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メールマガジン 第3723号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3723号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位、2020年も同六位と7年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

遂に我が家にもワクチン接種券が来ました。で、最早で接種するにはどうするか?という
ことを考えるわけですが、家人があれこれと調べたところ、中小企業を対象とした職域接
種があるみたいなんですよ。

事業所の所在地が市内にあることとか、従業員の6割以上が市内に住んでいることのよう
な条件はあるんですが(弊社は完全にクリアしています)、申し込みをして、実施してい
る医療機関を予約したら大丈夫みたいで、最早だと5日に接種ができるかも知れません。

そうすると北海道から帰って来て2回目を打つことになるので、大阪でのセミナーをやる
頃には抗体もできていて完璧な状態になりますね。

ということで、詳細を調べてみます。


明日はワンコを連れて東京に行くわけですが、そのためにはワンコ用に飛行機を予約しな
きゃならないんですね。なんと片道6000円。私のチケットはマイルの特典旅行ですから、
ちょっと高いなぁという感じです。ケージは飛行機での輸送に対応しているモノを持って
いるので、これで全部がOKということです。

羽田からの移動は全てタクシーなので、初のワンコ連れセミナーもなんとかなると思いま
す。もちろん会場にワンコは連れてきませんよ。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/3723_0701.jpg



☆ 日本の資本主義

6月の課題図書


起業の天才!: 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
https://amzn.to/3hdkaG0


を読んで個人的には暗澹たる気持ちになりました。確かに江副さんって人は最後はダーク
サイドに自分が落ちちゃったわけで、あそこまでやったら敵を作るに決まってるよと思う
ところも多々あるんですね。このあたり、ライブドア事件で実刑まで食らった彼の御仁と
そっくりで、ちょっとしたデジャブ感を味わいました。

そのあたりを感想文に書く人もいると思うのですが、私が印象に残ったのは、イノベーシ
ョンの本質と、日本経済の関係についてです。イノベーションとは創造的破壊で、現状や
既存のモノをブチ壊すことで生まれるということで、江副氏はまさにそれをやったわけで
すね。かつては新聞社が持っていた情報の非対称性を利用したサヤ取りビジネスを、リク
ルートが「リクルートブック」や「住宅情報」で奪ったわけです。

しかもそこには、新聞という媒体が解決できないキメの細かい情報を追加して、顧客を喜
ばせるという付加価値が付いていたから、表面上はケチの付けようがなかったんですね。
ここがイノベーションで、そうやって集まって来た情報自体に価値があることに気付いた
んですね。それがプラットフォーマーということで、リクルートって日本最初のプラット
フォーム型ビジネスだったんです。紙という媒体でプラットフォームを作りあげたマンパ
ワーと、それをやり遂げた社員の能力の高さに驚きますね。


もちろんそれによって、新聞社は大打撃を食らい、密かに江副氏を憎むようになり、それ
がリクルート事件にまで繋がるわけです。ところがこれが日本以外の資本主義国家で起こ
ったら、江副氏はマークザッカーバーグ氏や、ジェフベゾス氏のように称賛を浴びたはず
です。それがイノベーションであり、イノベーションの結果、斃れるモノがいてもそれは
仕方の無い話で、顧客にとって、マーケットにとって、社会にとって益のあることならば、
それは仕方の無いことなのだというのが、資本主義の土台にある思想だからです。

ところが日本では違うんです。ここが日本の大問題で、日本が30年に亘って低迷を続けて
いる理由なんです。

日本では、既得権を持つ人たちが抵抗し、イノベーターの足を引っ張り、貶め、叩きつぶ
そうとするんです。あの時代は、重厚長大のモノ作り、製造立国日本を支配する人たちが
エスタブリッシュメントで、「情報」のような形のないモノを右から左に移動させること
でカネ儲けをするなんてのは、外道中の外道だと思われていたんですね。あの本にもリク
ルートがやっていることを「虚業」という表現で書かれていましたが、そんなモノの価値
を認めないだけでなく、そんな虚業を排除してかつての時代に戻そうとする力が働くのが
日本という国なのです。


ところが今からあの時代を振り返ると、まさにリクルートこそが今のグーグルやアマゾン、
フェイスブックがやっていることを先取りしていたんです。あの時に、破壊的創造を推し
進めて、新聞社を叩きつぶしていたら(アメリカではワシントンポストをアマゾンのジェ
フベゾスが買収したわけです)、リクルートがグーグルやアマゾン、そしてフェイスブッ
クになっていた可能性があるんです。

あの時代に紙からデジタルへ媒体がシフトすると分かっていた日本人は、たぶん江副氏だ
けで、クレイ社のスパコンを使って今でいうAWSやAzureをリクルートがやっていたわけで
す。リクルートの就職、転職情報は、デジタル化すればそのまま今のLinkedInですし、こ
れをプライベートの友人に広げるとフェイスブックになるわけ。もちろん情報の検索がビ
ジネスになるということも江副氏は理解していたので、リクルート事件がなければグーグ
ルは生まれる必要が無かったんですね。

ホントに江副氏には今に繋がる未来があの時に見えていたんですね。そんな天才が・・・


この話、次回に続けます。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
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