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メールマガジン 第3331号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3331号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から10年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は眼科検診に行って来たのですが、視野検査の結果右眼の視野欠損が少し拡大してい
ました。緑内障って、眼圧が高いことによって発症する病気なのですが、私の場合には左
右共に眼圧は12と、十分正常の範囲内です。しかも症状が出ているのは右眼だけで、左眼
には全く出ていません。

一人ひとり個体差があるので、12でも発症することがある、その場合にはやはり眼圧を下
げる必要があるということで、2年以上治療を続けて来たのですが、眼圧は左右共にほぼ
同じレベルを維持し(だって正常値なんだから、簡単には下がらないですよ)、今日に至
るという感じです。

このまま欠損部分が拡大したらどうするんですか?というこちらの問いに、その場合には
手術を考えると答えたので、それならすぐにやれば良いじゃないですかと返したわけです。
手術でサクッと眼圧が下がるのなら、点眼薬でチンタラやってる場合じゃないでしょ。

ところが、手術にはリスクがあるだの、感染症に罹り易いだの煮え切らないわけですよ。
だって点眼薬で眼圧が下がっていないんでしょ。そしてそれが視野欠損部分の拡大の原因
なんでしょ?だったら手術をやった上で、リスクを下げろよって話ですよ。

これ結局のところ、手術しても眼圧が下がる可能性が低くて、手術したのに視野欠損が拡
大し続けたら、もう言い訳することがなくなってしまうから、なんとか時間を引っ張りた
いってことだと思うんですよ。そんな状態で感染症などの別なリスクが増えるのは、さら
に面倒なファクターが増えるわけですしね。

読者さんからも目の病気に関する本をご紹介頂いたりするのですが、こと緑内障に関して
は眼圧のコントロール以外何も処置がなくて、おまけに眼圧が発症原因の全てではないと
いうことが薄々分かっているので、私のような正常眼圧の場合には、IPS細胞のような再
生医療の進化を待つか、何らかのブレークスルー(根本原因が見つかるとかね)が起こら
ない限り、打つ手なしなんですよね。

西洋医学の限界なんてこんなものです。そのくせもし民間療法で緑内障が良くなる治療法
が見つかったら、「科学的なエビデンスは無い」って言って叩くわけです。

昨日もツイッターで、新聞広告に出ていたガン治療法(ヨーロッパの医学博士が提唱する
やり方ね)を、エビデンスが無いということで、「こんな広告を新聞に載せるな!」って
言ってる日本の医者がいましたけど、じゃあんたはステージ4のガン患者を何人完治させ
たんだって話ですよ。

ガンを筆頭に、まだまだ医学的に分かっていないことなんてウンザリするくらいあって、
それに対して有効かも知れない治療法を、自分の分かっていないショボい知識で、あれは
ニセモノだと、真剣に試しもせず、糾弾する科学原理主義者たちが、現代医学の進歩を阻
害していることにいい加減気付くべきだと思うんですけどね。

特に精神医学の分野なんて、怪しい系でいえばバッチのレメディーだけで治るかも知れな
いのに、あんなのはホメオパシーで医学的、科学的じゃないって言って排除しちゃって、
保険点数が高いけど効果の無い薬を処方されて、患者さんはひたすら苦しむだけという構
図が、何十年も続いているんですよね。


まさに昨日のメルマガで書いたように、現代医学だって「不自然な作りもの」であって、
「これで捉えられない面がものごとにはあるに違いない」んですから。私にとっての怪し
い系はまさに、現代科学が捉えられない側面にメスを入れた知識体系なんですよね。


私は治療方法が確立して、治癒の可能性が高い医学療法について、怪しい系で治そうとは
思いませんが、今の医学ではどうにもならないか、治癒の確率が低い療法しか見つかって
いない病気には、積極的に怪しい系の知識体系で治そうと考えるのはアリだと思っていま
す。


本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2019/11/3331_1114.jpg



☆ AI vs 教科書が読めない子どもたち パート3

ノーベル賞を受賞した物理学者が、科学原理主義と真逆のところにいたということに驚き
ましたか?彼だけじゃなくて、一流といわれる学者さんは、怪しい系の概念と親和性があ
るんですよね。

では、本書の解説最終回に行きます。

コンピューターで処理するということは、言語化し、数値化し、測定し、数理モデル化す
るということで、これは朝永氏的に言うと「無理にかたづけること」なのだと著者は言い
ます。そのことの弊害を理解する人が一流の科学者だというわけですね。

その上で著者は「科学の限界に謙虚であること」が必要で、科学がいくら必要であって、
社会がそれを過度に期待していても、できないことはできないって言わなきゃダメなのだ、
AIという技術はまさにその範疇に入ることなのだと言っているわけです。


なぜかという解説で、P115に、数学の限界が書かれています。数学は現時点では、論理、
確率、統計の概念しか持っていないんです。人類史として記録に残っている全てで、数学
的に獲得できた概念はこの3つだけなんです。だからこの3つの概念で説明できないことは、
コンピューターには処理できないんですね。それがコンピューターには意味が理解できな
い理由でしたね。ところが人間の知的活動ではこの3つ以外のことをやっているわけです。
意味でさえ理解できないのに、それ以外も含めた人間の高度な知的活動をプログラム出来
るわけないよねというのが、この本の前半の結論なんです。
そのクライマックスは、P165に書かれています。「脳がどのような方法で、私たちが認識
していることを「0、1」の世界に還元しているのか。それを解明して数式に翻訳すること
ができないかぎり、「真の意味でのAI」が登場したり、シンギュラリティが到来したりす
ることはない」この事実に謙虚にならないといけないということです。


そしてこの「意味」というコンピューターが処理できない概念が、後半の大きなテーマに
なっているんです。その意味では本書は、前半も後半も「意味」ということの理解や、そ
の能力の獲得について語っている本なんですよ。前半はコンピューターによって、そして
後半は現代の学生によってです。ですから、「意味」という概念が本書の全体を貫くセン
ターピンなんですね。


AI(コンピューター)が意味を理解しないのであれば、意味を理解することができればAI
に負けないということになりますね。え?意味なんて誰にだって理解できるはずだって?
それこそが本書の後半のテーマなんです。いきなり結論を書くと、現代の中高生の多くは
教科書レベルの文章を理解していないということが、読解力を確認する試験で分かって来
たのです。その試験のサンプルがP190に出ています。特にP195の例題は、まさに日本語能
力という感じの問題なのですが、これができない生徒が中学生で約4割、高校生でも約3割
いるんですね。P200についてはもっと悲惨で、正答率は中学生で38%、高校生でも65%で
して、これでどうやって教科書を理解できるの?という感じなんですね。


そして残念なことに、この読解力と進学する学校の偏差値には強い相関関係があるんです
ね。つまり日本語の読解力が高ければ偏差値の高い難関と言われる学校に進学できて、そ
うでない人は全入するような学校にしか行けないということです。後者の人は推論とか同
義文の判定も苦手ですから、理屈ではなくパターン認識によってモノゴトを判断するしか
なくなります。それってAIの鍛え方と同じなんですよ。

AIがなぜ大量の教師データを必要とするかは、以前解説したように意味を理解できないか
らです。なんとそれと同じことが人間にも起こっているのです。そして記憶力や検索能力
というのは、人間はコンピューターに勝てませんよね。人間なのに、意味を理解できない
ということは、AIと同じ土俵で、同じやり方で能力を高めなきゃならないということです。そしてその帰結は言うまでもなく、人間の負けなんですね。

そしてこの状況は学生だけではなく、社会人にも当てはまることが分かって来たんです。
P224-225には、学校の先生でさえも普段はテキトーに文章を読んでいたということが書か
れています。ということは、況んや一般人をやです。


AIが仕事を奪うと喧伝されていますが、何度も書いたようにAIは意味を理解しません。で
すから意味の理解が必要になる仕事はAIに代替できないんですね。ところが最近の人はそ
の意味の理解が正しくできていないということで、これを放置しておくと、本当にAIに代
替されてしまう未来がやって来ることになるんですね。そしてそれは既に事実として格差
になって表れているわけです。日本語能力が高い人は偏差値の高い学校に行けて、そうで
ない人はFランクの学校にしかいけないわけですから、まさに格差ですし、この格差は社
会に出た後、さらに広がるに決まっています。という例がP227に、貧困と読解力との相関
ということで挙げられています。


そんな時代に何をすべきなのかといったら、意味を理解できる読解力を身に付けるという
ことにならざるを得ないですよね。このメールマガジンの読者さんは、これだけ長い文章
のメールマガジンを苦もなく読めているので、それなりの読解力があると思うのですが、
本書を読むことでそれで充分なのかどうかを一度振り返る契機にしてもらえたらと思いま
す。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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