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メールマガジン 第216号

  ■ ■ ■ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ■ ■ ■
    
  ■ ■ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第216号 ■ ■
    
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  こんにちは、佐藤正遠(さとうしょうおん)です。

      
  このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
  たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたくし
  佐藤正遠(さとうしょうおん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成長
  を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    
  内容により、一つのテーマを、複数回にまたがってお知らせする事があります。
  その場合には、適宜バックナンバーをご参照下さいませ。
  http://archive.mag2.com/0000258149/index.html
  
  また、ブログもあります。
  http://d.hatena.ne.jp/showon/
  こちらは、テーマを変えて、かなり日常に近い事をお伝えしています。楽しい
  事、うれしい事しか書きませんので、読むと元気になるはずです。是非こちら
  も見に来て下さい。
    
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  総裁選ですねぇ。まさかこんな時期に、総裁選→総選挙という流しそうめん的
  政治ショーを見られるとは思っていませんでした。
  

  で、昨日のニュースでは、候補者たちが公開討論会をやったという事で、その
  模様が少しだけ流れていました。
  

  それを見ていて、ムカムカ来たわけです。たとえば、「公務員改革」
  

  公務員改革では、「過剰な天下りは止めさせなきゃイカン」だそうです。
  

  そんな当たり前の感想を訊いている訳じゃないですね。
  

  ではそれ(天下りを止めさせる)を実現するには、「何を」、「どうやるのか」
  を訊きたいわけです。
  

  そう言うHOWを考えるには、「なぜ天下りが発生するのか」を、高級官僚のライ
  フサイクルプロセスから考えないといけないんですよ。そしてその答えは、そ
  こら中に転がっているわけですね。
  

  公務員(高級官僚)というのは、事務次官レースのために、ある一定の年齢に
  なったら同期をドンドン間引きするわけですね。いわゆる肩たたきです。
  

  
  「君は事務次官のメは無いから、そろそろ他へ転身したらどうだね」
  

  
  って言われるわけですね。とは言っても、「勝手に世間の荒波の中を、頑張っ
  て生き抜いてくれたまえ」とは言えませんから、転身先を準備して、提供して
  あげる必要があるわけです。これが天下りという事なんですね。
  

  
  そんな天下り先を確保するために、「特殊法人」をたくさん作ったわけです。
  こういうところの理事長や監査役と言ったポジションに、間引きされた元高級
  官僚が、アサインされるわけです。
  

  
  つまり、公務員改革というのは、この背景を理解して、ここにメスを入れない
  かぎり、
  

  
    ■ 天下りを止めろ~~
  

  
  と合唱しても、何も変わらないわけです。
  

  多分彼らはこういう事まで理解しているはずなんですが、なぜかそういう事を
  言わないんですね。(本当は理解していないか、言っても我々は理解出来ない
  と思っているか、言ってしまったら後で役人から総スカンを食らうから言えな
  いのか、理由はそんなところでしょう)
  

  
  今回の総裁選での彼らの発言をビジネスに当てはめると、根拠も、やり方も明
  示せずに、
  

  
    ■ 来年は売り上げを3倍にしますよ
  

  
  と言うようなもので、誰も本気にしてくれない、噴飯モノの公約だという事で
  すね。
  

  それにしても、日本の有権者、納税者はナメられたものですね。
  

  
  ☆ 素直であることに意地になる
  

  昨日は最後に、「素直とはどういう事か」をお知らせしたんですが、今日はそ
  の続きです。

  
  成長する若手を見ていてよく思うことは、
  

  
    ● 素直な人ほど成長する
  

  
  ということなんですよ。

  
  
    ● こうやってごらん
  

    ● これもやってみたら?
  

  
  という意見に対して、グズグズと言い訳を言ってやらない人というのはダメな
  んですよ。
  

  
  でも、言い訳を言いたくなる気持ちも分かるんです。
  なぜ言い訳をしたくなるのか?
  

  それは、
  

  
    ● 自分の中で判断をしてしまうから
  

  
  なんですね。

  
  ある意見やアドバイスに対して、
  

  
    ■ それが正しいのか?

  
    ■ そうすることによりメリットがあるのか?

  
  
  といった判断をしてしまうわけです。
  

  そして、自分なりの思考をした結果、
       ^^^^^^^^^^^^^

  
    ■ でも

  
  
  という接頭語がついて、「やらない」という結論を出しているわけですね。

  
  これが問題なんです。
  

  あなたが頭の中で行う思考というのは、
  
  

    ■ あなたの体験や、経験そして知識

  
  
  という小さな土俵で、「こねくり回した」結果出てきたモノですよね。

  
  そこで何らかの判断をすることが間違いなんです。
  

  
  「エポケー」って言葉をご存じですか?
  これはフッサールという哲学者が、「現象論」という書物の中で提唱している
  概念なんですが、簡単に日本語にすると、
  

  
    ● 判断停止
  

  
  ということなんです。
  つまり、自分の中でそれが、「正しいことなのか、間違っているのか」を判断
  しない

  
  ことを指しています。
  

  もう少し言うと、

  
  
    ● 積極的に否定することを止める

  
  
  そして、
  

  
    ● 言われたことを、そのままの状態で受け取る
  

  
  ということなんです。
  

  
    ■ そんな事無いんじゃないの?
  

  
  と思うのではなく、
  

  
    ● う~ん、そうなのかも知れないなぁ。よくわかんないや。
  

  
  というレベルで思考を停止させ、
  

  
    ● まぁ、ちょっとやってみるか
  

  
  と思うということです。
  

  素直な人というのはこれが自然に出来ているんですね。

  
  なぜこれが出来るかというと、

  
  
    ● 世の中には、自分の知らないことが山ほどある
  

  
  と、こころの中で思っているからなんですね。
  だから、未知のこと、知らなかったことに対して、

  
  
    ● よく分からないけど、やってみよう
  

  
  と思うことが出来るんですね。
  

  私も普通の人よりは勉強をしていると思っているんですが、勉強ってやればや
  るほど、

  
  
    ● 知らない領域が拡大する

  
  
  モノなんですよ。
  普通これって反対だと思いません?

  
  何かを勉強すれば、「知の領域が増える」わけですから。

  
  ところが現実には、「増えた知の領域以上に、学んだことによって不知の領域
  が増える」事に愕然とするわけです。
  

  こんなことなら、勉強しなければ、「何も知らないまま過ごせたのに」
  

  と思わないでもありません。
  

  そして全ての領域について、「知り尽くす」事など出来ないのだ、という境地
  に至るわけです。それが分かると、
  

  
    ● エポケーという概念
  

  
  を素直に受け入れることが出来るようになるんですね。

  

  
  
  今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

  
  ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。


  
  
  佐藤正遠(さとうしょうおん)
  
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  ☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょうおん)
  ☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
  ☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
  ☆配信中止はこちら :http://www.mag2.com/m/0000258149.html
  

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