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メールマガジン 第1671号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日大阪でのコミュニケーション編のご案内をしたんですが、申し込まれた方、
返信までもう少しお待ち下さい。

今週末の東京セミナーが終わって帰宅したらご連絡しますので。

昨日、改めてこのコミュニケーション編のアジェンダを読み返して、ちょっと
だけ加筆をしたんですが、我ながら読めば読むほど良く出来た内容だと思いま
す。

そもそも、ポジティブシンキングの問題点が、そのまま対人関係の問題解決に
結びつくなんて解明した人って私以外にいるんでしょうかね?(←ちょっとだ
け自慢モード)

これって自己啓発のコアの部分だと思うんですよねぇ。

だからコレ、切れ味良いですよ。


最近は過労死なんて問題がやたらと報道されていますが、コレって別に長時間
労働や、プレッシャーの大きさが問題なんじゃないんですよ。

原因は別なところにあるんです。

なんで断言できるのかって?

だって戦争中って、もっと厳しいプレッシャーを背負っていたじゃないですか。

戦地に行った兵隊さんは、


  ● すんません、今日は有給なんで仕事しないんです


なんて言えなかったんですよ。

有給どころか、週に一度の休みすら無かったんです。

しかも労働現場は、実弾が飛び交う戦場です。
さらに、そこには自分が希望して行ったわけじゃ無くて、赤紙が来て強制的に
引っ張られて行ったわけです。

内地(←この単語も北海道以外の人には馴染みがないですが、要するに戦地で
はない日本国内という意味です)にいたからと言って、プレッシャーが無いわ
けじゃ無いんです。
だって夜中に空襲とかあったじゃないですか。


あの頃の方が、今よりも過労死というか、ウツというか、心療内科のお世話に
なる条件は揃っていたはずなんですよ。

あれに比べれば、今の方がはるかに楽なはずです。


それなのに、今の方がそういう患者が多いってのはどういう事なんでしょう
か?


ひとつの答えになり得るのが、プレッシャーの大きさや労働状況の厳しさが原
因なのではなく、


  ● 職場の人間関係の辛さに耐えられない


という事じゃないんでしょうか。

仕事以前の問題で、


  ▼ 上司との折り合いが悪い

  ▼ 女性社員にいびられている

  ▼ 取引先にいじめられている


そういうこころの負荷って、戦時中よりも高い気がするんですよ。

戦争中ってのは、なんのかんの言っても、敵が来たら一致団結して戦わなきゃ
いけないんです。そこでは、昨日までいびっていた上官だって仲間になるわけ
です。

ところが、現代の平時ってのは、そういうドラスティックな心的状況の変化っ
てのが無くて、ひたすらいびるだけだったりするんですよね。

まさに中学生のいじめみたいなモノです。

そういう状況の中で、どうすれば自らのこころを調えられるのか?


このスキルを持っているかどうかで、こころの平安が定置されるんです。

そういう考え方を伝授するのがコミュニケーション編セミナーなんですね。


嫌いな人を嫌いだと思うな、なんて無茶な事を言わずに、こころの負荷だけを
取り除く手法を伝授するセミナーって、ココ以外に無いんじゃないかと密かに
自負しています。


もしかしたら今年大阪で開催するのは、今回が最初で最後になるかも知れませ
ん。

出来るだけ多くの方に知ってもらいたいスキルです。



☆ 解決最適解と実行最適解

ビジネスに限らず、政治や経済の世界でも、人はそれぞれ自分の持っている意
見や考えが正しいと思っているモノです。

特に政治の世界では、


  ▼ 自分が考えている世界観が最も正しくて

  ▼ それを実現させようという情熱があって

  ▼ 実際に行動するパワーがあって

  ▼ その自己の世界観のためには他人を斬る事など一顧だにしない


という人達が鎬を削って生きているわけです。

そうすると自己の利益のため、自己の世界観の実現のためには、他者の意見や
世界観を言論によって斬り捨てるという能力も身に付けなきゃならないわけで
す。


これは社内でも同じで、ポストを巡る争いでは政治家以上に生々しく、えげつ
ない戦いが繰り広げられています。

今日はそんな戦いについてではなく、その戦いのツールとして使われる言論に
ついて書いてみようと思います。


言論に於いて他者の意見をズバッと斬るには、その人の意見以上のアイデアを
自分が持っている事を宣言し、


  ● 他者の意見対自己の意見を比較考量し、優越をハッキリさせる


必要があります。

ここ最近の現実世界での政治家の言う事を聞いていて、ふと殻が破れる感覚が
しました。


その感覚と今日の話はつながるんですが、今まで私は人の意見というのは範囲
を限定して議論していけば必ず甲乙がつくものだと思っていたんですよ。


負けている方は、勝負の決着を付けさせないために、話の範囲を広げて議論を
拡散させて、時間延ばしをしたりするんですが、議長なり進行役の人が適切且
つ的確なタイミングで交通整理をすれば、決着はつくものだ、つまりは、どち
らの意見が優れているのかという結論は導かれるモノだと考えていたんです。


それが、全く浅はかな考えで、永遠に議論を続けてもそんな結論が出ない議論
方法があるのだと理解したのです。これはキリスト教対イスラム教のように、


  ● 結論が出ないテーマがある


と言っているんじゃありませんよ。

こういう議論展開になったら結論は出ない、そしてそれはほとんどの人がピッ
トフォールに陥るかのように気付かないという議論方法があるという事です。


それは、アイデアの裏側にある真意が、


  ● 問題解決のための最適解について話をしているのか


それとも、


  ● 実行する場合の最適解について話をしているのか


という平仄を合わせないという事です。


たぶんこれって、性格とかバックグラウンドに大きく影響されるんでしょうね。

学者、理想家、理論家と呼ばれる人達は、脳みそで考えた最高の状態、理想の
状態をイメージし、これを実現させる事に価値を見いだすのです。

脳みその中というのは、空気抵抗もありませんし、人間関係の摩擦だって考慮
する必要はありませんし、過去の歴史やしがらみ、予算の制約だって関係なく、
自由自在に妄想できるわけです。

その環境の中で、最も理論的に優れているという道筋が見つかれば、これを目
指すのが至極当然であり、議論のゴールもそこにあると考えるのが、『問題解
決のための最適解論者』なのです。


これとは別に、物事をリアリスティックに、出来るか出来ないか、今の環境下
でどこまで出来るのか、他者との軋轢を最小限にした状態で、どこまで妥協で
きるのか?という極めて政治的なアプローチから答えを模索しようとするのが、
『実行最適解論者』なのです。


今の政治家のアイデアをぼろくそ言う評論家や、政治学者ってほとんどが前者
で、後者の観点から議論をするすらしないんですよ。それに先日気付いたので
す。


そして、会社での会議が紛糾する時というのは、ここが噛み合わないまま(人
によっては結論を先延ばしするためにワザと噛み合わせなくしたりするんです
が)、議論が白熱すると合意に至る事など無いのです。


前回の民主党政権というのは、今にして思えば、『問題解決のための最適解論
者』が取った政権であり、だからこそ、政権与党として理想の政治を実際にや
ってみたら、それが実行最適解では無かったと気付くのに時間がかかったんで
すね。鳩山さんなんて、未だに


  ■ もう一度やらせてもらえれば今度は上手くやれる


と思っているんじゃありませんかね。
このポイントが分からなければ、何度やっても失敗するんですよ。
だから野田さんになって急に『実行最適解』に舵を切ったんです。
思えば彼は学者ではなくリアリストであり、古いタイプの政治家なんですね。


政治というのは、この両者のどこで落としどころを見つけるか、というプラグ
マティックな作業の繰り返しなんです。

これを意識して切り替えられる人、そしてキレイな落としどころを見つけられ
る人が、政治的に出世する人なのです。

ちなみに、営業をやっている人はこの能力が無いとダメですよ。

というか、営業で数字をあげる過程でこの能力は鍛えられますし、このスキル
は上がってきます。だから、社内でトップになる人の中には営業出身者が多い
んですよ。
外に出てお客さんの前でやる事と、社内で政治的に振る舞う事に実践的な意味
での乖離が無いんですから。


次の会議では、誰が問題解決最適解を話し、だれが実行最適解を話しているの
か観察してみて下さい。


うーん、今日の話はちょっと難しかったですかねぇ。

誌面に余裕があれば、もっと色々と例を挙げて説明したいところなんですが、
それは別の機会に譲りましょう。

今日のところは、腑に落ちない状態でも構いませんから、なんとなくそんな事
かなぁと思っておいて下さい。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)

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