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メールマガジン 第1811号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

ここ最近、田んぼに係わりっきりで、畑の方は完全に放置プレーをしていまし
た。
そうしたらもうどうにもならないくらいの雑草がフィールド全体を覆い尽くし
ています。

こうなったらもうどうしようも無いので、夏野菜を収穫したら一度トラクタで
イチから地ならしをしてもらった方が早いかも知れません。

ところがカエルやバッタにとっては極楽のような場所になっているみたいで、
畝に一歩足を踏み入れると、カエルやバッタが合計で10匹くらい一斉にピョコ
タンと飛び跳ねます。


夏ってのは本当にスゴい季節だったんですね。

都会で人間だけを相手にして生きていると全く気付きませんが、植物と昆虫を
相手にしていると季節の移ろいが痛みとなって感じられます。

だって畑に入っても、田んぼに入っても全身虫さされになるんですから。

かと言って、この暑さの中、長袖長ズボンはキツイですからね。


そういう理由で作業は午前中の早い時間か、夕方日が落ちるくらいから1時間程
度が限界になります。

それでもやり終わったら疲労困憊、もう何もやる気が起きません。


でもそろそろ何とかしないと、雑草を育てているのか、野菜を育てているのか
分からなくなりそうです。




☆ 続TPP論

今年の3月にTPPに関するネタを集中的に書いたのですが、これは一部の読者さ
んにとっても好評でした。

あれは、色々な人の著書を読んで、出来るだけニュートラルな視点で観察した
だけなので、私自身の主義主張はほとんど入っていないのです。

しかし様々なデータから、


  ▼ 日本の農業はTPPに関わらず衰退しつつある

  ▼ 反TPPが日本の農業を活性化させる事は無い

  ▼ 実は日本の農民は大半が趣味の延長であった


なんて事を言ったので、一部の人には衝撃だったようです。

でも所詮、他人の著書からの引用がほとんどでしたから、私自身も書いていて、


  ● これって本当に実態とマッチしているんだろうか?


とちょっと不安になった事も確かです。

ところが田舎で暮らしていると、そういう農民の人達の心境が理解出来るよう
になるというか、面白い裏話が入ってくるようになるんですよ。


先日聞いた話があまりにも面白いというか、衝撃だったのでここで書いてみよ
うと思います。


みなさんはトラクターって機械を知っていますか?

元々は『牽引する』車の事で、引っ張られる方の車を『トレーラー』といいま
す。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83
%BC


一般的には、このページの写真にあるような畑や田んぼを耕すための農業用ト
ラクターを指します。


このトラクター、ほぼすべての農家さんが持っています。

農家を自称する人で、これを持っていないところなんてあるのかな?ってくら
い普及しているんです。


それくらい見慣れているので、価格もリーズナブルなんだろうなと思っていた
んですよ。

だって農家の人みんなが買うんですよ。
それなりに台数も出るはずですから、コストダウンも可能なはずです。

もっと言えば、農業所得の範囲内で買えなきゃ誰も自分で所有しようなんて思
わないでしょと思ったんですよ。


だからせいぜい高くても100万くらい、安ければ30万とか40万くらいじゃないの
かなって思っていたんです。
なんたってエアコンも付いていないですし、アルミホイールも、レカロのシー
トも付いていないんですから(笑)

ディーゼルエンジンに耕耘機部分が付いていて、座席を付ければ完成というシ
ンプルな作りで、デラックスな装飾品とは無縁の作業機械ですから、高くなる
理由があるわけないと思っていたんですよ。


で、はい、これを見る。で、大いに驚く。


http://www.jnouki.kubota.co.jp/jnouki/html/product/tractor.html


なんすかこの値段???

雨よけのための屋根が付いたヤツで一番安いのが200万ですと。
200万っていったら普通に乗用車が買えますよ。

ちょっと大きめのヤツだと500万円を軽く超えますね。


大型のヤツだと700万とか800万って言ってます。

これって普通にベンツが買えちゃうんですけど・・・


いくらなんでも高すぎませんか?

機能と作りを考えたらこの1/5の価格でもペイ出来るはずですよ。




っていうか・・・



こういうのをみなさん買っているわけね・・・





え~と、おじいちゃん、去年の野菜の売り上げっていくらだっけ?




どう考えても、農業収入(所得じゃないよ)を超えてませんかね?




さらに驚きだったのが、こういう機械も定期的にニューモデルが出るらしいん
ですよ。
そりゃメーカーは作りますよね。

そうすると、今のヤツがちゃんと動いているのに、新しいのに買い換える人が
たくさんいるんですって。


だからジイちゃん、その金はどっから出て来るのよ?


TPP論で利用した表を再掲すると、


0.5ha未満→59.1万戸→441.5万円→-10.5万円→16.9万円
1ha未満→43.2万戸→477.3万円→3.6万円→13.7万円
2ha未満→24.6万戸→446.6万円→45.3万円→11.4万円
3ha未満→6.7万戸→467.3万円→137.1万円→10.4万円
5ha未満→3.9万戸→474.8万円→191.9万円→9.8万円
10ha未満→2.1万戸→613.6万円→324万円→8.6万円
15ha未満→0.5万戸→729.2万円→530.9万円8.5万円
20ha以上(15~20haを含む)→0.2万戸→1266.4万円→1101.9万円→7.7万円

(作付面積、農家戸数、総所得、農業所得、農業経営費の順にマッピングして
います)


2ha未満つまり、2町(つまり20反、6000平米)の農家の農業所得は50万円以下
なんですよ。

こういう農家が全体の90%なんです。

で、一番安いトラクターが、


http://www.jnouki.kubota.co.jp/jnouki/html/product/tractor.html


このページでは10.5馬力のやつで98万円。
もう笑えません?私はこれを見て、ひとしきり腹を抱えて笑ったんですよ。
もう、腹の皮がよじれて筋肉痛になりましたから。


自分たちの農業所得の2倍以上する農業機械をみんなが持っているってどういう
世界ですか?しかもこれ以外に田んぼを持っていれば田植機や、コンバイン、
草刈り機や、農薬を撒く散布器なんて機械もあるんですよ。


彼らの総所得と、農業所得に開きがあるのは、以前解説したとおり、農業とは
別にお給料をもらえる本業があるという事です。

これはどういう事かというと、


年収450万のサラリーマンが、あ~お小遣い増やしたいなぁ、と考えて副業でア
フィリエイトをする事にした。で、そのための投資として500万円のツールを買
った。その結果、年に45万くらいのお金が入ってきた。でもこのツールは5年に
1回買い換えなきゃならない。


って状況と同じですよ。

  
  ● そんなモンだれがやるかボケェ~!!


って言いますよね、フツーは。


ところがこれをフツーにやっている人達が120万戸もあるというのが日本の農業
の実態なんですよ。

そういう農業を守ろうというのが農水省や保守系政党の言っている事で、その
ために毎年莫大な税金が使われているのですよ。


450万の所得の人が500万以上もするトラクター(Cクラスのベンツが買えます
な)を買うという事に異常さを感じない人ってどこか頭の作りがおかしいと思
いますよ。

実態としてこういう人達は、爪に火をともす生活をしてやりくりをして、こう
いう農業機械のローンを払っているらしいんですよ。


そういうところにお嫁に来た女性は、おじいちゃんがトラクターやら田植機を
買い換えたいなんて言ったらそりゃ切れますよ。


ろくすっぽ売り上げもないのに、これ以上借金拵えてどうすんじゃボケェ~、
って罵りたくなるのが正常です。


長くなったので明日につなげます。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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