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メールマガジン 第3334号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3334号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から10年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は適度なおしめりがあって、田んぼのお米もちょうど良い感じになりました。週末が
脱穀なので、今週はたくさんウォーキングをして筋肉を整えておこうと思います。

今日からは過去最長のシリーズが始まります。全8回ですが、ちょっとした教養ネタだと
思ってお楽しみください。こういう知識をインストールしておくと、思考の軸がピシッと
してきて、おバカな方向に流されなくなるはずです。

ということで私は長めの散歩に行って来ます。


本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2019/11/3334_1119.jpg



☆ 民主主義って何だっけ?と思った時に読む話

今日のタイトルに、「民主主義」という単語を使いましたが、英語ではデモクラシーとい
うわけですが、この単語の意味を英英辞典で引くと、


a system of government in which every citizen in the country can vote to elect
its government officials


となっています。これを日本語にすると、


当該国に住む全ての市民が、政府の主要な立場に就く人間を、選挙で選ぶことができる政
治制度のこと


になります。つまりこれは、政治に関与するための制度についてのことで、それ以上でも
それ以下でもないんです。

ところが今の日本人が考える民主主義って、


  ▼ みんなが平等で格差や差別がなくて

  ▼ 一人ひとりが同じようなことができる社会


のことだと考えているんですね。つまり、Aさんにできることは、BさんにもCさんにもで
きなきゃおかしいですし、逆にDさんがやらなきゃならないことは、EさんにもFさんにも
やらせないと平等じゃないって考えるわけです。

おまけに、ここに人権という概念が加わりました。人権にも本来は細かな区分があるんで
すが、ここでは人間としての当然の権利という意味で解釈してください。それが一体化し
た結果、今では、


  ■ みんながイコールの状態になっていない社会はおかしい


って解釈する人まで出て来たんです。

昨今のリベラルと言われる(本来のリベラルは全く別な概念なんですがそれは措いておき
ます)人たちが、政治活動や社会運動として主張していることの多くは、平等つまりイ
コールであることが権利なのだというところから出発しているんです。それが実現される
ことが、民主主義社会では当然なのだと主張しているんですね。


平等とか、人権って単語を使われるとそれが当然であるかのように感じてしまうのですが、
最初に英英辞典の説明を日本語にしたように、民主主義って簡単に言えば、「自由選挙が
実施されているかどうか」ですから。誰でもが、自分の信じる主義主張に沿った政治家に、
誰にもジャマされること無く投票できれば、それは民主主義が成立したことになるんです。


そして、民主主義という言葉のどこにも、平等とか、イコールという概念は含まれていま
せん。なぜならば、それは人権に関する概念だからです。

人権に於ける平等、イコールという概念は、法制度ができる前には主に自然権のことを指
していて、これは全ての人間に等しく与えられる、生命・自由・財産・健康に関して譲る
ことのできない権利を指します。それが18世紀以降、各国で憲法が制定されるに及び、
「人間の自由」と「平等」を中心とする基本的人権に統合されたんです。


ところがここでいう平等を、戦後の日本人は歪曲するようになったんです。人権って人間
が持つ権利ですよね。そこに「平等」という概念が加わると、


  ■ 平等であることは権利なのだ


と考えるようになるわけです。ところがここでいう平等とは何か?これを、現在の日本国
憲法から考えてみましょう。


日本国憲法第14条

すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または
門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない。


憲法が規定する平等は上記の通りです。というかこれだけです。そしてこれは現在の日本
ではすべて実現しています。ですから、リベラルの人が平等ではないと叫ぶのは的外れで
すし、彼らが平等ではないと言っているのはこれ以外のことについてなのだと思います。
ところが、上記以外のことは平等、イコールでなければならないとは憲法は謳っていない
んですね。


民主主義と聞くと、格差がなくてみんなが同じ平等な状態を理想としているように思いま
すが、言葉の定義でいうとそれは全く関係のない話だったんです。

という書き出しから、長いシリーズを始めます。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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