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メールマガジン 第161号

  ■ ■ ■ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ■ ■ ■
    
  ■ ■ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第161号 ■ ■
    
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  こんにちは、佐藤正遠(さとうしょうおん)です。

      
  このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
  たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたくし
  佐藤正遠(さとうしょうおん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成長
  を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    
  内容により、一つのテーマを、複数回にまたがってお知らせする事があります。
  その場合には、適宜バックナンバーをご参照下さいませ。
  http://archive.mag2.com/0000258149/index.html
  
  また、ブログもあります。
  http://d.hatena.ne.jp/showon/
  こちらは、テーマを変えて、かなり日常に近い事をお伝えしています。楽しい
  事、うれしい事しか書きませんので、読むと元気になるはずです。是非こちら
  も見に来て下さい。
    
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  なんか、地震が来るんですか?東京に8月6日に?
  ジュセリーノって人が予言しているみたいですね。
  噂では、お金持ちが地震保険に一気に加入したなんて言ってます。
  

  本当なんでしょうかねぇ?
  

  こういう予言をするのは、とてもリスキーなんですよねぇ。
  滅多に当たらないけど、ハズレたら袋だたきにあいますからねぇ。
  万一、地震が来た時のために、日経オプションでとんでもない値段のコールを
  1枚だけ買っておきます。これなら1000-2000円で楽しめます。

  
  それ以上の対策をやるに足るほど、この噂を信じ切れていませんので。

  
  
  
  ☆ 実は、形式知は2種類あるのだ

  
  昨日は、暗黙知から形式知への落とし込みが、ビジネスで成果を上げるために
  必要だということをお知らせしました。
  

  でも、ここでいう形式知には2つの種類があるんですね。

  
  ひとつは、ひとりの人間という存在の中に於ける知識の整理とそれに伴う言語
  化で、もうひとつは、組織や集団でその知識を共有・活用するための言語化、
  通知化です。

  
  前者を、知識の表出化といい、後者を知識の連結化といいます。

  
  これを2つのものとして、分離して考えないと、「暗黙知の形式知化」はうまく
  行きません。

  
  具体的に考えてみましょう。
  

  あなたが仕事上で何かを経験、体験し、そこから何らかの結論を思いついたと
  します。              ^^^^^^^^^^
  

  ここでは単なる思いつきで、それは形にはなっていませんし、他の人にうまく
  伝えられるようにもなっていません。

  
  たとえていえば、何かの作業をする時に、微妙な手の動き、動かし方、動かす
  範囲を理解、修得したといった状況です。簡単に言えば、「勘所を捕まえた」
  という状態です。

  
  この状態に於いては、自分では、何度やっても上手に出来るようになっていま
  す。他の人から見たら、「名人芸」と言われるかも知れません。

  
  この状態は暗黙知ですから、他の人はその技は使えないわけですね。
  これを、他の人でも間違いなくできるようにするのも、形式知化なんですが、
  この時に前述の2つのプロセスを理解し、踏まえるとうまく行くんです。

  
  具体的には、自分が修得した技を、まずは「表出化」するんですね。
  

  「なんとなく、こうやるとうまく行く」
  

  というプロセスを、言語化していき、それをチームや組織での討議を通じて、
  他の人と共有化していくということです。
  

  ここでの目的は、
  

  
    ● 言語に落とし込む ということと
  

    ● 落とし込んだ言語を磨いていき、「新たな観点を持つ概念」に昇華さ
  せる                              ^^^
  ^^
  

  ということです。
  

  すなわち、あなたが修得した技を、技のままにせずに、「概念(コンセプト)」
  という一段高いレベルのものにするということなんです。

  
  
  意味分かりません?良いです。このあとで分かるようになりますから、このま
  ま読み進めて下さい。

  
  この事を理解した上で、第二の形式知化をするんです。

  
  第二の形式知化つまり、「連結化」というのは、
  

  
    ● 既にある形式知を体系的に結びつけ
  

    ● 構築的に新たな形式知を作り出す
  

    ● 表出化で作られた概念をオペレーショナルに再構築していく
                  ^^^^^^^^^^^^^^^^

  
  ということなんです。

  
  何が言いたいのかというと、普通、「暗黙知→形式知」の作業をする際に、「
  言語化(マニュアル化)」をすることで、「完了」とするのでは無いというこ
  とです。
  

  多くの人は、形式知化というと、「誰にでも出来るマニュアル」を作って終わ
  り、と考えているんですが、これでは知識労働者として片手落ちだという事な
  んですよ。

  
  
  マニュアルを作るというのは、「表出化」に於ける、「言語に落とし込むこと」
  のひとつの表現方法に他ならないんですね。
  

  真にバリューがある仕事とするための勝負はここからなんです。
  

  マニュアルが出来たら、その新しいやり方から、概念・コンセプトを導く必要
  があるんです。
  

  概念・コンセプトとは何かというと、「他のものにも応用出来る考え方」とい
  うことです。

  
  つまり、自分が見つけた、習得した技を、自分の業務領域だけで使えるように
  しているうちは、「形式知化」されたとは言えないんですね。

  
  他の人がやっている業務で、その技の考え方を流用出来るようになって初めて、
  「形式知化」が出来たと言えるんです。そしてそれをするためには、言語に落
  とし込む段階で、なぜそう言うやり方が優れているのか、を理解、共有するた
  めの概念化という作業が必要になるんです。
  

  重要だから、もう一度言いますよ。
  

  
    ● 自分が見つけた(修得した)やり方を、その業務の領域に於いて単に
  手順として言語化する(マニュアル化する)だけでは、形式知化をしたとは言
  えない

  
    ● 形式知化とは、概念が共有、流用されて初めて完了したと言える
  
  

  ということなんです。
  

  あ~、今回はちょっと難しかったかなぁ・・・
  


  
  今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
  ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。
  

  
  佐藤正遠(さとうしょうおん)
  
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  ☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょうおん)
  ☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
  ☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
  ☆配信中止はこちら :http://www.mag2.com/m/0000258149.html
  

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