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メールマガジン 第3262号

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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3262号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から10年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

帰宅して田んぼを見たらガッカリしました。土用干しの前にあれだけ雑草を抜いたっての
に、たったの1週間で手に負えない状況になっていました。嘆いていても仕方ないので、
頑張って抜きますよ。

と思ったら、田んぼの横の畑(私は全く関与していないところ)にイノシシが現れたよう
で、トラクターで引っ繰り返したような有様になっていました。畳10枚分くらいのスペー
スがグチャグチャに荒らされていまして、部落の関係者は危機感を募らせているはずです。

早速、川沿いの土手にフェンスを張り巡らせて、イノシシの侵入を防ごうとしています。
果たしてこれでブロック出来るのか?

隣町ではイノシシにプラスして鹿が跋扈してるようで、田畑の周りはかなり高いフェンス
で囲っているんですね。そうなると人間の方が檻に入って生活している感じになるんです
よね。イノシシはジャンプ出来ないので、膝丈くらいの電柵やフェンスで良いんですが、
鹿って2メートルくらい飛ぶみたいなんですよ。

そうなると人間の背丈以上の高さのフェンスが必要になるんですよね。田舎暮らしを始め
る前に、中国地方のロケハンをやったんですが、その時にそんな集落にも行きまして、田
畑がフェンスで囲われている異様な光景を見て驚いたものですが、私のところもそれに近
づきつつあるようです。

聞いた話では、ちょっと先の方の集落では鹿が出ているみたいですしね。鍵付きのフェン
スに囲われた畑で野良仕事をするのって、土いじりをしているのに工場に通勤しているみ
たいでイヤですよね。

こんなのは山に狼をつがいで放したらあっという間に解決するのになぁ・・・


本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2019/07/3262_0801.jpg



☆ 身体観と客観はどう関連しているのか


身体の聲 武術から知る古の記憶
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の解説最終回です。

身体の聲というタイトルから、常に身体が発する信号のようなものをテーマに話が進んで
行ったのですが、この身体が発する信号をキャッチするのは、あなたという人間であり、
キャッチした信号がどのようなものだったのかを知覚し、認識し、判断するのはあなたの
主観なんですね。

そして本書では、そんな身体がキャッチする信号から、社会構造が生まれるということが
書かれています。機械論的身体観、つまり身体とは自由意志によって操作出来る機械的な
存在だという概念があって(別な言い方では物心二元論ともいえると思います)、それに
よって科学技術がヨーロッパで発展したわけです。

それによって何が生まれたかというと、生命現象の神秘性と科学を一致させようという動
きだったのです。

人間の神秘性を科学で解明、理解しようとすると、科学的に最も優れた存在が何かを知り
たいと考えたり、自分たちが他者と比較してどれくらい優れているのかを知りたくなった
り、最も完璧な存在になって自らの偉大さを証明したいと考えるものなんですよね。神秘
を科学でコントロール出来たら、完全で非の打ち所のない社会が作れるはずだと考えたわ
けです。

それをやったのがドイツでして、その結果、アンチテーゼとしての「優れていない存在」
を作らなきゃならなくなったわけです。優生学とかユダヤ人排斥運動ってこういう土壌か
ら生まれたのです。


「優れている」とか「完璧」の定義は曖昧で不明瞭なものですから、ここを追いかけると
宗教的にならざるを得ないんですね。これは日本でも同じで、日本では現人神である天皇
を頂点に(つまり天皇は神様と同じくらい完全、完璧な存在だと定義したわけで)、世界
をひとつの国家にしよう、臣民たる日本人はそのために働く(他国の民族に比べて)優れ
た存在なのだ、という信仰が八紘一宇だったわけです。

この部分は私の解釈でして、本書では明快に書かれているわけではありません。


ここまで、機械論的身体観という概念が理解しにくいのですが、これが「客観」のことな
のだと気付けたら、この章の理解はあっという間に完了します。人間を機械のように精密
に操作する、その操作の習熟具合は科学的に数字で評価出来る、つまり評価軸、評価をす
るためのメーターを自分の外側に配置することを機械的身体観と言っているんです。そう
すると、自分の知覚する感覚や、認識ではなく、外部に配置した測定器によって評価、判
断することになりますよね。これを著者は「客観」と言っているんです。


それが分かると、牛乳の話も理解出来ますよね。「健全な心身」、「豊かな人間性」は外
部に配置した測定器なんです。ところが何が健全なのか、豊かなのかという定義は、この
測定器に書かれていないのです。先ほどのナチスの優生学と同じ構図ですよね。

本来はこれは個人の判断、つまり主観で決めなきゃいけないのに、社会システムや制度の
立ち位置でしか物事を決められない社会になっていますよねということなんです。つまり
これは、自分が自分の責任で、主観的に決めるのではなく、「世の中」とか「みんな」に
判断を委ね、責任を押しつけるシステムなんです。

なぜこんなことになったのかというと、自らの身体の経験と存在を無視し、客観=正、善
とする風潮が浸透したからなんです。このように客観性の集合体に盲目的に従う人を、私
は「流されて生きる人」と呼んでいるのです。言葉は違いますが、概念はほぼ同じことを
言っています。

そういう人は自分の思考、判断、感覚に自信がありませんから、拠り所としての数字、評
判、客観性にすがってしまうんですね。そしてそのやり方が正であり、善であるためには、
より多くの人がこの客観性に依存して判断、行動する必要があるんですね。それが亢進し
た状態が、「みんなと一緒が良い」(つまりこれは異端は許さないということでもありま
す)であり、ブランドへの盲目的信仰なんですね。

この流れに抵抗する人が増えないと、つまり自分の身体感覚に自信を持って従えるように
ならないと、行きつくところは、AIによる完全管理社会だよ、と著者は言っているんです。
自分自身が物事の判断の当事者ではなく、数字で表される客観的事実の集合体に判断を委
ねるのなら、それはAIがやった方が正確性、公平性は高いですし、みんなが納得出来ます
よね。でもそれって、芝麻信用のスコアに従うのと同じなんですよって言ってるわけです。

この流れに従いたくないのならどうしたら良いのか?を最終章で著者は書いていますが、
ここまで理解してから読み直したら、スッと腹に落ちると思いますよ。誌面が尽きたので、
これ以上解説はしませんが。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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