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メールマガジン 第2419号

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           願望実現に補助線を引こう

         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 
           http://showon-sato.com

         ・・・━ 第2419号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から7年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日はコミュニケーション編セミナーのご案内をしたんですが、東京開催についてはあっ
という間に半分以上の席が埋まってしまいました。


さて、先日台湾で大きな地震が起こったわけですが、その後で色々な著名人が、


  ■ 台湾に恩返しをしよう


という主旨で募金を呼びかけるというのがSNSでやたらと流れて来て、そりゃそうだとど
こで募金をしようかあれこれ探してみたりしたんですよ。
そうしたら、こんなサイトというかブログを見つけました。


日本人のみなさんへ。台南地震へ募金なんかするより、台南人がもっと喜ぶ応援方法を台
南在住のぼくは伝えたい
http://maeharakazuhiro.com/taiwan-earthquake-message/


あ、先に前提を書いておくと、なんで台湾に募金をしようという話になるかというと、
311の地震の時に台湾ってアメリカの次に日本を支援してくれたんですよね。

ソースはこれ。
http://matome.naver.jp/odai/2136503937897276401

そのお返しを今回の地震でやろうじゃないかという話なわけですが、ところがやっぱり日
本の報道ってどこか歪んでいたんですね・・・

今回の地震で多くの人が被害に遭ったって思ってるじゃないですか。ところが実態は全然
違っていて、被害に遭ったのは手抜き工事で倒壊したマンションだけで、その近所では全
く、つまり手抜き工事をしていなかったマンションではフツーに生活をしているんですよ、
という話を現地に住んでいる日本人がしているのが最初にご紹介したリンクなのです。

だからと言って募金をする必要はない、というつもりはありませんよ。その手抜き工事の
マンションでは確かに大変な被害が起こっているわけですから。でもさ、日本の報道って
このマンションのような被害がそこら中で起こっているかのようになっているじゃないで
すか。ところがそんなこと全然なくて、ほとんどの住民は何事もなかったかのように生活
しているらしいんですよ。

まったくなんじゃそりゃ?で、どうしてこういうギャップが生まれちゃうのか不思議なん
ですよね。



本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2016/02/2419_0209.jpg


☆ 「使わにゃ損」と「使ったら損」の価値観

私の思考の嗜好として(音読したら分かりにくいな)自分と異なる存在に対する興味、就
中価値観や文化が異なる人に対する興味が消えないんです。その結果、比較文化論とか、
民俗学とかの本を読む事が多いんですが、その延長でふとこの間気付いたのが、


  ● 「使わにゃ損」と「使ったら損」の違い


なんです。使わにゃ損は、アングロサクソンを中心とした価値観で、使ったら損はズバリ
日本人ですよ。日本というのは気候的に豊かな国なのに、「勿体ない」という概念を発明
するくらい、使わずに済むのなら出来るだけ使わないようにしようという価値観を強く持
っているんです。それが昂じて、使うヤツは下品というレベルにまで昇華しちゃったのが、
古の都、京都人の表現方法なんです。


世界の言語で京都の人ほど婉曲話法を深化させた民族っていないと思いますよ。「もう一
杯お茶入れましょか?」は、「はよ帰れ」って事ですから。言葉というツールでさえも、
直接的に使わず機能させようというのですから、日本の中の異文化ですよ。


今から150年ほど前には、日本にはサムライという人種がいて、彼らは人殺しの道具とし
ての刀を身に付けていたわけですが、実は幕末の一時期を除いたら、サムライのほとんど
は生涯一度も刀を抜くことは無かったんです。なぜかというと、ひとたび刀を抜いたら、
相手を斬って殺すか、自分が斬られて死ぬかのどちらかになることが分かっているからで
す。というか、相手を殺しても理由によっては切腹もあり得るわけで、だから如何にして
刀を抜かずに勝負を決めるかを考えたわけですね。勝海舟なんて、刀の鯉口を紙縒りで綴
じていたらしいですから。
これはまさに「使ったら損」の価値観ですよね。


ところがアメリカ人は、持っているなら使わなきゃ損だと考えるんです。使わなくて済む
のなら初めから持たなきゃ良いじゃん、というある種の合理性があって、持ってしまった
のならどう有効的にこれを駆使するのか、を考える民族なんです。彼らに武士の象徴とし
ての刀という価値観は通じません。

余談ですが、この違いがあるから日本が核武装をしても、日本人がこれを使うことは無い
と思いますよ。というか、たぶん日本人が一番核兵器を本来の狙い通りに使いこなせると
思うんですけどね。


そしてこの考え方の違いはビジネスの場でも現れます。例えばアメリカでは資本は道具で
すから、これを如何に有効的に使い倒すかという考え方が確立しています。これをROI
(Return On Investment投資対効果)って言うんですが、日本の経営者は積み上がった内
部留保を使いもしないで貯めるのが好きなんですよね。株の持ち合いなんていうのも日本
に独特の珍現象で、もっと直接リターンを求めるおカネの使い方があるはずなのに、わざ
と10年後、20年後にじんわりと効いてくる方を選んだりするんです。

人材に対する考え方も同じで、アメリカでは入社してから如何に短期間で成果をあげ、会
社に貢献してもらえるかを考えるのですが、日本では鷹揚に、


  ● 将来日本という国家に、なにがしかの貢献をしてもらえればそれで良し


くらいに考えている経営者がかつてはたくさんいました。というか、今でも総合商社に於
ける人材教育って20年、30年というスパンで考えていますから。


アメリカ流の経営手法が輸入され、MBAホルダーがもてはやされるようになってから、流
れが急に変わったんですが、天の邪鬼の私はみんなが右に行ったら私は左に行きたくなる
ところがあって、むしろこれからはかつての日本人が持っていた「使ったら損」という価
値観が重要になると思うんですよね。

使わずに、持っているだけで、チラリと見せるだけで威力を発揮させる生き方って、どう
やったら出来るのか、これが今年のテーマだったりします。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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