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メールマガジン 第1929号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

まずは1月の課題図書の優秀賞を発表しましょう。
今月は38名の方(ダブりを削除し、期限後の方を抜いた正味人数)に書いて頂
きました。ここのところ、これくらいの人数で固定化されて来たようですね。

さすがに先月、「みんなと同じじゃ優秀賞はムリよ」とハッパをかけたせいか、
今月はみなさんすこぶる面白く、


  ● おおお、こういう読み方もあるのか、こりゃ面白い


と頷く文章がたくさんありました。

アップしていない人も、した人も読んだ方が良いですよ。
スゴく勉強になりますから。

http://showon-sato.com/index.php?cID=87

っていうか、これを読んだら、この本を読まなくてもどういう本なのか分かっ
ちゃうはずですから。


って事で、こういう月は、選ぶ方は大変だという事ですね。

で、あれこれ読み直して3名の方を選び出しました。

t1100967
6339861
andoman

このお三方から誰にしようかと再度読み直し、すべてにバランスが取れていた
『t1100967』さんに差し上げる事にしました。


さて今月は、

永遠のゼロ

http://www.amazon.co.jp/dp/406276413X/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


が課題図書ですよ。ずいぶん前に紹介した本なので、読み終わった方もたくさ
んいるでしょう。その意味では、今月はボーナス月間ですね。

ただし、この本で勝ち残るのは難しいと思いますよ。なんたってほとんどの人
は感動したり、泣いたり(中には号泣したり)するわけですからね。
そういう激しく感情を揺さぶられる本を、人と違った視点で、ううんと唸らせ
るにはどう書いたらいいのかを考えてみて下さいね。


☆ 靖国問題に見る大局観の育て方

本当はこのネタは荒れるからやりたくないんですが、主旨は大局観なのでそこ
を理解してもらえれば良いと思うんです。

安倍総理が靖国神社に参拝してから、右も左も喧々囂々、様々な意見が飛び交
っています。

メタレベルでいうと、「賛成派」と「反対派」しかいないんですが、

賛成派:これは国内問題で、英霊を慰霊するのはどこの国でも常識だ

反対派:靖国の肯定は軍国主義の再来で、それを中韓は問題にしている


というような主張をそれぞれがエビデンス(証拠)を挙げて口角泡を飛ばして
いるわけです。

これね、この視点でモノを見ていたらダメなんですよ。賛成か、反対か、日本
は正しいか間違っているかで議論をしていると大事な本質が捉えられなくなる
のです。
その大事な本質を、「大局観」というのです。

この大局観は、その場から一歩下がって全体を鳥瞰して見ないと理解出来ない
んですよ。

その意味でこの問題について言えば、今の言論界は小学生がピーピーギャーギ
ャー騒いでいるのと同じレベルです。


という事に、この問題が大きくなってからじっくり考えて気付きました。
今日はその解説をしようと思います。

この問題で大騒ぎをしているのはいつものように、中国と韓国でそれに引きず
られるように、(というか中韓が世界問題に発展させようとして)アメリカや
イギリスあたりも意見を言うようになっています。
つまり、大騒ぎをしている主体は、あくまでも中国と韓国です。ここに異論は
ないと思います。

そこでまず考えなければならないのは、


  ● 中韓は靖国問題を解決させれば、満足するのか?


というところです。

これは、将棋に譬えたら分かるんですが、彼らがこの将棋で狙っている王様は
靖国問題なのか?という問いを立てる必要があるんです。これがイエスなら全
力を挙げて靖国問題を解決させれば良いんです。というか、そうしなくちゃい
けません。


ところがこの答えは絶対的にノーなのですよ。

靖国問題なんてのは、彼らと日本の将棋で言えば、歩と歩がぶつかってその後
ろに桂馬が配置されているような局所戦なんです。これでどちらかが歩を取っ
たりしてもこれで勝負がつくわけじゃないんです。

なぜならば、相手側の盤上には『反日』という飛車角が虎視眈々と攻撃の機会
を窺っているからです。


いつの時代も、国家というのは自国の繁栄のために外交を行うのです。
この靖国問題は経済問題では無く明確に外交問題ですから、その後ろには彼ら
の国の利害、繁栄という王様が控えていて、ここが外交の目的なのですよ。


なぜそんな事が言えるのかというと、靖国問題はイデオロギーだからです。イ
デオロギーとは主義主張の問題で、要するに解釈の問題だという事です。ここ
には実利はヒモ付いていません。キリスト教を信じるか仏教を信じるかという
のと議論の次元は同じなんですよ。どっちを信じようが大勢に影響は無いんで
す。

イヤこれね、日本が本当に再度軍国化しそうだというのなら話は別ですよ。
そうなると靖国問題は自国の安全保障問題になるわけですから、彼らは何が何
でも阻止しなきゃなりません。
ところが今の日本を見て、日本が戦前の軍国主義に戻るとか、他国を侵略する
とか、事変を起こして戦争を誘発させるとか考えられますか?
憲法すら変わっていないのに、そして日本男児のほとんどが自分が兵隊になっ
て突撃するなんて真っ平ゴメンだと考えているのに、軍国主義を実施出来るわ
けがないんです。

そんな事は諸外国も良く知っているんです。
だいたい、戦後68年間、他国の人間を誰一人殺していない珍しい国が日本なん
ですから。一度も交戦状態にすらなっていないんですよ。

中国はインドやベトナム、ソ連と何度となくドンパチをやっていますし、韓国
はアメリカのベトナム戦争に従軍してベトナム人を殺しまくった上に、現地の
女性を強姦しまくったんですから。(今でも数万人単位で混血児が生きていて、
社会問題になっているんですけどね)


本来、靖国問題が純粋なイデオロギー対決ならば、彼らは懸念する必要すらな
いという事です。だってどっちに傾こうが現状維持は変わらないんです。


それがこれだけ揉めているという事は、別なところに原因というか狙いがある
という事ですよ。

これに気付かなきゃいけません。本来、歴史認識は主義主張で自分はどう考え
るかというイデオロギーです。

だから彼らは戦後30年間も靖国参拝について何も文句を言っていなかったんで
すよ。

↓当時もこんなに頻繁に参拝していたのにね↓

靖国神社に参拝した歴代首相
http://tamutamu2011.kuronowish.com/syusyouyasukunisannpai.htm



ところが前述したように、イデオロギーには実利は伴わないんです。
ですから彼らがそんな戦いを本気でやるワケが無いんです。特に宗教というイ
デオロギーを国家として捨て去った現実主義者の中国がね。


ではなぜ彼らは騒いでいるのか?という問いを発しないといけないのです。

それは即ち、靖国問題の向こう側にどういう実利があるのか?を考えるという
事です。そうすると、彼らの真の狙いが見えてくるわけです。イデオロギーを
超えた何かがね。


簡単に言えば、この問題で騒いだら、彼らにおトクな事があるって気付いたと
いう事ですよ。
騒げば騒ぐほど、美味しい事が起こるという事に気付いたんです。


なぜ彼らが靖国問題で強固な姿勢をとり続けているのか?それは先の戦争とか、
軍国主義への懸念とかではなく、


  ■ 今後の日本との関係で、いつまでも優位に立てる外交カードを手に入
れたいから


なんです。

外交とは常に自国が有利に、そして利益になるように行う戦いで、広義の意味
では戦争も外交手段のひとつなんです。(分からない人はクラウゼビッツの戦
争論でも読んで下さい。)

例えば中国がこの戦いに勝つと、


  ▼ 尖閣諸島の領有権

  ▼ あの地域に眠る膨大な天然ガスの所有権

  ▼ 国民の不満を政府に向けさせないためのスケープゴート

  ▼ 日本からのさらなる経済支援

  ▼ 日本からの技術移管の促進

  ▼ 自国の帝国主義化のツール


を楽勝で手に入れる事が出来るます。

最後の例は分かりにくいでしょうが、台湾は中国のモノだとか、チベットやウ
イグル族への弾圧に茶々を入れさせないとか、彼らがベトナムと揉めている南
沙海域の領有権争いで日本に口を挟ませないとか、とにかく日本が目障りな事、
自分たちに都合の悪い事をやらないようにするためのカードが、「自国の帝国
主義化のツール」という意味なのです。

もちろんそんなカードはどこの国だって、誰に対してだって欲しいですよ。
でも、中国はこのカードをもうちょっとで日本からゲット出来る好位置にいる
のです。

そのための戦略が『反日』ですから。

戦後営々と反日教育をしてきたおかげで、あの国ではほとんどの国民が何らか
の形で日本に嫌悪感を持っています。というか、嫌悪感を持つようになる事が
反日教育の目的だったのです。

その結果、反日無罪(反日に関する事なら何をやっても罪にならない)という
ふざけた事まで起こっているんです。これは韓国も同じですがね。


あの国では反日を叫んでいれば国がまとまるんです。
本来は、共産党政府に向かうべき国民の不満が逸らされて日本に向かうんです。


元々はそういうつもりで反日を叫んでいたのが、いつの間にか日本の方からそ
の流れを支援する動きがやって来たのです。それが朝日新聞を代表とするご注
進マスゴミです。
たぶん中国側も初めは驚いたんじゃないですかね?これは日本からのトラップ
(罠)なのかと。


歴史を振り返ってみると、日中国交正常化が済んだあと、いきなり日本国内で
靖国参拝が政治問題化しました。昭和50年、当時の首相三木武夫が総理として
は初めて終戦記念日に靖国神社を参拝しました。この時朝日新聞は、これが総
理大臣という公人としての参拝なのか、私人としての参拝なのか、公人であれ
ば、憲法が定める政教分離の原則に反しているのではないかと騒ぎたてたので
す。

これからですよ、日本で毎年8月になると総理が靖国参拝をするかどうかが大々
的に報じられるようになったのは。
さらに昭和60年に、当時の首相中曽根康弘が終戦記念日に参拝をするとこれを
違憲だとして訴訟が起こります。こういう左寄りの人たちが徒に騒ぎたてた事
で、中国はこのカードを政治利用出来ると確信したんでしょう。

そこからです、中国の猛攻が始まったのは。
当初は終戦記念日の参拝が問題視されていたのにこれがいつの間にか、参拝自
体が問題だと騒ぎたてるようになったのです。

そして日本の世論(というかマスゴミ)は、中国が頼みもしないのに、


  ▼ 靖国神社のどこが問題か?

  ▼ あれは宗教施設ではなく軍事的精神の支柱だ

  ▼ 太平洋戦争を肯定している

  ▼ 特攻を美化している

  ▼ あそこの宮司は原爆が落とされても戦争続行を叫んでいた

  ▼ A級戦犯が合祀されているからいけないんだ

  ▼ 日本は軍国主義に戻ってしまう


って、『日本の』マスゴミが騒ぎ出したんです。
同時に進歩的知識人といわれる言論界の左寄りの人たちが、声を合わせて中国
の味方をするようになったのです。


中国は笑いが止まらないでしょうな。
日本の中から日本を弱体化させて中国を有利にする言論をしてくれる人が、次
から次へと現れて、頼みもしないのにこの問題を大々的に報道してくれるんで
すから。

今や日本の国論は完全に二分され、賛成、反対で大騒ぎに。


これが彼らの真の狙いだって気付けたら、あなたには大局観があるという事で
す。

ハッキリ言いましょう、彼らは日本の総理が靖国に行く事が気に入らないわけ
じゃ無いんです。そんな理由でグチャグチャと騒いでいるわけじゃ無いのです
よ。

では彼らの狙いはどこにあるんでしょうか?
みなさんもちょっと考えて見て下さい。

ヒントは、これはイデオロギー問題ではなくて、利害問題だという事です。


その解説を明日しましょう。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
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佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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