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メールマガジン 第3831号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3831号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から13年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位、2020年も同六位と7年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は実は真珠湾攻撃から80周年だったんですね。ツイッターでやたらと今次大戦につい
ての意見が流れて来て気付きました。

で、このタイミングで某小説家が、日本の歴史を大仰に語るかのようなタイトルの本の新
版が出まして、ああいうダメな本に脳みそが冒された人が増えないように、せめてこの
メールマガジンの読者さんには、正しい歴史認識を持ってもらいたいと思っています。

某小説家が誰で、大仰なタイトルの書籍が何なのかについては、私のツイッターを読んで
ご賢察ください。上下巻で100万部売れたと言われているので、ちょっと大きな書店に行
けば簡単に見つかると思います。

この本については、旧版が出た時に本屋でチラ読みしたら、そこら中で誤った記述、つま
り事実誤認をしている箇所があって、これは校正が機能していないんじゃないかと驚いた
のを覚えています。案の定、出版直後から歴史オタクからそれらの誤りをボコボコに叩か
れて、腰を据えて改訂したのが新版ということなんでしょう。

でも相変わらず今次大戦に対するスタンスは、日本が一方的な被害国である、日本はアジ
ア開放の為に立ち上がったのだという完全に誤ったモノを続けています。著者のストー
リーテリング能力は尋常ではないので、何も知らない人が読んだらあれが事実なのだと考
えてしまうと危惧しています。

特に日本人の悪癖として、自分たちが被った被害を過大に評価し、自分たちが行った加害
を過小に評価するということがあるんですね。ですからここに書いておきますが、戦争を
そのような二元論で評価すること自体が誤りなんです。加害と被害がブレンドされている
のが常なんです。

確かに日本国内で見ると、無差別空襲や、原爆投下については被害者だと言えるでしょう。
でもその前に日本は明白な加害者だったんですよ。あの真珠湾攻撃と同時に、帝国陸軍は
東南アジアに兵を進めたわけ。その国の了解無くして、武装した軍隊を他国に進駐させる
こと自体が、これは加害ですよ。例えばいま、東京に韓国の陸軍が武装して上陸したら、
日本人全員の心中穏やかではいられないでしょ。それと同じことを東南アジアでやったん
ですよ。

そもそも何で日本は東南アジアに進駐したんですか?これは歴史で習いましたよね。石油
を始めとする天然資源を獲得するためです。この場合の獲得とは、商行為によって購入す
るという意味ではありませんよ。武力を使って奪い取るということです。そのための進駐
だったんですから、これが加害で無くて何が加害だってことになるんです。

当時の東南アジアは、オランダやフランスが植民地としていたわけですが、現地の人から
見たら、支配者が欧米から日本に代わっただけで、おまけに日本の支配の方が扱いが苛烈
だったわけです。

フィリピンなんて大戦前には独立することが決まっていたのに、そこに日本が進駐してそ
こでドンパチを始めて、フィリピン人を数十万人殺してしまったわけですよ。

こういう話をすると、日本がアジアの開放を手伝ったなんて言う人がいるんですが、それ
は戦後、再度オランダやフランスがアジアを植民地にしようと軍を進めた時に、現地に残
っていた日本人が義勇軍として参加して一緒に戦ったということで、戦後の話なんです。
確かに日本人が残って、現地人と一緒に戦って独立を勝ち獲ったというのは、これは事実
で、あれがあるからまだ東南アジアでの日本の評判がボロクソにならないで済んでいると
いう話です。

しかし戦中については、ひたすら搾取して、現地人に奴隷労働を強いたのですよ。大東亜
共栄圏とか、アジアの開放なんてスローガンは、戦前には無かったの。進駐してしまって
から、自らを正当化するために言いだしたプロパガンダなんですから。

中国や韓国なんてもっと悲惨で、土足でずかずかと上がられて、好きなようにやられたわ
けです。韓国は日本と併合したわけですが、これが国民の総意で無いことは明らかで、力
で併合したわけですよ。確かにインフラ投資とかはやりましたけど、そもそも頼まれてい
ないのに、軍を駐留させて、他国と併合させられ、その国の言語や教育制度を強制されて
気分が良くなる国なんて無いと思いますよ。

中国なんて指導者が謀殺されたり、退任させたはずの皇帝を担いで、自国の中に独立国を
作られたわけ。盧溝橋のような謀略から戦争が始まって、数十万人が殺されたわけで、こ
んなのは恨み以外残らないですよ。

確かに両国とも、被害の程度を相当盛りまくっていて、良い加減な数字は止めろよと言い
たくもなりますが、それくらいやらないと腹の虫が収まらないくらい、日本に蹂躙された
といえるわけ。だからと言って尖閣や竹島を奪って良いという話にはならないですが、そ
ういうことをしたくなるくらいヒドいことを日本の軍部はやったということは、押さえて
おかないとダメだと思います。


でもそのことと靖国参拝は話が別です。日本の軍人、特に徴兵された一般人については彼
らの御魂を鎮める施設が必要ですし、そこにお参りをする、国のために戦ってくれたこと
を忘れないという態度は絶対に必要です。私も靖国には何度も行きましたが、広田弘毅以
外のA級戦犯は、お参りの対象から外していますから。国家のために命を投げ出してくだ
さった英霊のみなさんについては、国を挙げて慰霊をすることはやるべきだと思っていま
す。

あの戦争については、日本の加害行為が当時は完全にシャットアウトされていたため、国
民のほとんどが知らなかったんですね。ところが被害については、空襲もあって、原爆も
落とされて、沖縄が占領されてと、誰にでも分かる形で記録も記憶もあるわけです。だか
らこっちに偏りがちになるんですが、公平に事実を洗い出して評価するというスタンスを
持たないとダメだと思うんですよね。

つまり、日本国内については、英霊のみなさんのおかげで暮らせています、ありがとうご
ざいます、と言うことと、国外特にアジア諸国に対して、当時の日本はみなさんに多大な
迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした、と言うことは何ら矛盾しないんですよ。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/3831_1209.jpg



☆ 本来の自分であろうとする

山口 周 の ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
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今回が最終回になります。第五章で、働き方の話をしたわけですが、それが変化すること
で我々のキャリア戦略はどうあるべきかを論じているのが、第六章と第七章です。

ここまで論じて来たニュータイプの時代に於いては、自分が本来の自分であるように生き
る、そのために様々なことを試して、それが自分らしく生きることに寄与するのかを考え
る必要があるといっています。

その試したことが良いことだったのか、悪いことだったのかの評価は、そのことがあなた
が自分らしくあろうとする、そのように生きようとすることに資するのかどうかで決まる
のだというフレーズは重たいと思います。

なぜならば、このことが全てのスタート、土台であるべきだからです。

自分らしく生きられること、それに資することは、やっていて楽しいはずで、それは努力
も苦ではなくなるはずで、その結果ニッチな領域でスキルや、経験が積み重なるというこ
とです。それをアップサイドが見込めるビジネスに仕立てあげることができたら、場合に
よってはプロを凌駕することもできて、豊かにもなれてしまう、そんな夢みたいな話をし
ているのですが、これって要するに今のSNSの時代に於けるインフルエンサーのライフス
タイルそのものなんですよ。

インフルエンサーって、一人ひとり得意とするジャンルがあって、そのジャンルについて
は造詣が深くて、スキルも経験値もあるわけですよね。だから他者に影響を与えられるわ
けです。ところがそんなジャンルを彼らは、内発的な動機によって見つけて、育んだわけ
です。決して会社からの命令で始めたわけじゃないということです。

しかもそれはその道10年という長期的な話ではなくて、時代の移り変わりに敏感に反応す
ることで、半ば偶然にヒットしたモノだったりするわけです。だからあれこれと試してみ
ることか必要になるわけです。そのことを本書では、「成功は確率論」といっています。

綿密に計画するのではなく、とりあえず試してみて、そこからのフィードバックで修正す
る、試してみてダメなことは、止めてしまえば良い、撤退すれば良いと言ってるわけです
ね。これは言葉を変えれば、試行の量を増やして、その結果から軌道修正を素早くやりな
さい、それでも上手く行かなければ、すぐにフィールドを変えなさいということです。

それを本書では「逃げる」という表現で解説していますが、これが人生の豊かさに直結す
ると言い切ったところに私は感心しました。これは価値観としては今までとは真逆です。
一所懸命(ひとつのところに止まって、そこで命を懸ける)が美徳だと言われた時代はも
う終わったと言っているわけです。

一箇所でガマンして努力するのではなく、痛みを感じたらそれはそこから逃げろというサ
インなのだから、すぐに逃げなさいなんてことを教えるビジネス書は他に無いでしょう。

そしてこれはひとつのアイデアに拘泥してはいけないということでもあります。その理由
のひとつは、VUCAな社会だからです。VUCAということは、不安定で、不確実で、複雑で、
曖昧なわけですから、一点勝負全面突破というやり方には大きなリスクがあるんですね。

環境も変化しやすいわけで、歯を食いしばってそこに止まるよりも、逃げる、迂回する、
躱す機会が増えるわけで、そのために身軽でいることが必要になるといいます。しかも企
業やビジネスモデルの賞味期限(ライフサイクル)も短くなっているわけですから、場を
良く見て必要に応じてフィールドを変えることが必要になるんですね。

その結果何が起こるのかというと、独占という概念がダサいモノになり、場合によっては
所有することもダサいという時代が来るということです。人と人との関係性も、ソフトで
機動的なモノになる。つまり情況に応じて関わる人をスイッチしていく、そんな関係性を
持っていて、それを維持することに価値が生まれるわけです。

そんな社会では、モノや情報をシェアし、パスする人に価値が生まれるんです。本書では、
ギバー、与える人と書いていますが、私はこれを配達とかパスすると言った方が良いよう
に感じています。あげる、施すではなく、そのタイミング、情況で必要なモノや情報を、
それを必要とする人に「届けてあげる」ことに価値が生まれるのです。シェアエコノミー
やサブスクってまさにその観点で構築されたビジネスですよね。

ここまで長々と思いついたことを文字にしましたが、本書を読むと新しい時代に入ったん
だなぁと痛感すると共に、実は本書で説かれていることのほとんどは怪しい系と親和性が
高いということにも気付いて欲しいところです。怪しい系では今の時代は「風の時代」と
いうのですが、それがまさに本書で説かれていることがフィットする時代なんです。

つまりこれからますます、我々がやっている怪しい系の知識や概念が、人生に大きな影響
を及ぼすようになるということで、そのことを本書を読んで確信しました。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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