酸いも甘いも噛み分ける。

近場のセミナー情報

1月14、15日に東京で、2月18、19日に大阪で速読編セミナーを開催します。速読の秘密を
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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から8年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

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成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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こちらは私の日常をツイートしています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

ある読者さんからメールを頂いて、この本が面白よと教えて頂いたのが今月の頭。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
http://amzn.to/2fH4gQX

ようやく積ん読本の山から救出されたんですけど、これが非常に面白かったです。ってい
うか、これ下巻もあるんですよ。これが一冊でまとまっていたら課題図書にしたいくらい
なんですけど、2冊をひと月で読めと言ったら脱落率が急上昇しちゃいそうなので、泣く
泣くここで紹介するに止めます。

この本は今の人類のスタートといわれるホモサピエンスの進化直前の姿である、ネアンデ
ルタール人との違いから物語をスタートさせ、ホモサピエンスがどういう経路を辿って進
化を繰り返し、ひとつひとつの進化が文明のどことコネクションを持っているのかを解説
しています。

ちょっとだけ紹介すると、ネアンデルタール人とホモサピエンスの違いってなんだと思い
ますか?これって抽象概念の理解が出来るかどうかなんですよ。抽象概念とは何かという
と、目に見えない、目の前に存在していない仕組みとか、構造とかのことで、これを理解
出来たからホモサピエンスはチームを組んで狩りが出来たわけで、その延長線上に社会の
構築がなされたんですね。

集団での狩りというのは、一人ひとりに少しずつ異なる役割があるわけです。ある人はあ
る人は獲物を追い込む、ある人は鎗で刺す、ある人は獲物を誘導する、ある人はワナの周
りで待機する。これって完全に抽象概念なんですね。自分がこういう役割を担って、それ
をチームでやったらば、自分独りで狩りをするよりも大きな獲物が獲れるだろう、という
想像力、これが抽象概念なんです。

対してネアンデルタール人は、同じ狩猟採集生活でも他の人との連携って考えられなかっ
たんです。自分の目の前にある獲物を自分の力で、自分だけでどうにかする。獲れた獲物
は全部自分のものだけど、獲れなければ餓えてしまう、そういう生活だったんです。

これが集団で狩りが出来るようになると、そんな役割の延長線上に社会という集団組織が
生まれ、その結果人類は文化と文明を手にしたんですね。

この解説ってものすごく納得感が高くありませんか?っていうか、こういう視点で人類史
を振り返ったことなんてありませんから。

これは久しぶりに大アタリの良書でしたから、迷わず上下巻とも揃えて、一気通貫で読ん
でみて下さい。

本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2016/11/2617_1130.jpg

☆ 中庸とは両極端を理解した人が達することが出来る

前回は中庸の話をちょっとだけ紹介して、

  ● 偏らず、でも偏りを排除せず

という生き方なんだよ、と書きました。例えばこれを健康というテーマで説明するとこう
なります。

現代人は健康に意識が高い人が多いんですけど、健康って言ったら、酒も呑まない、タバ
コも喫さず、毎朝ジョギングかウォーキングで汗を流し、週末はジムで筋トレをし、内臓
脂肪をコントロールする、みたいなやり方をしている人が健康を意識している人って評判
を得がちですよね。でもこれって、完全に偏っているんです。それがダメとは言いません
よ。偏っていることを認識して、それをウリにするんなら良いんですけどね。ダメなのは、

  ■ 須く健康とはこういう姿であるべきなのだ

という思考で、こういうのを偏りと言うんです。

酒もタバコも適度に楽しみながら、年に一度くらいは記憶をなくすくらい飲んじゃって、
健康オタクほど身体を鍛えるわけじゃないけど、テキトーに身体を動かしてそれでも健康
を維持出来る、これが中庸という道なんです。

その意味では、目くじらを立ててキーキー言いながら取り組むのは、どちらかに偏りすぎ
ているってことですから。そこからどうやったら中庸を得られるのかを考える必要がある
と思うんですよね。

私が2年以上続けている1日1食だって、全然厳密なものじゃないんです。イベントがある
時にはお昼ご飯を食べたり、昼からビールを飲むなんてことだってあるんです。徹底的に
何が何でも1日に1食を維持しようと考えると偏りになってしまうんです。

でもここでちょっとした問題というか、勘違いが発生する余地があるんですよ。

それは何かというと、

  ■ 要するに偏らず、端っこに行かず、平々凡々と生きれば良いんでしょ

という解釈をする人が出てしまうということなんです。

これって中庸じゃありませんから。

危険も犯さず、悪いことも一切せず、品行方正で、とにかく安全第一で道路の真ん中を歩
くというのは、偏りを排除しているわけですよ。ここが非常に難しいんです。最初に書い
たように、「偏りを排除せず」なんです。

ということは、どこが偏りなのか、極端の一番先っちょには何があるのかを知っていない
とならないんです。それを知った上で、その善悪、影響の大小、やったらどうなるのかを
熟知した上で、真ん中の道を選択して歩くというのが中庸なんです。

例えば、酒飲みでいえば、中庸とはビールを缶ビール1本だけ嗜むというのとは違うんで
す。だってそれって酒飲みの極端を垣間見ていないわけですし、知りもしないわけですか
ら、偏りを排除しているのと同じなんですよ。アル中とはどういうことか、常時飲酒状態
にある人はどういう思考、振る舞いをするのか、二日酔いで胃袋がクチから出て来そうな
苦しさ、酔っぱらってトイレで寝ちゃう時の気持ちよさ、朝起きたらなんでここにいるん
だっけ?と昨日のことが思い出せないヤバい感覚、こういうのを全部知った上で、ほどほ
どに自分をコントロール出来る、というのが中庸なんです。

極端を知っている、その危険性もヤバさも、でもそれにハマってしまう心境も、ハマる過
程の雰囲気も知った上で、そうならないという歩き方のことなんです。私はそういうオト
ナに憧れていて、歳を取ったらそうなりたいと強く願ったんですよね。果たしていまそう
なっていると言えるのか、甚だ心許ないのですが、それでもこれを意識して生きたからこ
そ、人様が私の話を聴くためにおカネを払って下さるという立場になれたのも間違いない
んですよ。

つまり何かのジャンルで中庸を目指すと、つまらないオトナにはならないよ、ということ
でもあるんです。そして中庸が理解出来ると、極端の先、偏りの先にはどういう風景があ
るのかが予想出来るようになるので、未知の世界でも道を踏み外さない、リスクをマネー
ジできる、間一髪で助かる、という生き方が出来るんです。ですから若い人には、この境
地を体験してもらいたいと思っているんです。

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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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