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メールマガジン 第254号

  ■ ■ ■ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ■ ■ ■
      
  ■ ■ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第254号 ■ ■
      
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  こんにちは、佐藤正遠(さとうしょうおん)です。

        
  このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
  たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたくし
  佐藤正遠(さとうしょうおん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成長
  を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
      
  内容により、一つのテーマを、複数回にまたがってお知らせする事があります。
  その場合には、適宜バックナンバーをご参照下さいませ。
  http://archive.mag2.com/0000258149/index.html
    
  また、ブログもあります。
  http://d.hatena.ne.jp/showon/
  こちらは、テーマを変えて、かなり日常に近い事をお伝えしています。楽しい
  事、うれしい事しか書きませんので、読むと元気になるはずです。是非こちら
  も見に来て下さい。
     
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  結局、HDDのデータ復旧サービスに、データの復旧をお願いしました。
  重症度合いが分からないので、いくらになるのかハッキリしませんが、安けれ
  ば26,000円、高くて52,000円くらいだそうです。
  

  そこまで金をかけて、復旧すべきモノなのか?と言う議論になりそうですが、
  

  
  
    ■ 過去5年分のメールやアドレス帳 や
  

    ■ 金を払って購入したAudibleやセミナーの音声ファイル

  
    ■ 使い倒して便利さを実感している各種フリーツール&シェアウェア

  
  
  などを、いっぺんに全部失う辛さに耐えられるほど、私の精神力は鍛えられて
  いないわけです。
  

  
  さらにマズイのは、辛さを忘れようとしてヤケ酒を飲もうとしても、寄る年波
  には勝てず、「辛さを忘れる前に、意識が吹っ飛んでしまう」もろい肝臓です。

  
  昔は、中島みゆきを聴きながら(笑)、一晩中ヤケ酒をあおるだけの体力があ
  ったんですが、最近はほんのちょっと飲んだだけで、視野狭窄、瞳孔拡大状態
  になってしまいます。(笑)
  

  
  とはいえ、このような突然の支出に耐えられるような経済状況になっただけ、
  ありがたいモノです。
  

  
  ☆ 相を意識する
  

  
  「相」と言う単語はご存知ですか?
  

  電気の世界では、「位相」と言ったりしますよね。
  

  英語では、「Phase(フェーズ)」と言います。
  

  フェーズというと日本語では、
  
  

    ● フェーズ1
  

    ● フェーズ2
  

  
  と言うように、「時間軸」のズレに重心が置かれた解釈がされていますが、本
  来これは、時間軸だけではなく、あらゆる次元について考えられるモノなんで
  すね。
  

  
  具体的に説明をすると、
  

  
  ある製品、A、B、Cについて、宣伝広告の金額を決めるための議論をしていると
  します。予算をそのまま3分割するも良し、どれかに比重をかけるも良しとしま
  す。

  
  
  ところがこういう議論というのは、なかなか議論のマトがすれ違うモノなんで
  すね。

  
  どういう事かというと、
  
  

  Aさんは、Aの製品に比重をかけたい
  

  Bさんは、Bの製品に比重をかけたい
  

  Cさんは、Cの製品に比重をかけたい
  

  
  と考えていたとします。で、議論が始まるわけですね。

  
  お互いが、お互いの主張をぶつけ合うわけです。
  

  
  で、ここで、議論の相がピッタリ合っているのなら、結論はあっという間に収
  束するんですが、これが往々にしてそうならないんですね。
  

  たとえば、
  

  Aさんが、Aと言う製品に比重をかけたいと言う理由が、
  

  
    ■ 今期のAの売り上げが、B、Cよりも高いから
  

  
  だったとします。これは良くある話ですよね。
  

  ところが、Bさんが、Bと言う製品に比重をかけたいと言う理由が、
  

  
    ■ AよりもBの方が粗利率が高く、こちらを多く売った方がより儲かるか
      ら

  
  
  だとしたら、その瞬間に議論の相が、ずれるわけですね。

  
  さらにここで、Cさんが、Cと言う製品に比重をかけたいと言いだし、その理由
  が、

  
  
    ■ 販売数の伸び率で見ると、Cが一番伸びているから

  
  
  だったとしたら、この議論は、このままの形では収束しません。
  

  
  なぜだか分かりますか?
  

  
  それぞれの人が、議論をしている相が異なるからです。

  
  一見、この議論は、「宣伝広告費を決める」と言う相で一致しているように思
  えますが、実体として、Aさん、Bさん、Cさんが頭の中で考えている相は、「全
  く違うもの」なんですね。
  

  
  そしてそれぞれが言っている事は、それなりに正しいわけです。
  だからこそ、余計議論は紛糾するわけです。
  

  こういった場合には、「相」を一致させないといけません。
  

  だいたいに於いて、議論をしている人は、
  

  
    ● 自分は正しい!
  

  
  と思っているものですから、このような、「相」と言う事を意識する事はあり
  ません。
  議論をしながら、相を意識出来ればビジネスパーソンとしてたいしたものです。
  

  
  ですから、外野にあたる人が、
  

  
    ■ それって議論の相が合ってませんよねぇ?
  

  
  って指摘してあげないといけないんですね。
  

  このケースでは、宣伝広告費を決める際に、「何を基準で優先順位を付けるか」
  を先に合意する(相を合わせる)事が重要になるんです。

  
  
  今回の例は、とっても単純なモノですから、議論をしながらでも相を合わせる
  事が可能なんですが、利害関係が複雑になるとこれが難しいんです。

  
  最近の政治の世界では、
  

  
    ▼ 地球温暖化防止についての議論
  

  
  なんて、相が合っていないから、何も決まらなかったわけですよ。
  

  
  先進国は、
  

  
    ● 地球の未来のために、CO2を減らすべきだ
  

  
  と言っているのに対し、途上国は、
  

  
    ● 自分の国が先進国になれるまでは、CO2の事なんて構ってられない

  
  
  って言っているわけですね。
  

  総論賛成、各論反対と言うのは、こういう土壌で発生するわけです。
  

  そして政治の世界では、そんな本音は言わずに、オブラートをかけてきれい事
  を言うから余計わかりにくいわけですね。
  

  
  Aさんが反対する理由の真意 と
  Bさんが反対する理由の真意 は、
  

  
  まったく一致していないわけですよ。
  

  これを理解せずに、議論を進めている会社や組織があまりにもたくさんあるん
  ですね。
  

  これはとっても不幸な事ですし、なんと言っても
  
  

    ● 時間の無駄じゃ!
  

  
  となるわけですよ。
  

  相手が話している事の裏(相)がどこあるのか、を常に意識して、人を観察す
  ると色々なモノが見えてくるんですね。
  

  

  今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

    
  ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。


    
    
  佐藤正遠(さとうしょうおん)
    
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  ☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょうおん)
  ☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
  ☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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