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メールマガジン 第3461号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3461号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位と6年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

5月の課題図書の優秀賞を発表します。今回も読んでいてキツい投稿が多く、それを嘆い
ていたら「どれどれ、どんな感じなの?」と家人も全投稿を読み込みまして、読後2人で
グッタリしました。

昨日の本文でも書きましたし、今日の本文でも書きますけど、もっと丁寧に自説を説明し
ないと、何を言っているのか分からないですよ。おまけに接続詞と指示代名詞の使い方が
メチャメチャだと、何を言っているのか本当に分かりません。

先月は課題図書を投稿している人たちとオンライン飲み会をやりまして、そこで接続詞の
使い方を徹底的にレクチャーしたわけです。だから今月はそこだけは大丈夫なんだろうと
思っていたら、接続詞で注意されるのがイヤだからか、意図的に接続詞を使わないように
している投稿がいくつか見つかりました。

接続詞を使わないともっと分からなくなるの。かと思いきや、「しかし」で前段を受けた
文章の最後に、「ですが」と連続で逆接を使ったのにも拘わらず、元のところに着地して
いない文章があったり。(「しかし」を2回使ったら元の場所に帰って来るって説明しま
したよね?)

さらには、「○○なのか?」と問題提起をしたのに、その問題を解消させていない人がい
たり。あなたが問題提起したんだから、その問題は解決させてよ。投げっぱなしで次の論
考に行かないの。「○○なのか?」と提起したら「それは××なのだ。なぜならば~」で
受けてもらわないと意味が通じないでしょ。

次に多いのが、持論を書いた後に、「なぜならば~」で始まる説明が無い人。今日の本文
に繋がるんですが、「○○だと思った」のなら、それがなぜなのか、課題図書のどこから
インスパイアされてそう思ったのか、くらいは説明してくださいよ。

この書き方じゃ読んだ人は全く納得しませんよ。意見、持論を立てたら、それが何を意味
しているのか、を複数の角度から説明し、さらになぜ自分がそう考えたのかの理由も説明
するんです。それを省略して、さらに持論を前提にして次の論を述べるのは反則です。最
初の持論を理解、納得していないのに、それが前提になっている論を主張しても、それは
相手にされませんって。

今週末は投稿者さんたちと、再度オンライン飲み会をやる予定なんですが、今回は人数が
少ないのと、投稿した人だけが参加するクローズな会にするので、全員分の投稿について、
どこがどうダメなのかを解説しようと思います。

と、ダメ出しをしたところで、一次審査を突破した人を挙げると、masa3843さん、LifeCa
nBeRichさんの2名で、優秀賞はmasa3843さんに差し上げます。この方は、書いた内容や、
着想ポイントは特に優れているわけではなくて、どちらかといえばありきたりなんですが、
日本語が適切、接続詞の使い方が正しい、指示代名詞も正しく使っている、このことによ
って、書き手の意図していることがスムーズに理解できる文章になっています。

対するLifeCanBeRichさんの投稿も、接続詞と指示代名詞の使い方に破綻がないためすん
なり読めましたが、「これをテーマに書きます」と宣言したことがほとんど言及されずに
論が進んだのが残念です。


そして今月の課題図書は、


ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
https://amzn.to/3gk24iT


で、これは先月のインテグラル・シンキングを組織に当てはめたらどのような進化が起こ
るのかを考察した本です。よってこの2冊はセットで読むと価値が高まるのです。難易度
は先月の課題図書の5割増しでして、ちょっとした哲学書を読むような覚悟が必要です。

お気楽ご気楽で読める本ではありませんし、全ての章が繋がって、積み重なって理解する
ような作りになっていますから、途中で躓かないように、ひとつひとつの章をちゃんと理
解したことを確認してから読み進める必要があります。

文体が読みにくいわけではないのですが、手抜きをすると途端に意味が分からなくなる緻
密で重厚な設計になっているので、理解するために相応の集中力が要求されます。社会人
として、この本を理解できる程度の読書力を持っていたら、人生で困ることはなくなると
思います。

ここまで脅したら、自信の無い人は読まないでしょう。良いです、そういう人が読んでも
挫折して読書が嫌いになるだけですから、自信がない人はパスしてください。逆に読書が
好きだという人は、この本を力試しのつもりで読んで下さい。ちゃんと読めて理解して、
その上で他者に自分の感想や思考を説明できたら、それだけで社会人としてトップ3%に
入る国語力を持っているといえると思います。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2020/05/3461_0602.jpg



☆ 自説を強化する

前回は理解を助ける、促進させるという目的の為に補足説明をしようね、ということを書
いたんですが、補足説明にはもう一つの役割があります。それが自説(あなたの立てた論、
持論)を強化するということです。

前回私は、


  ● 持論は丁寧に説明しよう


と書いたわけですが、ここで書いているコンテンツは私の持論です。私が勝手にそう考え
ただけで、それが共感を生むか、賛同者がいるかは全く別の話です。中には、


  ▼ それは間違いだよ

  ▼ そんなバカなことがあって堪るか

  ▼ オレはその考えに反対だよ


という人も読み手にいるかも知れません。(こんな当たり前の話ではなかなかそんなこと
にはならないと思いますが、主義主張が複雑になると必ず反対意見を持つ人が出てくるモ
ノです。過去何度も「お前は政治が分かっていない」とか、「テキトーな歴史を語るな」
とか、「本当に部長だったのか?」みたいな罵りメールをもらっていますから)


文章を書くということは、そんな反対意見を持つ人をも納得させる必要があるんです。あ
なたが折角論を立てたのに、みんなに反対されて、バカにされて、そんなことはあるわけ
ない!って言われたら凹むでしょ。どうせ書くのなら、なるほど、そうだったのか、それ
も一理あるなと思われた方が良いですよね。更に、もし相手が反対している理由が、その
人の理解が浅いことが理由であれば、誤解を解ければ理解者、賛同者になるかも知れない
じゃないですか。つまりこれもまた、文章の分かりやすさに密接に関係しているんです。

補足説明をさまざまな角度で行うことで、そんな反対意見を持つ人や、誤解している人を
黙らせることができるわけです。それを自説の強化(英単語でreinforce と言った方が分
かりやすいと思います)と言います。

課題図書に投稿される方は、各投稿でみなさん持論を展開するのですが、補足説明が無い
ことが多いので、読んでいて全く納得も共感もしないんです。


  ■ AはBなのだ!


という文章を読んだ途端に、イヤイヤCのケースもあるよ、Dだってあり得るじゃん、なん
でBだけに限定しているの?とその場で反論できることもしばしばでして、おまけにその
次に、


  ■ AはBなのだから、やるべきことはCなのだ


みたいに論が繋がって展開すると、そもそもBが正しくないと思っている読み手は、「Cを
やるべきだ」って言われても、なに言ってるの?と思うわけです。このパターンが非常に
多いんです。

それは文章中に、自説を強化するための補足説明が足りないからなんです。この場合の補
足説明とは、あなたの持論をサポートする他の事例だったり、世間に出回っている似たよ
うなアイデアだったり、科学的に立証されたエビデンスだったり、著名な人の同一意見だ
ったりを指します。

つまり、


  ● 私の論を、こんなにたくさんの人がイエスと言っているのだ


と読み手に分からせるわけです。あなたの論の味方をたくさん挙げて、反対できないよう
に仕向けるということです。巧みな文章は、これが自然に出来ていますし、強化するため
の例示やエビデンスも、


  ● それを持って来られたら、反対できないよね


というヤツを使ってるんですよ。まさにグゥの音も出ない論の立て方をしているわけです。
特に、「~しかないのだ」とか、「絶対にこうすべしだ」のような強い表現を使う時には、
事前に自説を周到に強化しておかないと、すぐに反論されたり、論破されたりしますから。
こういうのを論拠というわけですが、課題図書の投稿をされる方は、ここがみなさん出来
ていません。

人に説明する、納得させる、同意させる、とは最後はあなたの論にイエスと言わせるとい
うことですから。それができないのに、その論を元にした行動なんて誰もするはずがない
んです。

ですから文章で人を動かす時には、何らかの手段で自説を強化する必要があります。もち
ろんその前に、自説が何を言っているのかを理解させることの方が先ですよ。理解しても
らった上で、その論に同意してもらう、できれば賛成してもらう。これが出来て初めて、
一緒に行動してもらうとか、相手に行動を促すということが可能になるのです。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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