ログイン | 新規登録

創刊号へ

前の号へひとつ前の回へ

次の回へ次の号へ


メールマガジン 第1650号

╋╋…‥・    ・・‥‥…━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━

 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
   ・・・・・・━ 第1650号 ━ ・・・・・・

━━━╋…‥・    ・・‥‥…━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━


こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

バックナンバーは、以下のサイトで検索出来ます。しかし最新号の反映は、毎
月1回を予定しており、直近号が検索されない可能性がありますのでご注意下
さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/  

人生で最も手軽に手に入れられる喜びは読書です。以前配布していた、「良書
リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
スト下さい。
(リストをご依頼頂いた方には、今後しょ~おんからお得なご案内を差し上げ
る事があります。)

ツイッターもやっています。

http://twitter.com/SatoShowon

ゆるめにやるのでフォローしてもらえるとうれしいです

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

◆ 今日の前フリ ◆◇

選挙が公示され、我が家のあたりにも街宣車がウヨウヨしています。って事で、
選挙ネタを書いてみます。

衆議院選挙で忘れられがちなのが、実は衆議院選挙と同時に実施される、『最
高裁判所判事の国民審査』です。


中学校の社会(今は公民っていうのかね)で習いましたよね。

近代国家制度の象徴である三権分立という考えた方により、日本でも司法は立
法、行政から独立しています。

最高裁判所の長官は内閣が指名するってところに、政治の匂いがするわけです
が、ここに国民の声を反映させようという目的で国民審査が行われるのです。


つまり、我々国民は、


  ● 最も高位にある裁判官を罷免する権利を持っている


のです。これにより、下位の裁判官(高裁や地裁ね)での判決にも間接的に影
響を与えられる力を持っているのです。


こんな権力を素直に行使されちゃ困るってんで、政治家や官僚が考えついた悪
知恵が、


  ■ 罷免したい裁判官の名前の上に×印をつける


という方法なんです。

ここでの要注意事項は、


  ▼ ×以外の印はすべて無効になる

  ▼ 印をつけずに投票すると、信任した事になる


というところです。

普通、信任投票ってのは、『この人を信任します』という人に○やチェック
マークをつけるわけです。
ところがこの国民審査では、『何も印をつけないと信任した事になってしま
う』のです。後半部分大事ですね。


  ● 信任した事になってしまう
      ^^^^^^^^^^


これは悪意のある手法だと思いますよ。
しかも選管は『投票に行きましょう』とは言っても、『最高裁判事の国民審査
をやりましょう』とは言いません。
寝た子を起こす必要は無いと思っているのでしょう。
なんたって、有効投票の過半数にならなきゃクビに出来ないんですから。
みんなが関心を持たず、白紙のまま投票箱に入れてもらいたいのですよ。

要するに彼らは、「信任する人に○をつけさせるやり方だと誰も信任されな
い」って事が分かってるんですよ。
だから、デフォルトで信任する今のやり方が採用されているわけです。

ところで、


  ■ 別に最高裁で誰が働いていようが問題無いんじゃねぇの?


って思います?


最高裁の判決って、ひとつひとつが法律を作っているのと同じ作用を持ってい
るって知ってました?

日本にはたくさんの法律がありますが、その法律で明記されていない事、明示
的に範囲が定まっていない事って腐るほどあるんです。

それらはすべて、過去の裁判の判例が踏襲されるのです。

過去の裁判で憲法違反もしくは有罪という判決が下り、それが確定したらそれ
は新たな法律が出来たのと同じなのです。

そうやって法律で決められていない隙間を、判例でカバーしているのです。

つまり擬似的に立法府と同じ機能を持っていて、それを恒常的に行使している
のが裁判所であり、そのトップが最高裁なのです。


例えば選挙ネタで言えば、一票の格差問題。

これ、憲法では国民一人ひとりが同じ権利を持つって書いてあるわけですが、
一票の重さの違いをどこまで許すかってことは明記されていないんです。

でも、10%でも20%でも違いがあるのなら、それは同じ権利を持っているとは言
えないわけです。つまり、厳密に言えば憲法違反の状態なのですよ。ならどれ
くらいの格差があれば違憲状態なのかというのを誰かが決めなきゃいけません。
だって憲法にはそんなガイドラインは書かれていないんですから。

それを決めるのが最高裁なのです。

ちなみに、過去何度か違憲状態という判決は出たのですが、だからといって選
挙のやり直しを認めたケースはありません。

違憲状態で選ばれた政治家が国を動かしているのは違憲状態で、イケンだろう
と思うんですがそれはお咎め無しというのが最高裁の判断なのです。


最高裁判事の中には、『別に違憲じゃないよ』と言った人もいるくらいです。


だから政治家はズルズルと現状を引きずるのです。
なんたって人口の少ない地域の政治家にとっては、当選者の数が減るって事は
死活問題ですから。高知県や島根県選出の議員が、積極的にこの問題に絡む動
機など無いのですよ。


違憲状態を解消するのなんて実は簡単なんです。
公示直前の住民台帳から、格差がゼロになるように定員を割り振れば良いだけ
ですから。エクセルがあれば私だって30分で出来ますよ。

ところが政治家にとっては簡単じゃ無いのです。

選挙区の範囲が変われば、今まで営々と積み重ねて来た地盤、看板、カバンの
影響力が変わるわけですし、当選者数が減れば競争率が上がるって事ですから。

だから私は昔から、選挙区抽選制にしろって言っているんですよね。それなら
どこに割り振られても影響はありませんから。


このように最高裁で違憲状態だ、と判決が出ているのにも拘わらず、それが放
ったらかしになっているのは、最高裁が厳しい判決を出さないからでもあり、
選挙のやり直しを命じないからでもあるんです。

違憲状態なのに、それを解消させる事を一切命じないのであれば、そんな裁判
結果は痛くも痒くもありませんよね。しかもタダで、簡単に解消させる方法は
いくらでもあるのに。


こういうのが三権のもたれ合いであり、権力者同士が甘い汁を吸う状態になっ
ていると言うのです。(三権の「権」は権力の権ですから)


これ以外にも原発の安全性に関する裁判でも、最高裁は電力会社寄りの判決を
出しています。それが錦の御旗になって原発推進国家になったとも言えるんで
す。なんたって違法じゃないし、安全だよって法律を作ったのと同じなんです
から。


「日本を変える」とか、「日本を変えなきゃ」と叫ぶ政治家は多いんですが、
なら司法権力も変えなきゃいけません。三権分立の立法(政治家)と行政(官
僚)のみを変えても片手落ちなのですよ。同時に司法も変えなきゃ。


って事で私は毎回投票所の前に貼り出された裁判官の経歴や、過去の判例をじ
っくり見て半数以上に×をつけるようにしています。


政治家は司法制度をも変えると言うべきだと思っていますし、そうするための
最も簡単な方法は、国民審査の審査方法を、


  ● 信任したい人に明示的に○をつける


に変更する事なのです。これならお金はかかりませんしね。

みなさんも無意識に白紙のまま提出しないで(それだと全員を信任した事にな
ってしまうんです)、5分間じっくりと考えて欲しいと思うのです。



☆ 出世のレールに乗ったサイン

若手のみなさんに(そうでない読者さんもたくさんいらっしゃるようです
が・・・)、自分が会社の中で出世のレールに乗っているのかいないのかを判
断するサインを教えましょう。


まず一つ目は、人間の採用について自分が関係する時です。


  ▼ 派遣社員の面談に立ち会った

  ▼ 新卒採用の一次面談をやった

  ▼ 来期の人員計画について上司から相談を受けた


こういう事があるのなら、あなたはその仕事でそれなりの評価を受けていると
いう事です。

ずいぶん昔、とってもおじさんな人(私が派遣社員でその会社に入った時から、
役職が変わらない典型的な窓際の方)を、あるプロジェクトに入れて一緒に仕
事をしたんですが、私に急ぎのミーティングが入ってしまって、その方に、


  ● ちょっとすみませんが、今日の派遣の面談をやっておいて下さいね


とお願いしたところ、


  ■ 人の採用なんてやった事が無いからどうしたら良いか分からない


って言われた時には卒倒しそうでした。

派遣社員の、しかもアルバイトみたいな仕事をやる人の面談すら、その人は今
までやらせてもらった事が無かったんですね。


ま、面談とか採用って、会社やプロジェクトの未来に直結する、最重要マター
ですから、ろくすっぽ仕事に責任を持たない人にやらせるわけにはいかないん
ですね。


つまり、そういう仕事をアサインされるようになったら、それはそれで会社や
上司があなたの事を認めてきたって事です。


もう一つは、ビジネスの契約に関する事です。
ま、社内業務(バックオフィス)には無いでしょうけど、外に向かって仕事を
していれば、必ず何らかの契約があるという事です。

契約があるから、あなたの会社はお客さんからお金をもらえるんですから。


そして上司があなたに、自分たちが携わっているビジネスの契約書を見せてく
れたら、それはあなたの事を買っているというサインです。


対外的なビジネスというのは、契約書に基づいて遂行されるんですね。
つまり、ビジネスの全てを把握するには、実は契約書を読めば良いんです。

そしてそんな契約書って、誰かが作成し、レビューし、承認し、交渉し、お互
いが合意に至って調印したから、ここに存在しているんです。

現場の人間として、このプロセスに絡んでいれば、あなたは相当買われている
人物だと言えます。


ちょっと怖いですけど、上司にお願いしてみたらいいですよ。


  ● 我々のビジネスの契約書って見せてもらえますか?


ってね。こう言って、


  ■ なんでお前が契約書を見る必要があるんだ?


って突っ込まれたら、まだまだゾウキン掛けの道は長いって事です(笑)

逆に、


  ● えっ?まだ見てなかったの?そりゃまずいなぁ、すぐに見て!


と言われたら相当有望です。


でもさぁ、契約書を見せてもらっても意味分からないでしょ?

それが分かっているから、上司はあなたに見せないんですよ。

だけど、それじゃダメなのです。契約書くらいサラッと読みこなせないと。


実は我々の身の回りにはたくさんの契約書があるんですよ。
細かい字で書いてあって、よく分からない事が書いてあるから、ほとんどの人
は読みませんけどね。そういう人は



ナニワ金融道 全10巻セット 講談社漫画文庫 (講談社漫画文庫)青木 雄二

http://www.amazon.co.jp/dp/4069348654/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


を読んで、契約書の重みを実感して下さい。


  ▼ アパートの賃貸契約書や

  ▼ 駐車場の契約書

  ▼ 生命保険の約款

  ▼ 雇用契約書

  ▼ 携帯電話の加入申込書の裏面

  ▼ クレジットカード申込書の裏面


あなたが署名をして判子をつく書類すべてが契約書なのですよ。

まずはそういうモノを読んで、契約書に馴染んで下さい。




◎◎  このメールマガジンの友人へのご紹介は大歓迎です。◎◎ 
◎  またウェブサイトもご覧下さい           ◎  


    http://showon-sato.com


┗┗┗┗┗ 本メールマガジンの内容は著作権により保護されています。
┗┗┗┗  メールマガジンを無断でブログやウェブサイトに貼り付けること
┗┗┗   はご遠慮下さい。
┗┗    引用、転用をご希望の方は、必ず事前にご連絡を下さい。
┗     転用先の確認をした後で、転用の可否をご連絡します。


読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)

Copyright (c) Medium Coeli All Rights Reserved.
  
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
メールマガジン「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」
☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆配信中止はこちら :http://www.mag2.com/m/0000258149.html

創刊号へ

前の号へひとつ前の回へ

次の回へ次の号へ


メールマガジン 第1650号