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メールマガジン 第2530号

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           願望実現に補助線を引こう

         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 
           http://showon-sato.com

         ・・・━ 第2530号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から8年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

今日はこれから東京に向かうので、月曜日の夜までメールの返信は期待しないでください
ませ。それにしても今回は暑くなりそうですね。今回は夏バテ対策に、畑で鈴なりになっ
ているトマトをいくつか持って行こうと思っています。これを冷蔵庫で冷やして食べると、
熱中症予防になるんですよね。


さてでは、来月の課題図書を発表しましょう。


戦後70年特別企画:卑怯者の島
http://amzn.to/2aehxQy


ちなみにこれ、マンガです。マンガを課題図書にしたのは初めてだと思うんですが、どう
してもこれを課題図書にしたいと1年前から温めていました。毎年8月は戦争をテーマにし
た本を課題図書にするんですね。で、去年の夏にこの本に出逢った時に、来年の8月はこ
れを課題図書にしようと決めたんです。


涙腺が弱い方はハンカチとティッシュペーパーのご準備をお忘れなく。

戦地に行く、戦う、生き延びるとはどういうことなのか。そのために自分の中にあった価
値観のどこが、どのように壊れていくのか、そんな価値観の崩壊が自我をどこまで痛めつ
けるのか、そしてその影響はどれくらい長く続くのか。

戦場での狂った状況が、平時には理屈に合わない「しがらみ」を生み出し、その「しがら
み」が人間の行動を規定し、さらに逃げられない蜘蛛の糸が身体に絡まる。死ぬこと、英
霊になることに意味を見出しても、自分だけが生き残ってしまった兵士の心に何が植え付
けられたのか。こんなことがマンガで表現されています。

そして「生き残りたい」という心が、戦死する戦友を看取ることで「自分だけが卑怯でい
るわけにいかない」となり、いつの間にか「戦わなきゃ」になり、戦いを通じて「死んで
英霊になるのだ」という決意に到達するまでの心の葛藤を見事に描き切っています。とこ
ろが死を決したはずなのに、戦闘の場ではなぜだか生き残ってしまう。なぜ自分だけが生
き残ってしまうのか。生き残って本当に良かったのか。彼のこの想いは戦後も続き、その
葛藤の中で生きる、しかもそこは戦場では無く平和な日本。そこはかつての自分たちの価
値観が崩壊した場所で、彼の葛藤を癒してくれるどころか、戦後という価値観が彼の心の
傷に塩をなすりつけて来る場所だったのです。

自分が戦地に行ったとしたら、同じ場面に遭遇したらどう振る舞うのだろう、極限の状態
を体験して生き延びてしまうってどういうことなんだろうと、想像力を立ち上げて読んで
欲しい本です。

もうひとつのポイントは、生きたい、死にたくない、生き延びる、死ねない、生還してし
まった、これは全て生の一局面であり、生物学的にはどれも alive を意味するわけです。
しかし、この5つは狭義の意味に於いて全く別の状態を表しているのであるということに
気付いて欲しいんです。この5つの境界線を飛び越えて、異なる状態に入る時に、心の中
でどのような変化が起こるのか、そしてそれぞれの状態が真に意味するものが何なのかを
深く洞察して欲しいと思います。

(物理的にもテーマ的にも、表現方法という意味でも)重たい本ですから、軽い気持ちで
読むと後悔することになるかも知れません。でも年に一度くらい、あの戦争を見つめ直す
ことって、戦後の平和を享受している我々の義務だと思うんですよ。このマンガに書かれ
ていることが、たった70年前にはリアルに起こったんですから。それを追体験せずに反戦
を叫ぶのは、掛け算九九を憶えず、電卓の使い方だけ分かって算数を理解している気にな
るのと同じだと思うんですよね。


本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2016/07/2530_0722.jpg


☆ 代わりにやってあげるというのがビジネス

ちょっと前の前フリで、タイヤ交換の話をしたんですが覚えていますかね?

http://bit.ly/1O8kqn0

いつもお願いしている車屋の見積もりよりも、5万円ほど安いお店を見つけてタイヤを交
換したという話でした。

この話、ほとんど反応が無かったんですけど、この話にビジネスの本質がそこに隠されて
いるということに気付きましたか?

この話を良く考えてみると疑問が出るわけですよ。

私の場合5万円安いお店が見つかったから、そこに行ったわけですよね。ではこの時の価
格差が4万円ならどうしたのか?3万円なら?2万円なら?はたまた1万円なら?

多分1万円ほどの価格差なら、私はわざわざ足を運ぶことは無かったでしょう。なぜなら、
私が足を運ぶということは、行って帰って来るまでの時間を拘束されるからです。往復で
約2時間、作業に1時間、合計で3時間を放棄した結果手に入れるのが1万円なら、私はその
時間を仕事に充てた方がトクなんですよ。

なら2万円の価格差ならどうするか、ここは正直思案のしどころで、結果としてはブツブ
ツ言いながらも今までのお店に高いのを承知でお願いすると思います。3万円を超えると
1時間あたり1万円ですから、時間がある時に行ってみようと思いますね。

みなさんならどうでしょうか?いくらの価格差なら足を運びますか?

ちなみに、これで一番価格に敏感なのが専業主婦です。彼らはトイレットペーパーが50円
安い、タマゴが1パック50円で買えるという理由だけで片道20分とか掛けてチャリでスー
パーに行きますから。

私もかつてはそのクチで、100円安ければ30分くらい遠くのお店でも行ってましたからね
ぇ。実はビンボーってヒマと同義語のところがあるんです。持ち金が少なくて時間がある
から、こういう選択が出来るんですね。ビンボーヒマ無しだと、行きたくても時間がなく
てムリということになるので、結果として時間あたりの生産性が高まって行き、その積み
重ねがある時にメタモルフォーゼを起こしておカネが入るようになるんです。

別の話になりそうなので、話を戻します。

価格差がいくらであれ、どこかのポイントであなたは自分でやるのではなく、他の誰かに
対価を払ってそれをお願いするということを考えるわけですね。実はこれがビジネスの本
質です。

ビジネスというのは、自分がやること、やれることを自分以外の誰かにおカネを払ってや
ってもらうというところから生まれるんです。

ラーメン屋でなぜラーメンを食べるのかというと、自分があれと同じ味のスープを作るの
がムリ、面倒、やりたくない、だからこれをおカネを払う事で代わりにやってもらうとい
うことです。外食の多くは(特に定食屋なんて)自分で作ろうと思えば作れるメニューな
んですよ。それなのになぜわざわざ高いおカネを払って(自分で作ったら材料費はメニ
ュー価格の30%くらいですから)食べるのかというと、


  ▼ 作るのが面倒くさい

  ▼ いま、家にいない

  ▼ 家に材料が無い

  ▼ 時間がない


という理由で、「誰かに代わりにやって欲しい」と考えたからです。

これをビジネスにしたのが代行業とか便利屋というサービスなんですが、こういう既存の
サービスって、最初からカバーしてくれる範囲が決まってますよね。家事の代行、掃除の
代行、運転の代行、買い物の代行などなど、「何を代行するか」というテーマ毎に会社が
あったわけですが、これって切り口を変えて、1時間の拘束で5000円であなたの代わりに
やってあげます、っていうと日常の雑多な細々とした雑用で、スキルやノウハウが全く必
要ないものについては私は相当アウトソースしようと思いますよ。


そして既存のビジネスからこれを考えると、サービス業の値付けというのはこれを相手が
自力でやったらどれくらいの時間が掛かるのか、そしてこの人の1時間あたりの価値はい
くらなのか?によって決まってくるということです。つまり頼む人によってこの金額は上
下するということですよ。

私が最近セミナーのヨタ話で良く言っている、「富裕層を対象にしたビジネス」ってここ
でも利いてくるわけです。ビンボーな人はそもそも1時間あたりの価値が安いわけで、そ
ういう人から対価の代わりにサービスをしてあげようとすると、どうしても対価が安くな
らざるを得ません。20年前の私なら、タイヤ4本で3000円も安かったら喜んで安いお店に
行ってましたから。それが今では3万円と10倍にインフレしたわけです。

富裕層というのは、時間あたりの価値が極端に高い人たちですから、そういう人は自分で
何かをするというのがあり得ないわけです。自分で車を運転するなら、タクシーに乗って
その間仕事をするなり、本を読むなりした方が長期的には価値が高いって考えられる訳で
すから。そしてそういう人に食い込めれば、代行して欲しいモノゴトはたくさんあるはず
なんですよね。

既存の代行業って、サイトを見てもこういう富裕層の痒いところを掻いてあげるという発
想が無いんですよね。

私がこれから何かビジネスを立ち上げなきゃならない、となったらこのビジネスはそこそ
こ有望だと思います。ただし、そういう富裕層と繋がりがあれば、という話ですけどね。
さらにそのような富裕層が満足するレベルで対応出来るのかというハードルもありますが、
この二つをクリアしたら安定的に旨味のある商売になると思いますよ。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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