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メールマガジン 第683号

■ ■ ■ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ■ ■ ■
    
■ ■ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第683号 ■ ■
    
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたくし
佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成長
を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    
内容により、一つのテーマを、複数回にまたがってお知らせする事があります。
その場合には、適宜バックナンバーをご参照下さいませ。
http://archive.mag2.com/0000258149/index.html
  
また、ブログもあるのですが、ここ最近は更新が滞っております。
http://d.hatena.ne.jp/showon/
あまりにもスパム的な書き込みが頻繁にあったため、現在自前のサイトを構築
する予定です。

このメールマガジンの転送を歓迎しますが、著作権により保護されている事を
ご理解ください。
全文転用については、許可をしていますが、出典が佐藤しょ~おんのメールマ
ガジンである事を明記して下さい。また、文章の部分的引用、抜粋はお断りし
ております。
   
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金の問題は政治家の専売特許かと思ったら、やっぱりやっていた木っ端役人君
たち。

千葉県に引き続いて、今度は神奈川県でも発覚しました。
これって本腰を入れて調査をしたら、47都道府県のほとんど全部で見つかると
思います。

だって、動機も手口も同じなんだもん。

つまり、同じスキームで生きていて、同じ手口が出来てしまう組織体質にいれ
ば、やらない方がおかしいと思います。


で、頭に来るのは、責任者(この場合は知事ですかね)のいつもの、


  ● 徹底的な原因究明と、再発防止策を作ります


っていう呪文です。

だってこれが出来た事って無いんですよ。少なくとも役人ワールドに於いては。


でもこんなのチョ~~~簡単なんですよ。本気でやろうと思えば。

今回神奈川県は、県庁で働く役人君たちに、裏金に関する調査票って形のアン
ケート調査をやったんですね。

あの文面をちょこっとだけ変えたら、ほとんど全部芋づる的に出て来ますよ。


あれは、自分の職務及び、知る範囲に於いて不適切なお金の使い方をしなかっ
たかを訊いているものなんですが、ここに


  ● 本調査で、「不適切な使い方をしていない」と答え、のちに不適切な
    使い方が発覚した場合には、刑事処罰及び解雇を含めた懲罰を受ける
    事に同意します


って欄を作ってサインさせれば良いんですよ。

で、この文言の下に、


  ● 自分では不適切かどうか判断出来ないので、専門家に相談をしたい


という選択肢を入れれば終わりですよ。

国家の金を、どんな理由、やり方であれ、1円でも不正に使ったら即懲戒解雇
というルールが無いからこんな不祥事がいつまでも起こるんですよ。

こんなのは外資では当たり前ですよ。

裏金なんて1円でも作ったら、原則クビですよ。

裏金が存在するイコール、


  ▼ 株主に報告している財務諸表が間違っている

  ▼ 内部監査が適切に行われていない


って事ですから、米国の上場基準から言えば、上場廃止にもなりかねない事態
なんですね。だから、こういう不正は絶対に許されないのですよ。

ところが戦後の日本人というのは、こういう面がものすごくルーズなんですね。


戦前は、己を律するという事が出来るのが当たり前だったんですが、「修身」
という教科が小学校で廃止され、日教組によって教師が単なる労働者になって
から、ズルズルとだらしない人間の比率が増えてきたわけです。

P・ドラッガーも言っていますが、どんなに頭が良くても、どんなに性格が良く
ても、


  ● 己を律する事が出来ない人間を要職に就けてはいけない


のですよ。



☆ 概念化は大きなマップである

昨日は、「概念化と具体化」の違いについて解説をしたわけですが、今日はな
ぜ概念化が必要なのか?について説明をしましょう。


概念とは、英語で言えば、「コンセプト」なんですね。

バブルの頃に、この言葉がスゴく流行ったんですが、最近ではこれを、「イメ
ージ」という単語で表現するビジネスパーソンも増えていますね。


  ● 今回のプロジェクトって、○○のイメージで行けば良いですかね?


  ● 想定外の事が起こったら、○○のイメージを目指せば良いですよね?



なんて言い方をする人がいますが、ここで言うイメージこそが、概念つまりコ
ンセプトなのです。


ここでは、一切具体的な手順なんて議論していないんですね。

どういう方向に向かうべきか?をお互いが共有しているわけです。


つまり、これってビジネスに於ける地図なんですね。

決して、細かな住所や、走行すべき高速道路のルートや、降りる駅の議論をし
ているのではなく、


  ● とりあえず紆余曲折はあるだろうけど、東北を目指そうよ


って合意をしているのと同じなんですね。

大事なのは、前半部分の前提なんですよ。

手順というのは、キッチリと型にはまったやり方でしょ。
この通りにやらないと、ダメ出しされちゃうわけです。
つまり、OKかNGかが瞬間的に判断されちゃうシロモノなんですね。


ところが、仕事とかプロジェクトというのは、そんなに簡単に、


  ● 正解か不正解か?が判断出来るものではない


のですね。その時に、自分の判断の拠り所となるのは、


  ● 正しい方向に自分は向かっているのか?


だけなんですよ。

たとえひとつ前の駅で降りちゃったとしても、もう一回電車に乗れば良いわけ
ですね。


  ■ 東京駅から10番目の駅


という手順だけを憶えていても、反対の方向で10番目の駅に降りたらどうしよ
うも無いわけです。
それなら、正しい方向に向かって9番目の駅で降りた方が、ゴールには早くたど
り着けるわけですよ。


そういう方向を、地図を見ながら合意するというのが、概念化なんですね。


ここには、ある不変の合意がなされていることに気が付きましたか?


それは、


  ● とりあえず紆余曲折はあるだろうけど


という前提です。

だ~れも、一回でドンピシャで上手く辿り着くなんて思っていないのです。

最初に描いたプランなんて、途中で何度も変更されるのが分かっている、そう
やってフラフラ寄り道をしながら、精度を高めていくという事が分かっている
からこそ、


  ● どちらの方角に向かうべきなのか?がなおさら重要になる


のですね。


こういう概念化が出来ないという事は、車を走らせるのに地図を読めないとい
うのと同じなんですね。




読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。
  
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。
  
  
佐藤正遠(さとうしょ~おん)



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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆配信中止はこちら :http://www.mag2.com/m/0000258149.html



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