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メールマガジン 第3827号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3827号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から13年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位、2020年も同六位と7年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
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◆ 今日の前フリ ◆◇

まずは先月の課題図書の優秀賞を発表します。投稿者さんからの推薦を受けた方は以下の
通りです。

LifeCanBeRichさんが3票、BruceLeeさんが3票、sarusuberi49さんが2票、mabelさん、mks
e22さん、eiyouhokyuさん、akiko3さん、masa3843さんが各1票でした。

この推薦を受けた方の投稿を何度か読みまして、今回は僅差でmabelさんに差し上げるこ
とにしました。おめでとうございます。

先月から、投稿した方から一次突破に値する投稿を推薦してもらうようにしたのですが、
これはそのまま自分の文章力の向上に繋がるんですよ。同じテーマで、自分も論を立て表
現をした後に、同じテーマで他者が考えたことを取り込むことで、無意識に自分の考えと
の比較が行われ、それが思考の幅を広げることに繋がるんです。

ですからこれを続けていると確実に脳みそはアップグレードされると思います。書いたら
書きっぱなし、読んだら読みっぱなしでは能力は高まらないのです。この意味が分かる方
は、是非この輪の中に入ってみたら良いと思います。どうせ無料ですし。

このメールマガジンは7万人以上の購読者がいるのに、この課題図書の投稿をする人は毎
回二桁に届くかどうかなんですよね。それでこの投稿数って・・・ま、それも自由意志で
すからご自由にとしか言えませんがね。


そして今月の課題図書は、


小林一三 - 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター
https://amzn.to/3DUS1fC


です。

経営者としてこの人ほどユニークな人もなかなかいないと思います。そのあたり、みなさ
んの知っている経営者像と比較しながら読むと、色々な発見があると思いますよ。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2021/11/3827_1203.jpg



☆ 問題解決能力ではなく問題発見能力


引き続き、


山口 周 の ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
https://amzn.to/3DnuRxG


で読み取ったことを書いてみようと思います。今日は第二章について解説します。

前回は問題の稀少化と正解のコモディティ化ということを書いたのですが、問題の稀少化
とは何かという話がこの章で述べられています。そもそも問題とは、「望ましい状態と現
在の状態との差分」なわけで、ここで「望ましい状態」を定義できないのであれば、正解
つまり問題を解決させる方法を導くこともできないことになります。

その望ましい状態とは、「世界はこうあるべきだ」とか「人間はこうあるべきだ」という
ことで、これはビジョンそのものです。このビジョンを描ける人が少なくなったというこ
となんです。つまりこれは何が、どんな状態が理想なのか?を考える人が少なくなったと
いうことです。

本書では、過去の日本が実はこのようなビジョンを持たなくても生きていける状態だった
と言っています。遣隋使の頃から、バブル崩壊まで、日本は常にお手本とすべき外国、ま
たは外圧のような形で解決すべき課題が連綿としてあったんですね。だから自らが問題を
探しに行く必要がなかったんです。

それによって日本は、問題解決に長けた民族になったわけで、その結果GDP世界第二位、
世界史の奇跡といわれた復興を遂げたりしたんですが・・・そのお手本や課題が見えなく
なったのが21世紀なんですね。

これは以前私が、日本人はルールを作るのが下手だと書いたことと似ています。ルールと
いうのはあるべき姿から作り出すモノなんですが、日本人はルールに従って、ルールの枠
内で上手く立ち回ることが得意な民族なんです。自分でルールやフレームワークを作って
ご覧と言われたら、固まってしまうんですね。

これは譬えが非常に悪いですが、日本はたくさんの芸ができる猿回しのサルなんです。あ
れをやれ、これをやってみろとやるべきことを提示されたら、他のサルたちよりも上手に
やれるんです。ところが自分が猿回しになるということは考えないんです。

ところが時代は、世界の情勢は、人類全体が、これからのビジョンを考え、同意し、そこ
で英知を集めて解決策を作りあげることを要求しているんです。人口問題、エネルギー問
題、気候問題などは、一国が何かをすることで解決するような問題ではありません。国と
いう閉じた組織では対処できない、地球全体規模の問題なんです。日本はこういう問題に
関わるのが本当に苦手なんです。誰かがビジョンを決めて、そこに至るまでの道筋やルー
ルを決めて、ではこのゴールに向かってみなさんで頑張りましょうという状態になったら、
猛烈にやる気を出す民族が日本人なんです。


国単位での振る舞いでこうなるということは、個人の振る舞いでも同じようになるわけで、
日本に於けるリーダーって、ビジョンを提示して、チームをそのゴールに向けて動かすと
いうタイプの人は少ないんです。孫さんとか本田宗一郎さんとかがそれにあたりますが、
特に政治家ではほとんど見当たらないです。

日本のリーダーは、問題をどう調整し、どうやって解決するかを論じるだけなんですよ。
今の岸田総理だって、5年後、10年後の日本をどんな国にしたいというビジョンはほとん
ど語っていないでしょ。経済を回すために何をやるか?とかアフターコロナでどうする
か?は手段であって、HOWの話なんですね。

そうではなくて、「どうありたいのか、どうあるべきなのか」という理念、理想、ビジョ
ンが先に必要なんです。それがあるから、解決すべき問題や課題が生まれるんです。その
結果、それを解決させるための手段や手法が求められる、これがイノベーションです。

日本でイノベーションが起こりにくいのは、スゴロクの最初のひとコマ目にあるべきビジ
ョンが無いからなんです。それなのにイノベーションは求めるわけで、そこに大いなる矛
盾があるんです。

このような情況は別に日本でだけ起こっているわけではないことが、本書ではセグウェイ
の例を使って説明されています。世紀の発明と言われたセグウェイ(覚えていますか?)
は、スティーブジョブズも惚れ込み、爆発的に売れるだろうと言われたのですが、未だに
黒字化にほど遠い状態です。これはなぜかというと、セグウェイが解決すべき問題や、セ
グウェイがどのような未来を作るのか(それがビジョンです)が不明瞭だからだと本書で
はいいます。

テクノロジーが先進的で独創的だということは、売れるための必要条件ではないのです。
この商品が、誰の、どんな問題を解決してくれるのか?それによって未来の生活がどう変
化するのか?これが訴えるべきテーマで、これがビジョンなんです。これからの時代はこ
れを指し示す、見つける、設定できる人が価値ある人になるというのが、本章で書かれて
いることなのです。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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