりするんで、申し込みが来ちゃうかも知れません。(滋賀
県、宮崎県といった勝ち組自治体では100万円のコースが売り切れていたりしま
す)


これを選ぶ人(選べる人)は富裕層ですから、サービスの質や、モノのクオリテ
ィ、物事の本質はよく見える人たちです。ですから、見た目だけのモノ、上っ面
だけのサービスじゃ相手にされません。これもまた、100万円全額返すくらいの
つもりで、昔で言えば殿様に献上するものを企画するつもりでやった方が良いと
思いますよ。

その際にちょっとした仕掛けを潜り込ませましょう。これを選んだ富裕層につい
ては、なんとかしてその町に来てもらうか、それが出来ないのなら役所のしかる
べき人が直接お届けした方が良いですね。役所として富裕層と合法的にお近づき
になれて、彼らから意見やアイデアをもらう最高のチャンスですから。そして彼
らを感動させたり、満足させると間違いなくこれは口コミで次の富裕層に情報が
流れるはずです。このバトンは他に渡しちゃいけません。


とはいえ、ボリュームゾーンは5000円、1万円、2万円というところでしょうから
(サラリーマンだと年に3万円程度しか枠がないんですよね)、このあたりの
ゾーンを充実させるのも重要です。これは他の自治体のサイトをつぶさに観察し
て、そこよりも少しでも見栄えのするもの、数や量を増やしたものという形で競
合に勝つための戦術を作り上げる必要があります。


最後に他の自治体があまりやっていない取り組みをご紹介しましょう。
ひとつは、クレジットカード決済です。なぜかこのふるさと納税って申し込むと
書類が郵送されてきて、そこに郵便局の振込票が入っているんですよ。これって
郵便局まで払い込みに行かなきゃならないって事ですから。都会の人はそんな面
倒な事はしません。ネットバンキングか、クレジットカードで支払うというのが
フツーですから、こういうのはすぐに導入して下さい。

もうひとつは、お礼の品の指定日配送です。
多くの場合、おカネを振り込んだら「ひと月以内を目途に配送します」なんて書
かれているんです。つまり、自分がものを欲しいと思う時期から逆算してひと月
前くらいに申し込まなきゃならないんですよね。もちろん松茸などの時期モノは
時期にならなきゃ採れないのでその心配は無いんですが、お肉とか野菜、魚なん
かはスゴく気を遣います。これ、申し込む際にウェブで何月頃配送希望というの
を選べれば楽なんですよ。

もちろん、配送日が確定したらメールで連絡するというのも必須ですよ。こうい
うきめ細かいサービスは民間の会社を見習って下さい。役人さんだって自分がネ
ットでモノを買う時にはそういう事を気にするでしょ。あなたのお客さんである
寄付者も同じなんですから。


これ以外にもウェブのユーザビリティや、動線も再確認して下さい。自治体のト
ップページから迷うことなく、ワンクリックでふるさと納税のサイトの行けるよ
うにしなきゃダメです。

もちろん、このお礼の品を手にした人の声もサイトで載せた方が良いと思います。


結局これって、フツーに民間の会社が売り上げアップのためにやっている事ばか
りなんですね。
そういうマインドを役人たちが持つようになったら日本って変わると思うんです
よね。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆配信中止はこちら :http://www.mag2.com/m/0000258149.html

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