昭和的働き方から離脱しよう。

近場のセミナー情報

8月28日は東京で「バージョンアップセミナー」を開催します。
これは受講資格のある方にご案内をしました。

8月26日には東京渋谷で読書会を開催します。書籍1冊分の値段で、3冊分のウラ読みの仕
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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から8年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

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成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日の前フリでオリンピック報道について書いたわけですが、全国で10名くらいは真剣に
考えて頂けたようで良かったです。

今回の女子マラソンでは誰もメダルに届かなかったわけで、日本人最下位の人は46位だっ
たんですね。それを聞いた我が母は、「そんな順位なら出場する意味ないじゃん。出なき
ゃ良かったのに」って言ったわけですよ。これがマスゴミに誘導された価値観を持つおバ
カちゃんの典型的コメントです。

みなさんもこのコメントに違和感を感じるかと思うんですが、その違和感の正体が何だか
ちゃんと理解していますか?なんとなく、その発言はおかしいだろうって思えても、何が
どうおかしいのかを指摘出来なきゃ分かっちゃいないってことですから。

プロスポーツとアマチュアスポーツの端的な違いはどこにあるんでしょうか?それは前者
がおカネをもらうために見せること、見た人が喜ぶことに軸足を置いているのに対して、
後者は自分自身が納得する身体操作を追及することにあるんです。スポーツとは極限まで
身体を使って、何かを表現する、その時に内的自己で何かを感じ取る、さらには今まで動
かせなかった、自由にならなかった身体を少しでも意志通りに動かせるようになる、それ
を喜ぶ、この一連の流れがスポーツなのですよ。

プロって言うのはそれをたまたま見ている人が喜んで、おカネを払うようになったという
だけの話で、元々スポーツとおカネ、名誉というのは全くリンクしない話なんですから。

これをもう少し分かりやすく説明すると、プロというのは他者評価の世界なんです。おカ
ネを払ったお客さんによる評価で優劣が決まるわけですから。ところがアマチュアスポー
ツというのは、全て自己評価なんですよ。だって自分の身体の可動域がどう変化して、昨
日出来なかったことが今日はどこまで出来た感じがするのか、なんて他者に評価してもら
う必要はありませんから。

楽器をやっている人ならその感覚が分かるでしょう。昨日よりも弾けてる感じ、指使いが
スムーズになった感じ、リズムが切れよく演奏できた感じ、ビブラートのちょうど良く決
まった感じ、これって全部演奏している自分は分かるものですから。その結果、昨日より
も良い、悪いという評価を自分で出来るわけです。

翻って今のオリンピックは他者評価なんですよ。その象徴が順位でありメダルなのです。
審判が勝ち負けを決めて、タイムが順位を決めて、その中で自分がどこにいるのかを争う、
って全部他人が作ったフィールドじゃないですか。そこで金だ、入賞だ、予選落ちだとい
う結果は、自分の身体操作感覚とは全く関係ない次元の話です。

そしてこのようなやり方、つまり他者評価で優劣が論じられるから、金メダルならエライ
けど、46位じゃ出て来る必要がなかったという考えになるわけですよ。金メダルの人は本
当に自分の身体操作に満足しているんですかね?46位の人が金メダルの人よりも充実して、
納得したということはあり得ないんですかね?

金メダリストの中に、

  ● 金を獲れたけど今日の演技(泳ぎ、試合、走り)は全然ダメでしたわ

って言う人がいたらスゴいと思うんですけどね。でも今は、「金メダルを獲れたから良い
演技、泳ぎ、走りだった」という評価に流されちゃって、本人もそこに疑問を持たなくな
っちゃってるでしょ。それって自分自身に軸を持っていないということです。

  ● 誰がなんと言おうと、今日の出来は最高だったのだ

と言う予選落ちの選手は、このシステムからは生まれにくいですし、それを共感出来る人
もほとんどいないでしょう。昨日ご紹介したお二人からはその薫りを感じたんですよ。

決勝で負けて銀メダルになって悔しさで号泣しちゃう選手って、それが本当に身体操作感
覚と一致しているのなら良いんですけど、ほとんど場合、「負けた」という結果について
泣いているのであって、「あそこはもう少し細かく身体を制御出来たはずだったのに」と
いう悔しさで泣いているわけじゃないんですね。後者なら、泣く必要はなく(というか、
泣くという感情が立ち上がるはずもなく)、反省点を整理してお終いになるはずなんです
から。

今大会の開幕前にひとしきり問題になったロシアのドーピング問題だって、他者評価の結
果に、名誉とかおカネが絡んで来るから生まれたんです。ドーピングをゼロにしたければ、
順位付けを止めれば良いんです。そもそも自己評価的視点から言えば、そんな順位にビタ
一文の価値もないんですから。ですから、あのメダルをありがたがっている人は、スポー
ツの本質を理解していないんです。あれは勝った負けたの戦争ゲームですから。戦争ゲー
ムなら何をしても勝ったモノがエライ、という勝てば官軍気質が出て来るのが当たり前で
す。

自己評価で満足出来るレベルを目指すと、ドーピングなんてイミフになるわけです。
100M走でバイクに跨がって自己新記録だなんて言っても、全く嬉しく無いわけですから。
ドーピングってそういうものですよ。名誉とおカネが絡むから、バイクに乗って勝っても、
これがバイクだと分からなければ、バレなければそれでヨシとしちゃう価値観が生まれた
んです。

これとは真逆に、自分がどれだけ納得出来たのか、どの程度まで限界を広げたのかという
感覚に、他者が順位を付ける事は不可能なんです。そして参加者一人ひとりが、自己の内
的身体操作感覚を味わう、そこでの限界を突破することを目指す、そういう次元の演技、
競技を見ていると、人間という動物の持つ無限界さに畏敬とか、感動の念が立ち上がるは
ずだ、と考えたところからオリンピックってスタートしたと思うんですよ。クーベルタン
男爵が、「参加する事に意義がある」と言ったのは、まさにそのことなんです。そして本
質的にスポーツとは、自分で実感出来た内的世界の広がりを喜ぶのが目的なんですから。

昨日紹介したお二人は、予選で負けたけど、自分が設定した到達点に届いた満足感が身体
から出ていたんですよ。どうせお前らはやった事ないから分からないだろうけど、オレは
スゴく狙い通りに出来たと思ってるんだよ、というオーラが出ていました。他者評価では
予選敗退、つまり惨敗というレッテルになっているのに、自己評価では金メダリストと同
じくらい、もしかしたら彼らよりも納得しているってスゴくないですか。

ここを目指すのがアマチュアスポーツのはずなんですよ。

人生を楽しく、充実して生きるために必要なのは、他者評価というモノサシを脳みそから
追い出して、自己評価というモノサシをインストールする、そしてその自己評価が評価に
値するレベルで自分を調えるということなのです。自己評価の軸が他者評価の軸を上回る
と(それが内村航平氏ね)、芸術に昇華するんです。

イチローが3000本安打を打ってまたまた注目されていますけど、彼は徹頭徹尾自己評価だ
けで生きているんですよ。今日の出番で、身体をどこまで完璧に操作出来るか、その結果
がレーザービームだったり、クリーンヒットだったりするだけです。その身体操作を極め
るために、自分が納得する準備をする、それをやり続けている、その準備が他のメジャー
リーガーという他者評価の目線で見ても高いレベルにあるから、ああいう記録が残せたわ
けです。プロだから観客が喜んでくれたら良いなとは思ってるかも知れませんが、そんな
ことをゴールにしていないんです。どれだけ心と、脳みそと、身体をシンクロさせるか、
それが出来れば結果は勝手に付いてくる、名誉とかおカネなんてもっとどうでも良いレベ
ルで付いてくると理解しているはずで、そんな結果を外野がどう評価しようが、それはオ
レの知ったことじゃない、って思ってるんじゃありませんかね。

本来スポーツに勝ち負けなんて持ち込む必要がないんですよ。勝っても身体が自由になっ
ていなければ、自分的には惨敗ですし、負けても過去最高の動きが出来れば自分的には大
満足するはずなんですから。そこに勝ち負けとか、順位という他者評価を持ち込んで、さ
もそちらの方が重要であるかのように、価値基準をすり替えようとしている今の報道のあ
り方が(これは日本だけではなく世界的にですが)、あなたを幸せから遠ざけているんで
すよ。その末路がメダルを獲っても、「金メダルじゃなかった」と言って悔し泣きをして
いる選手たちですから。

人が作った基準で評価されて、その土俵で一喜一憂する人生って、それは本当に自分自身
の人生なのか?という問いを発しないといけないと思うんですよ。

本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2016/08/2546_0816.jpg

☆ 21世紀は仕事とはかくあるべし

かつて昭和という時代があって、その頃は仕事とはイヤなこと、やりたくないことを、ゴ
ハンを食べるため、生活をするために仕方なくやっていました。いました、と過去形にし
たのはすでに時代は21世紀の平成になっているからです。

今でも生活のためにイヤイヤ仕事をしている人は、時代というものにスゴく乗り遅れてい
ますから。

今の時代は、

  ▼ 関わっている仕事を知恵を出して楽しいモノにするか

  ▼ 本当に好きなことを仕事にするか

が出来るんですね。前者については昭和の時代もやっていた人達がたくさんいましたけど、
こういう人が表に出ることはあまりなかったんですね。そもそも個人が情報発信出来るよ
うになったのはここ10年くらいですから。それまでは余程有名になって本を出すかテレビ
に出るくらいしか発信手段が無かったわけでね。

ところが現代は、ヤル気になれば誰でも情報発信が出来るわけで、その結果、

  ● オレはこんなに楽しく仕事をしているよ♪

という人がたくさん見つかるようになったんです。

え?そんな人は見たこと無いって?それは重症ですなぁ。そういう情報が引っ掛かってこ
ないということは、完全に昭和の世界に生きているということですから。まずは平成時代
らしく生きている人をたくさん探して下さい。SNSをチェックしているとそんな人はたく
さんいますから。

まずはその世界に触れて、馴染みになって、彼らの世界観を批判せずにそのまま受け取る
んです。

そうすると、彼らがどのようにして仕事を楽しくしているのか、もしくは本当に好きなこ
とをどうやって仕事にしたのかが分かりますから。

こういう情報ばかり集めていると、そうなっていない自分に違和感を感じますから。って
いうか、なんでオレはこうなっていないわけ?ちょっとおかしいんじゃないの?って思え
ることが重要です。

私はある時から、おカネ持ちの人を観察するようになって、彼らが何を、どう考え、日常
生活でどう振る舞っているのか、どうやってビジネスを作っているのかなどを見るように
したんです。そうしたらそこにはいくつもの共通項が見つかったんですけど、そのひとつ
が彼らは仕事に対して

  ▼ 関わっている仕事を知恵を出して楽しいモノにするか

  ▼ 本当に好きなことを仕事にするか

のどちらかを徹底していたんです。

で、当時の私がマネ出来そうな、「関わっている仕事を知恵を出して楽しいモノにする」
をマネしてみたらサラリーマンで出世出来ちゃいました。

そうしたら起業家とか、個人事業主の人達に会うようになって、彼らを観察していたらみ
なさん

  ● 本当に好きなことを仕事にしていた

んですよ。それで充分生活が出来ている、というかサラリーマンよりも豊かに生活してい
るんです。そういう世界を知ってしまったら、どうにかそうなりたいと思うのがサガって
もんじゃありませんか。

そのためには、上手く行っている人を観察して、マネ出来るところはマネをして、試行錯
誤をしてみたら、少しずつそれが形になってきて、それを4年ほど続けたら自分も好きな
ことでゴハンを食べられるようになってしまったんです。

断言しますけど、私程度のレベルで良いのなら、誰でも必ずなれるんですよ。自社ビルを
建てたいとか、IPOしたいとなるとこれはなかなか大変でしょうが、自分が不自由なく生
活出来る程度で満足出来るのなら、平成という時代は簡単に出来るんです。

それなのにいつまでやりたくないことをイヤイヤやり続けるんですか。というか、その前
に今やっていることを楽しいものに変えることも出来ないんですか。せめてこのどちらか
は出来るようにならないと、人生が面白くなりませんよ。

スキルとかワザってそれを実現させるための道具ですから。道具を持つ前に、その道具を
使って何をしたいのかを考えることが先決だと思うんですよね。

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◎◎ みなさんからのご質問もお待ちしています ◎◎

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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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