近場のセミナー情報
10/4に福岡でマネーマネジメントと金運編セミナーを開催します。
また、10/3に福岡で、11/7に大阪で、12/5に名古屋で基本編セミナーを開催します。
これらは受講資格がありませんので、どなたでもお申し込みになれます。
値上げ前最後のチャンスですのでお見逃し無く。
3月に開催されたジョイントセミナーの音声ファイルを発売しました。
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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から7年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。
その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。
私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/
バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。
http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/
成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。
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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。
ツイッターは2つのアカウントがあります。
https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。
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こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。
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◆ 今日の前フリ ◆◇
今日で8月も終わりですね。今月は怒濤のようにイベントが続いてプライベートではほと
んどやりたい事が出来ませんでした。週末は次回も含めて3週連続の外出ですし、忙しす
ぎて田んぼの世話もほとんど出来ず、畑に至っては草原と化しています。
でも9月に入ったらちょっと落ち着くはずなので、なんとかリズムを取り戻したいと思っ
ています。
ええと今日が8月最終日ということは、課題図書の書き込みも今日が締め切りという事で
す。先月は受賞者がいなくて今月にキャリーオーバーしましたから、優秀賞は2名の方に
差し上げる予定です。いつもより当選確率が上がるわけですから奮ってカキコしてくださ
いませ。
本日の4コママンガへのリンク
http://goo.gl/2CUwGw
☆ 困難が起こらないようにする
比較日本人論なんて名称の学問が存在するのかと、ちょっとググってみたらどうも正式で
は無いようですが、
比較日本人論
http://shinshomap.info/theme/comparative_japanology.html
こういうテーマで書かれた本をまとめている人を見つけました。
つまりこれは、日本人と他の文化圏の人たちとを比較して、その差違を詳らかにして我々
が明在系では気付いていない、暗黙知にスポットライトを当てようという思考です。今日
はその2回目です。前回は、日本人の凄味というか、他の国の人たちと比較して圧倒的に
優れているところを解説しました。それをひと言でいうと、
● 問題、課題に対応して解決させる能力
でしたね。
ところが外国人はこのテーマを別な観点から見ています。ここでいう外国人ってアングロ
サクソン(イギリス、オランダ、ドイツなどのやや北寄りのヨーロッパとアメリカ人)と
一部のラテン(フランス、イタリア、スペイン)を指しています。彼らは物事をどう考え
るかというと、
● そもそもそんな問題が発生しない仕組みを作っておけば良いじゃん!
って考えるのです。これは彼らの非常に優れた視点で、これを現代のビジネスの世界で活
用したのが、ISO(国際標準化機構)という組織、思考のフレームワークなのです。みな
さんの会社でもISOのフレームワークに則ったマネジメントシステムが導入されているは
ずですよ。製造業ならISO9001品質マネジメントシステムは必須ですし、工場系だとこれ
にISO14001環境マネジメントシステムを合わせて取得しているはずです。IT系なら、ISO2
7001情報セキュリティマネジメントシステムの認証を持っていないとビジネスにならない
と思います。は?全く聞いたことが無い?それはマズいです。あなた及び、貴社は相当遅
れているってことですから。
ISOのマネジメントシステムについては、ネットに
http://www.aims.co.jp/kiso/rule.htm
こんな感じでいくらでも解説が出ていますからこれを読んでください。
今回知っておくべきなのは、個別のやり方やノウハウではなく、ISOという考え方が持っ
ている根本なのです。それは、
他者の成功事例、失敗事例をつぶさに洗い出し、そこから共通の因子を拾い上げ、何を、
どの順番で、どうやったら最も成功する確率が高まるのかという思考の枠組み(フレーム
ワーク)を作り、これを標準手法としてみんなで活用して、そこから生まれた知見をフ
ィードバックして自然にクオリティが上がるようにする仕組みを構築した。
ということなのです。
誰しも失敗はする、それは仕方が無い。でもその失敗を関係有志みんなで共有化して、そ
こから何かを学んで、失敗集、成功集からベストプラクティス(最も上手く行くであろう
やり方)を作り上げるということで、実は白人社会というのは昔からこういう思考で発展
してきたんですね。
誰かが何かを発明、発見したらこの情報を共有し、それを土台に次の研究をする、最初に
見つけたり、作ったりした人には栄誉と報奨を与え(それがノーベル賞とか特許です)ヤ
ル気が高まるような仕組みにしておく。こうやって文明が発達したのです。
日本人は個別の課題を克服したらそれに満足して終わっちゃうんです。でも彼らはここか
らが勝負の時だと分かっているんです。このやり方をどう標準化し、みんなにやらせるか、
そしてそこから次の進化に繋がるネタを拾い上げる仕組みを作るか、こういうことに熱狂
的に情熱を傾けるんです。
そんな彼らにとっては、日本人の優秀さというのは、タダの道具に過ぎないんです。惚れ
惚れとするような製品を作ってくれる最高級の機械みたいなものなんです。昔は自分たち
も日本人に負けない製品を作ろうと思っていたんですが、日本人には敵わないと分かった
途端、彼らはやり方、勝負の仕方を変えたんです。彼らが勝負をする土俵はそこじゃない
と気付いたんですね。
日本人に好きなように優秀なモノを作らせて、その後でそれをコントロールする標準ルー
ルを押さえて、自分たちの利益をそこから作ろうとしたんです。
これを軍事用語で戦術から戦略への変換と言います。
日本人がやっているのは戦術なんです。そこでいくら強くても戦略には敵わないんです。
これがこの後の
● ちゃぶ台をひっくり返す思考
に繋がります。
次回はもう少し深掘りしてみましょう。
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ありがとうございました。
佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ
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