近場のセミナー情報
6月17日に札幌でマネーマネジメントと金運編セミナーを、翌18日には「10年後に後悔し
ない生き方」セミナーを開催します。
6月30日には東京で読書会を開催します。
7月1日には東京で、8月20には大阪で九星気学セミナーを開催します。
(このセミナーは受講資格があります。)
お申し込み、お問い合わせは、 melma@bc.iij4u.or.jp までお願いします。
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願望実現に補助線を引こう
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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から9年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。
その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年にはキャリアアップ部門で一位と3年連続で受賞しました。
私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。
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成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。
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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。
ツイッターは2つのアカウントがあります。
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◆ 今日の前フリ ◆◇
田んぼの畦道の草刈りが完了しました。ほんの30分程の作業なのに滝のような汗が出ます。
そのままシャワーに直行したんですが、これからは野良仕事とシャワーのセットがしばら
くの定番になりそうです。
さて時事ネタですが、昨日ニュースを読んでいたらこんな記事を見つけました。
日本車はガラケーと同じ末路をたどるのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170529-00000019-zdn_mkt-bus_all
一定の時間が経つと過去ログとして読めなくなるので要約すると、かつての日本の携帯電
話事業、特に端末を作っていた会社はガラパゴスといわれてiPhoneに駆逐されてしまった。
それと同じ事が自動車産業でも起こるのか?という問題提起を通して、携帯電話のビジネ
スモデルと自動車のそれとの違いを論じ、結論として
▼ ラストワンマイル(点検、保守)を行うディーラーが絶対に必要
▼ シャシー(車体)の設計は高度なノウハウが必要で水平展開は難しい
▼ すべての自動車を電気に置き換えられる電力余剰がある国は1つもない
という3点から、日本の自動車産業がこれからの10年で中国などにやられる事はないと言
っているんです。
10年という期間では殺されないでしょうが、フレームワークとしては既に負けつつあると
いうのが私の考えなんですよね。そして挽回のチャンスはあと数年あるかないかだと思っ
ています。
なぜかというと、これはこの記事の著者が最初に挙げたラストワンマイルの壁がとっくの
昔にテスラによって破壊されたからなんです。テスラってあのイーロンマスクが経営して
いる電気自動車の会社ですでに時価総額ではGMもFordも抜かれているんですよ。で、この
会社って日本では自社以外のサービス網を持っていないのです。
この一行を読んで引っ繰り返らなかった人は、自動車業界のビジネスモデルをちゃんと理
解していません。自動車を売るということはこれ即ち、点検をする、整備をする、修理を
する、車検を受ける、下取りをするこういうサービスを売ることなんです。これをラスト
ワンマイル(お客さんのところに届けるための最後の1マイル)と呼ぶのです。
日本で新たに自動車を売りたいと考える自動車メーカーは、まさか最初から日本全国津々
浦々まで自前でラストワンマイルをやる保守会社を作ることは出来ません。まだ売れても
いないのに、固定費が掛かるサービス会社を構築出来るわけがないんですから。ではどう
するかというと、全国に遍く存在する独立系の自動車整備や中古車の販売を生業とする会
社と契約を結ぶんです。今度こういう車を売るんで、整備が必要になった時には御社にや
って頂けますか?と持ち掛けるわけですよ。
これは地場の整備会社(所謂町の修理工場ね)にとってもオイシイ話で、何もしなくても
お客さんがやってきて修理をしてくれるんですから断る理由がありません。だいたい自動
車の仕組みなんてほとんど同じで、だから国家資格になっているんですから。
こうやって全国で保守が出来るようにしてから、販売台数の動向を見て少しずつ自前の拠
点を増やすというのが今までの常識でした。ところがテスラはその道を選ばなかったんで
す。ではどうしたか?というと最初から全部自分たちでやったのです。私の自宅の近所に
そんな町の修理工場兼中古車屋があるんですが、そこの社長と仲良くなってから話を聞い
たら、そこの社長がテスラに「ウチで修理をやらせて下さい」ってお願いしたら、自分た
ちで全部やるからやらせないって言われたらしいんです。そんなことを言われたことがな
かったのでビックリしたって言ってました。
これが何を意味するか分かりますか?
連載初の分割前フリにしますので、テスラの狙いがどこにあるのかを考えてみて下さい。
本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2017/05/2735_0530.jpg
☆ 意欲+継続=努力
体験の結果に感受性が伴なると意欲に転化されるというのが前回の話でした。
そして意欲が立ち上がるとそれはすなわち、「もう一度やりたいな」という気分が立ち上
がるということです。
ここまで来たらあと一歩です。
もう一度やりたい、が何度も繰り返されるとそれは継続になるんですね。
意欲を持って、繰り返し続けることを何というかというとそれを努力というのです。努力
ってイヤなことを渋々ガマンして続けることじゃありませんよ。そう思っているから続か
ないのですよ。ムリにガマンして続けていたら病気になりますからね。
本来努力というのは、好きなこと、やりたいことを時間を忘れ、寝食を忘れてやり続けて
しまうことをいうんですから。
この努力が3年続いたら人生は変わりますし、1万時間続いたらこれでご飯が食べられる
ようになるとは良くいわれる話ですよね。ちなみに1万時間って毎日5時間やり続けても5
年半ですから。その間ずっとやり続けるには相当好きでなきゃムリですよね。イチローな
んて30年やり続けているわけですから、そりゃ歴史を変えられちゃうわけですよ。
だから一番大事なことは、意欲を立ち上がらせる感受性をマックスにすることなんです。
初めはこれを好きと結びつけることで継続に繋げるわけですけど、オトナになったら好き
だけで生きるのはムリでしょ。嫌いだから二度とやらないってわけにはいかないことって
たくさんあるじゃないですか。
好きなものに感動して、だから続けられるってそんなのは小学生だってちょっと気の効い
た子供ならやってますから。我々オトナは、そこまで好きじゃないことでもやらなきゃな
らない場面がたくさんあるんですよ。どうやったらその場面を乗り越えられるのかという
と、
● 感受性の力を使って、そのものの中から好きになれる要素を見つける
のですよ。
私は外資IT企業に長くいたわけですが、私自身ITという世界が好きかと訊かれたら、別に
好きでもないんですよ。特に熱中するようなものはほとんど無いんです。派遣で入った時
にはCiscoという単語が何を意味するか分からなくて、辞書を引いてみたものの私の30年
前の辞書には載っておらず、周りの人に訊いて呆れられたくらいですから。ネットがどう
いう仕組みで動いているのかも知らず、IPアドレスなんて単語も知らなかったくらいです
から。
ちなみにCiscoとはルーターのメーカーで、これがなきゃネットには繋がらないくらいの
重要な機器ですわ。自動車関連の仕事をしててエンジンを知らないくらいのおバカな話な
んですよ。
じゃなんでその業界で出世出来たのかといえば、私が感受性を立ち上げてITという世界を
好きになって、そこに興味を持とうとしたからですよ。たまたま嫌いにならず、仕事のレ
ベルでは興味を持てたので、その世界の勉強をするのが苦痛ではなかったというだけです。
これ、私の感受性が低くて全く好きになれなかったら、出世することは無かったどころか、
あっという間にその業界から離脱したと思うんですよね。つまり好きになるのもスキルな
んですよ。
思えば、過去の仕事を振り返ると、石油製品の分析や、自動車の登録、携帯電話の販売や
修理、寿司屋の出前持ちに至るまで、私は自分がやった仕事の多くを好きになれたんです
よね。決して大好きではないものの、どっちかというと好きっていえるレベルには好きに
なっていました。だから一所懸命働くことが苦痛だと感じたことは一度もありません。こ
れは今にして思えばありがたい性格だったなぁと思いますよ。
初めは気に染まない仕事でもそこからそれなりの面白さを見つけることが出来たんです。
(もちろんそれが出来ずに一週間で辞めた仕事もいくつかありますが)
だからこそ、大好きだと思えるものって非常に大事なんですよね。そんなものは、探した
って一生にいくつも見つかるものじゃないんですから。そういうのはもっと深くハマった
ら良いと思いますよ。
ほとんどの場合、それほど好きじゃないものでご飯を食べなきゃならないわけで、それを
どの程度好きになれるのかって、仕事の成果に直結すると思うんですよ。そのために感受
性を鍛えるのってものすごく大事だと思うんですよね。
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ありがとうございました。
佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ
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