ログイン | 新規登録

創刊号へ

前の号へひとつ前の回へ

次の回へ次の号へ


メールマガジン 第716号

■ ■ ■ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ■ ■ ■
    
■ ■ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第716号 ■ ■
    
=====================================================================
    
こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたくし
佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成長
を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    
内容により、一つのテーマを、複数回にまたがってお知らせする事があります。
その場合には、適宜バックナンバーをご参照下さいませ。
http://archive.mag2.com/0000258149/index.html
  
また、ブログもあるのですが、ここ最近は更新が滞っております。
http://d.hatena.ne.jp/showon/
あまりにもスパム的な書き込みが頻繁にあったため、現在自前のサイトを構築
する予定です。

このメールマガジンの転送を歓迎しますが、著作権により保護されている事を
ご理解ください。
全文転用については、許可をしていますが、出典が佐藤しょ~おんのメールマ
ガジンである事を明記して下さい。また、文章の部分的引用、抜粋はお断りし
ております。
   
=====================================================================


☆ 私的宗教論 2

かつては、唯物論で一杯だった私。

それが急激に変わったのは、無宗教共産主義国家、中華人民共和国で1年あまり
を過ごした頃です。

ここはご存じの通り、唯物論の国です。

とは言っても、ローカルには儒教や道教と言った古来の宗教が細々と継続して
いて、全面禁止にはなっていないんですね。

もっとも文化大革命時には、そういった寺院は徹底的に破壊されましたけど。


経済的には資本主義国家に限りなく近いとは言え、政治的には共産主義国家で
すから、オフィシャルには


  ■ 神様なんているわきゃないだろ~


ってのが彼らのスタンスです。

そんな国で、20世紀最後の1年あまりを暮らしたんですが、何よりビックリした
のは、彼らのほとんどが


  ■ 徹底的に、「自分さえ良ければOK」という考え方


だったところです。

観光バスに乗って旅行に行くと、彼らは車の窓から、


  ▼ タバコは投げ捨てるわ

  ▼ 食べかすは投げ捨てるわ


挙げ句の果てに、


  ▼ 飲み終わったビールの瓶を窓からポイッと


捨てるんですよ (・0・)

良いですか、空き缶じゃありませんぜ。ビールの大瓶ですぜ。



ウソじゃねぇだ~、おら~ホントの事を言っているだぁ。代官様信じて下せぇ
~。



本当に、高速を走っているバスの窓から、何の躊躇もなく、ビール瓶(大瓶よ♪)
をポイッと捨てた時には鳥肌が立ちましたよ。


  ● こ、こ、こいつらは人間じゃねぇ・・・



彼らの傍若無人ぶりは、バスを降りても続きます。

写真撮影禁止って書いてあるのに、公安(警察ね)が見ていなきゃ平気でパシャ
パシャやってるし、痰や唾はそこら中で吐きまくっているし、ゴミ箱のないと
ころで平気でゴミを捨てるし、トイレじゃ無いところで子供におしっこをさせ
るし・・・


書いていたらキリがないくらい、


  ■ ルールやマナーといった概念が欠如している


のですよ。

でね、この人たちがなんでこんなになっちゃったんだろう?って考えたんです
よ。

そこでふと気が付いたのは、彼らが宗教を放棄した事で、「宗教観」まで放棄
したのではないか?という事です。

なんでこう考えたのかというと、私の老師(学校の先生の事)とこういう話を
した時に、


  ● 昔の中国人はこんなじゃ無かった


って言ってた事もあるんですよ。
この先生は60代で、辛うじて戦前生まれに属する人です。

つまり、中国が宗教を捨てる前の文化を知っている人なんですね。



宗教というのは、神様に代表される、自己を超越した存在に、恐れや畏敬の念
を抱く事がスタートポイントにあるわけです。

そういった存在があるから、


  ● 自分を律しようと思う


のではないかと考えるのです。これを日本では、


  ● お天道様が見ているぞ


という表現をしたわけです。

ハッキリ言って、太陽が見ているから何なんだ?って思うわけですよ。
だいたい太陽は人間じゃないし。

もちろんこの場合の太陽というのは、「神様の代替物」なのですが、こういっ
た道徳的な概念にも、宗教が密接に連関しているのだと気付いたんですね。

だって中国にだって、いまだに孔子的な、儒教は残っているんですから。


つまりね、宗教というのは、人間が一定の枠の中で生きていく時に、「箍(タ
ガ)」が緩まないようにする役割もあるのではないかと感じたんですね。


行きすぎてがんじがらめになるのも問題ですが、精神を抑える制限が何も無い
という環境もこれまた問題なのですね。

無宗教的現世利益特化型の生き方をすると、究極すれば


  ■ 何をやってもバレなきゃ良い とか


  ■ どうせ死んだら何もかも終わりなんだし、死んだら灰になるだけさ


って考え方が通用しちゃうんですね。


今までは、宗教の負の側面だけを見て毛嫌いをしていたのですが、その後は、
ちょっとだけ宗教に寛容になれたなぁと思っています。

でも、そんな変化って、人をどっちかの方向に導く時には、とっても重要な要
素になるのだと気付いたのはマネジメントをしてからです。




読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。
  
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。
  
  
佐藤正遠(さとうしょ~おん)



Copyright (c) Showon Office & Showon Sato All Rights Reserved.
  
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
メールマガジン「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」
☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆配信中止はこちら :http://www.mag2.com/m/0000258149.html



創刊号へ

前の号へひとつ前の回へ

次の回へ次の号へ


メールマガジン 第716号