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メールマガジン 第3957号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3957号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から14年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、そこから2021年まで
8年連続でキャリアアップ部門で受賞しています。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。


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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は社会保険の闇について解説したのですが、そうしたら社労士をやっている読者さん
から、


  ● メルマガの社会保険料について書かれている事はホントにおっしゃる通りです


というコメントを頂きました。社会保険料はサラリーマンにとっては消費税以上に重い税
金で、消費税の減税や廃止を訴える前に、こちらにメスを入れる必要があることが分かっ
てもらえたと思います。

でも、消費税廃止を訴えている人たちは、基本的に社会保険料を納めていない職業の人た
ちなんです。最近、そんな人たちが気勢を上げているのが、インボイス制の廃止です。こ
れまたツイッターでは、この半年くらい定期的に話題になっています。

これは何かというと、消費税の免税事業者に対する措置を厳しくするという法改正なんで
す。これを理解するには消費税の歴史を勉強する必要があります。

消費税は当初の案では、売上税と呼ばれていて中曽根内閣(古い!)が導入を検討したの
ですが、自民党の支持者が多い中小企業の経営者が猛反発しまして、一度は廃案になった
んですね。それが消費税と名前を変えて導入されることになったのが、平成元年のことな
んです。

時の首相は故竹下さんでして、国会では野党第一党だった社会党(今の社民党です!かつ
ては野党第一党だったんですが、次回の参院選では解党の瀬戸際にいるんですね。時代の
変化は面白いですね)が、牛歩戦術というナンセンスなことをやりまして、徹夜で決着が
着いた一大政策だったんです。

売上税と呼ばれた時には中小企業が大反対をしたのに、消費税になったら、中小企業はす
んなりとこれを受け入れたわけです。当時の私にはその理由が分からなかったんですけど、
消費税の歴史を勉強して意味が分かりました。そしてそこがマスコミが報道しない消費税
の闇で、今回のインボイス制と深く関わっています。

売上税というのは、最後の小売段階で課税される税金です。え?それって消費税とどこが
違うの?というと、消費税は、仕入の段階から掛かるんですね。私が1000円のモノを仕入
れて、それを1500円で売ったとします。税率10%なら最終的に150円を納税する必要があ
るんですが、消費税の場合には私の仕入時に支払った税金を控除できるんです。

つまり仕入れ1000円に対して100円の税金を払っていて、そしてお客さんからは150円の消
費税を預かっているので、150-100=50円を納税することになるんです。これにより、計
算は複雑になりますが、納税額を調整することができるんですね。

で、ここからが問題なんですが、消費税は我々消費者は、非課税品で無い限り(例えば商
品券とか、印紙とか家賃とか)、あらゆる買い物に課税されるじゃないですか。ところが
とある事業者は、消費税を納めなくても良かったりするんです。それが免税事業者です。

これが消費税導入当初は、年間売り上げが3000万までが対象で、つまり小規模なお店(八
百屋とか、魚屋とか、タバコ屋とかね)は、実は免税事業者だったんです。

でもそんなお店で買い物をしても、


  ● 当店は免税事業者なので消費税は不要ですよ


なんて言われたことはありませんよね。ここが消費税の闇で、我々消費者はどの事業者が
免税でどこが課税事業者なのかが分からないようになっているんです。入り口にステッ
カーでも貼ってくれたら分かるんですが、そんなことをしたらみんなが免税のお店で買い
物をしちゃって混乱するじゃないですか。だから時の政府は、


  ● 全てのお店で消費者には消費税を払ってもらいましょう!


ってことにしたんです。

でも、免税事業者は現にいるわけですよ。その人たちはお客から預かった消費税をどうす
るのかというと、そのまま自分たちのポケットに入れちゃったんですよ。当初の税率は3
%でしたから、この3%分は納税せずに自分たちの闇の利益として、彼らのポケットに吸
い込まれたんです。

実は、消費税を導入する際に、小規模な事業者には、


  ■ 消費税を導入したら、3%分の利益が手元に残りますよ


って役人が説明をして、それで当初反対していた中小企業が賛成するようになったんです。
これを益税と言います。これは利益が増えるわけですから、文句を言うわけありませんよ
ね。

この免税の範囲が徐々に狭くなって、現在は年間売り上げが1000万円以下にまで圧縮され
たんです。それでも1000万以下のところってフリーランスにもそれなりにいますから、彼
らは益税の恩恵を蒙っているわけですね。

しかし政府としては消費税をキッチリと徴収したいわけですよ。そこで考えたのがインボ
イス制なんです。インボイスとは請求書のことで、これだけだと何のことか分かりません
よね。

インボイス制とは、売り上げが1000万以下だから無条件で免税事業者にするというルール
を止めて、免税事業者か課税事業者かをハッキリさせて前者についてはその事業者に支払
った仕入れ分の消費税は、仕入税額に入れませんよということです。

さきほど、1000円で仕入れたモノを1500円で売った話をしましたが、今までは1000円で仕
入れた分に対する消費税である100円は、仕入税額だということで、売り上げ分の消費税
である150円からマイナスできたんですね。ところが、今後は1000円で売っている業者が
免税事業者なら、そもそもその事業者は消費税を納めていないんだから、仕入額の消費税
を認めませんよ、だからお客さんから預かった150円を納税してくださいね、ということ
になるんです。

当然ですが、仕入の税額として認められないのであれば、1000円の仕入れに対して100円
の消費税を払うのはおかしいですよね。つまりここで益税としてポケットに入れていたお
カネが無くなってしまうということです。

これは至極当たり前ですよね。お客さんから見たら、消費税として納めるからこっちも消
費税分の上乗せを認めているわけで、あなたのポケットにそれが入ってしまうのなら、そ
んな消費税は上乗せして欲しくないですよね。そして今回のインボイス制では、たとえ消
費税分を上乗せされても、その事業者が免税事業者だと、仕入税額として控除されなくな
るんです。

だから消費税分です!って請求されても、イヤイヤあんたのところは免税事業者でしょ、
ってことになると消費税分を上乗せする必要がなくなって、結果として益税がゼロになる
んです。

私はお客から消費税分ですって言って10%をもらったのに、それを納めずにポケットに入
れるということは、これは益税ではなく盗税だと思っているので、この制度変更は正しい
と考えています。

しかし今までずっと益税として盗税をして、そのおカネをポケットに入れていた人たちは、
単純に利益が10%減るわけですから、メチャメチャムカついていて、大反対をしているん
ですね。そんな人たちを応援している政党が、れいわ、立民、共産、社民といった野党な
んです。野党というか野盗ですね。


彼らは重たい社会保険料も納めず、益税という名の利益を貪って消費税を納めていなかっ
たわけで、サラリーマンに比べたら非常に恵まれているんですよ。そんな彼らにもフェア
に課税しましょうというのが、インボイス制なのでこれに反対する人を見たら、まさに税
金ドロボーをしたい人たちなんだなと考えるべきなんです。

本件はツイッターで何度も議論していますが、私が、


  ● お客さんから預かった消費税を納めずにポケットに入れるのは盗税ですよね?


と書くと、政治家を含めて全員が沈黙してしまいます。このコメントに抗弁して来た人は
今まで一人もいません。つまり彼らにも盗税をしているという感覚はあるんでしょうね。


本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2022/06/3957_0622.jpg


☆ そんなのはムリだ!

サラリーマン時代に非常にストレスだったのは、上司から与えられる課題が当時の私には
ムリとしか思えないようなことばかりだったことです。ま、それが社会人ってことなんだ
と理解するまでに、しばらくの時間が必要でした。

というか、このことを理解して、割り切れるようにならないと、決して出世はしませんし、
社会人になって10年にもなるのに、これを理解でぎなければ、サラリーマンとして詰む寸
前だと思います。

要するに、仕事なんてモノは、基本的に無理難題を押しつけられるモノで、それをどうに
かしようともがき続けるうちに、なんとなく形になってしまうモノなんです。もちろんそ
れはチャレンジすればということですよ。ですから前回書いた、できないことをマルッと
呑み込んで取り組んでみるというメンタリティーが必要になるんです。

それを持っているという前提で、ではそんな無茶振りを上司にされたらどうしたら良いの
かを解説します。

まずは、「そんなのはムリ!」と言う前に、あなたの上司が、


  ▼ なぜこの人はこういうことを言うのだろうか? とか

  ▼ どうやったらそれが実現するんだろうか?


となぜ考えるべきなんです。ここでやっちゃいけないのは、「それはムリです!」と即答
することです。上司には上司の理屈、立場、状況があってそういう仕事が落ちてくるわけ
ですから、それを言下に却下したら、こいつはアホだって烙印を押されてそこからは冷や
飯食いになりますからね。(ホントに信じられないくらい、そういうサラリーマンが多い
んですけどね)

あなたにとってムリだと思えることって、


  ▼ あなたにスキルや経験が無いからムリなのか

  ▼ ブレークスルーとなるやり方が見つからないからムリなのか

  ▼ やってみたことが無いからムリだと思うのか

  ▼ やりたくないからムリって思いたいのか


のどれかであることが多いんです。

このうち、最後の二つは人生から排除しなきゃならないんです。仕事ができないサラリー
マンはこの二つを多用するモノなんですけどね・・・

そして基本的に上司は、あなたよりもスキルや経験が高いモノですから、


  ▼ そのことは実現可能だと分かっているか

  ▼ あなたならできると分かっているか


そのどちらかの理由があるから、あなたにやれと言った可能性が高いんですね。

特に役付きになる前の段階で落ちてくる仕事のほぼ全ては、努力すれば必ずできると上司
は分かっているモノばかりですよ。誰もやったことがなくて、あなたにできるかどうか分
からない、でもやってもらわなきゃならないなんて案件が、あなたのところに来たとした
ら、それはあなたがメチャクチャ買われているということです。

そんな人は、「そんなのはムリ!」なんてことは決して言いませんから。その代わりに、


  ● どうやったら実現するんだろうか?


って発想になるはずですから。つまり役付きで無いあなたが上司から命じられた仕事につ
いて、「そんなのはムリ!」と思ったのなら、その理由は


  ▼ あなたにスキルや経験が無いからムリなのか

  ▼ ブレークスルーとなるやり方が見つからないからムリなのか

  ▼ やってみたことが無いからムリだと思うのか

  ▼ やりたくないからムリって思いたいのか


のどれかに違いないということです。それはつまり、だから必ず実現できるということな
んですよ。

これが、ムリだと思われる仕事に取り組む前に(つまりスタートする前に)理解しなきゃ
ならないことなんです。

そして不思議なことに、それを理解するとほとんどの仕事は成就するのです。そして成就
した、上手く出来たという経験を積めば積むほどに、ムリだと思える仕事があなたのとこ
ろに集まって来て、そのたびに、


  ● どうやったら実現するんだろうか?


とあなたは考えるようになるのです。

ほら、これって出世する人がいつもやっていることでしょ。サラリーマンなんてこの程度
のことで出世できちゃうくらい生ぬるいんですよ。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
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