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メールマガジン 第3740号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3740号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位、2020年も同六位と7年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

今日はこれから飛行機を乗り継いで帰宅します。なぜか国内なのに、2回も乗り継ぎがあ
って、おまけに羽田で約4時間の乗り継ぎ待ちです。それもこれもコロナで減便になった
のが原因でして、ワンコ連れでどこでどうやって時間を潰すかが悩ましいです。

ワンコとの旅はやっぱり過酷でした。犬ってのは環境の変化に弱いんですかね。次回から
の出張はあれこれ考えなきゃならないですな。一番ラクなのはペットホテルに預けること
なんですけどね。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2021/07/3740_0728.jpg



☆ 日本はなぜ終身雇用なの?

日本の雇用環境は世界でも類が無いモノでその特徴は、


  ▼ 年功序列であることと

  ▼ 終身雇用であること


です。

一つ目の年功序列については、実は私はかなり好意的に考えています。というか、サラ
リーマンが会社からもらう給料の本質に関わるところなので、直截に言うと、お給料って
生活していくための必要経費として支給するモノだからです。

人間誰しも生きていくためには、衣食住が必要で、資本主義に限らずこの衣食住を賄うた
めにはおカネが必要になるわけです。そのためのおカネを必要経費というならば、この経
費は若いウチには少なく済んで、年を重ねるごとに多くなるわけですよ。

結婚すれば奥さんを食わせたり、部屋も大きめのモノが必要だったり、そこで子供が産ま
れれば、さらにおカネは掛かるようになって、子供が学校に通う年齢になれば学費が、成
長期に入れば食費だって増えるでしょう。

ですから、「生きるため」に毎月必要になるおカネは、20代より30代、30代より40代、50
代の方が多くなるのが当たり前で、それに合わせて給料が半ば自動的に増えていく年功序
列型賃金はリーズナブルなんですよ。

逆に言えば、年功序列でもらう給料って、


  ■ 生きていくのに必要な分しかもらえない


ということです。ここはマルクスの資本論で指摘された問題がずっと残っているんですよ
ね。今回はテーマから外れるのでこれ以上は書きませんが、どこかでこの話もしたいと思
っています。

で、二つ目の終身雇用の話ですよ。これは実は「解雇の実質的禁止」とワンセットになっ
ているんです。特に上場企業のような大企業に於いてはね。

まずこの終身雇用プラス解雇の禁止がどういう影響を与えるのかを考える必要があるんで
す。は?解雇が禁止って当たり前だし、そこには良いことしか無いでしょ?と考えた人は、
もう少し物事を広く、深く考えるべきだと思います。

日本の経済の伸びが止まったのは、ひとつにはこの解雇規制があるからなんですよ。かつ
てのように高度成長時代で、日本の経済が拡大していた時には、解雇どころか人が足りな
いという状態でしたから、クビにする必要がほとんど無かったんです。多少難ありの人だ
って、会社の事業が大きくなり、部署が増えていけば、やらせることができる仕事だって
どうにか見つかったわけですから。

そして経済が伸びるということは、会社の利益も増えるということで、会社にも余裕があ
るわけで、ごく少数の「難あり人材」にだって捨て扶持を支払うことができたわけですよ。

ところがバブル経済が崩壊し、人口減少が明確になって、市場の規模が縮小してくると、
これはなかなか大変になるわけです。競争が厳しくなり、生き残るために生産性を上げて
行かなきゃならない、売り上げは伸びない、利益は減るとなったら、経営者には人件費が
重くのし掛かって来るわけです。

おまけにここに少子高齢化が乗って来ると、消費税も上げなきゃならない、そして毎年の
ように社会保険料は上がると。後者には会社負担という魔物が存在しますから、会社とし
ての人件費率は上がって行くわけです。なんとか優秀な人にたくさん給料を上げたいけど、
毎年のように人件費率が自然増になる状態では、それもなかなか厳しいものがある。

高齢化ということは、社員の平均年齢も上がるということで、年功序列に於いてはそれは
さらなる人件費の増額になるわけです。そんな高齢の社員が給料以上の成果を上げている
のなら文句はありませんが、今ではウインドウズ2000と呼ばれる、窓際に座っているだけ
で2000万近い年収をもらっているオジさんが幅を利かせていたら、経営者には困ったこと
になりますよね。

しかもここに「難あり人材」がプラスされると、


  ● 給料分以上働いていない人は出て行ってくれ!


と叫びたくなるでしょ。

解雇規制は、それを禁じるルールなんです。これは会社にとっては非常に困るわけです。

おまけにここに定年の延長なんて言いだしたら、もう勘弁してくれよと叫びたくなると思
いませんか?これがリアルな経営者のこころの声なんですよ。

みなさんが経営者なら、この状態で何をしますか?

次回はこれを解説します。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
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