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メールマガジン 第3375号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3375号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から11年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位と6年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

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登録は以下のリンクからどうぞ。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

そろそろ来月の課題図書を発表しなきゃならないんですが、困ったことに最近読んでいる
本は、イマイチ課題図書にはふさわしくないんですよね。つまらないわけじゃないんです
が、ちょっと難しいんですね。文章の難易度ではなく、コンテンツの歴史的経緯、背景の
知識がゼロの人が読んでも、面白さに気付きにくい本が多いんですよ。おまけに500ペー
ジを超える分量だし。

実はこう見えて課題図書の選定にはかなり気を遣っています。まず、内容が一般的であっ
て、何かの専門に偏っていないこと。そして予備知識がなくても理解できること。もちろ
ん読んで面白いと思えること。そして読むことで得られる学びや気付きが、このメールマ
ガジンの趣旨に沿っていること。

その上で、分量が多すぎず、日本語の難易度が中程度で、高価すぎず、現在も絶版になっ
ていないこと。さらに過去課題図書で選んだ著者ではないこと。

最近では課題図書に取り組む人の日本語力が、過去に比べて低下しているので(それは投
稿を読んだら分かります)、以前に比べて日本語がより平易なもの(つまり難しい本はダ
メということ)を選ぶ必要があるんですね。

こういう条件を自分に課して、100回以上も続いているというのは、それはそれでかなり
大変なことなんですよ。ま、読む方にとってはどうでも良いことですけどね。


ところが困ったことに、私の読みたい本、積ん読本ってドンドンこの趣旨とはズレてきて
いるんですね。速読編セミナーでも解説していますが、読書って積み重ねると、必然的に
難易度が高い文章も簡単に読める、理解できるようになるわけで、そうすると以前の平易
な文章がつまらなく感じるんですよね。となると、意図的にそういう作家さんの本が選ば
れなくなるわけですね。

ということで、選ぶべき本のベクトルは平易な方へ、でも私の読みたい本、読んでいる本
はそれとは真逆の方向へ進んだ結果、本当にふさわしい本を選ぶのが難しくなって来てい
るんですよ。

となると最後は、みなさんの理解度を忖度せずに私が読んで面白いと思った本を選ぶか、
過去選んだ著者の別の本を選ぶかということになるんですね。前者を選ぶと、投稿を読む
のが切なくなるので、後者しか選択肢は無いのかも知れません。

ちなみに昨日、かなり期待して読んだ本が、


小林一三 - 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター
https://amzn.to/2TSHH3c


でして、内容は私にはかなり面白かったんですよ。著者の鹿島さんって、私が読んだ本で
もかなりの奇書といえる、


馬車が買いたい!
https://amzn.to/2GeX7Hi

(どちらもメチャメチャ面白い本ですから、読書に自信がある人には是非トライして欲し
いところです。)

を書いた人で(コミュニケーション編セミナーを受講した人は分かりますよね)、なかな
か難しい書きっぷりをする人なんですよね。おまけに途中からは、戦前の政界の動きを知
っていることが前提になって、説明が端折られている箇所があったりして、誰でも楽しめ
て、理解できる本とは言いがたいんですね。


参ったなぁ、困ったなぁ、でも小林一三はスゴい経営者だな。やっぱり明治の人たちって
人格が高い人が多いなぁ、でもこの本は紹介できないなぁ、って思いながら本棚を眺めて
いたんですよ。もうダメかと。路線変更して、同じ著者から選ぶかと。と思ったら、一冊
見つけました!というか、完全に小林一三繋がりなんですが、この人も明治の経済界では
外せないって人の評伝が、本棚にあったのを発見したので来月の課題図書が漸く決まりそ
うです。明日サラッと再読して、上述した条件に合致していることを確認してご紹介しま
す。



http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/3375_0123.jpg



☆ 個人事業主化は優秀な人にはメリットしかない

タニタ社長「社員の個人事業主化が本当の働き方改革だ」

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/071800034/
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/17600?page=2


まずはこの記事を読んでから、今日の本文をお読み下さい。

この記事が微妙に炎上したんですよね。というか、噛みついた人が多かった。曰く、


  ▼ 新たな人員整理のやり方だ

  ▼ 未来に保証がなく希望が持てない

  ▼ 雇用制度が崩壊する

  ▼ 老後の年金額が減ってしまう


みたいな論調で、会社だけがトクをして、働く方は損をすることになるという断定がされ
ていて、何も知らない人は、「これは悪しき制度改正だ」って受け取るんだと思います。
ところがこれ、私がサラリーマンなら必ず手を挙げてやりますね。


なぜって、日本の雇用制度を熟知している人から見たら、これはオトクな制度変更だから
です。私ならどうするかというと、会社に個人事業主として契約をする際のフィー(つま
りお給料ですね)に、今まで会社が払っていた社会保険料の会社負担分を、そのまま上乗
せするように要求します。

みなさんも毎月の給与明細を見たら分かるんですが、厚生年金とか、社会保険料って名目
で天引きされていますよね。実はこの金額と同額を会社が負担しているんです。負担して
いるって言っても、善意でやってるわけじゃありませんよ。そういう法律になっているか
ら、仕方なく会社が負担しているだけです。で、そのおカネは当然のように人件費ですか
ら。

これが何を意味しているのかというと、本来あなたがお給料としてもらえる人件費の一部
を、「社会保険料の会社負担分」ということで控除して、それを国に納めているというこ
とです。個人事業主になると、この会社負担分は納付する必要がないんですね。だって個
人事業主は、国民健康保険に国民年金ですから。

これをそのまま放置しておくと、会社側は会社負担分のおカネがマルッと浮いてしまうわ
けです。本来あなたのために使っていたおカネが、個人事業主になった瞬間に浮いてしま
うんですから、これを取り戻すのは正当な権利です。ですから会社には、


  ● 私の分の人件費から納めていたんだから、それは私の報酬と同じですよね


と言えば良いんです。あなたにその分を支払ったからといって会社が損をするわけじゃあ
りません。年金事務所に支払うか、あなたに支払うかの違いだけで、トータルの金額は全
く変わらないんですから。ところがこれ、今の年金制度を知らないフツーのサラリーマン
は、請求しないと思います。

もう一度明細書を見て下さい。ここに書かれた天引き分と同額が、あなたのポケットに入
るんですよ。これはデカいでしょ。


もちろんこのおカネを遊びに使っちゃダメですよ。個人事業主は前述の通り、国民年金に
加入することになっていて、これは掛け金が低い分、支給額も少ないんですから。満額で
も月に65000円しかもらえません。夫婦でやっても13万円じゃ老後はキツいです。ですか
ら、これを補うことを考えなきゃならないんです。

制度を知らない人は、「ほら見ろ、やっぱり会社員の方がトクじゃないか」って言うんで
すが、納付している金額が低いんだから当たり前ですよ。国民年金保険料は、毎年改定さ
れていますが、今年でも月に16,410円ですから年に20万円も払っていません。で、みなさ
んサラリーマンとして毎月いくら天引きされていますか?フツーに3万とか天引きされて
るでしょ。それにプラスして会社負担分が同額あるんですよ。つまり毎月3万円を厚生年
金保険料として納めている人は、年に72万も払っていることになるんです。

20万対72万が保険料なのに対して、受給金額がどうなっているかというと、これがヒドい
ことになっているんです。


https://seniorguide.jp/article/1001439.html

ここを見たら腰を抜かすと思うんですが、厚生年金の平均支給額は男性が166,000円、女
性が103,000円なんですって。納めている金額は、国民年金の3.6倍(高額所得者はもっと
高いです)なのに、もらえる金額は男性で2.5倍、女性では1.6倍にしかならないんですよ。


「ねんきん定期便」ってのが、毎年送られて来て、そこには納めた金額よりも大きな金額
がもらえるかのような数字が並んでいますが、ここには本来あなたのための人件費である
会社負担分の納付額が除外されていますからね。実際にはあそこに書かれた金額の2倍の
おカネを納めているんですよ。それを考慮したら、サラリーマン全員が必ず損をする、つ
まり「納付額>受給額」になるのが、厚生年金の実態なんですよ。

ところが、国民年金はそうじゃないんですよ。毎年20万(昔はもっと安かったです)を40
年納めて800万になるのに対して、受給額は年に78万ですから。これなら11年受給したら
元が取れるわけです。ちなみに厚生年金でこの計算をしたら、革命を起こしたくなります
よ。次回はここをやってみましょう。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
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