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メールマガジン 第2096号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

この稿を書いているのは金曜日の朝なんですが(大阪出張なので事前に予約配信
をしているのです)、日経の電子版を読んでいたら、『有休消化、企業の義務に
 厚労省検討 』なんて記事を見つけました。


本当に役人ってのは思考が硬直化しているというか、自分たちを支配者だと思っ
ているんでしょうな。義務化して「やれ!」と言えば、「ハハァ~」と従うもの
だと思っているようです。で、自分たちはやる事はやった、精一杯頑張ったって
臆面も無く言い切っちゃうわけです。本当にこの国の役人(こういうバカな施策
を考える幹部クラスの役人ね)ってどうしようも無く、この国は彼らによって滅
ぼされるのではないかと思います。


こんなのを義務化したって有休消化が増えるわけないでしょ。今やパソコンさえ
あれば仕事は出来ちゃうんだから、有休消化中って事で自宅で働くに決まってる
じゃないですか。ましてや今回対象になっている管理職なんて、時間労働じゃ無
くて成果に対して賃金をもらっているんだから、「休暇vs成果」では後者を取る
のが当たり前です。

というか、先般から議論になっているホワイトカラーエグゼンプションでは、政
府は労働時間についての縛りを緩めようとしているわけですよ。時間労働ではな
く成果労働の人には残業代は不要だよ、という流れを作ろうとしているのに、成
果を制限するような施策をやったら矛盾しちゃうじゃないですか。

そもそも真の成果労働なら、成果さえ上げれば労働時間は関係無いんですから、
有休だって好きな時に好きなように取得しているわけです。これが取れないのは
ひとえに、狙った成果が上げられないからか、もっと高い成果を出したいと思っ
ているからなのです。それを法律で縛ってどうする。もうちょいで成果が出そう
だけど、年末で有休を消化しなきゃとなったら、こっそり隠れて仕事をするに決
まってるでしょ。有休を取った結果成果が出なくても言い訳にならないんですか
ら。

こういう二律背反した制度を作ると、どちらかは有名無実になるというのがこの
世の法則です。まったくムダな仕事をやってると思いますよ。

ムダと言えば、馬券の経費に関する訴訟はまたまた原告(国側)が敗訴したよう
で。これまたやる前から分かっていた裁判で、なんでしつこく裁判を続けている
のか理由が分かりません。

こういう国が原告となる裁判については、敗訴したら国側の訴訟関係者が自腹で
裁判費用を持つように法律を変えて欲しいんですよね。あれって、どうせ自腹じ
ゃないからとにかく最高裁までやってみようという事なんでしょう。負けたら訴
訟費用は自腹となったら(民事裁判ではこういう判決が多いです)、彼らもビビ
って本当に勝てそうな裁判しかやらなくなると思うんですよね。

これを刑事にまで拡大させたら、警察、検察による冤罪もガクッと減ると思いま
すよ。


こういう役人が司法と行政を司っているから、日本はドンドン没落するんだと思
います。これから必要なのは、政治改革ではなく役人改革なのです。


と、ここまで書いて気付いたんですが、今日からのシリーズはまさにそんな役人
の思考を変える施策についてです。




☆ ふるさと納税について考える

家人がふるさと納税にハマっていてあれやこれやとネットで検索をしています。

前にもちょっと書きましたが、これは「納税」ではなく、「寄付行為」なんです
が、世間に認知された時の名称が「ふるさと納税」だったため未だにこれを納税
だと思っている人がたくさんいるみたいですね。


そのあたりの事は、

ふるさと納税生活
http://www.amazon.co.jp/dp/4594070337/ref=nosim/?tag=jiateng4-22 


という本に詳しく書かれているんですが、今日ここで考えてみようと思ったのは、
この制度ってどうなんだろうか?という事です。

この制度、賛否両論喧しいんですよ。

でも私は政治家じゃありませんから、いち国民としてこういう制度があると嬉し
いのかどうかと、この制度にはどういうネガティブ要素があるのだろうか?とい
うところを考えてみたのです。


納税者としのて立場でいえば、これはおトクです。
住民税の節税になる上に、特産物までもらえるんですからやらなきゃ損ってくら
いおトクな話です。

じゃ、この制度でガミを食っている(損をしている)人ってどこかにいるのか
な?と考えてみたら答えは簡単。今まで放っておいても住民税をガッポガッポ受
け取っていた自治体で且つ、この制度によって徴税額の減少が見込める自治体な
んですな。

例えば東京都。

ここは当たり前ですが日本最大の住民税徴税額を誇る自治体です。ま、国全体の
人口の10%が集まっていて、企業の本社がズラッとあって地価の高さもベラボー
ですから、こんな現実になるのは当たり前です。

ところがこの制度が出来ると、東京に住んでいて東京都が行う市民サービス(そ
の費用負担が住民税ですから)を享受しておきながら、


  ■ ふるさと納税で高知県にたっぷり寄付しちゃったんで、東京都へ納める
    住民税が減ってしまいました


なんて事が現実になるわけで、そうしたら、右翼の頑固ジイさんでなくてもふざ
んけんなって言いたくなりますよね。

じゃ、対応策はないのかというとこれがあるにはあるんです。それは東京都以外
の住人から寄付をもらうという事です。東京の人間が払ってくれないのなら、大
阪や沖縄の人から寄付をもらえば帳尻が合うわけですよ。

ところが、こうなるために必要になるのが、魅力がある見返りの品なんですね。
ふるさと納税の目玉というか、納税(正確には寄付)する動機って、あげたおカ
ネに見返りがあるというところです。例えば1万円を寄付すると(納税って言いな
がら寄付をするとって書かなきゃならないのが面倒ですが)、ケチなところで
2000円分くらい、太っ腹なところではマルっと1万円分のお土産というかお礼の
品をくれるんです。みなさん私も含めて、これが欲しいからやってるわけです。
寄付をしてお礼をもらえて、さらに所得税や住民税まで安くなるとなればやって
みようという人が増えても不思議じゃありません。


だから東京都も、多くの人から寄付をもらえるような(寄付をしたくなるよう
な)お礼の品々を考えたら良いんですね。東京にだって(というか東京にこそ)
みんなが欲しがるような素晴らしいものがたくさんあるんですから。

私もこれがイケているんなら東京都に寄付してみようかと思って、ちょいと調べ
てビックリしました。

http://www.citydo.com/furusato/list/prf13.html

なんですか、このヤル気の無さは。特典(つまりお礼の品)の種類に「無」って
のがやたらあるんですけど・・・
つまりこれは寄付だけ寄越せや、お礼はやらんけどな、って事ですよね、舛添さ
ん。


ちなみに他の自治体はどうなっているのかと調べてみたところ・・・


ふるさと納税ポータル
http://www.furusato-tax.jp/rank.html


を見ると、何じゃこりゃってくらいスゴいモノをもらえたりするんですな。

こういう比較をした上で東京都に寄付をする人って、東京都に弱みを握られてい
るか、なんかの罰ゲームをやっている人だけでしょうな。


これじゃ東京都のふるさと納税の収支(他所からもらう分と、都民から流出する
分の差し引き)は間違いなくマイナスでしょう。


逆に、田舎(といったら失礼ですが)や、地方財政が厳しいところは色々考えて
います。もちろんそのための専任担当の配置は当たり前です。というか、そうい
う課を作っている自治体もあったりするんですね、寄付して初めて知りました。

中にはクレジットカードで寄付が出来るところや、お礼の品の受取日を指定出来
るところもあったりして、まさにユーザ目線で作られています。

これじゃますます東京都との差が開くばかりです。


でも、1万円もらっても5000円分のお礼を送ってしかも専任者まで配置したら全
然ペイしないじゃんって考えもありますよね。ところが左にあらず。実はこの制
度、地方活性化に大きく貢献する優れた政策になる可能性があるんです。


このお礼って基本的に自分の自治体で採れたもの、作ったものがメインですから
地方経済という意味ではものすごく活性化しますよね。おカネの流れは、寄付者
→自治体→生産者ですが、この寄付者が今までこれらの特産物を指名買いしてい
たというケースを除けば、生産者の売り上げは必ず増える事になります。そうな
れば経営者は喜びますよね。仕事が増えれば雇用も増えるだろうし、そうすれば
その人たちから所得税、住民税を徴収出来ますし、人が増えれば町におカネが落
ちて経済が活性化します。ここまでのロジックは一直線です。


この寄付金の使い途はというと、これは自治体によって様々で、東京都の一部の
自治体のようにお礼の品を用意せず、万一寄付があればそれはそのまま全額自治体
が受け取るというところもあれば、寄付をたくさん集めるためのお礼の品に使う
ところもあり、その配分はすべて自治体に任されているのです。だから、同じ1
万円の寄付でも1000円程度のお礼が来るところもあれば、長野県下伊那郡阿南町
のように、なんとお米20キロをもらえるところまで様々なのです。

  
だから頭の良い自治体では、頂いた寄付のほとんどをお礼の品に使うところもあ
るんです。もちろんこれは1万円分のおカネが自治体から民間に流れるという事
ですが、このおカネは元々その自治体に入ってくる予定では無かった(他の自治
体の税収だった)わけですから、全額使ったって痛くないんですね。だって使い
途は自分たちの自治体で商売をやっているところ(特産物を作っているところや、
それを販売しているところ)なんですから、これって経済的な助成をしているの
と全く変わらないわけですよ。しかも、自分たちの懐はほとんど痛まないわけで
すし。

この制度を上手く活用している自治体ってまさにこういう考えでやっているんで
す。

だからこのおカネでその地方の経済が活性化出来るのなら、これは町おこしその
ものなんです。ちなみに田舎の自治体は今までもそして現在進行形でも、様々な
形で企業誘致をしたり、そのためのインフラ投資をしたりして経済の活性化にお
カネを使っています。場所によっては億単位の投資をしているんですが、この目
的は何かというと、雇用を増やして、人口を増やして町を活性化して、その結果
として税収も増やしたいって事ですよ。

これ、そのままふるさと納税で出来ちゃうって事です。
しかも、こっちの方は億単位の投資が要らないんですから。課をひとつ拵えて担
当者を付けて事務作業をやらせれば事足りちゃうわけです。そりゃ力が入らない
方がどうかしています。

今までだってこの目的の為の課は存在していたわけで(地域振興課とか、企業誘
致課なんて名称だったりします)、当然そこには人がアサインされていたんです
から。それと何にも変わらないんですよ、実態としては。


ここまででいつもの2倍の分量を書いてしまいました。
という事で続きは明日。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
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