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メールマガジン 第3569号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3569号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位と6年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

久しぶりに面白い本のご紹介をしましょう。最近はディープな本ばかり読んでいて、なか
なかメルマガの読者さんにご紹介できる本に出逢わなかったんですが、これは大ヒットで
した。


資本主義と奴隷制 (ちくま学芸文庫)
https://amzn.to/3k5WoK1


近代は産業革命から始まったと考える歴史家はたくさんいるんですが、そもそも産業革命
がどうして起こったのか?という疑問が昔からあったんですよ。ジェームズ・ワットが蒸
気機関を考えたからだ、というのは説明として不十分なんです。

だってそれってタダの発明ですから。発明したというだけで産業革命に結びつけるのは短
兵急に過ぎると思うんですよ。発明がなされても、それが製品化されて、販売されて、買
う人がいて、使うことで生産性が上がって、という一連の流れが生まれなければ、発明し
ただけでは何も世界は変わらないんです。

そこに必要なモノは何かというと「資本」なんです。そもそも蒸気機関という発明を製品
化するためには資本が必要です。買う方だってそれを購入するためのおカネ、つまり資本
が無いとならないわけです。

つまり当時のイギリスには蒸気機関の誕生前に、そのような発明に受け入れるための巨大
資本があったはずなんです。ちなみに日本の明治維新も同じで、中央集権国家に生まれ変
わって国を運営するための資本が必要だったんですよ。幸い日本には、三井や鴻池といっ
た資本家が江戸時代に生まれていまして、彼らが資本を提供したことで国の運営がスター
トできたんです。

それと同じで、志を形にするための資本がない場合、例えば第二次大戦後に独立した東南
アジア諸国のように、海外からおカネを借りるというステップが必要になるんです。とこ
ろがそれこそがグローバル資本主義に取り込まれてしまう最初の一歩なんですね。

これは非常に大事な視点なんですが、維新直後に日本に資本、つまり富の偏在、塊がなか
ったら、日本は何かを担保に入れておカネを借りて新政府を立ち上げなきゃならなかった
はずで、それは未来に大きな禍根を残したはずなんですよね。

話を戻すと、なぜか当時のイギリスに資本の蓄積があった。それを蒸気機関に投資したこ
とによって、かの大英帝国が生まれたとも言えるんです。で、その資本はどこにあった
の?どうやって資本を作ったの?の答えが本書に書かれています。

ま、答えを書いてしまうと、それが奴隷貿易だったんですね。奴隷貿易によって凄まじい
富をイギリスは手にし、それが産業革命とその後の工業化を成し遂げるタネ銭になったと
いう結論は、目からウロコで「参りました!」って感じですね。しかも本書が戦前に書か
れていたというところがスゴ過ぎますね。

ってことで、歴史好きの人は、この本は読まなきゃダメだと思います。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2020/11/3569_1109.jpg



☆ 責任の範囲

仕事には責任が付きものです。責任が無い仕事は、それは趣味や遊びと一緒です。

そしてあなたのサラリーは、責任の大きさによって上がるのです。


若い頃というのは、自分がやる仕事にだけ責任を負うわけです。これができない、つまり
責任を感じられない人や、責任から逃げる人、責任を全うしない人には未来はありません。
ここでたまに勘違いをする人がいるんです。例えば、


  ■ こんなに安い給料なんだから、この程度の仕事で十分なんだよ


みたいなことを言う人です。給料が安いから自分の仕事に責任が持てないという人は、こ
の先給料が上がることはありません。上司やマネジメントはここで最初の選別をしている
んです。安い給料なのに、自分の責任を全うしようとしている人が、次のステージに行け
るわけです。

でもこの次元の仕事は簡単なんですよ。だって自分のことだけやっていれば良いんですか
ら。自分がちゃんと仕事をしていたら、それだけで自分の責任は全うできるわけですから。

ところがこういう人は、次のステージの階段を登らされるわけです。所謂抜擢というヤツ
ですが、リーダーなり、マネージャーなりという役職につけられて、それと同時に責任の
範囲が大きくなるわけです。

これはどういうことかというと、自分がやっていないことにも責任を持たされるというこ
とです。今までは自分がやったことだけに責任を持てば良かったのが、ステージが上がる
と自分がやっていないことにも責任が生じるわけです。

チームリーダーは、自分のチームの誰かがやった仕事にも責任を持たされるわけです。つ
まり、自分がミスをしていなくても、チームの誰かがミスをしたら、その責任を取らされ
るということです。フツーに最悪で、最初のウチは「なんでオレが責任を取らされるん
だ?」って思うわけです。

そんなのやってられないって?役職者とヒラの人の給料の差分って、この責任を取らされ
ることで生じるわけですよ。自分以外の人の責任を取らされることが、サラリーの差分に
なっているんです。だからこれは仕方ないんですね。それがイヤならずっとヒラでいるし
かありません。

そんな構図の中で生きていると、


  ● どうやったらチームの他のメンバーがミスをしないようになるか?


と考えるわけです。これが組織の進化とか発展に繋がるわけ。責任を取らされるから、そ
れがイヤだからミスをしない組織を作ろうと考えるわけですね。


そのためには、人のやっている仕事を自分の仕事だと思うことが大事になるわけです。自
分以外の人間が、何を、どうやっているのか?を自分事にして考えないと、自分の知らな
いところで、誰かがミスを犯すわけです。それは最悪でしょ。だからチームメンバーの仕
事を管理しなきゃならないわけです。それを管理職というわけ。

これを最初に考えた経営者って賢いですよね。こういう構図で働かせたら、どうにかして
自分の責任を回避したい(つまりこれはエラーが起こらない組織を作るということです)
と考えて、そのマインドが全ての部署に伝播したら、組織は猛烈な勢いで改善されちゃう
わけですから。

ですから私は、会社の運営上での画期的な発明は、組織ごとに責任を委譲して、好きなよ
うにやらせつつ、上手く行かなかったら責任を取らせるという「管理職」という役職だと
思うんですよ。これに、信賞必罰で報いたら、能力がある人はドンドンと組織を改善して
高い給料をもらうようになるし、ダメな人は自動的にダメだということが炙り出されてし
まうんですから。


責任というキーワードが、あなたの年収と密接な関係があるということを理解したら、仕
事のやり方が変わってくると思うんですよ。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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